DMM亀山会長に直撃、合格率わずか2%の異才が集まる「DMMアカデミー」の実態

2017年1月に発表され、世間やNewspicksを騒がせたあの「DMMアカデミー」。学費ゼロ、卒業後の選択肢も自由。企業内大学とも違う。真の目的は何なのか?DMMアカデミー1、2期生、そして創始者であるDMM会長の亀山 敬司氏にインタビューしてきました。

DMM亀山会長に直撃、合格率わずか2%の異才が集まる「DMMアカデミー」の実態

こんにちは。サトシ・フルハシです。2017年も12月を迎え、すっかり寒くなってきました。

ビジネスリーダーのための働き方メディア「Beyond(ビヨンド)」では、世の中で注目される取り組みや、そのキーパーソンとなる有識者に体当たりでインタビューする企画をおこなっています。

今回は、2017年1月に発表され、世間やNewspicksを騒がせたあの「DMMアカデミー」。学費ゼロ、卒業後の選択肢も自由。企業内大学とも違う。真の目的は何なのか?創始者であるDMM会長の亀山 敬司氏、そしてDMMアカデミー1期生、2期生にインタビューしてきました。


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DMM亀山会長に聞く、DMMアカデミーのねらい

――あらためて、なぜDMMアカデミーを始めようと思われたのか教えてください。

亀山会長:何となく必要を感じて始めたんだ。社内でも、若いやつの勢いが足りないんだよね。みんなお利口なんだけど、おとなしいので、頭悪くても勢いのあるやつも採用したい(笑)。社内の多様性を増やそうかなということかな。

――実際、始めてみてどうでしたか?今12名(1期生)見て、半年たったと思いますけど。

亀山会長:新卒社員は、だいたい基本的なポジションと業務を与えられるんで、「この事業部でこれをやって」という仕事になるけど、アカデミーは本当に野放しだから、自分で行く場所を探してもらう。

自分の居場所を見つけるやつもいるし、何やればいいか分からなくてウロウロしているやつもいる。自由を使い切れないやつは、早めにやめた方がいいよと言うね(笑)。

長い間、ずっと与えられたことしかやってこなかった場合、自分たちで場所を見つけるのは、けっこう難しい。たとえば、「今から『桃太郎』やりますよ」と決められたらお遊戯ができるけど、「自分たちでどんなお遊戯をやるか考えなさい」と言われたら迷子になるやつは多いからね。

高卒も大卒関係もなく「暴れる場所」だけ与える

――DMMさんの場合、ほかの会社に比べても選択肢がすごく多いですよね。そうなってくると、やっぱり迷子になる子も出てくるんですね。実際、そういう子たちに気付きを与えよう、というテーマは持っていらっしゃるんですか?

亀山会長:場所と機会だけ与えるという感じかな。たとえば高校卒業して地方ですぐに働いている子と、大学行った子だと、LINEやFacebookのアカウントの数も違う。

高校からすぐ就職すると、一気にコミュニティが狭くなっていくじゃない。地方の中小企業だったら、そこの10人ぐらいのおっちゃんと話すしかなくて、それ以外の大人との出会いがない。

大学に行けば、いろんな大人と出会ったり、いろんなタイプの友達ができる。同じ大学のやつらがほかに就職すると、またその中から付き合いが広がることってあるよね。

DMMアカデミーは、会社の中に暴れる場所は用意してあるから、「ここに入って自分で出会ってこいよ」ということかな。