CRMの導入にあたり、「自社の規模だとどのくらいの料金になるのか」「コストに対して効果は見合うのか」が懸念ではないでしょうか。
本記事では主要22サービスを調査し、初期・月額費用の中央値や、後から見落としがちな追加費用まで整理しました。3年間のコストシミュレーターも用意しているため、自社に最適なシステムがすぐに見つかります。
【30秒でわかる】CRMの費用
・主要22サービスの調査の結果、CRMの月額相場は3,500円(1ユーザー単価の中央値)
・最低価格が比較的安価なのは「kintone」「monday.com」など
・月額以外に初期設定費・データ移行費・連携費が追加発生する点に注意
CRM(顧客管理システム)費用シミュレーター
初期費用・利用人数・1ユーザー月額単価を入力するだけで、年額・3年間総額の目安が自動で試算されます。
入力された数値に基づいて自動計算しています。検討中のサービスの公式情報や見積もりをもとにご入力ください。月額のライセンス料金以外に、初期設定費・データ移行費・操作トレーニング費・カスタマイズ開発費などの追加費用が発生する場合があります。
参考:BOXIL調査(主要22サービス)で確認された費用相場
CRM主要22サービスの公式サイト料金を調査した、料金相場です(2026年6月時点)。
- 1ユーザー月額(中央値)3,500円(n=13)
- 初期費用(中央値)0円(明示7社中6社)
- 1ユーザー月額の幅1,000円から21,727円
- 価格帯の特徴3,000円から5,000円台に集中
※あくまで参考値です。実際の費用はサービスや要件、対象企業規模(中小向けか中堅大企業向けか)、業界特化度によって変動します。
この予算感に合うサービスをまとめて比較したい方はこちら
CRM(顧客管理システム)の資料を一括ダウンロード(無料)CRMのおすすめ製品や選び方、最新のランキングは以下の記事で解説しています。こちらもあわせてご参照ください。
▶︎CRMツール比較おすすめ22選 最新人気ランキング、選び方、料金相場
CRM(顧客管理システム)には多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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※掲載料金は税区分の記載を含め、各社公式サイトの表記に基づいています。
CRM主要22サービスの費用・料金比較表
料金相場を算出するため、CRMの主要22サービスの公式サイトに記載されている料金を調査しました。公式サイトに料金の記載がないサービス(要問い合わせ)を除いた、最低価格の相場(中央値)は以下のとおりです。
- 1ユーザーあたり月額費用の中央値:3,500円(n=13)
- 初期費用の中央値:0円(明示している7社のうち6社が0円)
▼1ユーザー課金型の製品
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 料金体系 |
|---|---|---|---|
| kintone | 0円 | 1,000円〜/ユーザー(10名〜) | 1ユーザー課金型 |
| monday.com | 要問い合わせ | 1,350円〜/ユーザー(3名〜) | 1ユーザー課金型 |
| Zoho CRM | 0円 | 1,680円〜/ユーザー | 1ユーザー課金型 |
| Agentforce Sales(旧Sales Cloud) | 要問い合わせ | 3,000円〜/ユーザー | 1ユーザー課金型 |
| GENIEE SFA/CRM | 要問い合わせ | 3,450円〜/ユーザー(10ID〜、最低34,500円/月) | 1ユーザー課金型(10ID〜) |
| esm(eセールスマネージャー) | 要問い合わせ | 3,500円〜/ユーザー(5名〜) | 1ユーザー課金型 |
| Sales Force Assistant | 50,000円 | 3,500円〜/ユーザー(5名〜) | 1ユーザー課金型 |
| HubSpot | 要問い合わせ | 5,400円〜/シート | 1ユーザー(シート)課金型 |
| Mazrica Sales | 0円 | 6,500円〜/ユーザー(10ID〜) | 1ユーザー課金型 |
| Creatio | 要問い合わせ | 7,200円〜/ユーザー | 1ユーザー課金型(最低購入額 年間180万円) |
| Microsoft Dynamics 365 | 要問い合わせ | 9,745円〜/ユーザー | 1ユーザー課金型 |
| SAP Sales Cloud | 要問い合わせ | 21,727円〜/ユーザー | 1ユーザー課金型 |
▼定額・従量課金型の製品
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 料金体系 |
|---|---|---|---|
| ZooRM | 0円 | 5,000円〜 | ユーザー数に応じた従量課金制 |
| F-RevoCRM | 0円 | 10,000円〜(5名単位) | ユーザー数課金型(5名単位) |
| Eight Team | 0円 | 19,800円〜(10名まで定額、11名以降500円/名) | 定額+従量 |
▼要問い合わせ系の製品
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 料金体系 |
|---|---|---|---|
| SKYPCE | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 枚数ライセンス/スタートパックの2種 |
| Translead CRM | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| Sansan | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| ホットプロファイル | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| いえらぶ顧客管理システム | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| カスタマーリングス | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| ServiceNow CRM | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
※中央値の算出にあたり、前提条件を揃えるため、税区分が不明な製品は税抜価格として算出しています。
※中央値は各製品の1ユーザーあたり月額単価で算出しています。最低契約単位がある製品は、最小契約金額を契約可能な人数で割った1ユーザー換算値を用いています。
※F-RevoCRMは5名単位のライセンスで、最小構成は5名・月額10,000円〜です(1ユーザー換算2,000円)。
※GENIEE SFA/CRMは10ID単位の契約で、スタンダードプランは10ID・月額34,500円〜です(1ID換算3,450円)。
※Mazrica Salesは10ID〜、esm・Sales Force Assistantは5名〜の最低契約人数があります。
※Creatioは新規顧客の最低購入額が年間180万円、標準契約期間は3年間です。月額はドル建て表記を1ドル150円で換算しています。
※HubSpotの5,400円/シートは年額払い時の単価です。月額払いは6,000円/シートとなります。
料金が公開されている13社のうち、1ユーザーあたりの月額費用は1,000〜3,500円の価格帯に7社が集中しています。最安は1,000円(kintone)、最高は21,727円(SAP Sales Cloud)で、20倍以上の差があります。価格差は機能の充実度や対象企業規模の違いが理由です。
CRMの初期費用の相場は0円
初期費用を明示している7社のうち6社が0円(無料)で、料金を公開している製品の多くは初期費用が0円です。しかし要問い合わせの製品では別途設定費用等が発生する場合もあるため、個別に見積もりを確認する必要があります。
| 初期費用 | 該当サービス数 | 該当サービス名 |
|---|---|---|
| 0円(無料) | 6社 | F-RevoCRM、Mazrica Sales、ZooRM、kintone、Zoho CRM、Eight Team |
| 50,000円 | 1社 | Sales Force Assistant |
| 要問い合わせ | 15社 | Agentforce Sales、SAP Sales Cloud、esm、Creatio、GENIEE SFA/CRM、Translead CRM、HubSpot、カスタマーリングス、Microsoft Dynamics 365、monday.com、ServiceNow CRM、Sansan、SKYPCE、ホットプロファイル、いえらぶ顧客管理システム |
初期費用を明示している7社のうち6社が0円です。要問い合わせの製品でも見積もり時に0円となるケースもあります。ただし、要問い合わせ製品にはオンプレミス型やエンタープライズ向けが多く、別途設定費用やデータ移行費用が発生する場合があります。
CRMの1ユーザーあたりの月額費用の相場は3,500円
1ユーザーあたりの月額費用を公開し、単価が判明する13社の中央値は3,500円です。最安は1,000円(kintone)、最高は21,727円(SAP Sales Cloud)で、20倍以上の幅があります。月額を公開している15社のうち14社が、ユーザー数に応じた課金型です。
| 1ユーザー月額単価 | 該当サービス数 | 該当サービス名 |
|---|---|---|
| 1,500円未満 | 2社 | kintone、monday.com |
| 1,500〜3,000円未満 | 2社 | Zoho CRM、F-RevoCRM |
| 3,000〜5,000円未満 | 4社 | Agentforce Sales、GENIEE SFA/CRM、esm、Sales Force Assistant |
| 5,000〜10,000円未満 | 4社 | Mazrica Sales、HubSpot、Creatio、Microsoft Dynamics 365 |
| 10,000円以上 | 1社 | SAP Sales Cloud |
| 単価非公開(従量・変動) | 2社 | ZooRM、Eight Team |
| 要問い合わせ | 7社 | Translead CRM、カスタマーリングス、ServiceNow CRM、Sansan、SKYPCE、ホットプロファイル、いえらぶ顧客管理システム |
中央値の3,500円付近に複数社が集中し、1,500円未満も含めると相場以下のサービスが一定数あります。要問い合わせの7社は中堅・大企業向けや業界特化型が多く、個別見積もりが基本です。
費用非公開(要問い合わせ)が多い理由
月額を公式サイトに掲載していないCRMは22社中7社です。顧客企業の規模や業務要件によって導入範囲・機能・サポート内容が大きく変わるため、個別見積もりが必須になるからです。
エンタープライズ向けのServiceNow CRMは、業務範囲全体でのライセンス契約が中心です。名刺管理系のSansan・SKYPCE・ホットプロファイルは、利用人数と名刺データ化枚数の組み合わせで料金が決まります。
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CRM(クラウド型)の料金モデル
CRMの料金モデルは、利用人数に応じて月額が変わる「ユーザー数課金型」が主流です。月額を公開している15社のうち14社が、ユーザー数に応じた課金を採用しています。ただし、最低利用人数や基本料金を設けるサービスもあり、料金体系は製品ごとに幅があります。
1.ユーザー数(従業員数)課金型
1ユーザーあたりの月額費用が発生する課金モデルです。kintoneの月額1,000円からSAP Sales Cloudの21,727円までと価格帯は幅広く、中央値は3,500円です。
1ユーザー単価が3,500円以下のサービスは基本機能中心で、スモールスタートしたい中小企業に適しています。5,000円以上の上位プランは高度な分析・AI機能を備え、営業組織が大規模な中堅・大企業向けです。
2.定額・最低料金を設けるモデル
ユーザー単価が一律ではなく、基本料金や最低利用人数を設けるモデルもあります。Eight Teamは10名まで19,800円の定額で、11名以降は1名あたり月額500円が加算されます。ZooRMはユーザー数に応じた従量課金制で、月額5,000円から利用できます。
少人数では定額制が割安になる一方、利用人数が増えると単価が変動するため、自社の人数規模に当てはめた総額試算が必要です。
CRMの導入形態はクラウド型とオンプレミス型
CRMにはクラウド型とオンプレミス型の2つの導入形態があります。主要22サービスのうち、オンプレミス型を提供しているのはF-RevoCRM(Enterpriseプラン)などごく一部です。現在のCRM導入はクラウド型が圧倒的に主流となっています。
費用相場の違いを比較
| 項目 | クラウド型 | オンプレミス型 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円〜数万円 | 20万円〜数百万円 |
| 月額・利用料 | 1ユーザー1,000〜22,000円/月 | 保守費用が主(ライセンス買い切り型) |
| 使い方 | ブラウザ・アプリ経由 | 自社サーバーで運用 |
クラウド型は初期費用0円〜数万円、1ユーザーあたり月額1,000〜22,000円程度で利用できる導入形態です。オンプレミス型はサーバー構築費用や買い切り型ライセンスのため、初期費用が20万円以上かかるケースが一般的です。
F-RevoCRM Enterpriseは初期費用20万円〜、月額15,000円〜(5名単位)が公開されています。自社環境やセキュリティ要件を重視する企業に向いています。
費用を抑えて導入するならクラウド型がおすすめ
中小〜中堅企業がCRMを低コストで導入するなら、初期費用が抑えられて即日利用開始できるクラウド型が適しています。月額1,000〜3,500円台のサービスから始めれば、条件によっては年額3万6,000円程度から全社展開も可能です。
セキュリティポリシーの順守や既存システムとの密結合が必須の大企業は、オンプレミス型が選択肢になります。F-RevoCRM Enterpriseのように要件定義から伴走するサービスが対応可能です。
CRM(クラウド型)の費用内訳
CRMの費用は主に「初期費用」「月額費用」「オプション費用」の3つで構成されます。クラウド型では初期費用が0円のサービスが多く、月額のユーザー単価に応じてランニングコストが変動するのが基本です。
初期費用
初期費用とは、製品の導入時に一度だけ発生する費用を指します。クラウド型CRMの初期費用は0円が主流で、設定支援やデータ移行が別途必要な場合に発生します。
要問い合わせの製品では「初期構築支援費」「データ移行費」「操作トレーニング費」など個別の項目で見積もりが提示されることが多い傾向です。
月額費用・年額費用
月額費用・年額費用とは、システム利用にあたってコンスタントに発生する利用料金です。年額一括払いを選ぶと、月額より割引が適用されるサービスが多く見られます。
最低契約期間や最低利用人数が設けられている場合があるため、見積もり時に確認が必要です。
【注意】見落としがちな追加費用(オプション)
標準プランに含まれない機能を利用する場合、追加費用が発生します。CRMで見落としがちな追加費用には、AIアシスタント、API連携、名刺データ化があります。データ移行支援、カスタマイズ開発、操作トレーニングも標準プランに含まれないことが多い項目です。
既存システムとの連携やデータ移行は、見積もり段階で具体的に確認しないと導入後に想定外のコストが発生する原因になります。
| オプション項目 | 提供している製品例 | 価格帯 |
|---|---|---|
| AIアシスタント機能 | esm Unlimited、Mazrica Sales(Growth以上)、Zoho CRM(Enterprise以上) | プラン内包または月額数千円〜 |
| API連携・外部連携 | kintone(スタンダード以上)、F-RevoCRM(Enterprise) | プラン内包/個別見積もり |
| 名刺データ化 | Sansan、Eight Team、SKYPCE、ホットプロファイル | 月額固定または枚数課金 |
| データ移行支援 | F-RevoCRM、Mazrica Sales | 個別見積もり |
| 操作トレーニング | F-RevoCRM、ホットプロファイル | 個別見積もり |
| カスタマイズ開発 | F-RevoCRM Enterprise、kintone | 個別見積もり |
【利用人数別】今後3年間のランニングコストを試算
CRMを3年間運用した場合のコストを、利用人数別に試算しました。主要22サービスの月額料金の中央値を使用して算出しています。
利用人数10名の場合
利用人数10名の場合、初期費用と月額費用、年額費用、3年間総額は以下のとおりです。小規模では最低契約料金を満たすライン上にあり、初期費用が無料または低額のサービスを選ぶとコストを抑えやすくなります。
※算出根拠:主要22サービスの月額料金中央値(1ユーザー単価3,500円)に利用人数を掛けて算出。初期費用は明示7社のうち6社が0円(中央値0円)
※中央値×人数の試算は、1名単位で増減できる料金体系を想定した概算です。最低契約単位のある製品では端数で割高に、人数が多いとボリュームディスカウントで割安になる場合があります
※オプション料金は含めていません
利用人数30名の場合
利用人数30名の場合、初期費用と月額費用、年額費用、3年間総額は以下のとおりです。中規模では1ユーザー単価の中央値帯がそのまま当てはまりやすいレンジで、提供プランの選択肢も広がります。
※算出根拠:主要22サービスの月額料金中央値(1ユーザー単価3,500円)に利用人数を掛けて算出
※中央値×人数の試算は、1名単位で増減できる料金体系を想定した概算です。最低契約単位のある製品では端数で割高に、人数が多いとボリュームディスカウントで割安になる場合があります
※オプション料金は含めていません
利用人数100名の場合
利用人数100名の場合、初期費用と月額費用、年額費用、3年間総額は以下のとおりです。大規模ではボリュームディスカウントや別ライセンス形態を提示するサービスもあるため、実際の見積もりは、これより安くなる可能性があります。
※算出根拠:主要22サービスの月額料金中央値(1ユーザー単価3,500円)に利用人数を掛けて算出
※中央値×人数の試算は、1名単位で増減できる料金体系を想定した概算です。最低契約単位のある製品では端数で割高に、人数が多いとボリュームディスカウントで割安になる場合があります
※オプション料金は含めていません
下記では利用人数や月額に応じたコスト総額をシミュレーションできるので、ぜひご活用ください。
CRM(顧客管理システム)費用シミュレーター
初期費用・利用人数・1ユーザー月額単価を入力するだけで、年額・3年間総額の目安が自動で試算されます。
入力された数値に基づいて自動計算しています。検討中のサービスの公式情報や見積もりをもとにご入力ください。月額のライセンス料金以外に、初期設定費・データ移行費・操作トレーニング費・カスタマイズ開発費などの追加費用が発生する場合があります。
参考:BOXIL調査(主要22サービス)で確認された費用相場
CRM主要22サービスの公式サイト料金を調査した、料金相場です(2026年6月時点)。
- 1ユーザー月額(中央値)3,500円(n=13)
- 初期費用(中央値)0円(明示7社中6社)
- 1ユーザー月額の幅1,000円から21,727円
- 価格帯の特徴3,000円から5,000円台に集中
※あくまで参考値です。実際の費用はサービスや要件、対象企業規模(中小向けか中堅大企業向けか)、業界特化度によって変動します。
この予算感に合うサービスをまとめて比較したい方はこちら
CRM(顧客管理システム)の資料を一括ダウンロード(無料)なぜ料金差が出る?相場より高いサービスと安いサービスの違い
主要22サービスの調査では、1ユーザー単価が1,000円から21,727円までと大きな開きがありました。この価格差は機能の幅、対応企業規模、業界特化度の3つの軸で説明できます。
AI・分析・マーケ機能の有無
AIや高度な分析、マーケティング自動化機能を含むかどうかでCRMの料金の差が生じます。Microsoft Dynamics 365 Premium(月額22,488円)はAI予測やセールスインテリジェンスを備えた高機能型です。
一方、kintone(月額1,000円)やZoho CRM Standard(月額1,680円)は基本機能に絞った構成です。必要に応じて上位プランやオプションでAI機能を追加します。
中小向けか中堅・大企業向けか
対応する企業規模によって料金体系と価格帯が大きく分かれます。中小企業向けはユーザー単価が1,000〜3,500円台で、Zoho CRMやkintone、monday.comが代表例です。
中堅・大企業向けはAgentforce Sales(旧Sales Cloud) EnterpriseやMicrosoft Dynamics 365 Enterpriseが代表的です。月額15,000〜21,000円帯で、高度なカスタマイズや権限管理、SSO・サンドボックス環境を備えた構成になっています。
業界特化型と汎用型の違い
特定業界に特化したCRMは、汎用型と比べて機能が業界の業務フローに最適化されている分、料金が要問い合わせとなる傾向があります。
不動産業界向けのいえらぶ顧客管理システムや、名刺管理特化のSansan・SKYPCE・ホットプロファイルは個別見積もりが基本です。汎用型のkintoneやZoho CRMは料金が明朗で、自社業務に合わせてカスタマイズする前提の設計です。
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費用だけで選ぶのはNG。選定時にチェックすべきポイント
月額単価が安いCRMでも、機能不足や隠れたコストで結果的に割高になるケースは少なくありません。料金表だけで判断せず、自社の課題、総保有コスト、運用後の定着体制の3つを併せて確認することが大切です。
自社の課題と必要機能が合っているか
CRMを導入する目的が顧客接点の管理なのか、営業案件の進捗管理なのか、マーケティング自動化なのかで、選ぶべきツールは変わります。
営業案件中心ならesm(eセールスマネージャー)やMazrica Salesなどの国産SFA寄り、顧客接点の一元管理ならHubSpotやZoho CRM、ノーコードで業務アプリを組み立てたいならkintoneが候補です。
多機能でも使わない機能はコストになるため、必要機能を3〜5項目に絞り込んでから比較するのが効果的です。
TCO(総保有コスト)で比較する
月額のライセンス料金だけでなく、初期設定費用、データ移行費、カスタマイズ開発費、操作トレーニング費、他システム連携費を合算した3年間の総額(TCO)で比較しましょう。
Agentforce Sales(旧Sales Cloud)、EnterpriseやMicrosoft Dynamics 365のようなエンタープライズ製品は初期構築や導入支援に追加で100万円以上発生するケースがあります。
年額一括契約で月額より10〜20%安くなる製品も多いため、見積もり段階で年額契約と月額契約の差額も併せて確認しましょう。
サポート体制と社内の定着体制
導入後にCRMが現場で使われなければ、料金分の効果は得られません。製品選定時に、初期設定の伴走支援、運用フェーズの問い合わせ対応、操作トレーニング、日本語サポートの有無を確認します。
kintoneのように自社で業務アプリを組み立てる製品では、社内に運用責任者を立てて利用ルールと入力項目を統一する工程が必須です。海外製品は時差や日本語サポートの対応範囲が限られる可能性があるため、自社のITリテラシーや社内体制により適しているかを判断材料にしましょう。
無料で使えるCRM2選(Zoho CRM・monday.com)
無料プランを恒久的に提供しているCRMは22サービス中2社です。基本的な顧客・案件管理機能を無料で試したい中小企業や、まずは少人数で導入したい組織に適しています。
| サービス名 | 人数制限 | 機能制限例 |
|---|---|---|
| Zoho CRM | 3ユーザーまで | リード・取引先・商談管理、モバイルアプリ、自動化機能の一部制限 |
| monday.com | 2ユーザーまで | 最大3ボード、最大3ドキュメント、自動化・連携機能なし |
無料プランはユーザー数や利用機能が限定されるため、本格運用には向きません。Zoho CRMは3名超のチームでは有料プランへの移行が必要です(月額1,680円〜)。monday.comは3名以上で有料プラン(月額1,350円〜)に切り替わります。
相場以下から使えるCRM3選(kintone・F-RevoCRM・Agentforce)
主要22サービスの料金調査で算出した中央値(1ユーザー月額3,500円)を基準に、相場以下で導入できる3つのCRMを選定しました。料金が明朗で、初期費用0円または低額から始められる製品を中心にしています。
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|---|---|---|---|
| kintone | F-RevoCRM | Agentforce Sales(旧Sales Cloud) | |
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 要問い合わせ |
| 月額費用 | 1,000円〜(税抜) | 10,000円〜(税抜) | 3,000円〜(税抜) |
| 最低利用料金 | 10ユーザー〜 | 5名単位ライセンス | 要問い合わせ |
| 無料トライアル | 30日間 | 1か月 | ● |
kintone
- ノーコードで業務アプリが作成できる高い柔軟性
- 顧客・案件管理から日報・ワークフローまで対応する汎用ツール
- 月額1,000円〜/ユーザーで導入可能
kintoneは、サイボウズ社が提供する業務改善プラットフォームです。プログラミング知識がなくても、ノーコードで顧客・案件管理、日報、ワークフローなどの業務アプリを作成できます。
CRM専用ツールではなく汎用的に使えるため、営業支援だけでなく社内ポータルやプロジェクト管理など複数業務を集約できる点が特徴です。料金はライトコース月額1,000円から、最小10ユーザーで導入可能で、400種類以上のプラグインで機能を拡張できます。
kintoneの料金プラン・費用
| プラン | 月額(1ユーザー)※税抜 | 最小ユーザー数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ライトコース | 1,000円 | 10ユーザー | 最小限の機能でシンプル運用 |
| スタンダードコース | 1,800円 | 10ユーザー | 外部連携・プラグインで業務効率化 |
| ワイドコース | 3,000円 | 1,000ユーザー | 大規模利用向け機能あり |
※税抜、年額契約の場合の月額換算
利用人数別の月額コスト
| 規模 | 採用プラン | 月額費用※税抜 |
|---|---|---|
| 10名 | ライトコース | 10,000円 |
| 30名 | スタンダードコース | 54,000円 |
| 100名 | スタンダードコース | 180,000円 |
※規模ごとに、その規模に適していると判断されるプランで算出しています。同じ製品でも規模により採用すべきプランは異なるため、表のプラン名と算出根拠を併せて確認してください。
※30名以上では外部サービス連携・プラグインなどの拡張機能が必要となるためスタンダード以上を採用。
F-RevoCRM
- オープンソース型で高いカスタマイズ性
- クラウド/オンプレミスから導入形態を選択可能
- 初期費用0円・5名単位の料金体系
F-RevoCRMは、シンキングリード社が提供するオープンソース型のCRM/SFAです。顧客管理、営業支援、問い合わせ管理、マーケティングを統合的に扱えます。オープンソースならではの柔軟性と拡張性を活かして、業務フローに合わせたカスタマイズが可能です。
クラウド版は初期費用0円・月額10,000円〜(5名単位)で利用できます。Enterprise版は要件定義から伴走し、自社サーバーやオンプレミス環境にも対応します。
F-RevoCRMの料金プラン・費用
| プラン | 初期費用※税抜 | 月額(5名単位)※税抜 | 環境 |
|---|---|---|---|
| Cloud | 0円 | 10,000円〜 | クラウド |
| Enterprise | 200,000円〜 | 15,000円〜 | クラウド/オンプレミス |
※税抜
※Cloudの料金は5名単位で増加(1〜5名10,000円、6〜10名20,000円、11〜15名30,000円、16〜20名40,000円、21〜25名50,000円)、26名以上は要問い合わせ
利用人数別の月額コスト
| 規模 | 採用プラン | 月額費用 |
|---|---|---|
| 10名 | Cloud(6〜10名) | 20,000円 |
| 30名 | Cloud(26名以上) | 要問い合わせ |
| 100名 | Enterprise | 要問い合わせ |
※規模ごとに、その規模に適していると判断されるプランで算出しています。同じ製品でも規模により採用すべきプランは異なるため、表のプラン名と算出根拠を併せて確認してください。
※30名規模はCloud詳細料金表の最大25名を超えるため要問い合わせ、100名規模はEnterprise版が推奨。
Agentforce Sales(旧Sales Cloud)
- Salesforce社が提供するグローバル標準のCRM
- AI(Agentforce)による商談支援が標準搭載
- Starter Suiteは月額3,000円/ユーザーから利用可能
Agentforce Sales(旧Sales Cloud)は、Salesforce社が提供するCRM/SFAプラットフォームです。リード、商談、取引先、連絡先の管理に加え、AIエージェント「Agentforce」が標準搭載されおり、メールや会議の準備、データ入力の自動化が可能です。
Starter Suiteは月額3,000円/ユーザーから始められ、AppExchangeの連携アプリも利用できます。中小企業から大企業まで利用規模に応じて4つのエディションが用意されています。
Agentforce Salesの料金プラン・費用
| プラン | 月額(1ユーザー)※税抜 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Starter Suite | 3,000円 | 営業/サービス/マーケティング基本機能、AI同期 |
| Pro Suite | 12,000円 | カスタマイズ強化、見積もり/売上予測、AppExchange |
| Enterprise | 21,000円 | 高度なパイプライン管理、会話インテリジェンス、Agentforce |
| Unlimited | 42,000円 | 予測AI、Premier Success Plan、Full Sandbox |
※税抜、Pro Suite以上は年間契約
利用人数別の月額コスト
| 規模 | 採用プラン | 月額費用※税抜 |
|---|---|---|
| 10名 | Starter Suite | 30,000円 |
| 30名 | Pro Suite | 360,000円 |
| 100名 | Enterprise | 2,100,000円 |
※規模ごとに、その規模に適していると判断されるプランで算出しています。同じ製品でも規模により採用すべきプランは異なるため、表のプラン名と算出根拠を併せて確認してください。
※30名規模ではカスタマイズや見積もり機能が必要となるためPro Suite、100名規模では会話インテリジェンスやAgentforceが標準搭載のEnterpriseを採用。
CRMの費用対効果の算出方法
CRMの費用対効果は、導入コストに対してどれだけの売上向上や業務効率化が見込めるかで判断します。導入前の概算試算と、導入後の効果を金額換算する2段階の手順を整理します。
1.費用シミュレーションを行う
導入前に3年間程度の概算費用を試算しておくと、想定外のコストを抑えられます。試算に含めるべき項目は、初期費用、月額費用、AIや連携などのオプション費用、サポート費用、その他の追加コストの5つです。
最低利用料金やボリュームディスカウント、年額一括と月額の価格差も検討材料になります。
2.売上向上・機会損失削減効果の金額換算を行う
CRM導入の費用対効果は、売上向上効果と機会損失削減効果の2軸で金額換算します。売上向上効果は、商談化率や成約率の改善、平均単価アップなどから算出しましょう。
機会損失削減効果は、顧客接点の漏れ防止、フォロー忘れによる失注の削減、属人化解消による業務継続性確保などが指標になります。
デジタル化・AI導入補助金の活用で最大450万円補助の可能性も
中小企業がCRMを導入する際は、デジタル化・AI導入補助金の活用で初期費用やソフトウェア利用料の一部が補助される可能性があります。補助金の対象になるかどうかは、ITツールがIT導入支援事業者に登録されているか、自社が中小企業の要件を満たすかが条件です。
デジタル化・AI導入補助金には複数の申請枠があり、通常枠では最大450万円、インボイス対応類型では最大350万円までの補助が受けられます。CRMはITツールとして登録されている場合に補助対象となり、補助率は枠によって1/2〜3/4です。
申請の流れは、自社の事業所要件確認→IT導入支援事業者の選定→補助金事務局への申請→交付決定→ITツール導入→実績報告の順になっています。
注意点として、補助金の交付決定前に契約・導入したITツールは対象外となるため、事前申請が必須です。最新の補助対象や金額は公式サイトで確認しましょう。
※出典:TOPAAN株式会社「デジタル化・AI導入補助金2026」(2026年6月17日閲覧)
CRMの費用に関してよくある質問
最後に、CRMの費用について検討時に多く寄せられる質問を取り上げます。
無料で使えるCRMはありますか?
CRMには無料で使えるサービスがあります。代表的なのは「Zoho CRM」「monday.com」で、2社が永続的な無料プランを提供しています。詳細は本記事内の「無料で使えるCRM2選」をご覧ください。
月額費用以外に発生する追加費用は何ですか?
月額のライセンス料金以外で発生しやすい追加費用は、初期設定費、データ移行費、操作トレーニング費、カスタマイズ開発費、外部システムとの連携費の5つです。
AIアシスタント機能やAPI連携、名刺データ化はオプション課金になるサービスが多く、上位プランへのアップグレードが前提のケースもあります。見積もり時は月額単価だけでなく、3年間の総コストで比較するのがおすすめです。
CRMの費用を抑えるコツはありますか?
費用を抑える代表的な方法は4つあります。1つ目は必要機能を3〜5項目に絞り込み、上位プランに含まれる不要機能を避けることです。2つ目は年額一括契約の活用で、月額契約より10〜20%安くなる製品があります。
3つ目は無料プランや無料トライアルを使って導入前に操作性を確かめることです。4つ目はデジタル化・AI導入補助金の活用で、対象ITツールに登録された製品なら最大450万円までの補助を受けられる可能性があります。
CRMの比較ならBOXIL
CRMの料金は1ユーザー単価1,000〜22,000円(中央値3,500円)が相場で、機能や対応企業規模によって幅があります。初期費用は明示している7社のうち6社が0円で、SaaS型のクラウドCRMが主流の市場構造です。
自社の利用規模・必要機能・予算に合わせて適切なサービスを選定しましょう。BOXILの比較記事も併せてご確認ください。
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