DMM亀山会長に直撃、合格率わずか2%の異才が集まる「DMMアカデミー」の実態

公開日:

2017年1月に発表され、世間やNewspicksを騒がせたあの「DMMアカデミー」。学費ゼロ、卒業後の選択肢も自由。企業内大学とも違う。真の目的は何なのか?DMMアカデミー1、2期生、そして創始者であるDMM会長の亀山 敬司氏にインタビューしてきました。

DMMアカデミー生インタビュー、共通項ゼロ「異才集団」の実態

――まず、簡単に自己紹介をお願いします。

櫻井さん:櫻井拓也(さくらいたくや)です。工学部の3年生で、現在休学しています。地方のITベンチャーで長期インターンをしたり、友だちと教育事業を一緒に立ち上げたりしていました。その後、ヒッチハイクで日本中を旅していました。

高橋さん:高橋佳成(たかはしよしなり)です。ビジネス・ブレークスルー大学(BBT)に通いながら活動しています。あと、年商数億円の会社を経営しており、「三足のわらじ」を履いている状態です。

前田さん:前田太尊(まえだたいそん)です。親父が「ろくでなしBLUES」好きでこの名前になりました(笑)。中学生の時の非行を繰り返し、16〜17歳の1年間、少年院に入っていました。

その後、仕事をいくつかして上京し、「ハッシャダイ」という会社に入りました。そこでインターンをしていました。

河野さん:河野実奈美(こうのみなみ)です。DMMアカデミー2期生です。福島出身で、震災をきっかけに東京に引っ越すことになったんですけど、そこでソフトバンクが主宰していたリーダーシッププログラムというのに参加して、カリフォルニア大学で勉強させていただく機会をもらいました。

その後、日本の大学に進学したのですが、仲間がいない感じがしてしまって、中退してしまいました。高校生の時から、小さなビジネスをやっていました。3Dプリンタでクッキー型を作ったりとか。結構需要があったのですが、重くて福島に置いてきてしまいました(笑)。

――置いてきちゃったんだ(笑)。3Dプリンタ。全員、背景がバラバラ。全然共通項がないですね。ちなみに合格率はどれくらいなんですか?

高橋さん:1期生は2〜3%です。600人弱応募があって、最初の合格者が13名。2期生も600名には行っていないんですけど、3桁人数応募して、同じく13名が合格したということです。

――2〜3%!かなり狭き門ですね…。何で自分たちが合格できたと思いますか?

櫻井さん:個人的に思っているのは、他の人がやらないような、ヒッチハイク含めて、そういうちょっとニッチな世界にいたのがよかったのかな…。あとはちょっとしたビジネス経験があったこととか…。

――面白いですね。高橋さんは?「全国模試で1位」経験って事前にもらった紙に書いてあるけど、これは高校時代ですか?

高橋さん:そうです。高校3年生のときに、38万人が受けた模試で1位になりました。

――すごいですね。そのまま大学に行こうとは思わなかったんですか?

高橋さん:実は大学に合格したのですが、普通の大学は何か違うなということで辞めました。経営に興味があったのと、将来海外の大学院にも行きたいと思っていて、ネットサーフィンしていたら、通信の大学でちゃんと大学の資格が取れるのがBBTでした。

――じゃあ、河野さんは?

河野さん:私は、本当は1期生で応募していました。

――え!じゃあDMMアカデミーに入るために「浪人」してるってこと?

河野さん:そうなんです。1期生応募のときはフリーターで、暇な時は「教養の時間」として、ネットサーフィンとか本を読んでいました。NewsPicksで亀山会長がDMMアカデミーを始めるという記事をたまたま見かけて、ダメ元で応募して。その時は落ちちゃったんです(笑)。

――そもそも、2回も受ける人っているんですか?

河野さん:はい。2回目で受かった人、もう1人います。自分が合格した理由は、多分、人がやらないことをやっていたからかなと。3Dプリンタのビジネス以外にも、ウズラの卵とかも販売していたりしたので。

DMMアカデミー生は何に取り組んでいるのか

――ここまで濃い経験だと、たしかに合格する気もしますね。(笑)では、皆さんが現在取り組んでいることを教えてもらえますか?

櫻井さん:個人がそれぞれで活動しているのですが、僕の場合マーケティング本部の役員に「勉強させてください。雑用やるんで、いろいろ教えてください」と頭を下げてお願いしに行った結果、お世話になっています。

高橋さん:僕は、2期生の採用を10月末までやっていました。

――採用の受付や面接、合格までの一連のフローに全部関わったということですか?

高橋さん:そうですね。いくつかステップがあって。もちろん最終面接が亀山会長で、そこで最終合否を決めるんですが、それまでの一次、二次合格者というのは自分たちでやりました。今後はアカデミーの活動が日本中に広まればいいと思っています。

前田さん:僕は今、DMM英会話の事業部にいます。経緯としては、DMMの社員がよく集まるawabar(アワバー)で飲んでいる時に「僕、英語全くできないんですよ。勉強したこと一回もないんで」という話をしたら、社員の方に「DMM留学使ってみたら?」と言われて。

英語力ゼロだったので、「前田太尊が一体どこまで英語力が上がるのか?」みたいなプロジェクトが立ち上がったんですよ。

先日はフィリピンに行ったのですが、11月25日からはカナダのバンクーバーに3か月行きます。英語力を上げて格好良い姿を見せられるように頑張ります。

河野さん:私は(インタビュー日の)4日前に、社長室に入ることになりました。社長の片桐(孝憲)さん管轄の新規事業アシスタントのようなポジションで、いろいろな経験ができる環境です。今は、皆さんのタスクをちょっとおすそ分けしてもらっている状況です。