メール共有・問合せ管理システムのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスはサイボウズ メールワイズ
メール共有・問合せ管理システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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メール共有・問合せ管理システムのシェア率

メール共有・問合せ管理システムの導入に携わった1,776人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入したメール共有・問合せ管理システムを尋ねました。
シェアが最も多かったのは、サイボウズ メールワイズで23.30%。その後に楽楽自動応対が14.10%、Freshdeskが11.10%、Re:lationが7.20%、yaritoriが6.20%と続きます。これら5社で全体の61.90%を占めていました。
※調査概要:インターネット調査にてメール共有・問合せ管理システムの導入に携わった全国20〜60代の1,776人へ実施。本調査の期間は2025年4月30日〜5月4日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
各社の比較を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
シェア率とあわせて口コミ・ユーザー満足度もチェック
シェア率だけでなく、各メール共有・問合せ管理システムの口コミやユーザー満足度、導入事例を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。メール共有・問合せ管理システムの口コミランキングもあわせて参考にしてください。

メール共有・問合せ管理システムの市場規模
BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、メール共有・問合せ管理システムの市場規模を算出※1しました。2023年のSaaS型メール共有・問合せ管理システムの市場規模は、およそ1,446.1億円だと算定できます。
また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は1,554.6億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は1,643.2億円規模に成長すると予測※できます。

※調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定。
メール共有・問合せ管理システム市場の成長率は?
同調査では、メール共有・問合せ管理システムの導入や利用を現在していないコールセンター・カスタマーサポート業務担当者(架電業務に従事する方)に対して、導入予定も調査しました。その結果、半年〜1年以内に導入を検討している方や、時期は未定なものの、利用を検討している人の割合は多いようです。
| 導入予定時期 | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
| 時期は未定だが利用検討中 | 20 | 7.4% |
| 半年以内には利用開始予定 | 6 | 2.2% |
| 1年以内には利用開始予定 | 2 | 0.7% |
| 2年以内には利用開始予定 | 3 | 1.1% |
| 現時点では未定・利用予定はない | 239 | 88.5% |
メール共有・問合せ管理システム市場の成長の要因としては、チーム内でのメール共有により顧客対応業務の効率化が迫られていることと、顧客からの問い合わせの種類や経路が多様になっていることが挙げられます。
そこで、複数人で同じ問い合わせを対応したり管理できるメール共有・問合せ管理システムへの注目が高まり、メールの振り分けや対応履歴・メモの共有機能の有効性が広く認知され、導入が進んでいます。
顧客対応の迅速化による満足度向上の重要性がますます増加しており、今後も市場は成長すると考えられます。
メール共有・問合せ管理システム シェア率TOP5の口コミ・満足度
シェア率だけでなく、各サービスの口コミやユーザー満足度を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。メール共有・問合せ管理システムの比較表もあわせて参考にしてください。
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一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
ここからは、シェア率の高いメール共有・問合せ管理システムはなぜ選ばれているのか、BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
サイボウズの「メールワイズ」は、メールごとに処理状況や担当者を設定できるメール処理効率化ツールです。大量メールの管理を容易にし、対応漏れによるクレーム発生リスクを低減します。営業・カスタマーサポート・人事・広報・ECサイトなど多様な分野で活用でき、問い合わせ管理・案件共有・顧客管理で効果を発揮します。
特長は、サイボウズの開発プラットフォーム「kintone」とのシームレスな連携にあります。kintoneの顧客管理アプリと連携することで、在庫・受注情報とともにメール・電話履歴も顧客情報として一元管理できます。
また、kintoneから送信先を絞り込んでメール一斉送信する機能も備え、使いやすさと連携性の高さから多くの企業に選ばれています。
楽楽自動応対(旧:メールディーラー) - 株式会社ラクス
楽楽自動応対は、共有メールアドレスのやりとりを効率化するシステムです。メール・電話・SNS・チャットなどのマルチチャネルを一元管理し、「見落とし」「二重対応」「対応遅れ」などの課題を解消します。
メールの対応状況を「未対応」「対応中」「対応完了」と自動整理し着手すべきメールが一目でわかるため、返信漏れを防止できます。メールごとに担当者を設定でき、よく使う返信文をひな形として登録・共有する機能で返信メールの質を平準化します。
社内QA機能で対応方法や事務処理方法を共有でき、教育稼働の削減や返答者のストレス軽減を実現。ドメイン単位で過去のやり取りをワンクリックで検索でき、代理対応も効率的に行えます。幅広い業種への導入フォローや運用サポートも充実しています。
Freshdeskは、多様な問い合わせを一元管理し対応品質を向上させるツールです。メール・フォーム・電話だけでなく、Slack・Teams・LINEなど複数チャネルからの問い合わせに対応し、問い合わせ履歴の可視化、SNSや連絡ツールの一元管理、情報集約機能に優れています。
分散していた問い合わせ情報を集約し、チーム全体で共有することで抜け漏れのない対応を実現。過去の対応履歴をすぐに参照でき、一貫した顧客対応が可能です。比較的低コストで多機能なツールを提供しており、コストパフォーマンスの良さも選ばれる理由です。
Re:lation for Biz - 株式会社インゲージ
Re:lation for Bizは、Re:lationの利用可能ユーザー数やセキュリティを強化した、大規模向けメール共有システムです。ステータス管理によって対応を可視化し、対応漏れを防止する機能を備えています。クラウド型のシステムでメール対応を効率化し、複数のツールやシステムと連携可能な点が特徴です。
セキュリティ面も充実しており、セキュリティの国際認証資格ISMS取得、24時間365日のシステム監視体制を整えています。さらに、多要素認証やSAML2.0認証によるログインなど、企業のセキュリティ要件に応じた機能も備えています。これらの特徴により、大規模な組織でも安心して導入できる信頼性の高いメール共有システムとして評価されています。
yaritoriは、画面デザインと操作性の「使いやすさ」で選ばれているメール共有・問合せ管理システムです。AIを活用した自動返信機能、SlackやChatworkとの連携など、他社にはない特徴的な機能を多数備えている点が魅力です。
使いやすいシステム設計と、チームでの対応をスムーズにするための機能が特に評価されており、メール対応状況の可視化、返信テンプレートの作成、メールアカウントの一元管理など、複数人で対応する際に便利なツールとなっています。
機能での比較の重要性
メール共有・問合せ管理システムを選ぶ際に重要なのは「自社のメール対応フローや組織体制に合った機能が備わっているかどうか」です。問い合わせの量や種類、対応チームの規模、連携が必要な他システム、セキュリティ要件など、企業によって求められる機能は異なります。
シェア率の高いサービスは多くの企業に選ばれている理由がありますが、自社の具体的な課題やニーズに照らし合わせて最適なサービスを選ぶことが成功の鍵となります。まずは複数のサービスを比較検討し、必要に応じて無料トライアルなどを活用して実際の使い勝手を確認することをおすすめします。

