「Excelでの案件管理に限界を感じている」「まずは費用をかけずに営業管理を始めたい」とお悩みではありませんか。無料プランがあるように見えても、実際は期間限定のトライアルだけという製品もあります。
そこで無料で使えるSFAを、「無料プラン」と「期間を区切って試せる無料トライアル」に分けて比較します。無料プランのあるSFA3社と無料トライアルのあるSFA9社について、無料で使えるユーザー数の上限や、案件の進捗管理・レポートがどこまで無料の範囲に入るかまで整理しました。
【30秒でわかる無料のSFAのポイント】
・無料で使えるのはHubSpot Sales Hub・Zoho CRM・monday.com
・無料枠は2〜3ユーザーが上限で、4人目からは有料への移行が前提になる
・実際の運用で試すなら、30日間の無料トライアルがあるサービスが現実的
有料プランも含めて機能や料金を詳しく解説した、次の記事もあわせてチェックしてみてください。
>SFAのおすすめ比較をチェックする
各社の強みと評判を凝縮し、企業規模や課題との相性をプロの視点で要約しました。
- 各サービスのおすすめポイント(機能・導入実績・サポート品質)と自社との相性
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※掲載料金は税区分の記載を含め、各社公式サイトの表記に基づいています。
SFAを無料で使う方法
SFAを無料で使うには、大きく分けて「無料プラン」「無料トライアル」「フリーソフト・OSS」の3つの方法があります。それぞれ使える範囲と向いている場面が違うため、まず全体像を押さえてから候補を絞り込みましょう。
無料プランのあるSFAを利用する
無料プランは0円のまま使い続けられるのが特徴です。利用できるユーザー数や機能に上限はあるものの、営業担当者が2〜3名のチームなら、案件の進捗管理は無料の範囲だけで回せます。自社の営業プロセスに合うかをまず見極めたい場合の入口として現実的です。
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|---|---|---|---|
| HubSpot Sales Hub | monday.com | Zoho CRM | |
| 無料枠(ユーザー数) | 2ユーザー (コンタクト1,000件) | 2ユーザー | 3ユーザー |
| 無料で使える範囲 | 営業パイプライン中心 | 3ボード・200アイテム | 顧客管理など基本機能 |
| 顧客・取引先管理 | ● | ー | ● |
| 案件・商談管理 | ● | ● | ● |
| 活動履歴・スケジュール | ● | ー | ● |
| レポート・分析 | ● (ダッシュボード2つまで) | ー | ● |
| モバイルアプリ | ー | ● | ● |
| Webフォーム・外部連携 | ー | ー | ● |
| AI機能 | ー | × (Basicプラン以上) | × (エンタープライズ以上) |
| 有料プラン月額 | 2,400円/シート/月 | 1,300円/ユーザー/月 (年間払い・最低3ユーザー=3,900円/月) | 1,760円(税抜・年間契約)/ユーザー/月 (スタンダード) |
※●=無料プランで使える/×=無料プランでは使えない/ー=要問い合わせ
無料トライアルのあるSFAを利用する
無料トライアルは有料版とほぼ同じ機能を一定期間だけ試せる方式です。機能制限が少ないぶん実際の運用に近い形で検証できる一方、期間が終われば有料契約が前提になります。無料プランでは機能が足りない場合や、営業チームの人数が上限を超える場合はこちらが向いています。
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|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Agentforce Sales(旧Sales Cloud) | kintone | esm(eセールスマネージャー) | GENIEE SFA/CRM | Mazrica Sales | Sales Force Assistant | Creatio | |
| トライアル期間 | 30日間 | 30日間 | ー | ー | ー | 30日間 | 2週間 |
| 申し込み方法 | Webから (クレジットカード不要) | Webから | Webから | Webから | Webから | Webから (7製品同時) | Webから |
| 課金単位 | ユーザー/月 | ユーザー/月 | ユーザー/月 | ID/月 | ID/月 | ー | ー |
| 有料プラン最安 | 3,000円/ユーザー/月〜 (Starter Suite) | 1,000円(税抜)/ユーザー/月 (ライト) | 3,500円(税抜)/ユーザー/月 (Basic) | 3,450円(税抜)/ID/月 (スタンダード) | 6,500円(税抜)/ID/月 (Starter) | ー | ー |
| 最低利用 | ー | 10ユーザー | 5名 | 利用期間1年 | 10ID (65,000円/月〜) | ー | ー |
| 初期費用 | ー | ー | ー | ー | 無料 | ー | ー |
※ー=要問い合わせ
フリーソフトやOSS(オープンソース)のSFAをおすすめしない理由
SFAには、F-RevoCRMやSuiteCRM、Vtiger CRMのようにライセンス費用が0円で使えるOSS(オープンソース・ソフトウェア)もあります。ソースコードが公開されているため自社の営業フローに合わせて自由に改修でき、ユーザー数の上限もないという長所があります。
ただしOSSは、サーバーの構築と運用、バージョンアップへの追随、脆弱性が公表されたときのセキュリティ対応をすべて自社で担うことが前提です。顧客情報を扱うSFAでこれらが滞ると、情報漏えいのリスクに直結します。
ライセンス費用は0円でも、構築や保守を外部に委託すればその分の費用が発生します。専任のIT担当者がいない企業には、サーバー管理が不要なクラウドの無料プランが向いています。逆に自社にエンジニアがいて作り込みを重視するなら、OSSは有力な選択肢です。
「自社に合う製品がわからない」といった方へ向けて、簡単な質問に答えるだけでおすすめ製品がわかる診断を用意しました。製品選びに迷っている方はぜひご活用ください。
無料で使えるSFA かんたん診断
最大3つの質問で、自社が無料で使えるか、有料の検討が必要かがわかります。
なぜExcelやメール中心の営業管理は限界なのか?無料システムでこう変わる
今あなたの会社で起きている「フォロー漏れ・機会損失」や「最新版がどれかわからない」状態は、あなたの管理能力の問題ではなく、Excelやメール、紙の営業日報といった従来の管理方法の限界です。
なぜなら、これらの管理方法は、バラバラなツールに入力された情報を人間が手作業で探し出し、転記・集約する非効率な作業だからです。案件数が増えていけば、人間が手作業で確認できる量をいつかは超え、ミスやフォロー漏れが起きやすくなります。
0円で使える無料のSFAならこの状況を改善できます。たとえば、次のように変化が生まれます。
| あなたの課題 | Excelやメール中心の営業管理 | 無料システム |
|---|---|---|
| フォロー漏れ・機会損失 | 手帳やカレンダーへの手書きメモ頼みで、忙しい時期にはフォロー漏れが少なからず発生 | フォロー期限をSFAがリマインドするため、対応前に抜け漏れに気づける |
| 最新版がどれかわからない | 担当者ごとにExcelファイルが分かれ、顧客情報や案件情報を複数ファイルに何度も入力している | 顧客・案件情報を1つのシステムに入力するだけで共有でき、1回の入力でOK |
| 活動状況の見える化ができない | 日報や週報がメールや紙で点在し、誰がどの顧客にどのような提案をしているかを一覧で把握できない | 訪問履歴や提案内容がSFA上に集約され、チーム全体の活動状況をリアルタイムに把握できる |
| パイプライン・予測数字の精度が低い | 案件ステータスの更新が担当者任せで遅れ、Excel集計では正確な見込み数字がつかめない | 案件ごとのステージや金額が常に最新化され、一覧でステータス管理と売上予測ができる |
| コスト | 0円 | 0円 |
Excelがまったく使えないわけではありません。項目を作って数値を入れるだけで管理でき、関数を使えば集計も自動化できるため、顧客数や案件数が少ないうちは十分に機能します。
問題が起きるのは担当者が増えて同時編集や情報共有が必要になった段階です。ファイルが担当者ごとに分かれて最新版がわからなくなり、集計のたびに転記が発生します。つまりExcelやメール中心の営業管理は、案件数と担当者数が増えるほど成り立たなくなります。
なお、いきなりシステムを導入せず、まずは日報や営業報告のフォーマットを整えるところから始める方法もあります。書き方の型と無料で使えるテンプレートは、次の記事にまとめています。
無料のSFAを選ぶときのポイント
無料のSFAは有料版に比べて使える機能が絞られています。そのため自社に必要な機能を先に洗い出し、それが無料の範囲に収まるかで判断するのが確実です。SFAの主な機能は次のとおりです。
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| 顧客管理 | 商談を行う相手や企業などの顧客情報を管理できる機能 |
| 名刺管理 | 名刺をもらった際に管理できる機能 |
| 案件管理 | 「商談の進捗」や顧客行動を分析した、「受注確率」「受注予定日」「売上見込金額」などの案件情報が管理できる機能 |
| リード管理 | 見込み顧客の管理ができる機能 |
| スコアリング | ユーザーの購買行動やWeb上でのアクションをもとに、顧客に点数を付けて分類する機能 |
| 見積・見積書作成 | 見積金額を算出したり、見積書を作成したりできる機能 |
| レポート作成 | 商談数や案件数など、営業活動で重要な指標を可視化するためのレポート作成ができる機能 |
| 売上予測・売上管理 | 受注率や案件数などのデータから、売上の予測や管理ができる機能 |
| 予実管理 | 予算と実績を管理できる機能 |
| ワークフロー | 業務のプロセスが一段階進んだ際に、次のアクションが自動で実行される機能 |
| 日報管理 | 各営業の行ったことを日報形式で提出・管理ができる機能 |
| 商談管理 | 商談発生〜契約までの進捗状況を管理できる機能 |
| スケジュール管理・タスク管理 | OutlookやGoogle カレンダーなどのカレンダーと同期して、スケジュールやタスク管理ができる機能 |
| アラート機能 | 営業活動の段階や状況に応じて、アラートを出してくれる機能 |
| キャンペーン管理 | 販促を目的として行う各種広報・宣伝活動を管理できる機能 |
| メールテンプレート | 効率的にメールを送信できるように、テンプレートを登録したり、あらかじめ用意されたテンプレートを利用したりできる機能 |
| メール一括配信 | 顧客データやセグメントなどに応じてメールを一括で配信できる機能 |
| エクスポート | ExcelやPDFなどのデータをエクスポートできる機能 |
| ファイル添付 | 案件情報に画像やファイルなどを添付できる機能 |
無料で使えるユーザー数の範囲で足りるか
無料プランで最初に効いてくる制限がユーザー数の上限です。Zoho CRMは3ユーザーまで、HubSpot Sales Hubとmonday.comは2ユーザーまでが無料の範囲です。
営業担当者とマネージャーの2名で始めるなら、いずれも無料で足ります。ただし上限を超えると有料プランへの移行が前提になります。たとえばmonday.comの有料プランは最低3ユーザーからの契約が必要となり、年間払いの場合で月額換算3,900円からの費用が発生します。
半年後の増員予定まで見込んだうえで、移行後の月額と初期費用も含めて比較しておくと、後戻りが少なくなります。
外出先からスマートフォンで記録できるか
訪問営業が中心なら、移動中や商談直後にスマートフォンから記録できるかで入力率が大きく変わります。オフィスに戻ってからまとめて入力する運用は後回しになりやすく、SFAが形骸化する典型的な原因です。
無料プランでモバイルアプリが使えると公表されているのはZoho CRMとmonday.comです。外回りの多い営業チームなら、この2つが優先候補になります。内勤中心でPCから入力できる体制なら、モバイル対応は必須条件になりません。
案件の進捗と売上見込みを可視化できるか
SFAを入れる目的が「今どの案件がどこまで進んでいるか」の把握なら、案件のステージ管理とレポート機能が無料の範囲に入っているかを見ます。案件一覧が見えるだけでは、月単位の売上見込みは立てられないためです。
無料プランでレポート・分析まで使えると公表されているのはZoho CRMとHubSpot Sales Hubです。ただしHubSpot Sales Hubはダッシュボードを2つまでしか作成できないため、部門ごとに指標を分けたい場合は有料プランが前提になります。
メールやMAツールなど他サービスと連携できるか
SFAはMAツール(マーケティング自動化ツール)とセットで使う場面が多く、すでに導入済みのツールとつながるかは事前に確認しておきたい条件です。販売管理システムと連携できれば、受注情報や顧客情報の二重入力もなくせます。
無料プランの範囲でWebフォームや外部連携まで使えると公表されているのはZoho CRMです。今回の3社では、他社サービスとの連携は有料プランからの提供のため、連携が必須要件なら無料プランではなく無料トライアルで実機検証するほうが確実といえます。
なお、ここで挙げた選定軸は少人数のチームを前提にしています。従業員数が数十名規模で、部門をまたいだ運用や将来的な有料移行まで見据えて選びたい場合は、中小企業向けの選び方をまとめた次の記事も参考になります。
SFAを導入するメリット
無料プランであっても、Excelや手帳での管理から切り替えることで得られる効果があります。ここでは代表的な3つを、手作業のときとの違いで整理します。
営業活動が可視化され、属人化を防げる
担当者しか知らない情報がなくなるのが最大の効果です。顧客とのやりとりや商談の経緯が全員の見える場所に残るため、担当者の異動や退職があっても引き継ぎが止まりません。
Excelと手帳での管理では、案件の背景がファイルにも手帳にも書かれておらず、担当者に聞かないとわからない状態が生まれます。SFAでは顧客ごとに履歴が積み上がるため、引き継ぎ資料を作り直す手間もかかりません。
案件の取りこぼしと二重対応がなくなる
フォロー期限をシステム側が管理するため、忙しい時期でも追客が止まりません。手帳へのメモ頼みだと、繁忙期に限って抜けが起きます。
また、顧客情報が1か所に集約されるため、同じ見込み客に複数の担当者が別々にアプローチしてしまう事態も防げます。担当者ごとにExcelファイルが分かれていると、こうした重複は表面化するまで気づけません。
日報や報告資料の作成にかかる時間を減らせる
日々の活動記録がそのまま集計されるため、報告のために数字を集計し直す作業がなくなります。案件ごとのステージと金額が最新化されていれば、売上見込みも一覧で確認できます。
メールや紙で日報が点在していると、集計のたびに転記が発生し、報告書ができあがるころには数字が古くなっています。入力を1回で済ませられることが、無料プランでも得られる実務上の効果です。
無料プランのあるSFA3選
無料プランで0円のまま使えるSFAを3社紹介します。無料枠のユーザー数と、無料で使える機能の範囲が選定の分かれ目になります。
HubSpot
- 取引先ごとの案件管理と営業パイプライン管理、見積書作成、ミーティングの日程調整までを無料で使える
- 無料プランは2ユーザー・コンタクト1,000件まで。レポートのダッシュボードは2つまで作成できる
- 有料プランはStarterが1シート月2,400円から。Professionalは1シート月12,000円
HubSpot Sales Hubは、マーケティング機能を含むHubSpot CRMと連携して使える営業向けのSFAです。メールの送受信履歴が自動で記録されるため、メール営業が中心のチームと相性がよいのが特徴といえます。
無料プランでも営業パイプライン管理までひととおり触れますが、メールシーケンスによる自動フォローや詳細なレポート、権限管理は有料プランからです。少人数のチームで、SFAとメール営業の組み合わせを検証したい場合に向いています。
HubSpot Sales Hubを無料で使う制限
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ユーザー数 | 2ユーザーまで無料。 |
| 機能制限 | 登録できるコンタクト数は1,000件まで。レポートのダッシュボードは2つまで。メールシーケンスや自動化ワークフロー、予測スコアリングなどの高度な機能は利用不可。 |
| サポート | ナレッジベースやコミュニティが中心。電話サポートや専任担当は有料プランの対象。 |
| その他の制限 | 画面内にHubSpotのロゴが表示される。細かな権限設定やチーム単位の管理機能は有料プラン限定。 |
monday.com
- 案件やタスクをボードで管理でき、カンバンや表、カレンダーなど複数のビューで進捗を確認できる
- 無料プランは2ユーザー・3ボード・200アイテムまで。200種類以上のテンプレートとiOS・Androidアプリを利用できる
- 有料プランは1ユーザー月1,300円(年間払い)から。ただし最低3ユーザーからの契約で、最小構成でも月3,900円かかる
monday.comはプロジェクト管理ツールとして知られていますが、営業パイプライン向けのテンプレートが豊富で、SFAとしても使えます。無料プランの範囲は、パイプライン用とタスク管理用にボードを分ける程度の最小構成で、運用イメージをつかむのに向いています。
ただしAI機能はBasicプラン以上のため無料では使えず、自動化や外部サービスとの連携も有料プランからです。部署内で試験運用したうえで全社展開を検討する、という進め方に適しています。
monday.comを無料で使う制限
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ユーザー数 | 最大2ユーザーまで無料。 |
| 機能制限 | ボードは3つ、アイテムは200件まで。AI機能はBasicプラン以上のため利用不可。自動化と外部サービス連携は無料プランでは使えない。 |
| サポート | ヘルプセンターとオンラインサポートを利用可能。 |
| その他の制限 | ストレージは500MBまで。数式・時間追跡・ファイルなど一部のカラムは使えない。営業向けのmonday sales CRMは無料プランの対象外で、work managementのボードで管理する。 |
ダッシュボードの視認性が高く各機能への移動方法がわかりやすいだけでなく、各分析情報をグラフで表示できるのが気に入っています。
【操作性・使いやすさ】
操作感はスプレッドシートに近いので、初見でも迷うことなく操作することができました。
【他のサービスとの連携面(カスタマイズ性)】
Slackと連携しており、円滑な情報共有と画面遷移を減らした工数管理ができます。
Zoho CRM
- 見込み客の登録から商談ステージの管理、タスクと活動履歴の記録まで、営業プロセスの基本をひととおりカバーする
- 無料プランは3ユーザーまで。ワークフローやWebフォーム、レポート、モバイルアプリまで無料で使える
- 有料プランはスタンダードが1ユーザー月1,760円(税抜・年間契約)から。15日間の無料トライアルもクレジットカード登録なしで試せる
Zoho CRMは掲載3社のなかで無料枠のユーザー数がもっとも多く、レポートやWebフォームまで無料で試せます。クラウド型のため、拠点や在宅勤務のメンバーとも情報を共有しやすい点も強みです。
3名以下の営業チームが最初にSFAを導入するには十分な機能がそろっています。一方で組織数は1つに限られ、細かな権限管理や多段階の自動化シナリオは有料プランが前提です。個人事業主から小規模企業まで、最低限の顧客・案件管理から始めたい場合の候補になります。
Zoho CRMを無料で使う制限
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ユーザー数 | 3ユーザーまで無料。 |
| 機能制限 | データの保存容量と使える機能に上限あり。レポートは一部使えるが、高度な分析とAIアシスタント(Zia)は有料プラン。 |
| サポート | オンラインヘルプやマニュアル、コミュニティが中心。日本語による手厚いサポートは有料プランが前提。 |
| その他の制限 | 組織数は1つのみ。外部サービスとのAPI連携や細かな権限管理、多段階の承認フローなどは上位プランでの提供が中心。 |
・案件の管理やビジネスチャット、メールシステムとの連携により
どのような対応がなされているかを把握することができる点
【操作性・使いやすさ】
・操作性についてもカスタマイズ次第なので問題なし
【他のサービスとの連携面(カスタマイズ性)】
・カスタマイズし放題なところが吉
ただ、カスタマイズができない方、パッケージとしてすぐに実践活用したいといった方は向いていないかも
当社環境ではまだ活用できていない機能も多く存在しており、予算管理機能などは使用していない。
このツールの有用な点はMA機能を持ったZohoSalesIQとの連動で、リードがどのようなメールを受け取ったかやHP上のトラッキング情報をCRMのデータに紐づけて管理することができ、一気通貫で管理ができる。
無料トライアルを提供しているSFA7選
無料プランはないものの、有料版を一定期間そのまま試せるSFAを7社紹介します。無料プランでは機能や人数が足りない場合は、こちらで実運用に近い検証をするのが近道になります。
Agentforce Sales(旧Sales Cloud)
- 売上の分析・予測から営業担当者ごとの進捗レポートまで、営業活動を細かく可視化できる
- 無料トライアルは30日間。クレジットカードの登録もインストールも不要で始められる
- 有料プランはStarter Suiteが1ユーザー月3,000円から。Enterpriseは1ユーザー月21,000円(年間契約)
世界的にシェアの大きいSFAで、案件や見込み顧客、活動履歴、問い合わせといった情報を関連付けて管理できます。データを蓄積するほど分析の精度が上がるため、営業の意思決定を数字で行いたい組織に向いています。電話やチャットによるサポートも用意されています。
機能が多いぶん初期設定には手間がかかります。30日間のうちに自社の営業フローを再現できるかどうかを試しておくと、有料契約後のギャップが小さくなります。エディションによって使える機能の幅が大きく変わるため、トライアルの段階でどのプランが必要かも見極めておきたいところです。
Agentforce Sales(旧Sales Cloud)のプラン・料金
| プラン | 月額(1ユーザー) | 契約条件 |
|---|---|---|
| Starter Suite | 3,000円 | 月払いまたは年払い |
| Pro Suite | 12,000円 | ー |
| Enterprise | 21,000円 | 年間契約 |
| Unlimited | 42,000円 | 年間契約 |
※公式サイトに税区分の記載はありません。
kintone
- 案件管理や問い合わせ管理、日報など必要な機能を選んで、自社向けのSFAを組み立てられる
- 無料トライアルは30日間
- 有料プランはライトコースが1ユーザー月1,000円(税抜)から。ただし最小10ユーザーからの契約
業種や業務に合わせてカスタマイズできる点が特徴で、200種類以上のアプリが用意されています。人事・開発・マーケティングなど営業以外の業務も同じ基盤に載せられるため、SFA単体ではなく総合的な業務システムを求める場合に向いています。
注意したいのは契約単位です。最小10ユーザーからの契約となるため、少人数のチームでは1ユーザーあたりの単価ではなく最低月額(ライトコースで10,000円/税抜)で比較する必要があります。2〜3名の少人数チームで利用を検討している場合は、前述した「無料プランのあるSFA」を選択したほうが、長期的な運用コストを確実に抑えられます。
kintoneのプラン・料金
| プラン | 月額(1ユーザー) | 最小ユーザー数 |
|---|---|---|
| ライトコース | 1,000円(税抜) | 10ユーザー |
| スタンダードコース | 1,800円(税抜) | 10ユーザー |
| ワイドコース | 3,000円(税抜) | 1,000ユーザー |
esm(eセールスマネージャー)
- 営業支援に必要な機能をそろえたSFA/CRMで、全機能・閲覧のみ・グループウェアのみと用途別にプランを選べる
- 無料トライアルあり(期間は公表なし。問い合わせで案内があります)
- 有料プランはBasicが1ユーザー月3,500円(税抜)から。5名からの契約
営業担当者の入力負担を抑える設計が特徴で、1回の入力が複数の画面やレポートに反映される仕組みを備えています。入力が続かずSFAが形骸化した経験がある組織には、検討の価値があります。
全機能が使えるプランのほかに、閲覧中心のメンバー向けの安価なプランを組み合わせられるため、営業部門以外も情報を見たい場合に費用を抑えられます。ただし最低5名からの契約となるため、2〜3名のチームでは無料プランのあるサービスのほうが現実的です。
esm(eセールスマネージャー)のプラン・料金
| プラン | 月額(1ユーザー) | 最低利用人数 |
|---|---|---|
| Basic | 3,500円(税抜) | 5名 |
| Professional | 6,000円(税抜) | 5名 |
| Enterprise | 12,500円(税抜) | 5名 |
| Unlimited | 25,000円(税抜) | 5名 |
GENIEE SFA/CRM
- シンプルな管理画面と直感的な入力画面で、SFAを現場に定着させることを重視した国産サービス
- 無料トライアルあり(期間は公表なし。問い合わせで案内があります)
- 有料プランはスタンダードが1ID月3,450円(税抜)から。最低利用期間は1年
入力や分析の操作がわかりやすく、営業担当者が日常的に使い続けやすい構成になっています。プランはスタンダードからプレミアムまで4段階あり、必要な機能に応じて選べます。
帳票出力は最安のスタンダードでは使えず、プロで1IDあたり月200円、エンタープライズ以上で月500円が加算されます。
最低利用期間が1年に設定されているため、短期間だけ試して撤退する使い方には向きません。だからこそトライアルの段階で、営業担当者が毎日入力を続けられる画面かどうかを確かめておくことが重要になります。
弊社の仕組みに合わせて色々とカスタマイズもしてもらえたし、使用していく中で変更したいことが見えてきた際には自分たちで変更したり、わからないことはメールを送るとすぐに教えてもらえるので非常に助かっています。
また不明な点はホーム画面にあるチャットからすぐ質問し、当日にご返信いただけるのであまりつまずくことなく運用できております。
一方でレポートなどを構築していた際に、項目を変更し急にレポートが見れなくなったりするケースがあるものの、そのエラー要因がわかりずらいため改善されると嬉しいです。
GENIEE SFA/CRMのプラン・料金
| プラン | 月額(1ID) | 最低利用期間 |
|---|---|---|
| スタンダード | 3,450円(税抜) | 1年 |
| プロ | 9,000円(税抜) | 1年 |
| エンタープライズ | 12,000円(税抜) | 1年 |
| プレミアム | 32,000円(税抜) | 1年 |
※帳票出力はプロで1IDあたり月200円、エンタープライズ以上で月500円が加算されます。
Mazrica Sales
- 案件ボードで商談の進捗を可視化し、AIによる類似案件の分析や受注予測を利用できる
- StarterプランとGrowthプランで無料トライアルを利用できる(期間は公表なし。問い合わせで案内があります)
- 有料プランはStarterが1ID月6,500円(税抜)から。最低10IDで月65,000円〜、初期費用と開発費用は無料
現場の入力負担を抑えることを重視したSFAです。トライアルを始める前に打ち合わせの機会が設けられ、そこで入力したデータを契約後もそのまま引き継いで使える運用になっています。導入したものの使われない、という失敗を避けたい場合に向いています。
初期費用と開発費用は無料である一方、最低10IDからの契約となるため、実質的に10名以上の営業組織が対象です。支払いは年間契約の一括払い(銀行振込)となる点も、少人数のチームでは判断材料になります。
マツリカ様からも少しでもわからなければどんどん聞いてくださいというスタンスですので、安心して利用できています。
SFA管理に満足できるツールだと思います。
Mazrica Salesのプラン・料金
| プラン | 月額(1ID) | 最低利用 |
|---|---|---|
| Starter | 6,500円(税抜) | 10ID(月65,000円から) |
| Growth | 12,500円(税抜) | 10ID(月125,000円から) |
| Unlimited | 18,500円(税抜) | 10ID(月185,000円から) |
※初期費用と開発費用は無料です。支払いは銀行振込による年間契約の一括払いです。
Sales Force Assistant
- 営業コンサルティングのノウハウをパッケージ化したSFA/CRMで、日報を起点に営業活動を積み上げる設計
- 無料トライアルは30日間。Webフォームから申し込め、グループウェアなどを含む7製品を同時に試せる
- 料金は公表されておらず、問い合わせで案内があります
SFA単体ではなく、グループウェアや顧客の声の管理まで含めたシリーズとして提供されています。1回の申し込みで7製品をまとめて試せるため、営業支援だけでなく社内の情報共有の仕組みもあわせて見直したい場合に効率がよい構成です。
申し込みはWebフォームから行え、試用契約約款への同意と会社情報の入力で開始できます。料金は公開されていないため構成によって変わります。30日間のトライアルと並行して見積もりを取り、必要な製品の組み合わせで総額を確認するのが現実的な進め方です。
Sales Force Assistantのプラン・料金
| プラン | 月額 |
|---|---|
| 全プラン | 要問い合わせ |
Creatio
- AIエージェントを搭載したSFAとCRMの統合基盤で、リードのスコアリングやネクストアクションの提案を自動化できる
- 無料トライアルは2週間。検証に足りない場合は1か月の環境を用意できる場合もある
- 料金はGrowth/Enterprise/Unlimitedのプラットフォームから選択
マーケティング、営業、カスタマーサービスなど複数の部門をまたいだ顧客管理ができ、リード獲得からアフターフォローまでを1つの基盤で扱えます。ノーコードで営業ワークフローやアプリを組み替えられるため、情報システム部門に依頼せず現場主導で改善を進めやすい構成です。
2週間という期間はカスタマイズの検証にはやや短いため、試したい業務プロセスを事前に絞り込んでから申し込むと評価しやすくなります。料金は公開されていないため、絞り込んだ構成のまま見積もりを取ると実額を比較しやすくなります。
Creatioのプラン・料金
| プラン | 月額 |
|---|---|
| Growth | 要問い合わせ |
| Enterprise | 要問い合わせ |
| Unlimited | 要問い合わせ |
無料と有料の違いは?よくある機能制限と注意点
無料プランで「できないこと」を先に把握しておくと、導入後に想定外の追加費用が発生する事態を避けられます。無料のSFAでよくある制限は次の3つです。
使えるユーザー数に上限がある
もっとも早く突き当たるのがユーザー数の上限です。今回紹介した3社でも2〜3ユーザーまでとなっており、部署全体での導入には足りません。
上限に達したら有料プランへ移行することになりますが、最低契約人数が設定されている製品では、必要な人数より多く契約せざるを得ないケースがあります。たとえばmonday.comは最低3ユーザーから、kintoneは最小10ユーザーからの契約です。
増員の見込みがあるなら、移行後の実額まで先に確認しておきましょう。
一部の営業支援機能が使えない
無料プランは案件管理を中心とした基本機能に絞られており、営業成果を伸ばすための機能は有料プランに置かれています。
具体的には、自動化ワークフロー、詳細なレポートや売上予測、外部サービスとの連携、細かな権限管理などです。monday.comのAI機能はBasicプラン以上、HubSpot Sales Hubのメールシーケンスや詳細レポートも有料プランの対象です。
詳細なレポートや自動化まで必要になった段階が、有料プランへの切り替えどきです。
サポートやデータ保存に制限がある
無料プランのサポートはオンラインヘルプやコミュニティが中心です。電話サポートや専任担当は有料プランの範囲になるため、導入時の設定や運用の相談を個別にしたい場合は、その分の体制を有料で確保する必要があります。
保存できるデータ量にも上限があります。HubSpot Sales Hubは登録できるコンタクトが1,000件まで、monday.comは無料プランで作成できるボードが3つまでです。提案資料や見積書を多く扱う運用では、容量の上限が先に来る可能性があります。
なお、有料プランへ移行したときに実際どの程度の費用がかかるのかは、相場を知っておくと判断しやすくなります。主要23サービスを調査した費用相場は次の記事にまとめています。
有料プランを検討するべきケース
無料プランで始めても、次の3つのいずれかに当てはまったら有料プランへの移行を検討する時期です。無理に無料の範囲で運用を続けると、かえって手作業が増えることがあります。
利用人数が無料枠を超える場合
もっともわかりやすい移行の目安が人数の超過です。営業担当者が4名以上になった時点で、今回紹介した無料プランはいずれも上限に達します。
ここで避けたいのが、上限を超えた人だけExcelで管理を続ける運用です。情報が2か所に分かれ、SFAを導入した意味がなくなります。増員の予定が見えた段階で、移行先の料金とデータの引き継ぎ方法を確認しておくのが安全です。
無料では使えない営業支援機能が必要になった場合
案件数が増えると、一覧を見るだけでは管理しきれなくなります。売上予測や自動フォロー、詳細なレポートが必要になったときが2つ目の目安です。
まず自社に足りない機能を洗い出し、それが今使っているサービスの有料プランで補えるかを確認します。補えないなら、乗り換えも含めて検討することになります。この段階では無料トライアルを使い、実際の案件データで機能を試してから判断すると失敗しにくくなります。
他システムとの連携やセキュリティ強化が必要な場合
MAツールや販売管理システムとのデータ連携が必要になった場合も、有料プランを検討するタイミングです。無料プランで外部連携まで使えるサービスは限られています。
また、扱う顧客情報が増えるほど、アクセス権限の設定や操作ログの管理といった要件が上がります。取引先から情報管理体制を問われる場面が出てきたら、権限管理や操作ログを備えた有料プランを検討する段階です。
無料のSFAに関するよくある質問
無料のSFAを検討する際によく挙がる質問をまとめました。
無料プランと無料トライアルの違いは何ですか?
継続して使えるかどうかが違いです。無料プランは0円のまま使い続けられる一方、ユーザー数や機能に上限があります。無料トライアルは有料版とほぼ同じ機能を試せますが、期間が終われば有料契約が前提です。
2〜3名でコストをかけずに始めたいなら無料プラン、実際の運用に耐えるかを見極めたいなら無料トライアルが向いています。
SFAとCRMの違いは何ですか?
目的が異なります。SFA(営業支援システム)は営業活動の効率化を目的とし、案件の進捗管理や活動記録を中心に扱います。一方CRM(顧客管理システム)は顧客との関係性強化が目的で、顧客情報の蓄積とアフターフォローに重点があります。
ただし両者は密接に関わっており、同じクラウドサービスに内包されているケースもあります。Zoho CRMやHubSpot Sales Hubのように、SFAとCRMの機能を1つのサービスで提供する製品も一般的です。
データを一元管理することで、顧客の開拓からアフターフォローまでのプロセスを通して可視化できます。
SFAの利用料はいくらですか?
利用料は製品とプランによって幅があります。
今回紹介したSFAでは、kintoneのライトコースが1ユーザー月1,000円(税抜)、Zoho CRMのスタンダードが1ユーザー月1,760円(税抜・年間契約)、GENIEE SFA/CRMのスタンダードが1ID月3,450円(税抜)です。
ただし最低契約人数や最低利用期間が設定されている製品では、単価だけで判断すると実額が大きく変わります。kintoneは最小10ユーザー、Mazrica Salesは最低10IDで月65,000円からです。人数を掛けた月額の総額で比較してください。
個人事業主でも無料のSFAは使えますか?
使えます。無料プランはユーザー数の上限が2〜3名のため、1人で使うぶんには上限に達しません。顧客情報と案件の進捗を1か所にまとめる目的なら、無料の範囲で十分に運用できます。
1人での利用なら、レポートやWebフォームまで無料で使えるZoho CRMや、モバイルアプリから記録できるmonday.comが候補になります。ただし保存容量には上限があるため、提案資料などファイルを多く扱う運用では有料プランの検討が必要になります。
無料のSFAを比較するならBOXIL
無料のSFAは、2〜3名のチームで営業情報を1か所に集めるところまでを0円でカバーできます。転記や集計の手作業が増えてきたら、Excelや手帳から無料プランに移すだけでも効果があります。
SFAを無料で使う方法は「無料プラン」「無料トライアル」「フリーソフト・OSS」の3つです。IT担当者が社内にいない場合、サーバーの構築と保守を自社で担うOSSは負担が大きいため、まずはクラウドの無料プランから始めるのが現実的といえます。
無料のSFAを選ぶ際は、次の4点を自社の状況に当てはめて確認してください。
- 無料で使えるユーザー数の範囲で足りるか(今回の3社は2〜3ユーザーが上限)
- 外出先からスマートフォンで記録できるか(訪問営業が中心なら入力率に直結する)
- 案件の進捗と売上見込みを可視化できるか(レポート機能が無料の範囲にあるか)
- メールやMAツールなど他サービスと連携できるか(今回の3社ではZoho CRM以外は有料プランから)
3名以下のチームで機能の幅を重視するならZoho CRM、メール営業が中心ならHubSpot Sales Hub、ボードで案件を柔軟に管理したいならmonday.comが候補になります。
人数が4名を超える場合や、自動化・レポートまで必要な場合は、無料トライアルで実際の案件データを入れて検証してから有料プランを選ぶのが確実です。
とはいえ、各社の料金体系は最低契約人数や最低利用期間の条件が製品ごとに異なり、公式サイトを1社ずつ確認していくのは手間がかかります。BOXILならSFAの資料をまとめて請求でき、料金や機能を並べて比較できます。
無料プランの範囲で足りるのか、有料プランに移行するといくらになるのかを、同じ条件で見比べたうえで判断してください。
各社の強みと評判を凝縮し、企業規模や課題との相性をプロの視点で要約しました。
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