寒中見舞いはいつまでに出す?基本的なマナーから時期、文例まで徹底解説!

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記事の情報は2018-10-12時点のものです。

もらった年賀状への返事や喪中はがきの返事として出す挨拶状である寒中見舞い。寒い季節の挨拶状としてよく用いられますが、いつ出すのか、どんな文例が適切なのかご存じでしょうか。「あれ今の時期でも寒中見舞いになるのかな?」と疑問を持っている方は必見です。
寒中見舞いはいつまでに出す?基本的なマナーから時期、文例まで徹底解説!

寒中見舞いとは

寒中見舞いとは、気候が厳しい時期に相手を気遣って挨拶するための挨拶状のことを指します。暑中見舞いは暑さが厳しい夏に出すように、寒中見舞いはもっとも寒さが厳しい時期に出すもので、1月から2月初旬に出すものとされています。

喪中で年賀状を出せなかった方への挨拶としても

また身内に不幸があった場合、年賀状を出せず喪中はがきを出したということもありますよね。そういった年賀状を出せなかった相手への挨拶としても寒中見舞いを送ることは多いようです。

寒中見舞いのマナー

寒さが厳しい季節の相手への気遣いや年賀状を出せなかった方への挨拶としても活躍する寒中見舞い。そんな寒中見舞いにはどんなマナーやルールがあるのでしょうか。

意外と知らない基本的な2つのマナーについて紹介していきます。

松の内が明けてから立春までに出す

寒中見舞いを出す時期は「松の内が明ける日から立春まで」とされています。

松の内というのは一般的に関東地方では1月7日までであることが多いものの、関西などの地域によっては10日、または15日までのところもあるようです。

もともと松の内は小正月である15日とされていました。しかし、江戸時代に三代将軍の徳川家光が4月20日に亡くなった際「20日」が忌み嫌われるようになり、1月20日に行っていた鏡開きなどのさまざまな行事の日程が変更されました。

1月11日に変更されましたが、松の内に行うのは神様に失礼ということで1月7日に変更されたといわれています。

立春はいつ?

立春は直近だと2021年までは2月4日、2021年には2月3日となっています。

結局いつ出せばいいの?

関西の地域では1月15日までを松の内としている場合もあるため注意が必要ですが、1月8日から遅くとも2月始めまでに出すのが無難でしょう。

立春を過ぎて出す場合は「余寒見舞い」

「寒中見舞いを出そうとしていたけれど、うっかり立春を過ぎてしまった」なんてこともありますよね。そんな時はどうしたらよいのでしょうか。

その場合には「余寒見舞い」を出します。これは「残暑見舞い」と同じで立春以降に出せる挨拶状のことを指します。

余寒見舞いは寒さが続いているときに出すとされており、2月中に出すという方が多いようです。

寒中見舞いの文例

「寒中見舞いをどんな文章で送ればいいかわからない」という方も多いと思います。寒中見舞いの中でも一番用途として多い年賀状への返事や喪中はがきへの返事の場合の文例を紹介します。

年賀状への返事

以下は年賀状への返事の例文です。

寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。ご挨拶が遅れ申し訳ございません。
今年もよろしくお願い申し上げます。

喪中はがきへの返事

以下は喪中はがきへの返事の文例です。

寒中お伺い申し上げます。
ご服喪中と存じ、年始のご挨拶はご遠慮させていただきました。
○○様の生前には大変お世話になりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
厳寒の折から、皆さまどうかお身体を大切にお過ごしください。

年賀状を出せなかったときには寒中見舞いでご挨拶を

年賀状は出しそびれてしまったということもあれば、喪中で出せなかったということもよくあります。そうした際には寒中見舞いでご挨拶をするようにしましょう。