LINE利用率は4割超、シニア世代の4大SNS利用実態

マクロミルは、 Facebook、Twitter、Instagram、LINEという4つのSNSについて、全国60~79歳のシニア世代の男女1,000人にSNSの利用状況について調査を実施、8月14日にその結果を発表した。それによると、シニア世代の2人に1人がSNSを利用していることがわかった。

LINE利用率は4割超、シニア世代の4大SNS利用実態

情報源として確固たる地位を築いたSNS

今やSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は我々の生活には欠かせないものになりつつある。2018年3月にアライドアーキテクツが出した調査によれば、Facebook、Twitter、Instagram、LINEの4大SNSは、93%がいずれかの利用経験があると回答している。

Facebook、Twitter、LINEなど「よく使うSNS」を発表‐アライドアーキテクツ | ボクシルマガジン
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では、スマホやPCなどになじみが薄いと思われるシニア層のSNS利用状況はどうなっているのだろうか。今回、マクロミルでは、Facebook、Twitter、Instagram、LINEという4つのSNSについて、全国60~79歳の男女1,000人に調査を行った。

その結果、シニア世代においても2人に1人がSNSを利用していうことがわかったという。

シニア世代の52%がSNSを利用

まず、シニア世代1,000人に、現在利用しているSNSを聞いた。その結果、「LINE」が41%でトップ、以下「Facebook」は25%、「Twitter」は15%、「Instagram」は10%と続いた。「その他SNS」は2%に利用されており、いずれかのSNSを利用している割合は52%だった。つまり、シニア世代のおよそ2人に1人がSNSを利用していることがわかった。

出典:プレスリリース

利用のきっかけは家族や孫とのコミュニケーション

次に、SNSを利用し始めたきっかけを聞いた。その結果、比較的多かった回答は、「友人・知人などに勧められて」だった。また、特徴的だったのは、“LINE”を使い始めたきっかけで、「家族に勧められて」が54%にのぼっている。

出典:プレスリリース

今回取り上げた他のSNSは、どちらかといえば“投稿・閲覧型”であるのに対し、LINEは“メッセージの送受信型”といえ、“離れて暮らす親子の連絡手段”、あるいは“シニアと孫とのコミュニケーション”など、家族間のコミュニケーションツールとして利用されている様子が推測されると同社では分析している。

出典:プレスリリース

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そして、上の2つの図は “投稿(発信)”や“閲覧”の頻度を示したものだ。これを見ると、“投稿(発信)については、「毎日」の割合は、LINEが34%であるのに対し、Facebook、Twitter、Instagramは13〜16%だった。LINEの半数程度である。また、Facebook、Twitter、Instagramは「月に1日以下(閲覧のみを含む)」の割合がおよそ半数だった。

一方、“閲覧”の頻度は、Facebook、Twitter、Instagramともに4割以上の人が毎日行っていることがわかる。この結果から同社ではシニア世代では”閲覧”をメインに楽しむ人が多いと分析している。

また、Facebook、Twitter、Instagramユーザーに、「投稿」や「閲覧」をする理由を聞いた。すると、“投稿”の理由については、Facebookは、「仲の良い友だちとのコミュニケーション、近況を知りたい・伝えたい」などが上位を占めた。Twitterは「暇つぶし」で投稿する人が比較的多かった。一方、Instagramは、「写真を投稿したい」が33%で最多だった。次の「楽しい」17%も他2つのSNSにはない理由だったという。

次に“閲覧”の理由については、Facebookは、「仲の良い友だちの近況が知りたい」36%が最多で、次の「仲の良い友だちとのコミュニケーション」の17.7%を大きく引き離しており、「仲の良い友だちの近況が知りたい」がメインの理由と言える。

Twitterは「ニュースや話題をチェックしたい」が30%で最多で、トレンドチェックの目的が大きいようだ。Instagramは「写真を閲覧したい」37%が最多で、投稿理由と同様に“写真”がメインの理由ということがわかった。

SNSでの友だちづくりには抵抗感がある

SNSは、これまで面識のない人とインターネットを介して知り合えることも特徴の1つだ。若年層とシニア層では、違いはあるのだろうか。

そこで、いずれかのSNSを利用している人に尋ねると、実際に会ったことが「ある」という人は11%だった。そして、そうした友人・知人を今後作りたいかという問いには、「作りたい」はわずか5%と消極的で、「作りたくない」が53%と半数を超えた。なお、「どちらともいえない」42%という回答も多く見られた。

また、「作りたくない」の理由では、SNS上でのコミュニケーションそのものに対して心理的障壁があり、新たな人脈を築くほどにはSNS自体を信用していないことがうかがえるという。その一方で、既存のコミュニティに満足している人も多く見受けられた。

出典:プレスリリース

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