LPOツール比較おすすめ14選!CVR改善の手法
LPOツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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LPOツールとは
LPOツールとは、ランディングページのCVR(コンバージョン率)を向上させられるツールです。訪問者の特徴を分析するユーザー分析やABテストのデータを蓄積し、打ち手を考案できます。
近年は、人工知能(AI)を用いて自動でページを最適な表示に変えてくれるLPOツールも登場しています。
LPOとは
LPO(エルピーオー)とは「Landing Page Optimization」の略で、ユーザーが最初に訪れるLP(ランディングページ)をユーザーが目的のアクションを起こしやすいように調整・改善し、最適化することでCV(コンバージョン)を獲得するための施策です。
LPとは、広告や検索エンジンなどから訪問者が最初にアクセスするページであり、商品購入や資料請求などの「コンバージョン(CV)」を目的に設計されています。
LPOでは、このページ上の情報設計、導線、デザイン、訴求内容などを最適化して、訪問者をより高い確率でコンバージョンに導きます。
LPOが必要な理由と重要性
ユーザーが商品やサービスを自由に比較できる環境では、ランディングページ内で「伝わりやすい構成」や「迷わない導線」を用意することが成果の分岐点になります。
LPでの離脱はわずかなストレスや情報の不足でも起こるため、継続的な改善が不可欠です。

なぜLPの改善は必要なのか
ランディングページは広告費やSEOで集客したユーザーが最初に訪れる場所であり、CVに至るか離脱するかが、最初の一画面で決まります。
次のようなポイントが未整備のままだと、せっかくの集客が成果につながらないケースが多いです。
- 商品の強みが伝わりにくい
- 情報が散らばり読みづらい
- CTA(申し込みボタン)までの動線が長い
- フォームが複雑で入力負荷が高い
ヒートマップやスクロールデータを使い、ユーザーがどこで躓いているのかを可視化することで、改善すべき要素を確実に把握できます。
どのような企業がLPOで成果が出やすいのか
LPOの効果が出やすいのは、次のような特徴を持つ企業です。
- LP経由のCV数が事業成果に直結する
- 広告費を投下しており、CVR改善による費用対効果向上が求められている
- LPの制作や運用を社内でスピーディーに回したい
- 商品・サービスの差別化がしづらく、LP上での訴求やストーリー構成が成果を左右する
ユーザー行動の可視化やテストの反復が行えるため、「小さな改善で大きな効果を得たい企業」や「広告費の最適化を進めたい企業」に向いています。
LPOツールの役割
LPOツールは、LP改善に必要な分析・テスト・パーソナライズをまとめて実施できます。主な役割は次の3点に集約されます。
- ユーザー行動を分析し、ボトルネックを発見する
- ABテストなどを用いて改善案の効果を数値で検証する
- ターゲットごとに最適化されたコンテンツを表示し、CVRを底上げする
データをもとに改善サイクルを止めずに回せるため、属人的な判断に頼らず、LPを継続的に成長させる体制を構築可能です。
LPOツールのメリット
LPOツールを導入するメリットは次のとおりです。
- ランディングページの課題の把握
- ランディングページのターゲティングの向上
- ランディングページの内製化
- データドリブンなマーケティング
LPOツールの最終的なメリットは、ランディングページやWebサイトのCVR(コンバージョン率)向上による売上の増加です。
LPOツールがCVR向上にもたらすメリットの詳細について説明します。
ランディングページの課題の把握
LPOツールをGoogle Analyticsと組み合わせることで、ランディングページの現状や課題をより明確に把握できるようになります。
これらの課題の可視化は、Web広告のターゲティング、SEOのキーワード対策といったランディングページ以前のマーケティングにも役立ちます。
ランディングページのターゲティングの向上
LPOツールの行動分析やABテストを活用することで、訪問者のニーズや属性に合わせた最適なコンテンツを動的に表示できます。
ほとんどのLPOツールは、ランディングページにJavaScriptのタグを追加するだけでよいので、複数のLPを別途用意する必要がなく、業務負担にもなりません。
ランディングページの内製化
ランディングページをデザイナーやクリエイターに外注すると、コストと時間がかかります。LPOツールを活用すれば、LPを効率的かつ簡単に作成できます。
効果測定のための機能も備わっているので、感覚的な要素に左右されないランディングページを内製化できるようになります。
データドリブンなマーケティング
LPOツールでABテストを継続的に実施することで、データにもとづくマーケティングの体制や組織づくりにつながります。
ABテストの仮説・テスト・効果検証・決定のシンプルなプロセスは、データドリブンなマーケティングのPDCAサイクルを導入するための良い選択肢になります。LPOツールの行動分析から改善までのノウハウは、CRMツールを活用する際にも役に立つはずです。
LPOツールの選び方
LPOツールを導入する際は、次のポイントに注意して選ぶことをおすすめします。
- LP(ランディングページ)を効率的に作成したい
- ユーザー行動分析機能
- ABテストのやりやすさ
- 分析レポートの見やすさ
- ユーザー側の負荷
それぞれの選定ポイントについて説明します。
LP(ランディングページ)を効率的に作成したい
ランディングページの制作自体に課題を抱えている場合には、LPを効率的に作成できる機能のあるLPOツールを選びましょう。
豊富なテンプレートが揃っているツールや、ドラッグ&ドロップでノーコードのままLPを作成できるツールがおすすめです。
LPOツールの公式サイトにデザインサンプルがあれば、求めるテイストにマッチしているか確認しておきましょう。オリジナルのランディングページのデザインを有償で発注できるサービスもあります。
ユーザー行動分析機能
LPOツールでWebサイトの訪問者の行動分析を行い、サイトの改善やWebマーケティングに活用したい場合には、さまざまな種類のユーザー行動分析機能を備えているツールを選ぶとよいでしょう。
ヒートマップ解析やセッションリプレイ(録画再生)機能があれば、直感的にユーザーの行動の軌跡や意図、つまずき箇所を把握できます。ユーザー行動分析からインサイトを得て、仮説を立て、ABテストで検証することで、より精度の高いWebマーケティングが実現可能になるでしょう。
ABテストのやりやすさ
LPOツールでは、ABテストや多変量テストのやりやすさも重要な選定ポイントになります。
ABテストにかけるクリエイティブやグラフィックのバリエーションをその場で編集できる機能があれば、専門ソフトを立ち上げる必要がなく、迅速にテストを実行できます。
ABテストは繰り返しPDCAを回していく必要があるため、テストの準備や手間が削減できるLPOツールは、意外に大きな利点となります。
分析レポートの見やすさ
LPOツールは、Webマーケティングの改善ツールでもあるため、ABテストやユーザー行動分析の結果を見やすくレポートしてくれるツールがおすすめです。
分析レポートの視覚的なグラフから、マーケターは直感的にインサイトを得て、仮説に結び付けられます。分析レポートのUIデザインが優れているLPOツールは、全体的な使い勝手もよく、継続的に快適に使えるツールの可能性が高いでしょう。
ユーザー側の負荷
大規模キャンペーンで訪問者数が非常に多いランディングページや、詳細な行動分析機能を実装しているWebページでは、ユーザーの閲覧に負荷がかかる場合があります。
LPOツールは、UX改善のためのツールなので、ユーザー体験を阻害してしまっては本末転倒です。できれば、無料トライアルやデモで、自社のWeb開発担当者とともに、対象のランディングページのローディングや遅延、JavaScriptの反応などを確かめておくとよいでしょう。
LPOツールおすすめ比較14選
おすすめのLPOツールの特徴や機能を比較・紹介します。無料トライアルのあるサービスもあるので、導入の際の参考にしてください。
- Webサイトの解析からコンバージョン率向上まで一括サポート
- ヒートマップ解析、A/Bテスト、エントリーフォームの改善などが可能
- Webサイトをノーコードでカスタマイズ
SiTestは、株式会社グラッドキューブが提供する、サイト解析から効果検証まで実行できるオールインワンLPOツールです。ヒートマップやスクロールデータによる分析から、A/Bテストによる検証、ポップアップ機能やフォーム改善によるROI向上まで対応できます。
設定した条件と一致するサイト訪問者に対し、パーソナライズしたページを表示したり、訪問者の行動に基づきエンゲージメントの高い訪問者リストを自動生成したりできます。
サイトのテキストや画像の変更、コンテンツの移動などもノーコードで行え、データをもとに改善を進められます。
KARTE Blocks - 株式会社プレイド
- Webサイトの構成要素をブロックで管理・編集
- ライブラリ保存でよく使うブロックをスムーズに呼び出し
- セグメントを掛け合わせた配信条件でブロックを表示
KARTE Blocksは、Webサイトを任意のブロックで管理できるLPOツールです。ブロックの単位は自由に決められ、ドラッグ&ドロップでノーコードのまま編集可能です。ブロックのプレビュー確認やスケジュール設定も簡単にできます。
流入経路やセグメントで情報を出し分けたり、ABテストで施策を比較検証したりできるので、目的にあわせた調整に役立ちます。表示数やクリック数をブロックごとに自動計測してくれるので、施策検証と改善を効率よく行えます。
ferret One CMS - 株式会社ベーシック
- BtoBリード獲得、育成用のサイト構築、運用におすすめ
- 専門知識不要でLPをペルソナ別に展開でき、テスト、改善まで管理
- セミナー施策やホワイトペーパー施策も実行可能
ferret One CMSは、BtoBマーケティングに特化した機能とテンプレートを搭載した国産CMSツールです。
BtoBサイトに適した設定をプリセットしたテンプレートや表現を搭載しており、マーケティング担当者によるWebサイトやLPの管理が可能です。LPの制作数に上限がないので、ターゲットやキーワード別にLPを展開したり、キャッチコピーをテストしたりして、改善施策に役立てられます。
- LPOにおけるニーズ分析をサポート
- ターゲットユーザーのWeb行動を詳細に分析
- 適切なキーワードをリスト化
Dockpitは、LPOにおけるターゲットのニーズを分析するツールです。ターゲットとなるユーザーの行動パターンや意識といった特徴を分析し、ユーザーが求めている情報を具体的に把握できます。
検索ボリュームや掛け合わせキーワード、類似ワードなどの関連ワード、流入サイトから、効果が見込めるキーワードがリスト化されるので、狙うべき適切なキーワードを選定できます。ターゲットとするユーザーの心に響くLPの作成をサポートし、コンバージョンを促します。
KAIZEN PLATFORM - 株式会社Kaizen Platform
- 1,400社以上※の導入実績
- UXに強い専門人材からのWebサイト改善提案
- 専任サポートチームのフォロー
KAIZEN PLATFORMは、顧客体験(UX)を向上させるプラットフォームです。企業は、UXに強い専門人材によるチームから、Webサイトやランディングページの改善案を提案してもらえます。
導入はJavaScriptを一行埋め込むだけで完了します。また、専任のサポートチームが導入から運営までをサポートするので、運用面でも安心です。
※出典:Kaizen Platform「KAIZEN PLATFORM|顧客体験DXで企業課題をカイゼン」(2025年11月22日閲覧)
- ユーザーに最適化されたランディングページでCVR改善
- 各種DMP・アクセス解析・タグマネジメントツールと連携
- AIパーソナライズ機能搭載
DLPOは、大手企業Webサイトを中心に、850社以上※に利用されているLPOツールです。
独自のABテスト・多変量テストエンジンを搭載しており、自動的にビジュアルやアクションボタン、流入元などの組み合わせを加味して、高速にテストを行えます。AIパーソナライズ機能で、ユーザーに適したクリエイティブを配信できます。
※出典:DLPO「DLPO株式会社 - LPO・ABテストツール「DLPO」」(2025年11月22日閲覧)
Studio - Studio株式会社
- マーケター主導でLP運用のPDCAが可能
- サイト構築をサポートするAI搭載のデザインエディタ
- 外部マーケティングツールと連携
Studioは、ノーコードでサイトの構築から公開、運用まで可能なWeb制作ツールです。指示をもとに画像素材を編集したり、文章を自動生成したりできるAIを搭載し、キャッチコピーやレイアウトの変更にスムーズに対応できます。
さらに、Google AnalyticsやGoogle Tag Managerといった外部アナリティクスとの連携、ヒートマップツールといったマーケティングツールも利用でき、効果測定や高度な運用が可能です。
WebAntenna
- サイト側への変更なしでABテストができる
- コンテンツごとにコンバージョンを計測
- 導入実績600社以上※
WebAntennaは、Web広告の成果貢献度を簡単に評価できる広告効果測定ツールです。Web広告の効果を計測・分析する機能がメインですが、ユーザーが広告をクリックしたときに遷移先のURLを出し分けるABテストも行えます。
コストをかけて誘導した広告経由の流入者もすぐに離脱してしまっては十分な成果が得られません。重要な広告経由の流入者に対するABテストでLPO対策を行うだけでなく、詳細な広告効果も検証できるところが魅力です。
※出典:ビービット「広告効果測定ツール「WebAntenna」」(2025年11月22日閲覧)
- IPアドレスから地域最適化
- 連携ツールで詳しい分析が可能
- 堅牢なセキュリティー
どこどこJPは、Webサイト訪問者のIPアドレスから地理情報を分析し、最適なランディングページを表示します。Google Analyticsなどの連携ツールを活用することで、BtoBアクセス解析ツールにカスタマイズが可能です。
金融機関で利用される高いセキュリティを採用しているため、安心して自社のデータをクラウド上に保管できます。
- ユーザーに合わせた訴求で的確に誘導
- アクセス解析の手間を削減
- 新たなランディングページ作成は不要
Gyro-n EFOは、コンバージョンへと導くWebサイト改善ツールです。ユーザーの属性や行動履歴、閲覧状況に合わせて、Webサイトのコンテンツを差し替えます。CVRに応じて、効果の高いものへ最適化できます。
既存のページにタグを挿入するだけで表示の切り替えが可能で、新たなランディングページの作成は不要です。
CVX
- ランディングページの内製化支援
- 約200種類※のLPデザインテンプレートを標準搭載
- 14日間の無料トライアルあり
CVXは、株式会社ポストスケイプが提供する、ランディングページの内製化と改善に特化したLPOツールです。約200種類のLPデザインテンプレートを搭載し、「穴埋めに近い感覚」で簡単にランディングページを作成できます。
LPの新規制作からABテスト・ヒートマップ機能、専用エディタによるページの改修・改善まで行えます。Google Analyticsからタグマネージャーの設定まで対応し、自在にカスタマイズできる柔軟性をもったLPOツールです。14日間の無料トライアルを提供しています。
※出典:ポストスケイプ「インハウスLP制作・LPO支援ツール CVX | コンバージョンラボ」(2025年11月22日閲覧)
Squad beyond - 株式会社Squad
- 年間3,000億円以上※1のWeb広告に利用
- 定額制でLPページ数無制限
Squad beyond(スクワッドビヨンド)は、株式会社Squadが提供する、ランディングページ制作、分析、レポート、LPOがそろったWeb広告運用プラットフォームです。
年間3,000億円以上のWeb広告に利用されており、ランディングページ数・ドメイン数・トラフィックは無制限で、定額で利用できます。
また、広告媒体やASP、カートシステムなど、90以上の外部サービスとの連携も可能です。無料オンラインデモを申し込みできます。
※1 出典:Squad「【ユーザーインタビュー】WordPressの4倍速で記事制作を」(2025年11月22日閲覧)
PLAINER - PLAINER株式会社
- ノーコードで実際に操作できるデモコンテンツを構築
- デモコンテンツはLPやナレッジ記事、配信メールに埋め込み可能
- ポップアップガイドやフォーム、分岐機能でユーザー体験を最適化
PLAINERは、サービスサイトや広告用LPにデモコンテンツを構築し埋め込めるツールです。自社ソフトウェア製品へのログイン有無に関係なくデモ体験が可能なため、商材の魅力を効果的に伝えられます。
提案資料やデモ、事例を一元化できるシナリオ管理機能により、見込み顧客へのアプローチから商談、既存顧客へのサポートまで、営業・マーケティング全体のプロセスで活用できます。提案時や問い合わせを促したい際にも、資料や事例を標準化しセット提供が可能です。
MATTRZ LPO - Mattrz株式会社
- LPのコンバージョン率向上に特化
- リダイレクトテストを含むABテストに対応
- PV率やクリック数、離脱率など多角的な指標を検証可能
MATTRZ LPOは、ノーコードでLPの編集やABテストを実行できるLPOツールです。管理画面から、LPのテキストや画像、CTAボタンの配置、ページ内ブロックの色などを編集できます。
サイトにタグを一つ設置するだけで、ABテストを始められます。通常の要素変更から、異なるURLのLPを比較するリダイレクトテストにも対応できるため、大規模なLPの改善策もデータをもとに検証可能です。
PV数やCVR、直帰率などの指標で効果を分析でき、継続的な改善を支援します。
「BOXIL SaaS AWARD Winter 2024」の受賞サービス

「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」は、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」が毎年3月4日を「SaaSの日(サースの日)」と定め、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。
今回の「BOXIL SaaS AWARD Winter 2024」は、2023年10月1日から2024年9月30日までの1年間で新たに投稿された口コミ約13,000件を審査対象としており、計294サービスに、ユーザーから支持されるサービスの証としてバッジを付与しました。
【Good Service】:「BOXIL SaaS」上に投稿された口コミを対象に、各カテゴリで総得点の高いサービスに対してスマートキャンプから与えられる称号です。
| サービスの安定性No.1 | AB Tasty |
| 機能満足度No.1 | AB Tasty |
| カスタマイズ性No.1 | AB Tasty |
| お役立ち度No.1 | AB Tasty |
| 使いやすさNo.1 | AB Tasty |
【口コミ項目別No.1】:「BOXIL SaaS」上に投稿された「口コミによるサービス評価」9項目を対象に、各カテゴリ、各項目において一定の基準を満たしたうえで、最も高い平均点を獲得したサービスに対して、スマートキャンプから与えられる称号です。
>>BOXIL SaaS AWARD Winter 2024の詳細はこちら
LPを改善する際のポイント
LPOを進めるうえで改善すべきポイントについて解説します。
ファーストビューで欲しい情報が目に入るようにする
ユーザーがWebページを評価するのは3〜5秒といわれています。その間に、ランディングページでユーザーが求めている情報が必ず目に入るようにしましょう。
訴求点を強調したレイアウトにする
競合が多く存在するようなサービスでCVを獲得したい場合、ランディングページで訴求点が適切に配置されているかに注意しましょう。
ユーザーが他のサービスとあわせて検討しているときに、サービスの特徴がうまく伝わらないとCVにはつながりません。
CVにつながるボタンを強調する
「無料体験申し込み」「資料請求」といった、CVにつながるボタンはしっかりと強調しましょう。ランディングページでボタンの位置を明確にしておかないと、ユーザーはボタンを探すことに面倒を感じて離脱してしまいます。
リンク元や検索結果の画面とWebページのコピーを一致させる
「広告をクリックした場合」
「検索結果からクリックした場合」
いずれの場合も、ユーザーはコピーに魅力を感じてクリックしています。魅力を感じたコピーとランディングページのコピーが違うと離脱する可能性が高くなります。
スマートフォンでも見やすいように工夫する
ランディングページは、パソコンの画面上だけでなく、スマートフォンで閲覧したときの見やすさにもこだわる必要があります。事実、CVRの高いLPでは、必ずといっていいほど、スマートフォンでも見やすいように工夫されています。
LPの代表的な例
LPOの手法
次に、具体的なLPOの手法について紹介します。
ABテスト
ABテストは、LPOにおいて最もよく使われる手法です。
まずキャッチコピーやレイアウトを変えたランディングページのパターンを複数用意します。そして、検証する要素以外はすべて同じ条件にし、一定期間テストを行います。結果としてCVR(コンバージョン率)が高い方を採用するのがABテストのやり方です。
ABテストについて詳しく知りたい方は、ぜひ次の記事も参考にしてください。
行動ターゲティングLPO
行動ターゲティングLPOは、サイト訪問者の行動履歴からユーザーをターゲット化して分類し、ランディングページをターゲット顧客に合わせて最適化する手法です。この分類をセグメント化と呼びます。
代表的なものとして、検索されたキーワードごとに表示画面を変更する方法があります。
たとえば、「勤怠管理 ICカード」と検索するユーザーは勤怠管理システムのなかでも、ICカードを活用できるサービスを探していると推測できます。そのようなユーザーに対しては、ICカードを前面に押し出したランディングページに最適化することでCVRの向上が見込めます。
ほかにも、訪問者のIPアドレスから都道府県を特定し、地域ごとに異なるページを表示するといったエリアターゲティングや、曜日や時間でページを変更したり、性別や年齢によって変更したりする手法があります。
これらのLPO施策はCVRを向上させるうえで非常に有効です。そしてこれらの手法は、どれだけユーザーにとって便利で、魅力的なものであるかを伝えられるかが勝負どころです。
ユーザーが何を求めているか、ユーザーにとって何が面倒であるかを検証して、ユーザーの目線に立ってランディングページを最適化しましょう。
LPOツールでCVRを向上させるWebマーケティングを
LPOツールは、サイト訪問者にランディングページを最適化して表示することで、CVRを向上させ売上を増やすメリットがあります。LPOツールを導入する際は、次のポイントに注意して選ぶことをおすすめします。
- LP(ランディングページ)を効率的に作成したい場合
- ユーザー行動分析機能
- ABテストのやりやすさ
- 分析レポートの見やすさ
- ユーザー側の負荷
最適なLPOツールを導入して、効果の上がるデータドリブンなWebマーケティングを目指しましょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。
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