おすすめ翻訳アプリ無料・有料・機能別紹介 オフライン&音声対応がポイント

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記事の情報は2018-08-27時点のものです。

外国人とコミュニケーションを取ったり、言葉の意味がわからない時にさっと調べたり、さまざまな場面で活躍するスマホの「翻訳アプリ」。利用シーンに応じて、オフライン、音声翻訳対応、カメラ翻訳への対応など、必要な機能は異なってきます。翻訳アプリを選ぶポイントとともに、おすすめアプリを有料・無料にわけて紹介します。
おすすめ翻訳アプリ無料・有料・機能別紹介 オフライン&音声対応がポイント

翻訳アプリを選ぶ3つのポイント

日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2018年上半期(1月〜6月)の訪日外客数は1,589.9万人。前年同期比で15%以上伸び過去最高を更新しました。政府は、訪日外国人観光客数の目標を東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には4000万人にすると掲げており、今後も増加すると考えられます。

訪日外国人の増加によって、海外出張や旅行のときに限らず、日本国内でも外国語と接するシーンが増えたのではないでしょうか。スマートフォンで手軽に使える翻訳アプリも多く提供されています。

しかし、アプリに求めるものは利用者それぞれに異なります。翻訳アプリを選ぶ際には、何に着目すれば良いのでしょうか。3つのポイントを紹介します。

1.対応言語の種類と数

まず着目すべき大切なポイントは、「対応言語の種類と数」です。当然ですが使いたい言語がなければ意味をなしません。多くの言語に対応した翻訳アプリを選ぶと良いでしょう。

2.オフラインに対応しているか

国内であれば、ほぼどこでもモバイルなどのネットワークに接続できます。しかし、海外ではインターネットを使えない場合もあります。ネットワーク接続がなくても利用できる「オフライン対応」のアプリであれば、こういった問題も起こりません。

3.音声機能を備えているか

技術の向上により「音声機能」も充実しています。相手が話したことをそのまま認識してくれたり、翻訳した内容を読み上げたりしてくれる音声機能は、とても便利。文書の翻訳ではなく会話に重きを置くのであれば、音声機能がある方が良いでしょう。

無料おすすめ翻訳アプリ7選

ここからは人気のある翻訳アプリを紹介します。翻訳アプリには有料のものと無料のものがありますが、まずは、無料のおすすめアプリについて紹介します。

Google翻訳[Android/iOS]

「Google翻訳」アプリは、103言語に対応したテキスト翻訳が魅力。インターネット接続のないオフライン環境下でも基本の翻訳機能を利用できます。カメラで撮影した写真なども翻訳できるようになっています。

オンラインでは、音声入力やリアルタイムで会話の翻訳もできるなど、外国語でコミュニケーションを取る際に有効な機能が充実しています。

Microsoft翻訳[Android/iOS]

「Microsoft翻訳」は、60以上の言語に対応した翻訳アプリです。オフライン機能を備え、カメラを利用して写真撮影をしたものを翻訳する機能もあります。さらに、会話をリアルタイムで翻訳する機能や、ビジネスでも有効なグループ会話を翻訳してくれる機能もあります。

VoiceTra[Android/iOS]

「VoiceTra」は、情報通信研究機構(NICT)によってリリースされた翻訳アプリです。スマホに向かって話しかけるだけで自動的に翻訳してくれる便利な機能があります。31言語とたくさんの外国語に対応しており、非常に便利です。話しかけるだけで利用できるため、海外旅行先などでも気軽に使用できるというメリットがあります。

エキサイト翻訳[Android/iOS]

「エキサイト翻訳」は、翻訳サイト「エキサイト翻訳」のスマホアプリ版です。このアプリでは、スマホに向かって話しかけることで翻訳できるだけでなく、翻訳結果の精度を上げたい、あるいは不満があるといった場合に、再度翻訳を行う「再翻訳」という機能があります。

Naver Papago翻訳[Android/iOS]

「Naver Papago翻訳」は、NAVER Corp.によってリリースされた翻訳アプリで、11言語の翻訳に対応しています。会話を即座に翻訳するリアルタイム会話機能や、スマートフォンのカメラを利用して写真や画像の内容を翻訳するといったカメラ翻訳の機能ももっています。

SayHi翻訳[Android/iOS]

「SayHi翻訳」は、SayHiからリリースされているもので、50言語に対応した翻訳アプリです。このアプリは、スマホに向かって話しかけるとリアルタイムで翻訳してくれる音声翻訳に特化しています。面白い機能として、いわゆる標準語と呼ばれる言葉だけでなく、さまざまな方言にも対応していることが挙げられます。

スキャナ&翻訳[Android/iOS]

「スキャナ&翻訳」は、DataComからリリースされている翻訳アプリで、90以上の言語に対応しています。テキストが書かれている写真や画像を、カメラを使って自動で認識し翻訳できるという機能を持っています。またこのアプリは翻訳した結果を、他の人と共有できます。この機能は、ビジネスで翻訳結果を共有する際に便利でしょう。 

課金あり・有料おすすめ翻訳アプリ4選

次にアプリ内で課金がある、あるいはダウンロードに際して購入する必要のある有料翻訳アプリについて見ていきましょう。無料アプリにはない機能が魅力です。

音声翻訳者[iOS]

「音声翻訳者」は、アプリ内での課金がある翻訳アプリで、100以上の言語に対応しています。オフラインで利用できるほか、相手との音声会話やiMessageなどのチャットと連携している点が特徴です。

音声&翻訳―翻訳機[iOS]

Apalon Appsからリリースされている翻訳アプリ「音声&翻訳―翻訳機」は、テキスト翻訳で117言語、音声翻訳で54言語と非常に多くの言語に対応しています。とくに音声翻訳は、バージョンアップにより翻訳スピードの大幅な向上が図られています。

翻訳&辞書ー翻訳機 [iOS]

「翻訳&辞書-翻訳機 」は、iTranslateからリリースされている翻訳アプリで、アプリ内で課金のある有料のアプリです。100を超える言語に関してテキスト翻訳だけでなく、カメラ翻訳や音声翻訳にも対応している便利なものです。オフラインにも対応しています。

音声翻訳:翻訳アプリ[iOS]

DataComからリリースされている「音声翻訳:翻訳アプリ」は有料の翻訳アプリです。33言語の音声翻訳に対応しており、話す内容をそのままアプリで認識し、翻訳できます。翻訳結果をSNSなどで共有できる機能もあります。

ニーズに応じた翻訳アプリを

海外出張や旅行時だけでなく、日本国内でも外国人とコミュニケーションをとる機会が増えてきました。スマートフォンで手軽に使える「翻訳アプリ」は有効なツールだといえるでしょう。

さまざまな翻訳アプリがリリースされていますが、いずれも多くの言語に対応し、音声入力によるリアルタイム翻訳など会話シーンで有効な機能が充実しています。また、カメラを使って写真や画像から文字を認識して翻訳する機能もあります。

無料・有料を問わず、機能性のよいアプリが多く展開されています。利用シーンやニーズにあったものを有効に使って、積極的にコミュニケーションをとりましょう。