大納会・大発会とは、2020年度はいつ?東証の取引時間や株価の傾向は

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大納会とは、東証をはじめとする証券取引所の年末最終取引日を意味します。現在では前場・後場ともに平常どおり行われる2020年の取引はいつまでか?2021年の大発会は?取引時間や大納会での株価傾向を含めて解説します。
大納会・大発会とは、2020年度はいつ?東証の取引時間や株価の傾向は

大納会(だいのうかい)とは?

大納会とは、日本の証券取引所の年末最終取引日・営業日のことであり、本来は、最終営業日後に行われていた「納会」を意味していました。これが転じ、年末最終取引日を「大納会」と呼ぶようになったといわれています。

2002年以降の東京証券取引所の大納会では、その年のキーパーソンをゲストとして招待し、立ち会い終了の鐘を鳴らすイベントが恒例となっており、その場で打った生そばも来場者に振る舞われます。

大発会(だいはっかい・だいほっかい)は翌年の取引開始日

証券取引所の年末最終取引日が「大納会」と呼ばれるのに対し、翌年の年始取引開始日のことは「大発会(だいはっかい・だいほっかい)」と呼ばれます。証券取引所の社員や関係者の女性が、晴れ着姿で参加するのが恒例となっており、東証では立ち会い開始の鐘も鳴らされます。

2020年の大納会はいつ?

2020年の大納会は、12月30日(水)です。一方、年明けの大発会は、2021年1月4日(月)となっています。

通常の大納会は12月30日

大納会は、土日祝が重ならない限り12月30日に行われます。かつては、官公庁の御用納めにあわせて12月28日に行われていた時期もありました。しかし、証券市場の完全週休二日制に伴い、最終取引日が12月30日とされた経緯があります。

大納会の取引時間

大納会の取引時間は平常どおりとなっています。

東証の場合、前場(9:00〜11:30)後場(12:30〜15:00)ともに平常どおり取引が行われ、JASDAQでも同様です。大阪取引所の先物取引なども平常どおり行われ、夜間取引(ナイトセッション)も行われます。

アローヘッド稼働で終日取引へ

現在では平常どおり取引される大納会も、2008年までは前場のみで終了し、後場は休場とされていました。これが平常どおりの終日取引へと移行したのは、東証の次世代株式売買システム「アローヘッド(arrowhead)」の導入・稼働が要因です。

アローヘッドは、拡張性・信頼性・セキュリティの強化をはかるとともに、注文処理・株価情報配信の高速化を実現したシステムであり、従来比で最大600倍の処理速度を持っています。このアローヘッド稼働に伴ったプログラム処理・メンテナンス簡略化を目的に、大納会・大発会の半日取引が廃止されたのです。

アルゴリズム取引(コンピューターを使った自動売買)が世界的に発達したことへの対応としてシステムが開発されました。

大納会の株価傾向は?

大納会当日は、日経平均株価が上昇する傾向があるといわれています。

これは休場中の不透明感を意識した買控え、税金対策を意識した損失確定などを理由に、12月下旬まで売り圧力がかかり、株価が下降する場合が多いことが挙げられます。これらの売り圧力が一段落して株価が下げ止まった大納会当日には、株価が上昇しやすいということです。

大納会まとめ

経済のグローバル化が加速し、世界情勢の動きに連動して大きく株価が上下動する現代では、証券取引所の休場が株価の潮流を変化させるひとつの要因ともいえるでしょう。アローヘッド稼働によって大納会・大発会の平常取引が実現した現在、世界情勢を鑑みた素早い判断が、ますます重要になっているといえます。