英語対応のおすすめ人事評価システム11選 英語以外の対応言語や導入の注意点
・グローバル企業向けの代表的な製品はタレントパレット、Workday、SAP SuccessFactorsなど
・国内企業向けの代表的な製品はSmartHRタレントマネジメント、カオナビ、HRBrainなど
人事評価システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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- 英語対応の人事評価システムに向いている企業の特徴
- 英語対応の人事評価システムは2タイプ
- グローバル企業向け(海外拠点あり)
- 国内企業向け(国内中心・海外人材受け入れ)
- 人事評価システムの比較表【機能・料金】
- 【グローバル企業向け】英語・多言語対応のおすすめ人事評価システム4選
- タレントパレット
- Workday
- Oracle Cloud HCM
- SAP SuccessFactors
- 【国内企業向け】英語・多言語対応のおすすめ人事評価システム7選
- カオナビ
- SmartHRタレントマネジメント
- COMPANY 人事管理システム
- HRBrain
- One人事
- サイレコ
- 人事評価ナビゲーター
- 失敗しない人事評価システムの選び方
- 社内の人事評価制度や評価フローにマッチしているか
- 操作が簡単で、ニーズに合わせてカスタマイズしやすいか
- 導入済みの業務システムと連携できるか
- 英語対応の人事評価システムを導入する際の注意点
- 言語・文化の違いによる運用ギャップ
- 多拠点でのシステム運用ルールの統一
- 導入後のサポート体制、定着フェーズを重視
- 英語対応の人事評価システムを使って、より柔軟で公正な人事評価を
- BOXILとは
英語対応の人事評価システムに向いている企業の特徴
人事評価システムとは、人事評価を効率的に行えるシステムです。英語対応の人事評価システムは、グローバルに展開する企業や多国籍な人材を採用する企業に向いています。
英語に対応した人事評価システムでは、評価基準やフィードバックを英語で表示できるため、言語の壁を乗り越えて、よりスムーズにコミュニケーションを図れます。
英語でのコミュニケーション能力やビジネススキルを評価指標としてシステムに組み込むことで、グローバルな環境に適応できる人材の発見や育成にも役立ちます。
グローバルに展開する企業や多国籍な人材を採用する企業にとって、多言語対応の人事評価システムは、コミュニケーションの円滑化や人材の育成・活用に役立つツールです。
英語対応の人事評価システムは2タイプ
英語対応の人事評価システムは、主に「グローバル企業向け」と「国内企業向け」の2タイプに大別されます。

グローバル企業向けのシステムは、海外拠点間で人事制度の統一を目指す企業に適しています。一方、国内企業向けのシステムは、国内を主な活動拠点としつつも外国人従業員のために英語機能を取り入れたい場合に有力な選択肢です。
| 種類 | 想定する企業像 | 特徴 |
|---|---|---|
| グローバル企業向け | 海外拠点や現地法人を持つ大手企業 | 多言語対応、各国拠点間の評価制度統一・ERPやタレントマネジメント統合が可能 |
| 国内企業向け | 海外人材を受け入れている国内中堅企業 | 日本語中心設計で英語UIや英語帳票に対応。 |
グローバル企業向け(海外拠点あり)
グローバル企業向けの評価システムは、海外拠点を含む全社での人事評価制度の一元管理を実現したい企業に最適です。
英語以外の多言語にも対応しており、現地の社員と本社の人事部門が同一システム上でシームレスに評価運用を行えます。代表的な製品には、タレントパレット、Workday、SAP SuccessFactorsなどがあります。
▼【グローバル企業向け】英語・多言語対応のおすすめ人事評価システム4選を見る
国内企業向け(国内中心・海外人材受け入れ)
国内企業向けの評価システムは、国内中心に事業を行う日本企業や、グローバル採用を始めた中堅企業に最適です。
システム全体は日本語を基準としつつ、評価フォームや画面を英語表示に切り替えるなど、柔軟な運用が可能です。代表的な製品には、SmartHRタレントマネジメント、カオナビ、HRBrainなどがあります。
▼【国内企業向け】英語・多言語対応のおすすめ人事評価システム7選を見る
人事評価システムの比較表【機能・料金】
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
【グローバル企業向け】英語・多言語対応のおすすめ人事評価システム4選
英語・多言語対応のおすすめ人事評価システムを紹介します。評価制度や評価フローを確認し、ご自身のニーズに合った製品を選びましょう。
タレントパレット - 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
タレントパレットは、実践的な人事戦略を叶えるタレントマネジメントシステムで、人事に欠かせない機能が充実しています。
人材の可視化や人事評価、人材育成、離職防止、経営の意思決定支援などの機能を搭載しています。設定や分析も自由自在で、社員や組織の特徴を把握し、最適な人事施策を実行できるでしょう。
日本語だけでなく英語や中国語、ドイツ語、フランス語、タイ語、ベトナム語などにも対応しており、グローバルな人材活用にも役立ちます。
Workdayは、人事と財務を統合したクラウド型の統合プラットフォームです。
次世代のAI機能を搭載し、グローバルでの人事評価制度の統一や、タレントマネジメント、給与計算、財務計画などを同一システム上で一元管理できます。
これにより、人事部門のモダナイゼーション(高度化・近代化)とデータに基づいた迅速な意思決定を推進します。
日本語と英語に対応しており、英語圏でも問題なく使用できます。
Oracle Cloud HCM - 日本オラクル株式会社
Oracle Cloud HCMは、人事から人材戦略までを包括的に支援するクラウド型統合ソリューションです。
グローバル標準の人事・タレント管理機能を網羅し、多言語・多通貨、各国の法規制に対応。特に大規模な大企業やグローバル企業での導入実績が豊富です。
また、AIや機械学習を活用し、従業員エンゲージメントの向上、キャリア開発の推奨、複雑な組織構造への柔軟な適応など、人的資本経営を強力に推進します。
30言語以上に対応しており、さまざまな国籍・言語を使用する従業員が安心して利用できるでしょう。
SAP SuccessFactors Performance & Goalsは、目標設定と継続的なパフォーマンス管理を統合し、従業員の能力を最大限に引き出すためのクラウドソリューションです。
目標と評価を全社戦略に連携させ、コーチングやフィードバックを日常的に行うことを可能にします。グローバル対応に優れており、多言語・多通貨、そして各国の法規制に対応し、統一された基準でのグローバルな評価プロセスを実現します。
【国内企業向け】英語・多言語対応のおすすめ人事評価システム7選
国内企業向けタイプは、外国籍社員が在籍している企業や、英語を使用する業務がある中堅企業に適しています。
カオナビは、社員の個性や才能を見出し、戦略的な人事をサポートするタレントマネジメントシステムです。タレントマネジメントシステムのシェアNo.1の実績※と、人事業務についての豊富な知見とノウハウがポイント。
社内アンケートや人材配置シミュレーション、スキル管理、モチベーション分析、リスキリングなどの機能を搭載しています。
人事業務の効率化や経営の意思決定支援、エンゲージメント向上など、目標や目的に応じてシステムをカスタマイズ可能です。
英語と中国語に対応できるため、国際的な人事戦略にも活用できるでしょう。
※出典:カオナビ「カオナビ|【シェアNo.1】社員の個性・才能を発揮し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム」(2025年11月20日閲覧)
SmartHRタレントマネジメント - 株式会社SmartHR
SmartHRタレントマネジメントは、人事業務の効率アップと情報活用による組織改善を支援する人事労務システムです。人事評価や従業員サーベイなど、タレントマネジメントに役立つ機能を搭載しています。
人事データの可視化・分析はもちろん、データに基づいた人員配置や人材育成が可能です。
日本語、英語、中国語、ポルトガル語など多言語に対応しており、多国籍な環境でも活躍します。
COMPANY 人事管理システム - 株式会社Works Human Intelligence
COMPANY 人事管理システムは、統合型の人事管理システムで、勤怠管理からタレントマネジメントまであらゆる人事業務をサポートします。
人事管理や給与計算、勤怠管理、雇用手続き管理、ID管理などの機能を搭載。人事データの収集や履歴管理、可視化、分析、自動化などをまとめてカバーし、効果的かつ戦略的な人事業務を可能にします。
対応言語は日本語と英語で、容易に切り替えられます。
HRBrainは、人事業務のスムーズ化とデータの管理・分析をアシストするタレントマネジメントシステムです。
顧客満足度No.1を誇る※サービスの強みは、人事評価からタレントマネジメントまでを完結できる点です。OKRやMBOなどの多様な評価方法に対応。
HRBrainには複数のシリーズがあり、シリーズを連携させることで360度評価や組織診断サーベイ、パルスサーベイなどを利用できます。
これらの機能により、従業員の目標やフィードバック、エンゲージメントをデータ化し、人事戦略の検証や改善にも役立てられます。
日本語、英語、中国語に対応しており、日本語使用者以外の従業員に対する利便性向上を目指します。
※出典:HRBrain「HRBrain|顧客満足度No.1のタレントマネジメントシステム」(2025年11月20日閲覧)
One人事は、労務管理・勤怠管理・給与計算から、マネジメントまでをワンストップで支援します。
目標管理制度やコンピテンシー評価のような評価方法にも対応でき、評価シートの作成や評価ワークフローの自動化などの機能を搭載しています。
また、評価に基づいたシミュレーションや費用シミュレーションの機能もあり、人事異動や給与決定の際にも有効に活用できるでしょう。
日本語と英語に対応しており、ユーザーごとに切り替えが可能です。また翻訳すれば日本語のほかに4言語まで対応できます。
サイレコは、膨大な人事情報を蓄積し、あらゆるビジネスシーンに活用できる人事評価システムです。システム上で完結でき、人事業務の自動化と効率化を実現します。
組織図の作成やシミュレーション、目標設定や評価調整、Web給与明細や電子契約などの機能を搭載しており、人事管理から勤怠管理、電子契約までを一貫してサポートします。
日本語のほかに英語、中国語、ベトナム語にも対応しており、言語設定の切り替えも簡単です。
人事評価ナビゲーターは、人事評価の実施/集計に特化した、クラウド型人事評価システムです。既存の人事制度や評価制度をシステム上で再現し、効率的な運用を実現可能です。
評価期間中の業務行動などを記録する、メモ機能や過去の評価履歴閲覧機能は、具体的な根拠に基づいた評価入力を支援し、正確な評価につなげられます。
また、テレワーク環境でも場所を選ばずアクセスでき、スマートフォンでの操作性も向上しています。
加えて、日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語の多言語対応もしており、さまざまな国籍の従業員も安心して評価入力が可能です。
失敗しない人事評価システムの選び方
人事評価システムは、採用している評価制度や評価フローに沿っているかどうかが重要です。さらに、操作性や連携性にこだわって選べば、よりスムーズに導入できるでしょう。
社内の人事評価制度や評価フローにマッチしているか
人事評価システムを選ぶ際には、社内で採用されている人事評価制度や評価フローにマッチしているかを確認しましょう。
人事評価システムは、社員のパフォーマンスや能力を客観的に測定し、報酬やキャリアの決定に反映させるためのツールです。しかし、人事評価の基準や項目は一様ではなく、企業や組織によって異なる評価制度や評価フローを採用しています。
たとえば、人事評価制度が目標管理型であれば、目標設定や達成度の管理、評価結果の可視化などができる人事評価システムを選ぶべきです。
評価フローが上司や部下、同僚からの多面評価型であれば、多面評価の実施や集計、分析ができる人事評価システムが適しています。
操作が簡単で、ニーズに合わせてカスタマイズしやすいか
人事評価システムを選ぶ際は、操作性やカスタマイズの自由度もチェックしておきましょう。
人事評価システムにはさまざまな種類や機能があり、企業規模や業種、目的によって最適なものが異なります。そのため、ニーズに合わせて柔軟に設定や変更ができるシステムを選ぶのが大切です。
シンプルで直感的に操作できるインターフェースであれば、人事担当者や従業員がストレスなく使えるだけでなく、システムの導入や運用に要するコストや時間も削減できます。
さらに、評価項目や評価基準、フィードバック方法などを自由に設定できると、評価結果の分析やレポート作成もスムーズになります。
導入済みの業務システムと連携できるか
人事評価システムを選ぶときには、社内で利用しているシステムとの連携可否を確認することが重要です。
たとえば、人事評価システムと既存の勤怠管理システムを連携できれば、勤務時間や休暇日数などのデータと評価データを照らし合わせやすくなります。
人事評価システムだけでも、モチベーションや成長を促進できるかもしれません。しかし、ほかのシステムと連携して教育や研修、キャリア開発、報酬や福利厚生などを一貫して管理できるとより高い効果が期待できます。
英語対応の人事評価システムを導入する際の注意点
英語対応の人事評価システムを導入する際は次の点に注意しましょう。
- 言語・文化の違いによる運用ギャップ
- 多拠点でのシステム運用ルールの統一
- 導入後のサポート体制、定着フェーズを重視
言語・文化の違いによる運用ギャップ
グローバルな人事評価の運用では、単なる英語対応に留まらず、評価に対する考え方やコミュニケーションの前提の違いから、社員の反発を招くリスクがあります。
これを避けるためには、評価基準のローカライズや、評価者に対するトレーニングをセットで実施することが不可欠です。
多拠点でのシステム運用ルールの統一
海外拠点ごとに評価周期やプロセスが異なると、システム上のデータ整合性が取れなくなります。
これを防ぐには、権限設定やデータ入力ルール、締切管理などについて、事前に全社共通の統一ルールを整備し、運用することが重要です。
導入後のサポート体制、定着フェーズを重視
グローバルにシステムを導入する場合、拠点ごとに評価に関する問い合わせ対応やヘルプデスク機能が不可欠です。
システムが定着するフェーズを見据え、現地語でのサポート体制や、評価者のレベルアップを図るトレーニングの設計を、導入と同時に進めることが重要です。
英語対応の人事評価システムを使って、より柔軟で公正な人事評価を
英語や多言語に対応した人事評価システムを導入すれば、日本語が堪能でない社員にも利用でき、コミュニケーションの促進や組織改善のきっかけにもなります。より良い組織づくりを実現するためにも、対応言語をチェックして、従業員が誰でも利用できるシステムを選ぶようにしましょう。
人事評価システムは次の記事でも詳しく紹介しています。
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