DMM亀山会長に直撃、合格率わずか2%の異才が集まる「DMMアカデミー」の実態

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2017年1月に発表され、世間やNewspicksを騒がせたあの「DMMアカデミー」。学費ゼロ、卒業後の選択肢も自由。企業内大学とも違う。真の目的は何なのか?DMMアカデミー1、2期生、そして創始者であるDMM会長の亀山 敬司氏にインタビューしてきました。

アカデミーっていっても、何も教えてないんだよね(笑)

――アカデミー生と話をしましたが(後述)、それぞれが皆さん違っていて、与えられたことをやっていないというか。実際の経験を踏まえて、世界中の人とつながりたいみたいなことを考えている子が多い気がします。新卒で普通に1年働いても、ここまでならないだろうなと考えた時に、アカデミーが担う役割ってすごくあると感じました。

亀山会長:まぁ、アカデミーっていっても何も教えていないんだよね。(笑)「お金もらっているわけじゃないから、与えられると思うなよ」みたいな。「自分で面白くできないなら、卒業させるよ」って感じだから。

――もし、アカデミー生がDMMに入社したいとなったときはどうなるんですか?

亀山会長:他の部署が「雇いたい」と思えば、雇えばいい。別にうちに来いという話でもないからね。「どこかほかの会社決まったんで」となれば、「行けばいいよ」という感じ。

――今後5年、10年後を見たときに、アカデミーをどのようにしていきたいですか?

亀山会長:今のところはまだ実験段階だけど、たくさんの人を受け入られたらいいと思うよ。とはいえ、ウチも投資にならないと意味がない。来年じゃなくてもいいけど、10年後には「やって価値があったな」と思うものじゃないと続かないからね。

100人中1人でもいいから、うちで社長になってくれたり、稼いでくれたりしたらいい。スタートアップ投資みたいなものよ。それが個人ベースで出ればラッキーだね。他のやつらも社長とまではいわなくても、いろんなところで活躍してくれれば、長い目で見ればDMMのためになってくれると思うよ。

だから、はじめは1年とか2年とかって考えていたんだけど、半年ぐらいのスパンで、どんどん多く受け入れて、どんどん卒業させた方がいいかなという気がしているね。

中には最後まで、迷子のままのやつもいるわけ。これは多分大学生もそうだろうけど、やっぱりある程度自分を制限されないと、何もできないやつはいる。そういう子は、DMMアカデミーに長くいても、その子のためにもよくないわけよ。だって、自由というのは使い方を誤ると、ただのヒマだからね。

そんな子は、長い夏休みの中で、それに気付いただけでもいいんじゃない。将来、自分の居心地のいい制限の中で生きるにしても、それなりの覚悟ができるからね。

――それはもう、本人次第ですね。

亀山会長:うん。できるだけ自分で考えて、これからのAI時代を生き残ってほしいけど、こればかりは教えられるもんじゃないから。

うちは来年からAIもやる。会社も生き残るためには、AIを使えるやつも、AIに負けないやつも、両方必要だよね。

――最後に受講を考えている方に向けて、一言メッセージをお願いします。

亀山会長:今募集している3期生も、期間は半年ぐらいでやると思うんだ。半年間を作業でこき使うとか、そういうんじゃないから、自分で何かを見つけてほしい。勝手に探すしかないから責任は持たない。それでもよかったらおいでという感じだね(笑)。

――ありがとうございました。