【30秒でわかるこの記事の結論】
・顧客管理システムとは、顧客の連絡先や商談履歴を一箇所にまとめるツール
・小規模企業なら、機能がシンプルで月額3,000円/人のシステムがおすすめ
・Zoho CRMは、小規模企業にも扱いやすいうえ3ユーザーまで無料
>【比較表つき】顧客管理システム(CRMツール)のサービス資料を無料ダウンロード
顧客管理システムとは
顧客管理システムとは、取引先や見込み客の連絡先や商談履歴、対応状況を一つにまとめ、社内全体で共有するツールのことです。顧客情報の検索や接点履歴の確認、対応状況の管理までを一元化できるため、担当者が変わってもスムーズに引き継げます。
顧客管理システムを導入すると、顧客情報を探し回る手間が減り、対応漏れや二重連絡の防止につながります。営業や問い合わせ対応の履歴が残るため、次に取るべきアクションが明確になり、迅速な対応による顧客満足度の向上が見込めます。
CRMとの違い
顧客管理システムとCRMは、どちらも顧客情報を管理する点では共通しています。CRMは顧客管理に加えて、マーケティング施策の自動化や高度な営業売上分析など、より広範囲な機能を備えているのが特徴です。
本記事では、顧客情報の管理や共有を中心に、シンプルに使えるツールを「顧客管理システム」として紹介します。
顧客管理システムの主な機能
顧客管理システムには、顧客管理を目的とした次のような機能が標準機能として搭載されています。
- 顧客情報の入力・更新
- 顧客情報のデータベース化
- 自社ニーズに合わせた顧客データ項目のカスタマイズ
- 顧客情報のインポート/エクスポート
- 顧客分類(タグ付け・ラベル)
- 顧客情報の検索機能
また、CRMツールには、上記に加え営業向け・マーケティング向け・問い合わせ管理向けなど、用途に応じた機能が搭載されています。CRMツールの概要や詳しい機能はこちらで解説しています。
Excelの無料テンプレートからシステムへの移行がおすすめ
Excelのテンプレートから顧客管理システムへの移行は、2名以上で顧客管理をしている企業ならぜひ検討すべきです。
マイクロソフトが提供するExcelテンプレートをはじめ、Webには無料で利用できるテンプレートが存在しています。しかし、Excelを更新する運用を続けていると、手元のパソコンで更新した内容が他の従業員のExcelには反映されず、どのExcelが最新か追えなくなります。
そのため、複数名で顧客管理している企業では、Excelから顧客管理システムでの運用に切り替えることを推奨します。もしExcelの使い勝手が好みなのであれば、Excel感覚で操作できるkintoneというツールを検討する方がオンラインでの更新にも対応していておすすめです。
小規模企業に適した顧客管理システムの選び方
小規模企業に適した顧客管理システムを探す際には、機能がシンプルで低コストであることを念頭に置きましょう。小規模企業では、営業や事務が兼務になりやすく、顧客情報の管理に手間をかけにくいためです。
顧客管理システムは、小さくはじめられて必要に応じて拡張できる設計だと、現場の担当者に無理なく定着します。以下では、小規模企業ならではの観点で顧客管理システムの選定方法を解説します。
中小企業以上における顧客管理システムの選び方やおすすめサービスは下記にて紹介しています。
【関連記事】
・【全規模向け】CRM(顧客管理システム)の選び方とサービス比較
・【中小企業向け】CRM(顧客管理システム)の選び方とおすすめサービス
・【大企業向け】CRM(顧客管理システム)の選び方とおすすめサービス
機能が顧客情報の登録や検索に特化しているか
顧客情報の登録、検索、履歴確認といった基本操作が迷わず使えるシステムは、日々の業務に組み込みやすいです。小規模企業では、入力ルールの整備や運用の教育に時間を割きにくく、機能が多すぎると結局として使われない状態に陥りやすいです。
たとえばFullfreeは顧客台帳の形を自社の運用にあわせて整えやすく、必要な項目に絞って使う運用に向いています。Customa!は顧客管理と周辺業務をまとめて扱えるため、ツールを増やさずに運用を一本化したい場合に合うでしょう。
顧客管理システムのなかには、Salesforce社が提供するAgentforce Sales(旧Sales Cloud)のように、機能が豊富で高価格なサービスも存在します。機能が豊富だから選ぶのではなく、自社で本当に使う機能に基づいてシステムを選ぶのが、適正な機能と価格を両立する観点では重要です。
料金が1人あたり3,000円以下か
小規模企業におすすめの顧客管理システムは、およそ1人あたり3,000円以下で考えるのがおすすめです。小規模企業では、まず顧客台帳の整備や対応履歴の共有からはじめることが多く、最初から高機能なツールを入れると費用対効果が合いにくくなります。
CRMツールを提供している各社が公式サイトで公表している料金を確認したところ、最安プランにおいては1人あたり3,400円が平均的な価格でした。小規模企業ではこれらの価格帯のサービスよりシンプルに使いたいため、1人あたり3,000円以下のサービスが手頃で始めやすいと考えられます。

Zoho CRMは無料プランが用意されており、少人数のチームなら費用を抑えてはじめられます。Fullfreeも無料版があり、Excel管理から置き換える入口として選びやすい構成です。
最低利用人数の制限がないか
小規模企業においては、最低利用人数の条件がないサービス、あるいは条件が緩いサービスを選定しましょう。最低利用人数が想定人数を上回るサービスでは、使わないアカウント分までコストが発生し、費用対効果が合いません。
たとえばFlexCRMは1ユーザーから利用できるため、少人数で運用を試しやすいでしょう。Zoho CRMは3名までの無料プランがあり、少人数の利用からはじめやすい選択肢です。
サポートが電話やチャットに対応しているか
問い合わせの方法がメールだけか、チャットや電話にも対応しているかを確認し、対応時間や返信の目安も押さえておきましょう。初期設定の支援や活用ガイド、操作マニュアルの充実度、導入支援プランの有無もあわせてチェックすると安心です。
導入後に困ったとき相談できないと、運用が止まり、顧客情報の更新が滞ってデータが形骸化します。小規模企業では専任の情シスがいないケースも多いため、サポートの手厚さは使い続けられるかに直結します。
業界に特化した機能があるか
もし自社の業界に特化した顧客管理システムがあれば、そのサービスを検討してみましょう。初期設定に必要な時間を抑えやすいほか、各業界の性質に合った機能を利用できます。たとえば、サロン向け顧客管理システムのA’staffは、LINEや集客サイトとの連携で個人客に対する体験の向上を見込めます。
【各業界に特化したCRM】
・サロン向けおすすめCRM
・不動産業向けおすすめCRM
・保険業界向けおすすめCRM
・銀行業界向けおすすめCRM
・自動車業向けおすすめCRM
・運送業向けおすすめCRM
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CRM(顧客管理システム)の資料請求数ランキング
2026年2月にBOXILユーザーから資料請求されたサービスをランキング形式※で紹介します。

※資料請求数が同率の場合、口コミ数が多く、情報が充実しているサービスを優先的に表示しています。BOXILを利用する皆さまにとって比較選定しやすいサービスを広く紹介する方針に基づき、上記の表示順を採用しています。
小規模企業や個人事業主におすすめの顧客管理システム5選
低価格でシンプルな機能を備えた、小規模企業におすすめの顧客管理システムを5つ紹介します。
Zoho CRM
- 3ユーザーまで無料
- 分析レポートが豊富
- ワークフローで自動化
Zoho CRMは、顧客の基本情報だけでなく、メールのやりとりや商談、見積書・請求書などの履歴まで一元管理するCRMです。顧客接点と営業活動をまとめて残せるため、引き継ぎや状況確認が速くなります。
料金はスタンダードが1,680円/ユーザー、プロフェッショナルが2,760円/ユーザーなど、複数プランから選べます(年払いの場合)。クレジットカード登録不要の15日間無料トライアルがあり、終了後は無料プランへ自動移行します。
CRM内のデータを集計してレポートを自動作成し、ダッシュボードでモニタリングできる点が魅力です。入力されたデータからレポートが自動作成されるため、会議資料の作成から解放されます。
ワークフロー機能でタスクの自動割り当てやメール通知も組めるため、定型作業の自動化にも向いています。
Zoho CRMの価格・料金プラン
| プラン | 初期費用 | 月額料金(年払い時の料金)(税抜) |
|---|---|---|
| 無料プラン(3ユーザーまで) | 0円 | 0円 |
| スタンダード | 0円 | 2,400円(1,680円)/ユーザー |
| プロフェッショナル | 0円 | 4,200円(2,760円)/ユーザー |
| エンタープライズ | 0円 | 6,000円(4,800円)/ユーザー |
| アルティメット | 0円 | 7,800円(6,240円)/ユーザー |
- 無料トライアル:15日間
- 最低ユーザー数:要問い合わせ(無料プランは3ユーザーまで)
kintone
- 月額1,000円/ユーザー
- 顧客リストのサンプルあり
- 条件検索とCSV入出力
kintoneはプログラミング不要で自社専用の顧客管理アプリを簡単に作れるプラットフォームです。
たとえば「顧客リスト」と「問い合わせ履歴」のアプリを連携させるなど、自社の業務フローに合わせてシステムを柔軟に拡張したい企業に適しています。顧客リストのサンプルアプリでは、会社名や担当者名、連絡先を登録し、キーワード検索や条件での絞り込み、CSV入出力が行えます。
料金はライトが月額1,000円/ユーザー、スタンダードが月額1,800円/ユーザーなど3コースで、初期費用は無料です。最小ユーザー数はライトとスタンダードが10ユーザーからで、30日間の無料お試しも用意されています。
顧客リストをマスターデータとしてほかのアプリから参照できる点が強みです。外部サービス連携やプラグインによる拡張も前提にできるので、顧客管理を起点に業務全体へ広げたい場合に向きます。
kintoneの価格・料金プラン
| プラン | 初期費用 | 月額料金(税抜) |
|---|---|---|
| ライト(10ユーザー~) | 0円 | 1,000円/ユーザー |
| スタンダード(10ユーザー~) | 0円 | 1,800円/ユーザー |
| ワイド(1,000ユーザー~) | 0円 | 3,000円/ユーザー |
- 無料トライアル:30日間(スタンダードプランが対象)
- 最低ユーザー数:10名(ライト/スタンダード)
Customa!
- 定額制でアカウント数は無制限
- 見積・請求まで一体化
- 公開デモで画面確認
Customa!は、顧客管理と営業管理を中心に、日報や議事録などもまとめて扱える中小企業向けのCRMです。料金は定額制で、アカウント数が無制限のため、多人数で同じ顧客情報を共有したいケースと相性がよいでしょう。
料金はライトプランが初期19,960円・月額9,980円、プレミアムプランが初期35,600円・月額17,800円です。ユーザー課金ではなく定額の月額制なので、人数が増えてもコストが急増しない点は、導入しやすさにつながります。
見積書・請求書の作成やメール一斉配信など、顧客対応の周辺業務までセットで用意されています。無償の試用環境は提供していない一方で、公開デモで操作イメージを確認できます。
Customa!の価格・料金プラン
| プラン | 初期費用(税抜) | 月額料金(税抜) |
|---|---|---|
| ライトプラン | 19,960円 | 9,980円 |
| プレミアムプラン | 35,600円 | 17,800円 |
| 容量の追加(オプション) | 0円 | 9,800円/100GB |
| 電話サポート(オプション) | 0円 | 5,000円 |
- 無料トライアル:なし(公開デモあり)
- 最低ユーザー数:なし(アカウント数無制限)
Fullfree
- Windowsで使える顧客管理システム
- Excel感覚で項目を追加
- 電話発信と履歴を紐づけ
Fullfreeは、Windowsにインストールして使う顧客管理ソフトです。顧客情報の項目やカテゴリを自由に作り替えられるため、業務の運用にあわせて管理項目を整えられます。
無料版と有料版があり、無料版でもほとんどの機能を使えるため、まずはExcelの補完として導入する選択肢も現実的でしょう。有料の情報共有スペースを使う場合でも、PC単位の課金設計なので小さくはじめやすい構成です。
顧客テーブルに請求書や商品情報などのテーブルを関連づけられる点が特徴です。電話発信と同時に相手先を検索し、通話履歴を顧客情報へ自動で紐づける仕組みも用意されています。
Fullfreeの価格・料金プラン
| プラン | 初期費用(税抜) | 月額料金(税抜) |
|---|---|---|
| フリー版 | 0円 | 0円 |
| Pro版(買い切り) | 8,000円/PC | 0円 |
| 有料スペース(共有) | 0円 | 500~1,200円/PC |
- 無料トライアル:なし(無料版あり)
- 最低ユーザー数:1名(PC 1台から利用)
FlexCRM
- 90日間の無料トライアル
- 初期費用0円で開始
- ワークフローを一元管理
FlexCRMは、顧客管理に加えて業務や営業のプロセス管理までまとめて扱えるクラウド型のCRMです。タスクの依頼やワークフロー、プロジェクト管理まで同じ画面でつなげられるため、やり取りの抜け漏れが起きにくくなります。
料金はユーザー単位で、スタンダードが月額1,200円/ユーザー、プレミアムが月額2,000円/ユーザーです。90日間の無料トライアルが可能で、最低契約期間や最低契約ユーザー数の制限はありません。
FlexCRMは、ワークフローやタスクを顧客情報のすぐ横に置けるところが強みです。担当変更や依頼の流れをプロセスとして残せるので、属人化した対応を減らしたい場面でも使いやすい設計といえます。
FlexCRMの価格・料金プラン
| プラン | 初期費用 | 月額料金(税抜) |
|---|---|---|
| スタンダード | 0円 | 1,200円/ユーザー |
| プレミアム | 0円 | 2,000円/ユーザー |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
- 無料トライアル:90日間
- 最低ユーザー数:1名(1ユーザーから導入可能)
Excel管理から顧客管理システムに乗り換えるべきタイミング
Excelの顧客台帳は手軽にはじめられる一方で、運用が大きくなるほど管理の限界が表面化しやすくなります。Excel管理のまま無理をして回し続けるより、困りごとが具体化した段階で顧客管理システムへ切り替えるほうが、移行の負担も抑えやすいでしょう。
Excelを触る人数が増え、入力ルールを徹底できなくなった
Excelを触る人数が増え、入力ルールが守られなくなってきたタイミングは、顧客管理システムへの乗り換え時です。複数人が同じExcelを更新すると、入力形式のばらつきや更新漏れが起こりやすく、顧客情報の正確性が保ちにくくなります。
顧客管理システムに切り替えると、入力項目が統一されやすく、履歴が残るため「だれがいつ何を変えたか」を追いやすくなるでしょう。結果として、引き継ぎや確認の手間が減り、顧客対応の質を一定に保ちやすくなります。
データが増え、Excelの動作が重くなってきた
顧客データや対応履歴が増え、Excelの動作が重くなってきたタイミングも、乗り換えを検討すべき段階です。ファイルが重いと検索や集計に時間がかかり、入力も後回しになりやすいため、顧客台帳の鮮度が落ちてしまいます。
顧客管理システムへ移行すれば、データ量が増えても検索や抽出が安定しやすく、必要な情報にすぐアクセスできます。作業時間のロスが減ることで、入力や更新が習慣化しやすくなり、顧客情報の活用まで踏み込めるようになるでしょう。
複数のファイルが乱立し、どれが正しいかわからない
顧客台帳のExcelが複数に増え、どれが最新かわからなくなったタイミングは、顧客管理システムの導入効果がとくに出やすい局面です。部署別や担当者別にファイルが増えると、更新が分散し、同じ顧客の情報が食い違う状況が起こりやすくなります。
顧客管理システムに統一すると、顧客情報の正本が一元化され、社内で同じ情報を参照できる状態になります。情報の確認に迷う時間が減り、二重連絡や対応漏れのリスクも抑えられるでしょう。
小規模企業向け顧客管理システムに関連するよくある質問
小規模企業や個人事業主が無料で使える顧客管理システムはありますか?
初期費用や月額料金が無料、または無料プランが用意されているシステムがあります。まずはコストをかけずに最低限の機能から使い始めたい場合におすすめです。
少人数からでも無駄なく導入できるツールはありますか?
最低利用ユーザー数の制限がない、あるいは1名から契約できるシステムを選べば、使わないアカウント分の無駄なコストを抑制できます。
Excelから移行しやすいシステムはどのように選べばよいですか?
CSVデータの取り込み・書き出し機能が充実しているものや、Excelに近い操作感を持つシステムがおすすめです。
利用する人数が多い、または今後増える場合でもコストを抑えやすいシステムはありますか?
従業員数が多い場合や、利用人数が増える予定がある場合は、定額制のシステムを選ぶのがおすすめです。
Customa!はアカウント数が無制限の定額制CRMです。ユーザー課金ではないため、将来的に利用人数が増えても月額コストが跳ね上がりにくく、多人数で顧客情報を共有したい企業に適しています。
Excelでの管理から顧客管理システムへ乗り換えるべきサインはありますか?
データの整合性を保てなくなったり動作が重くなったりしたときは、顧客管理システムへ乗り換えるべきタイミングです。
- 入力ルールの崩壊:入力形式にばらつきが出たり更新漏れが発生したりする
- 動作の遅延:Excelが重くなり検索や集計に時間がかかる
- ファイルの乱立:部署や担当者ごとにファイルが複数存在し最新情報がわからない
小規模企業や個人事業主には、シンプルで安価な顧客管理システムがおすすめ
小規模企業や個人事業主が顧客管理を整えるなら、まずは顧客情報をまとめて共有し、検索や履歴確認を迷わず行えるシンプルな顧客管理システムがおすすめです。料金が安く少人数からはじめられるサービスを選べば、Excel管理の限界を無理なく乗り越えられます。
小さくはじめて、顧客対応の抜け漏れや情報を探し回る手間を減らしたい場合は、複数サービスの資料を見比べて判断するのが近道です。次のボタンから、顧客管理システムの資料をまとめてダウンロードできるので、自社の人数や運用に合うサービスを効率よく絞り込んでみてください。





