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スタートアップ企業とは?ベンチャー企業との違い・意味や定義 | 転職・就職したい方必見!

最終更新日:(記事の情報は現在から1414日前のものです)
スタートアップ企業とは、まだ世に出ていない、新たなビジネスモデルを開発する企業のことです。その特徴や企業の例、よく混同されるベンチャー企業との違いも解説。スタートアップ企業への転職に利用できるエージェントも紹介します。

スタートアップ企業とは

スタートアップ企業とは、企業形態を指す言葉ではありません。簡単にいうと、新たなビジネスモデルを開発する企業で、市場を開拓する段階にあるものを指します。一般的に、スタートアップ企業は創業から2〜3年程度の企業を指すことが多いです。

もともとアメリカのIT関連企業が集まるシリコンバレーにて使われはじめた言葉で、スタートアップ企業はインターネットを中心としたIT企業に多い傾向があります。

スタートアップ企業の例

日本経済新聞によると、次のような企業が日本のスタートアップ企業として紹介されています。

  • ブリファード・ネットワークス(AI事業)
  • TBM(プラスチック代替素材)
  • スマートニュース(情報アプリ)
  • freee(クラウド会計ソフトウェア)
  • エリーパワー(リチウムイオン電池)

ブリファード・ネットワークスは、AIを用いて自動運転技術の分野でトヨタと連携を行っています。各企業事業分野は異なりますが、これから伸びていく分野の企業として注目すべきでしょう。

海外に目を向けると、FacebookやGoogleが成功したスタートアップ企業の代表例としてよく挙げられます。

スタートアップ企業の特徴

スタートアップ企業の特徴として、短期間で急激に成長を遂げるという点があります。また、企業の目的に、これまでに市場に存在しなかった新しいビジネスを掲げていることが多いです。

そしてこのビジネスは、ただ新しいというだけでなく「世の中に新しい価値をプラスし、人びとの役に立つもの」がほとんどです。つまり、イノベーションの観点があるか、社会貢献を目的にしているかというのがスタートアップ企業と名乗るための条件です。

そのため、既存のサービスの延長線上にあるビジネスの場合、創立間もない段階であってもスタートアップ企業とは呼びません

スタートアップ企業とベンチャー企業との違い

スタートアップ企業とベンチャー企業が混同されがちですが、明確に違う点が大きく2点あります。両者を区別する際には設立年数や会社の規模、社員の数を基準されることがありますが、関係のない場合が多いです。

目標達成への道筋が異なる

スタートアップ企業とベンチャー企業との違いの一つとして、短期間での目標達成を狙っているか、中長期的な目標達成を狙っているかというものがあります。

スタートアップ企業は、まだ市場に受け入れられていない事業をもとに、新たなビジネスモデル創出を目指し、模索しながら短期間での目標達成に重きを置いています。そのため、ゴールを明確にしている企業がほとんどで、目標達成後には企業を売却するケースがよくあります。

一方でベンチャー企業は、ある程度市場で受け入れられている事業を元に展開し、比較的安定した収益を狙って中長期的なスパンで課題解決を目指すことが大半です。


ベンチャーとはそもそも投資をする企業や投資家のことを指す和製英語です。本来の意味は「投資を受けている会社」を指します。

ビジネスモデルが異なる

スタートアップ企業は、世に出ていない新しいビジネスモデルを創り出すことで社会にイノベーションを起こし、世の中に対して大きいインパクトを与える組織です。

それに対してベンチャー企業は、イノベーションを起こすというよりも、すでにあるビジネスモデルを元に展開し、さらに発展させたり、収益性を上げていったりすることを目指す組織を指すという点で違いがあります。


スタートアップは、経営の安定化を目指すスモールビジネスともよく混同されがちです。上場や株式売却を目指すわけではなく、既存のビジネスモデルを利用するスモールビジネスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

スモールビジネスとは?スタートアップとは違う起業形態の特徴
スモールビジネスとは、少ない人手で、少ない資本でありながら、高品質のサービスを提供するビジネスについて説明した言葉...
詳細を見る

スタートアップ企業への投資が増加中

スタートアップ企業は、これから事業を世に広める途中段階のため、外部から資金を調達する必要があります。その際に使われるのが、ベンチャーキャピタル(VC)と呼ばれる投資会社です。最近は日本でもスタートアップ企業やベンチャー企業への投資を行うVCが増えてきました。

VCが投資をするときには、「投資ラウンド」という仕組みが用いられます。投資ラウンドとは、段階を追って投資を行う形式のことでsy。最初はシリーズA(ビジネスの企画や開発段階)、次にシリーズB(事業として発展させ、成功させる段階)と、状況に合わせた投資を行います。

また、自身が投資したいスタートアップ企業がある場合にはベンチャーキャピタルを介して投資に参加可能です。

スタートアップ企業を成功させるためには、ビジョンや目的を明確にしていかに外部から協力を得られるかが重要です

スタートアップ企業への転職におすすめ!人気転職エージェント3選

スタートアップ企業に転職を考えている方向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。スタートアップへの転職を成功させた実績を持つものを厳選しました。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

■ポイント1:業界トップクラスの求人数
求人数が非常に多く、90%がリクルートエージェント独自の非公開求人となっており、その数は約10万件ほどになります。そのなかでも、IT企業の求人数は約2万4,800件以上で、非公開求人を合わせると約4万7,500件以上になります。幅広い職種の求人を抱えているため、エンジニア職の求人も多数あります。

■ポイント2:豊富な経験と知識を持ったキャリアアドバイザー
IT業界の動向や専門分野にも精通したキャリアアドバイザーが、カウンセリングを通じてキャリアプランや転職の悩み事などさまざまな相談に乗ってくれます。

■ポイント3:充実した転職サポート
キャリアアドバイザーが、履歴書の書き方や面接の対応の仕方などから、内定後の条件交渉の代行までさまざまなサポートをしてくれます。

パソナキャリア



■ポイント1:エンジニア比率40%以上
40,000件以上の求人全体に占めるエンジニアの比率は、ITエンジニアとものづくりエンジニアを含め40%以上のため、IT業界の中でも、エンジニアを目指す人におすすめの転職エージェントです。

■ポイント2:転職者の67.1%が年収アップ
給与面や待遇面といった、転職者本人では言いにくいこともキャリアアドバイザーが交渉してくれるため、転職未経験者でも安心して利用できます。実際、パソナキャリアを使って転職した方の3人に2人が年収をアップさせています。

■ポイント3:手厚いと評判のサポート体制
パソナキャリアは、面接対策から、企業との条件交渉、退職交渉のフォローまで幅広くサポートしてくれます。万が一、選考で不採用になってもフィードバックをしたうえで、次の求人を提案してくれるため手厚いサポートに定評があります。

ワークポート

■ポイント1:総合型の転職エージェントながらITに強い
ワークポートは、もともとIT業界に特化して転職サービスを提供していたこともあり、大手企業からベンチャー企業まで幅広い求人を取り揃えています。IT業界の求人数は約2万5,600件以上です。

■ポイント2:プロのスタッフが豊富な求人から紹介
経験豊富な担当者が、希望に合う求人を厳選して紹介してくれ、IT業界に精通した転職コンシェルジュによる手厚いサポートが特長です。転職相談実績は50万人以上を誇ります。

■ポイント3:システムやツールでのきちんとした管理
転職管理の「e-コンシェル」や、面談予約システムなど便利なツールで転職活動を管理でき、初めてワークポートを使う方や、転職未経験の方でもわかりやすいシステムになっています。

スタートアップ企業で働くには

大手企業は人数も多く、ノウハウも多いので決まった内容に沿っての業務がメインであるため、安定性はあるものの、刺激が少ないと感じる人もいるでしょう。一方でスタートアップ企業は、まだ何もない段階から新しいビジネスモデルを作り上げていくので、大きなやりがいと自身の成長につながるチャンスがあります。

スタートアップ企業の求人は多くありませんが、ベンチャー企業中心の転職サイトをチェックしたり、気になるスタートアップ企業とコンタクトしてみたりと、積極的に動くことで良い出会いがあるでしょう。学生であれば、インターンシップに挑戦するのもオススメです。

スタートアップ企業とベンチャー企業は似ているようで異なるものです。転職を考えた際には両者の違いを理解したうえで、自分にあった企業を選ぶようにしましょう。

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