年越しそばを食べる理由と由来 | いつ?熱い?冷たい?縁起がいい具材とは

年越しそばは、旧年が終わる大晦日の夜に長寿や子孫繁栄、金運アップなどの縁起を担いでそばを食べる風習のことを指します。いつから年越しそばの風習が広まったのか、その歴史や由来は定かではありませんが江戸時代頃からはじまったと考えられています。本記事ではそんな年越しそばについて、いつ食べれば良いのか、どのような意味があるのか、縁起がいい具材は何かなどを解説します。

年越しそばを食べる理由と由来 | いつ?熱い?冷たい?縁起がいい具材とは

年越しそばの由来

年越しそばという文化がいつから発生したのか由来は定かではありませんが、江戸時代にはそばは庶民の食べ物として急速に普及し、大みそかに年越しそばを食べるという風習が発生したようです。

そばが食べられ始めたのは約9,000年前に遡るといわれています。当初は、殻が固いこともあり主食にはならなかったようです。その後、鎌倉時代に中国から石臼が伝わったことにより、そばがきなどの食べ方が広がりました。私たちのイメージするお蕎麦が発明されたのは室町時代ごろではないかと言われています。

ちなみに、江戸時代に年越しそばが食べられるようになった当時は、数え年で年齢を数えていましたので、1月1日に全員が1歳年を取ります。このようなことから、年越しの行事は年取りと呼ばれていました。

年越しそばを食べる理由

では、なぜ年越しそばを食べることになったのか、諸説ある理由から3つピックアップして紹介します。

長生きするため

まず年越しそばを食べる理由として挙げられるのが長生きするための縁起担ぎです。そばは長く細いので、「長生きをしたい」「家系が長く続きますように」といった縁起担ぎの意味で食べられたとする理由です。

ちなみに、そばは低カロリーでタンパク質や幅広いビタミン、ミネラルなどの豊富な栄養素を含んだ食材なので実際に健康に良いとされています。

悪縁を断ち切るため

また、年越しそばには悪縁を断ち切るという縁起担ぎも込められています。とくに江戸時代に主流であったそば粉100%の十割そばは、つなぎが含まれていないために伸ばすとすぐ切れてしまいます。

よって、旧年の苦労や悪縁が断ち切れますようにという意味で縁起を担いでそばを食したという説があります。

金運をあげるため

年越しそばには金運をあげるという縁起担ぎも込められてるそうです。江戸時代には金細工師が作業で散らかった金品を集めるためにそば粉を使っていました。

このような理由からそばにあやかってお金を集める、すなわち金運を上げようという縁起担ぎが込められていると言われています。

いつ年越しそばを食べる?

では、年越しそばは年末に食べるとしても12月31日であればいつでも良いのか、はたまた日が出るまでなら1月1日になってしまっても良いのか、それとも年末であればいつでも良いのか、年越しそばを食べるタイミングについて説明します。

まず一番多いのは大晦日に夜に食べるパターンです。大晦日の昼に食べると縁起がよくないというものでもないようです。一般的には夜に食べますが、基本的には大晦日であれば何時に食べても大丈夫でしょう。

しかし、年をまたいで食べるのは良くないとされています。年越しそばを食べる理由の所で説明したとおり年取りの前に悪縁を断つなどの縁起を担いで食べるので、新年に食べると新年早々に年を取り、縁が断たれてしまうとか。

ただし、一部の地方では新年が開けてから年越しそばを食べる風習があるようです。