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KGIとは?KPI・CSFとの違い・設定のポイントまで徹底解説

最終更新日:(記事の情報は現在から159日前のものです)
目標設定は、どんな業務をこなすにも欠かせません。全ての最終的なゴールである、KGI(重要目標達成指数)の意味から、設定のポイント、KPIやCSFとの違いまでを徹底的に解説します!

KGIとは

KGIとは、Key Goal Indicatorの略で、日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。KGIは企業において最終的に目指すべき目標となる数値を表しています。

たとえば、営業組織の場合、KGIには売上高が置かれることが一般的です。その他にも、成約数が置かれることもありますが、重要なのは「最終的な目標を数値化した指標である点」です。

営業組織の場合、売上高の他にも「テレアポ数や商談数、成約率」など、重要な指標は多くあります。しかしこれらは、最終的な目標ではなく、売上高や成約数を達成するための要素に過ぎません。

つまりKGIとは、「最終的に達成したい状態を数値化したもの」だと言えます。

KGIを設定する理由

KGIを設定する理由は、最終的なゴール明確にするためです。目標達成までを逆算して「誰が・いつ・どのように・何をするのか」まで綿密なスケジュールを立てやすくなります。

さらに、中間地点としてKPIを細かく設定して行けば、目標を具体化が可能です。また、対外的にもKGIを公表して「企業経営の目標はどうしているか」を明確にして信用度を上げる効果も期待できます。

KPIについては、次の項目でKGIとの違いを含めてくわしく解説します。

KGIとKPIの違い

KGIと混合しやすい言葉が、KPIです。KPIKey Performance Indicatorの略で、「重要業績評価指数」と訳されます。

KGIとKPIは、どちらも目標管理に使用される指標ですが、使い方が異なります。

レストランの経営で考えてみましょう。

多くのレストランにとって最終的なゴールは「より多くの人に、美味しいと思ってもらうこと」ではないでしょうか。これを数値化すると「売上高」になるでしょう。

レストラン経営において「売上高」を達成するために必要な要素は何があるでしょうか。

  • メニューの豊富さ
  • 料理の美味しさ
  • リピーターの数
  • 新規来店者の数
  • 回転率
  • 客単価

さまざまな要素が挙げられます。飲食店を経営する場合、「美味しさがすべてだ」と思ってしまうこともあ少なくありません。しかし、KGIから逆算して考えると、美味しさは1つの要素でしかないことがわかります。

このように、KGIを構成する要素のことをKPIと言います。

KPIは、KGIの達成に必要な数値でなければなりません。つまり、相互に関連した数値目標でなければならないのです。

KPIについてさらに詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。

KPIの意味とは?目標達成するポイントやSMART・設定方法を解説
マーケティングにおいて目標を達成するために欠かせない数値が「KPI(重要業績評価指数)」です。今回は、ビジネスの目...
詳細を見る

KGIとCSFの違い

CSFもKGIに関連する言葉です。CSFはCritical Success Factorの略で、「主要成功要因」と訳されます。その他、KFS(Key Factor for Success)、KSF(Key Success Factor)もCFSの類語です。

CSFは、目標達成のために最も力を入れて取り組むべき目標のことで、KPIの中でもとくに注視すべき数値です。

売上高を構成する要素は数多くあります。そのため、闇雲にKPIを改善しようとすると無駄が多くなってしまいます。CSFとは、そのように数ある要素の中で、「KGIに対して、影響を大きく与える重要な要素」のことです。

CSFはKGIとKPIの中間に位置し、KGIを達成するためにはCSFの達成が不可欠です。

KGIとOKRの違い

OKRとは、Objective and Key Resultの略で、行動の結果を管理することで目標達成を目指すためフレームワークです。基本的には、KGIとKPIを組み合わせたようなフレームワークで、「どのような結果」が「目標」につながるかを検討します。

一方、KGIやKPIが数値指標を対象にしているのに対し、OKRでは定性的な指標を対象とすることもあります。そのため、定量化しにくい目標を管理する際は、KGIやKPIよりも使いやすいでしょう。OKRはGoogleが採用したことで有名になった手法ですが、万能ではありません。

状況や目的に合わせて、最適な管理手法を選ぶようにしましょう。

OKRとは?MBOやKPIとの違い・評価方法
OKRは「Objectives and Key Results」の略称で、企業における目標管理手法の一種です。OK...
詳細を見る

KGIの具体例

ECサイトを運営している会社を例にあげて、KGIの具体例を紹介します。

店舗運営を行ってきたアパレル企業が、新しくネット通販事業にも進出したとしましょう。開設間もないECサイトは、訪問客の増加とサイトの認知度アップが必要です。

そのため、「半年後のサイトのページビュー数を2倍にする」「1年後、ECサイトの売上高を足して全売り上げを120%にする」といったKGIが立てられます。

さらに、訪問者や増えて認知度が高まると、KGIも経過に合わせて変化します。

また、上場企業の場合、ステークホルダーが重視する点をKGIにする必要性もでてくるでしょう。

この場合は、「3年後の決算までに営業利益20億円を達成する」「2年後の利益率を19%にする」などがKGIとして考えられます。

KGIを設定すると意味と導入するメリット

KGIを設定するメリットには、次の3つがあります。

  • 組織を同じ方向に向けられる
  • 選択と集中により無駄のない経営を実現できる
  • 経営の改善がしやすくなる

組織を同じ方向に向けられる

チームでKGIを定めることで、1つの目標に向かって足並みを揃えられます。チームに複数の目標がある場合、意見がわかれチームとしての力が削がれてしまうケースも少なくありません。

しかし最終的に何を達成したいのかを定めて置くことで、一丸となって同じ方向を目指せます。

選択と集中により無駄のない経営を実現できる

選択と集中により経営を改善できるのもKGIやKPIを設けるメリットと言えます。

成功に必要な要素は複数あるため、適切に管理しなければ経営資源を効率的に運用できません。しかし目標達成に置いて重要度の高い要素をKPIとして定めておき、優先順位をつけて取り組むことで効率的な経営を実現できます。

経営の改善がしやすくなる

数字で管理することで経営の改善がしやすくなるのもKGIやKPIを活用するメリットです。

定量的な管理ができていなければ、何が成功の要因かわかりません。また場当たり的な改善行動では、経営の改善はおろか現場に悪影響を与えてしまうこともあります。

KGIやKPIを設定し、何がうまくいっていないのかを可視化することは、効率的な経営に役立ちます。

KGI設定方法のポイント

目標管理にKGIやKPIを導入する場合、妥当性の高いKGIやKPIを定めることが必要不可欠です。

とくにKGIには中長期的な目標が置かれるため、誤った指標や数値を設定してしまうと、経営に悪影響が出てしまいます。そのため、KGIやKPIを設定する際は、SMARTを意識して数値を設定するようにしましょう。

SMARTとは、下記のイニシャルをとった言葉で、目標の妥当性を高める際に役立ちます。

  • 具体的 (Specific)
  • 測定可能 (Measurable)
  • 達成可能 (Achievable)
  • 関連性 (Relevant)
  • 期限がある (Time-bound)

数値を設定する際はこれらの要素が満たせているか確認しながら設定するとよいでしょう。

具体的 (Specific)

KGIやKPIは、具体的である必要があります。とくに重要なのは、誰が見ても、聞いても同じことを想起できることです。たとえば、「〇〇率を改善する」のような目標を立てた場合、〇〇率が何を指しているのか全員が共通認識を持っておく必要があります。

測定可能 (Measurable)

次に測定が可能で、容易に測定できることも重要です。項目として妥当性が高くても、数値の回収に時間的コストが掛かってしまうと、実働は困難でしょう。測定できることはもちろん、手軽に測定できることもKGIやKPIを機能させるうえで、重要なポイントです。

達成可能 (Achievable)

「目標は高ければ高いほどよい」と言われがちです。

しかし目標が高すぎることで、達成のイメージが持てなかったり、目標を諦めてしまったりすることがあります。そのようなことが続いてしまうと、目標が形骸化する可能性も否定できません。

そのため現実的に達成できるラインを目標に定めましょう。

関連性 (Relevant)

KPIやCSFは必ずKGIと関連している必要があります。KGIに貢献しない行動が増えてしまうことは、避けなければなりません。

そのためKPIやアクションを検討する際は、ロジックツリーを使って、KGIの構成要素を分解し、適切な指標を選ぶように心がけましょう。

このように最終的な目標(KGI)からアクションまでを一貫して設定することで、非効率的な無駄がなく目標を達成できるようになります。

期限がある (Time-bound)

最後に期限です。期限を定めることで、いつまでに何をしなければならないかが明確になります。また目標との期限と現在地の状況によっては、取るべきアクションも異なるでしょう。

現状を正確に把握し、適切な打ち手を検討するためにも具体的な期限を定めて置くことが大切です。

KGIを設定する際の注意点

最後にKGIを設定するときの注意点を紹介します。

忘れてはならないのは、KGIはあくまで全員が目指すべき場所を数値化したものであることです。

ときには数値に落としきれない要素が出てくることもあります。また数字だけが先走ることで、手段の目的化が生じることも考えられます。

大切なのは、「なぜ、これがKGIなのか。なぜそのKGIを目指すのか」を全メンバーが共有することです。

これらがしっかりと意識されていれば、多少数値やKPIの妥当性が低くても、PDCAを回しながら実現できるようになるでしょう。

KGIを決める際は、その目的と意味をしっかりと考え、運用するようにしてください。

良い目標は良い結果を生む

具体的で、やるべきことがわかりやすい目標は社員のモチベーションアップにもつながります。最高の結果を生み出すように、最高の目標を設定しましょう。

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