タイプ別・KPI管理ツール6選!主な機能やメリット、比較ポイント
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- KPI管理ツールとは
- KPI管理ツールの主な機能
- KPIの設定
- KPIの一元管理
- データの収集・分析
- レポート作成
- KPI管理ツールのメリット
- KPIの予測精度がアップ
- 分析と改善対応の効率化
- KPI管理のハードルが下がる
- KPI管理ができるツール
- KPI管理に特化したツール
- 予算管理システム
- グループウェア
- KPI管理ツールの比較ポイント
- 管理できる項目
- KPI管理機能の内容・充実度
- 外部ツールとの連携
- KPI管理に使えるツール6選
- bixid
- Scale Cloud - 株式会社Scale Cloud
- Manageboard
- Bitrix24
- Miro
- Quantee - 株式会社ExKey
- KPI管理ツールで全社的に生産性を高めよう
KPI管理ツールとは
KPI管理ツールとは、企業や組織が設定したKPI(重要業績評価指標)の進捗状況を可視化し、分析するソフトウェアです。目標達成に向けた現状把握や課題発見を容易にし、戦略的な意思決定を後押しします。組織全体の目標達成度を一目で把握できるダッシュボードやリアルタイムなデータ分析、進捗状況に応じたアラートなどを備えています。
KPI管理ツールの主な機能
KPI管理ツールを導入することで何ができるようになるのか、主な機能を紹介します。
KPIの設定
KPI管理ツールでは、組織やチームの目標達成につながる指標をKPIとして設定できます。達成に向けたアクションや期日も合わせて設定することで、より効果的なKPI管理が可能です。また、設定したKPIはツリー構造で管理できるため、全体の目標と個々の目標における関係性を容易に把握できます。
KPIの一元管理
組織全体や各部門、各個人のKPIを一元管理し、ダッシュボードで可視化できます。これにより、KPIの進捗状況をリアルタイムで認識し、ボトルネックを早期に発見できます。また、AIを活用した異常値検知により、目標達成に影響のある原因をいち早く察知し、迅速な対応へと移れるでしょう。
データの収集・分析
KPIの進捗状況を把握するために必要なデータを、さまざまなソースから収集できます。Google スプレッドシートやデータベース、SaaSなどと連携することで、データ収集の手間を抑えながら常に最新の数値を管理可能です。収集したデータは、グラフや表にて可視化して多角的に分析できます。
レポート作成
KPIの進捗状況や分析結果をまとめて、レポートを作成できます。レポートは組織や部門、個人のパフォーマンスを評価する際に役立ちます。また、定期的なレポート作成で進捗を継続的に確認すれば、改善活動を促進できるでしょう。
KPI管理ツールのメリット
KPI管理ツールを導入して得られるメリットは次のとおりです。
KPIの予測精度がアップ
KPI管理ツールを活用することで、目標達成に向けた進捗状況をリアルタイムで把握でき、今後の推移を予測しやすくなります。蓄積されたデータにもとづいた分析にて、精度の高いKPI管理を実現。これにより、目標達成に向けて、課題を早期に発見し適切な対策をとれます。
分析と改善対応の効率化
KPI管理ツールはデータの収集から分析、レポート作成までの一連のプロセスを自動化し、効率を向上させます。手作業による集計や分析にかかる時間を減らし、本質的な活動への注力が可能です。また、ツール上でKPIの進捗状況や分析結果を共有することで、組織全体の連携を強化し、迅速な改善対応を促せます。
KPI管理のハードルが下がる
KPI管理ツールは、直感的な操作やわかりやすいインターフェースのおかげて、専門知識がなくてもKPI管理を始められます。また、クラウド型のツールであれば導入コストを抑え、短期間での運用開始が可能です。KPI管理のハードルを下げつつ、目標達成に向けて改善を進めましょう。
KPI管理ができるツール
KPIを管理できるツールには、KPI管理に特化したツール、予算管理システム、グループウェアなどがあります。課題や状況に適したものを選びましょう。
KPI管理に特化したツール
KPI管理に特化したツールには、その名のとおりKPI管理に焦点を当てた機能が充実しています。目標設定から進捗管理、分析、レポート作成までKPI管理に必要な機能を網羅しています。また、リアルタイムなデータ更新やアラート機能など、迅速な対応を支援する機能も多いです。
予算管理システム
予算管理システムは主に予算の策定、執行、実績管理をするためのツールですが、KPI管理機能を備えているサービスもあります。予算と実績を比較することで、KPIの達成状況を把握したり予算配分の最適化を図ったりできます。予算管理とKPI管理を連携させることで、スムーズな意思決定が可能です。
グループウェア
グループウェアはスケジュール共有や社内報、文書管理などの機能をそろえた統合的なプラットフォームです。KPI管理を搭載したグループウェアもあり、その場合は一つのプラットフォームでさまざまな情報を横断して管理できます。
KPI管理ツールの比較ポイント
KPI管理ツールを選定する際は、いくつかのポイントが存在します。代表的なポイントについて解説します。
管理できる項目
KPI管理ツールによって、管理できるKPIの項目や種類が異なります。財務指標、顧客満足度、従業員エンゲージメントなど、ビジネスに合ったKPIの管理ツールを選びましょう。また、将来的な事業拡大や組織変更にも柔軟に対応できるよう、カスタムKPIの設定が可能かも重要なポイントです。
KPI管理機能の内容・充実度
KPIの設定や進捗管理、分析、レポート作成など、KPI管理に必要な機能がどのくらい充実しているか確認しましょう。リアルタイムなデータ更新、アラート通知、予測分析といった高度な機能を備えたツールもあります。ニーズに合った機能が搭載されているか、使いやすいかを比較しましょう。
外部ツールとの連携
ExcelでKPI管理をしている企業は少なくありません。KPI管理ツールを選ぶ際には、Excelとの連携機能が充実しているかを確認しましょう。Excelからデータをインポートしたり、ツールで作成したレポートをExcel形式でエクスポートしたりできると便利です。また、SFAやCRMなど他の業務システムとの連携機能も考慮しましょう。
KPI管理に使えるツール6選
bixid - 株式会社YKプランニング
bixidは、経営管理を一元化できる予算管理システムです。経営計画やレポートを自動作成する機能が搭載されており、KPI管理を効率化できます。bixidには次のような特徴があります。
- スマホアプリからの入力や財務データの自動反映が可能
- テンプレートから簡単にKPIを設計
- 業務進捗をKPIとしてリアルタイムで管理
Scale Cloud - 株式会社Scale Cloud
Scale Cloudは、数字を軸に組織全体のPDCAを促進するKPI管理ツールです。経営データの構造化やPDCAの学習により、事業の成長スピードを加速させます。Scale Cloudには次のような特徴があります。
- 事業を構造化し、誰でもリアルタイムで状態を把握
- 週次や月次のデータを蓄積して予実の精度を向上
- KPIごとに議論やネクストアクションを紐づけ
Manageboard - 株式会社ナレッジラボ
Manageboardは、アジャイルな経営を実現できる予算管理システムです。タグによる多軸分析やカスタムレポートが搭載されており、社内に散らばった経営データを集計して分析できます。Manageboardには次のような特徴があります。
- 非財務の項目も含めて詳細計画を作成可能
- KPI内訳から数字の理由を把握
- 権限を細かくカスタマイズ
Bitrix24
Bitrix24は、クラウドとオンプレミスのどちらでも使えるオープンソースのツールです。CRMやプロジェクト管理に加え、KPI管理の機能を利用できます。Bitrix24には次のような特徴があります。
- ユーザー数無制限で無料にて5GBのクラウドストレージ
- アクセス権限を細かく設定して無関係なKPIの閲覧を防ぐ
- リモートワークを支えるWeb会議やチャット
Miroは、豊富なテンプレートを使って具体的な目標設定ができるワークスペースです。視覚的にプロジェクト管理やアイデア出しをできるほか、KPI管理をKPIツリーにもとづいて進められます。Miroには次のような特徴があります。
- 豊富なテンプレートでKPI管理にも対応
- 進捗管理やアイデア出しに便利
- シンプルな構成と色使いで見やすく日本語に対応
Quantee - 株式会社ExKey
Quanteeは、営業やマーケティングの進捗管理に強いKPI管理ツールです。売上につながる指標の数値化や進捗をリアルタイムに見られる機能が搭載されており、進捗率を直感的に把握できます。Quanteeには次のような特徴があります。
- 組織軸、施策軸で見たい階層ごとに進捗率を色分け
- アクションから売上創出までの全領域の指標と進捗を管理
- データドリブンな施策評価によりマネジメントの属人化を防ぐ
KPI管理ツールで全社的に生産性を高めよう
KPI管理ツールは目標達成に向けた進捗状況を可視化し、分析と改善を支援することで、組織全体の生産性向上に貢献します。ツール選定の際はKPIの項目、機能の充実度、外部ツールとの連携などを比較し、ニーズに合ったツールを選びましょう。
KPI管理ツールを効果的に活用することで、データにもとづいた戦略的な意思決定、業務効率化、エンゲージメント向上を実現し成長を加速させましょう。