LINEは現在、月間7,600万ユーザーが利用するコミュニケーションアプリだ。
LINE社では、LINE引き継ぎの実態を把握するためLINEの引き継ぎに関するインターネット調査を実施。その結果を発表した。
LINEのアカウント引き継ぎ理由
LINE社によれば、LINEアカウントの引き継ぎ発生理由は、スマートフォンの買い替えとスマートフォンが突然不慮の事故に遭った場合と半分ずつだという。
「不慮の事故」の内訳は、故障、水没、紛失の順に多く、突然LINEを引き継がなければならない状況時にアカウント情報不足や情報を思い出せず、アカウントを引き継げないケースが多数発生している。
9割のユーザーに「LINEしか知らない」友だちが存在
LINEが引き継ぎに関するインターネット調査を実施したところ、全体の約9割が「LINEでしかつながっていない友だち」がいると回答。
さらに、半数以上の友だちとLINEでしかつながっていないと回答したユーザーは全体の約5割を占めた。
つまり、LINEアカウントを引き継げなかった場合、友だちリストも失ってしまい、全体の約半分の友だちと今後全く連絡がとれない可能性があるわけだ。
LINE社が開始「LINE引き継ぎ攻略プロジェクト」とは
こうしたなか、LINE社は今回「LINE引き継ぎ攻略プロジェクト」というプロジェクトをスタートした。
このプロジェクトは、引き継ぎ成功の鍵は最新のアカウント情報にあることを訴求するコンテンツを公式サイトで複数公開し、アカウント情報の電話番号とメールアドレス、パスワードの見直しを啓発する目的だ。
公式サイトのキャラクターには「便器はまりねこ」を起用。
便器はまりねこが登場するコンテンツでは、利用中のスマートフォンが突然使えなくなった場合も、アカウント情報に最新の電話番号とメールアドレス、パスワードを登録していれば、LINEアカウントが消えないといった情報を伝えていくという。
今後も、定期的にコンテンツを追加し公式SNSから情報発信するなど、LINEは利用者の皆さまに今後もアカウント情報の見直しを呼びかけるという。
引き継ぎ方法の変更時期については決定次第アナウンス予定だ。
SNSで友人知人が「スマホの買い替えや不慮の事故でLINEアカウントが消えてしまいました…」といった投稿をしているのを見かけたことは誰しもあるだろう。この由々しき事態を改善すべく、LINE社は恒久的な対策を練っているようだ。