霜降とは | 2023年はいつ?意味・由来・気候の変化 - 二十四節気

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記事の情報は2023-08-07時点のものです。

日本には1年を24分割し、それぞれに季節を表す言葉をつけた二十四節気という季節の呼び方があります。そのうちのひとつが霜降(そうこう)であり、例年10月23日頃であるとされています。寒露(かんろ)と立冬(りっとう)の間の二十四節気である霜降についてどんな季節のことを指すのか、 またどんな由来で霜降と呼ぶようになったのか解説していきます。
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二十四節気

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霜降(そうこう)とは

日本には一年間を24分割し、それぞれに季節を表す言葉をつけた二十四節気という言葉があります。霜降とは、18番目の二十四節気のことを指します。

霜降の前は寒露、後は立冬で、秋の締めくくりの時期になります。

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霜降の意味と由来

霜降とは、朝晩の気温が一段と下がってきて、霜が降りることを意味しています。気温が下がり氷点下になると、空気中の水蒸気が地表に凝結して霜になりますが、霜降はこうした自然現象を表しています。

江戸時代に太玄斎(常陸宍戸藩の第5代藩主松平頼救)が記した暦についての解説書「暦便覧」には、「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と記されています。これは霧が冷気によって霜となり降り始める、徐々に寒さが厳しくなる時期であることを示しています。

2023年の霜降はいつ?

2023年の霜降は10月24日です。 二十四節気は毎年日付が異なり、霜降は例年10月23日〜10月24日になります。

霜降の旬の食べ物や過ごし方

霜降の時期はどんどん冬に近づいていくこともあって、ビタミンが豊富な食材や体があたたまる料理を日々の献立に取り入れて、冷え対策を行いたいものですね。

鮭を食べよう

この時期の鮭は産卵のため故郷の川に戻ってくる「秋味」とよばれています。特にタンパク質が豊富で、他の魚よりも消化吸収が良いとされています。そのまま焼いていただくのもおいしいですし、ムニエルやソテーなどにするのもいいですね。

柿でビタミン摂取を

柿はビタミンCを多く含んでいることから、風邪の予防にもなる果物です。そのまま食べてもよいのですし、渋柿の場合は焼酎につけると渋みがなくなるので、よりおいしくいただけますよ。旬の食べ物はその時期を乗り切るのに一番の薬。ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。

生姜で冷え対策

体を温める食材として一番に挙げられる生姜。免疫力を高める効果もあることから、積極的に取り入れたい食材の一つです。煮物や炊き込みご飯にいれるのもよいですし、生姜湯や、ジンジャーブレッドなどのおかしに使うのも良いですね。

冬物のコートを出して寒さに備えよう

霜降は「霜が降り始めるころ」となっているように、秋から冬へ移り変わっていく時期でもあります。厚手のコートやダウンなどしまいこんでいた冬物を出して、厳しい寒さにも対応できるようにしておきたいですね。

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