HTMLメールとは | テキストメールとの違い・作成ツール11選・作り方・デザイン

HTMLメールとは?
HTMLメールとは何かご存じですか?
普段、気軽に書いているメール。実はメルマガには、「HTMLメール」と「テキストメール」の2種類があります。
最近は、デザイン性に富んだHTMLメールが主流になり、メルマガなどマーケティングの場で活用されています。
HTMLメールとは、通常の電子メールでは表現が不可能な修飾された文字や、動画・画像の組みこみ、表の組み込みなどを利用して作成できるメール形式です。「HTML」という名のとおり、まるでWebページのような、デザイン性の高いメールが作れます。
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HTMLメールとテキストメールの違い
テキストメールとは?
テキストメールは、テキストだけで構成されたメールです。
詳しく説明すると、文字コードだけを使って作成されたメールと言えます。シンプルな形式なので、非常に軽く、送受信者双方に負担がかからないのが特徴です。
また、ただ文字を打つだけでメールが作成できるので、誰にでも簡単に、特別なツールなどを必要とせずに作成可能です。さらに、受信者側の環境などで表示が崩れてしまうことが少ないのも魅力です。
HTMLメールとテキストの違い
HTMLメールとテキストメールの違いは、デザイン性だといえるでしょう。HTMLメールでは画像や動画を組み込め、視覚に訴えた非常にデザイン性の高いメールであるのに対し、テキストメールでは文字だけのメールになるので、デザイン性が高いとはいえないです。
よりデザイン性の高いHTMLメールを作りたい、初めてだから作り方がわからないし不安という方は、簡単にデザイン性のあるHTMLを誰でも作れるようなツール、テンプレートを紹介していますので、ぜひこちらの記事をご覧になってみてください。
HTMLメールの参考例:ボクシル編集部が配信しているメールマガジン
ボクシルでもメールマガジンをHTMLメールの形で発行しています。参考画像として、以下のようなメールマガジンのイメージ画像を紹介いたします。
ちなみに、メールマガジンの登録はこちらからどうぞ。
イケてるHTMLメールの例
ZOZOTOWNのイケてるHTMLメール
HTMLメールはいろいろな企業から出されていますが、ZOZOTOWNのHTMLメールを実際に参考としてみてみようと思います。
【参考画像】
このように画像を基調としたデザインとなっているのが特徴ですが、文字が少なく画像をふんだんに使ったHTMLメールは視覚的にわかりやすいですし、インパクトもありますね。
イケてるHTMLメールを作るには、できるだけ多くのメールデザインに触れることが大事になるでしょう。ぜひZOZOTOWNも含めて、いろいろなメールを見て勉強していきましょう!
HTMLメール・テキストメールのメリット・デメリット
テキストメールと比べて、格段に表現力が上がるHTMLメール。
そこでHTMLメールとテキストメールのメリット・デメリットを簡単に表でまとめてみました。
HTMLメール | テキストメール | |
---|---|---|
メリット | ・メルマガの効果測定ができるものが多い | ・専門的な知識がいらない |
・視覚的に商品をアピールできてわかりやすい | ・表示が受信者側の環境によらない | |
・表現力が圧倒的に強い | ・メールの容量が比較的軽い | |
・ブランドイメージの植え付けができる | ・迷惑メールに自動で入れられる可能性が低い | |
デメリット | ・専門的な知識が必要になることがある | ・効果測定をする際に別途で料金がかかる事が多い |
・表示が受信者側の環境によって崩れてしまうこともある | ・ビジュアル的に訴えられないので見てもらえないこともある | |
・メールの容量が大きくなってしまう | ・表現力に欠ける | |
・迷惑メールに自動的に振り分けられる可能性も | ・ブランド戦略には向かない |
最近はスマートフォンでメールを確認する人も増えましたし、どうしてもテキストだけのコンテンツは敬遠されがちです。文字がひたすら書かれているようなメールは、仕事じゃなければできるだけ見たくないですよね。
HTMLメールでは画像など視覚的なコンテンツを多く含むので、読者の視覚に訴えて興味を引くことで、読まれる確率が大きく上がります。
HTMLメールを使う時の注意点
メリットの多いHTMLメールですが、実際に送る際には注意したいポイントがあります。それは、レイアウトが崩れるリスクがあるということです。
HTMLメールは、受け取り側の環境によって、画像が表示されない、デザインが崩れてしまうなどのデメリットが有ります。
信前には複数のメーラーに送信して、表示を確認するようにしましょう。
レイアウト崩れが心配な場合や、HTMLの記述に不安がある場合は、リッチテキストメールから始めるのもおすすめです。リッチテキストとは、HTMLメールで作るテキストだけのメールのことです。
画像などの表示はありませんが、文字のフォントなどの装飾ができるため、テキストだけのメールより読みやすくなります。
HTMLメールが利用できるボクシルおすすめのメール配信システム8選
ボクシル編集部が厳選した、HTMLメールが利用できるおすすめのメール配信システム6選を紹介します。
メールマーケティングにとても役立つサービスですので、気になったメール配信システムがあれば資料を請求してみてはいかがでしょうか。
WiLL Mail - 株式会社サパナ
画像出典:WiLL Mail公式サイト
- ドラッグ&ドロップで誰でも簡単に短時間でHTMLメールが作成可能
- ヒートマップ分析など12種類の多角的な分析ができる
- 業界初!自動でレスポンシブデザイン完全対応!
ASPICクラウドアワード2015で先進技術賞を受賞した「WiLL Mail」。
上記で上げた特徴に加えてステップメール機能やレコメンドメール機能など読者のアクションに応じたアプローチが可能です。
b→dash(ビーダッシュ) - 株式会社フロムスクラッチ
画像出典:b→dash公式サイト
- メール配信を備えたマーケティングツール
- 直感的な操作と専任のサポーターによる支援
- 一元管理されたデータにいつでもアクセス
b→dash(ビーダッシュ)は、メール配信・データ分析機能などを備えたマーケティングツールです。データは一元管理されるので、どこからでもスムーズにアクセスできます。また、多機能のため、他のツールと並行して利用する煩わしさもありません。
直感的なUI/UXに加え、専任のサポーターが助けてくれるので、ゆくゆくはメールマーケティング以外の施策も行っていきたい方におすすめのツールです。
Cuenote FC(キューノートエフシー) - ユミルリンク株式会社
画像出典:Cuenote FC(キューノートエフシー)公式サイト
- 高い操作性のHTMLエディターを標準搭載
- 優れたデザインのレスポンシブメールが直感操作で誰でも簡単に作成可能
- APIで会員データベースやECサイトと連携
月間36億通ものメールを配信しているCuenote FC(キューノートエフシー)は、あらゆる規模やシーンで活用できるメール配信システムです。配信数無制限で月額5,000円から利用できるため、あらゆる規模の企業が気軽に使える条件が揃っています。
操作性が高いHTMLエディターを標準搭載しており、レスポンシブメールも直感操作で作成できるので、初めて使う人でも簡単に利用できる点が特徴です。
ワイメール - 株式会社イグレックス
画像出典:ワイメール公式サイト
- ユーザごとに完全に独立した配信環境
- 配信数・読者登録数・ストーリー作成数無制限
- 極限の低価格と多彩な決済方法
ワイメールは1か月あたり4,980円〜という完全定額でありながら、配信数・読者登録数・ストーリー作成数無制限なサービスです。ステップメール、セグメント配信、開封数・URLのクリック率測定機能など、マーケティングに必要な定番機能も備えています。
一般的なメール配信サービスで起こる、サーバやIPアドレス・ドメインなどが他の利用者と共用されてしまうことで迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう現象を防ぎます。業界最安値水準、かつ配信者に確実に届くことで、高いROIが期待できるのではないでしょうか。
Benchmark Email(ベンチマークイーメール)
- HTMLメールエディターで初心者でもかんたんにメール作成が可能
- リアルタイムの配信レポートで一歩進んだメールマーケティングを実現
- 世界50万社に利用されているグローバルなシステムで9言語に対応
初期費用が無料で、毎月250通までなら無料で利用できるBenchmark Email。有料プランは月額1,800円からで、ドラッグ&ドロップでかんたんに美しいデザインのHTMLメールが作れ、レスポンシブにも対応しています。HTMLエディター内に画像編集機能もあり、デザインテンプレートも500種類以上と数多く用意されています。
クリックマップまで標準搭載したメール配信レポートでパフォーマンスの改善を行うことができ、ステップメールやABテスト機能など高度な機能も利用できます。更に、APIを用いてCRMなど自社データベースとの連携も可能です。
配配メール - 株式会社ラクス
画像出典:配配メール公式サイト
- 何通メール配信しても定額で利用できる
- 視覚効果の高いHTMLメールを簡単に作成できる
- メールのエラー解析や開封率などの効果測定ができる
登録メールアドレス数に応じた料金体系だから何度メール配信をしても定額で利用できる配配メール。簡単な操作でメルマガ配信ができ、テンプレートの登録もできるので、メール作成の手間を軽減できます。
迷惑メールとしてブロックされる可能性を最大限排除するだけでなく、テスト配信や予約配信などの機能を搭載しているのでミスのないメール配信を実現できます。メールのエラー解析などの効果測定機能や開封率のチェックなどもできるので、より効果の高いメールを作成するのに役立ちます。
blastmail
- 契約数は業界No.1水準
- 独自の高速配信システムで確実にメール配信
- 月額3,000円から始められる手頃な価格体系
blastmailは、契約数10,200社以上の実績があり、企業だけでなく官公庁でも導入されているメール配信システムです。10年間サービス提供をして培った技術力やノウハウを活かして、配信の際には独自開発の高速配信エンジンを用いるため、高い到達率が期待できます。
登録するメールアドレス数に応じて月額費用がかかり、3,000個までであれば月額3,000円から導入でき、配信上限数は無制限で利用可能です。
Zoho Campaigns
- ドラッグ&ドロップ操作で簡単メール作成
- 豊富なデザインテンプレート
- 自動レスポンシブデザイン対応
Zoho Campaigns(ゾーホー・キャンペーン)は、メールマガジン・ステップメールを作成、配信管理できるクラウド型メール配信ツールです。最大2,000人、月12,000件までなら無料で利用可能。有料プランも従量課金と定額制が用意されており、月額360円(税別)から利用できます。
ドラッグ&ドロップ操作で簡単にプロ仕様のメールを作成できるほか、用途に応じた豊富なデザインテンプレートも用意されています。さらに、メール配信先のリストを作成し、購読者のプロファイルに応じた配信も行えます。過去の開封履歴から最適な配信時間を判断し、一人ひとりに適切なタイミングで配信できる点も特徴です。
このほか、ABテストの配信や、配信後の開封・クリックなど、購読者アクションのレポートを自動で作成可能。CRMと連携させれば、顧客データベースに過去の配信履歴や開封状況、返信なども見える化できます。
HTMLメールのテンプレート・デザイン
「HTMLメールを送ってみたいけど、書き方がわからない!」「社内にコーディングができる人材がいない!」ということもありますよね。
一見、専門知識が必要で難しそうなHTMLメールですが、初心者でも簡単に作成できるコツが有ります。それは、テンプレートを活用することです。
ここでテンプレートをまとめているサイトを3つ紹介します。
HTMLメールのテンプレートサイト3選
32 Responsive Email Templates
こちらは英語のサイトですが、32種類のHTMLメールのテンプレートがあります
Campaign Monitor
【メール作成画面】
Campaign MonitorはブラウザでHTMLメールを使えるツールで、好みのデザインのテンプレートを選択するとブラウザでメールを作成できます。
ドラッグ&ドロップでコンテンツを配置していけるので、htmlの知識が無くてもメールを作成できます。
maka-veli.com
maka-veli.comでは、レスポンシブなHTMLメール用テンプレートを無料で配布していて、メールの目的ごとにデザインがすでに組まれています。
5つのデザインが準備されており、自分に合うデザインを選んですぐに使えます。
これらを使って「基本の型」を準備すれば、後は毎回文言を変えるだけ。負担を減らしてHTMLメール作成ができます。ブラウザからメールテンプレートを制作できるツールもありますので、活用してみてくださいね。
メリットを理解してメールマーケティングに役立てよう
いかがでしたか。メールをマーケティングに活用したいと考えているなら、ぜひHTMLメールに挑戦してください。より効率的に、効果的にメールを活用できるはずです。
下記の記事でメール配信システムのサービスを比較しております。HTMLメールをドロップ&ドラッグで簡単に作れる機能が付いているサービスもあるので、一度確認してみてください。
ボクシルとは
ボクシルとは、「コスト削減」「売上向上」につながる法人向けクラウドサービスを中心に、さまざまなサービスを掲載する日本最大級の法人向けサービス口コミ・比較サイトです。
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