MotionBoard × Tableau × Qlik Cloud Analytics × Power BIを比較 | 機能・価格
BIツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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目次を閉じる
- おすすめBIツールの比較表
- BIツールの機能
- 【結論】どのBIツールがどのような企業におすすめなのか
- MotionBoardがおすすめな企業
- Tableauがおすすめな企業
- Qlik Cloud Analyticsがおすすめな企業
- Power BIがおすすめな企業
- BIツール4サービスの機能・料金比較表
- 機能比較表
- 料金比較表
- 特徴の比較
- BIツール4サービスの特徴
- MotionBoard
- Tableau
- Qlik Cloud Analytics
- Power BI
- BIツール選択のポイント
- 導入する目的はなにか(Why)
- ユーザーは誰か(Who)
- どのようなデータを分析するのか(What)
- どこで使うのか(Where)
- どのタイミングで導入するか(When)
- データ同士の連携はどうするか(How to)
- 導入費用と運用コストはどのくらいか(How much)
- 自社に最適なBIツールを選択しよう
- BOXILとは
おすすめBIツールの比較表
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BIツールの機能
各サービスを紹介する前に、BIツールの基本的な機能について説明します。今回紹介するすべてのBIツールに備わっているため、あらかじめ押さえておきましょう。

| レポーティング | OLAP分析 | データマイニング | プランニング | |
|---|---|---|---|---|
| できること | 定期的なレポート作成 | 多角的なデータ分析 | 未知の傾向分析 | 予測数値の算出 |
| 目的・役割 | 報告や観測向けの資料 | 事例の要因分析 | 新たな角度からの調査 | 売上や在庫の予測 |
上記のBIツールの機能についてはこちらの記事にて紹介しています。
【結論】どのBIツールがどのような企業におすすめなのか
BIツールはそれぞれに強みがあり、得意とする分析領域や導入しやすさが異なります。主要4サービスであるMotionBoard、Tableau、Qlik Cloud Analytics、Power BIについて、それぞれどのような企業に向いているのかを紹介します。
MotionBoardがおすすめな企業
MotionBoardは、ウイングアーク1st株式会社が提供する国産のBIツールです。多彩なデータを一元管理し、リアルタイムで可視化できる点が特徴です。
ダッシュボードの自由度が高く、グラフや地図、画像を使って直感的に分析結果を共有できます。国内企業向けのサポートも手厚く、国産ツールならではの操作性が魅力です。
特におすすめなのは、複数拠点の業績をリアルタイムで把握したい企業や、現場部門でも使いやすいBIツールを探している企業です。MotionBoardは専門知識がなくても操作しやすく、部門横断でのデータ活用を進めたい企業に最適です。
Tableauがおすすめな企業
Tableauは、Salesforce Japanが提供するデータ分析に優れたBIツールです。大規模なデータも高速に処理でき、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作で簡単に可視化できます。
豊富なテンプレートと高度な分析機能を備えており、プレゼンテーションや共有機能も充実しています。データサイエンス領域にも対応できる拡張性が特徴です。
分析の自由度を重視する企業や、データドリブン経営を推進したい企業におすすめです。特にマーケティング分析や経営分析など、複数のデータソースを横断的に扱う場面で力を発揮します。データの「見せ方」にこだわりたい企業にも最適です。
Qlik Cloud Analyticsがおすすめな企業
Qlik Cloud Analyticsは、独自の「連想型エンジン」によってデータの関連性を自動で抽出できるBIツールです。
ユーザーは、あらかじめ決められた分析の進め方にとらわれることなく、思考の流れに沿って自由にデータを探索できます。クラウドベースのため、デバイスや場所を問わず利用できるのも強みです。
現場での意思決定スピードを高めたい企業や、データ探索型の分析を重視する企業におすすめです。特に、複雑なデータ構造を扱う製造業や流通業など、柔軟な視点からインサイトを得たい企業に適しています。
Power BIがおすすめな企業
Power BIは、マイクロソフト社が提供するBIツールで、ExcelやTeams、AzureなどのMicrosoft製品と連携しやすいのが特長です。
低コストで導入でき、画面構成もシンプルなため、初めてBIツールを導入する企業でも使いやすいのが特徴です。自動更新やレポート共有などの自動化機能も充実しています。
コストを抑えながらBIを導入したい中小企業や、すでにMicrosoft 365を活用している企業におすすめです。既存の環境との親和性が高く、社内全体でスムーズにデータ活用を進められる点が魅力です。
BIツール4サービスの機能・料金比較表
BIツール4サービスの機能と料金を表形式で比較します。
機能比較表
BIツールの機能比較表です。TableauはETLをはじめとしたデータの前処理にも対応しているのに対し、ほか3サービスは分析において強みがあります。
| サービス名 | 提供形態 | AI・機械学習 | 連携サービスの強み |
|---|---|---|---|
| MotionBoard | クラウド、オンプレミス | - | 日本のクラウドサービス |
| Tableau | クラウド、デスクトップ、オンプレミス | ◯ | 国際的に主流のサービス |
| Qlik Cloud Analytics | デスクトップ、オンプレミス | - | 長い歴史を持つサービス |
| Power BI | クラウド、デスクトップ、オンプレミス | ◯ | Microsoftサービス |
料金比較表
BIツールの料金比較表です。個人利用で低コストを重視する場合はPower BIがおすすめです。企業規模で利用する場合は、要件によって料金が大きく異なるため、各社へお問い合わせください。
| サービス名 | 月額費用 | 初期費用 | 無料トライアル |
|---|---|---|---|
| MotionBoard | 15,000円/10ユーザー〜 | 要問い合わせ | あり |
| Tableau | 35ドル/1ユーザー〜 | 要問い合わせ | あり |
| Qlik Cloud Analytics | 200ドル/10ユーザー〜 | 要問い合わせ | あり |
| Power BI | 2,098円/1ユーザー〜 | 要問い合わせ | あり |
特徴の比較
各BIツールの特徴をまとめました。
日本での利用に適しているMotionBoard、多機能なTableau、高度な分析に強みを持つQlik Cloud Analytics、Excelのような使い勝手が魅力のPower BIなど、それぞれに特徴が見られます。
| サービス名 | 強み1 | 強み2 |
|---|---|---|
| MotionBoard | 日本のクラウドサービスと連携 | Salesforce向けサービスも |
| Tableau | ETLの機能あり | コミュニティが充実 |
| Qlik Cloud Analytics | 分析機能が強い | Qlik Senseが便利 |
| Power BI | 個人利用向け無料プランあり | Excelのような使用感 |
MotionBoardとTableau, Qlik Cloud Analytics, Power BIだけを念頭においていると、実はもっと適したBIツールがあるのに、検討する機会を逃しているかもしれません。本当に導入すべきサービスを見定めるために各社の機能と料金、実績をサービス資料で把握しておきませんか?
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BIツール4サービスの特徴
BIツール4サービスの特徴を、ユーザーの口コミとともに紹介します。
MotionBoard - ウイングアーク1st株式会社
- さまざまな情報を統合し、多彩な表現でデータを可視化
- Excelを最大限に利用可能
- リアルタイム情報、IoTデータの活用を促進
MotionBoardは、さまざまな環境に分散したデータを一元的に統合し、「価値ある情報」として可視化する情報活用プラットフォームです。
さまざまなソースのデータをリアルタイムに分析し、モバイル端末を利用して社外からでも活用可能。時間や場所を問わず、経営や現場の意思決定に役立てられます。
MotionBoardの口コミ・評判
Tableau - 株式会社セールスフォース・ジャパン(Tableau)
- クラウド、オンプレミス問わずデータに接続
- クリックやドラッグ&ドロップを中心とした操作性
- 特許取得済み技術VizQLでデータを視覚化
Tableauは、データを視覚的に表現し、ビジュアル分析できるBIツールです。コーディング不要で、必要なデータへの接続から統合、クリーニング、ビジュアル化まで対応できるため、ビジネスユーザーによるデータ分析にも役立ちます。
導入形態もオンプレミス、クラウド、ホスティングに対応しており、利用中のシステムに統合もできます。世界中の企業と個人に利用されており、活発に交流しているユーザーコミュニティも特徴です。
Tableauの口コミ・評判
Qlik Cloud Analytics
- インメモリデータエンジンによる高速分析
- 業務ユーザーが自由に利用可能
- SAPの大容量データの高速解析も可能
Qlik Cloud Analyticsは、「連想技術」と「インメモリー」という最大の特長を活かし、事前定義を必要とせず、データの中から業務に必要な情報を探索できる情報分析プラットフォームです。
分析に必要なデータをインメモリで全件保持しており、明細データを自由な視点から直接分析できます。
また、直感的に使えるわかりやすいインターフェースを持ち、気になる部分をクリックするだけで、すぐに多彩な角度から分析されたデータを可視化できます。
Qlik Cloud Analyticsの口コミ・評判
- Excelのような使用感でデータを可視化、分析
- レポートを即時作成できるAI搭載
- レポートやダッシュボードでの共同作業も可能
Power BIは、無料から利用できるAI搭載のBIツールです。ドラッグ&ドロップキャンバス、レポートを自動生成するAI、豊富なテンプレートアプリなど、ユーザーをサポートする機能を多く備えています。
レポートやダッシュボードなどを作成できるほか、共有や共同作業も可能で、Excelといった他のMicrosoftサービスにレポートを埋め込み共有も可能です。
運用周りのサポートを必要とする企業には、ライセンス販売も行うイースト株式会社の導入支援サービスがおすすめです。
Power BIの口コミ・評判
【BIツールの選定における「めんどうくさい」「時間がかかる」を一気に解決!】
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- 各社提供のサービス資料を無料で閲覧できる
- 各社の公式サイトにて問い合わせする手間なし
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- 特典の比較表で最安料金を比較できる
- 稟議に向けた表や資料として使える
BIツール選択のポイント
効率的な意思決定を支援するためには、各ツールの特性を見極めて活用することが重要です。BIツール選択のポイントを、5W2Hに分けて解説します。
- Why:なぜ導入するのか
- Who:想定されるユーザーは誰か
- What:どのようなデータを分析するか
- Where:どこで使うのか
- When:どのタイミングで導入するか
- How to:データ連携がどこまで可能か
- How much:いくらかかるか
導入する目的はなにか(Why)
BIツールに限らず、経営管理ツールを導入する際は利用目的を明確にすることが重要です。
BIツールの目的は、企業内のデータを収集・分析して統合し、経営意思決定のスピードと精度を上げることです。
「なぜBIツールが必要なのか?」が明確になっていないと、期待していた導入効果が得られないリスクがあります。
ユーザーは誰か(Who)
BIツールの利用者は誰か、どのような方が使うのかにより選定するツールも変わってきます。BIツールはITスキルや統計の基礎知識の必要なツールです。利用者は経営トップなのか、マネージャークラスなのか、現場担当者なのかによっても変わってきます。
どのようなデータを分析するのか(What)
何を分析するのかによってもツールは変わってきます。統計的な分析を得意とするのがBIツールです。定量的データの分析には適していますが、文章や音声、画像などの定性的データの分析には適していません。どのようなデータを分析するのか明確にしましょう。
どこで使うのか(Where)
どこで使うのかという問題には二つの要素があります。
ひとつは導入部署の問題です。全社へのシステム導入は、段階が必要です。もうひとつは使用場所の問題です。スマートフォンやタブレットを使用し外出先で利用するような場合は、厳重なセキュリティが必要です。
どのタイミングで導入するか(When)
導入のタイミングにも注意しなければなりません。BIツールの失敗例であるのは、「会社の業務機構がBIツール導入後に大幅に変更になった」「吸収合併でBIツールがいくつもできてしまった」などです。経営全体の流れを見極める必要があります。
データ同士の連携はどうするか(How to)
管理帳票やExcelで蓄積したデータなどは、どの企業でも散在していることでしょう。経理システムは自社開発の専用システムなのか、クラウド上のパッケージの汎用システムなのかなどで、選ぶべきBIツールは変わってきます。
導入費用と運用コストはどのくらいか(How much)
BIツールは経営変化に柔軟に対応させなければなりません。初期費用だけでなく、運用コストと追加開発費用を考慮する必要があります。ユーザーライセンス契約の製品は、社員数や利用者数の増加の見通しも考えなければなりません。
自社に最適なBIツールを選択しよう
MotionBoard、Tableau、Qlik Cloud Analytics、Power BIの違いを比較してきました。自社に最適なBIツールを選択することが、意思決定のスピードや業務品質に貢献します。運用や教育の体制を計画しながら導入を進めていきましょう。
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