秋分の日2022年はいつ?意味・由来・過ごし方や食べ物まで完全解説

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記事の情報は2022-07-05時点のものです。

2022年の秋分の日。何日なのか、祝日なのか、予定を立てるにあたり気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では秋分の日の意味や由来、何をするのか、何を食べるのかといった過ごし方まで、網羅的に解説。ビジネスパーソンが押さえておきたい、秋分の日の基礎知識をまとめました。
秋分の日2022年はいつ?意味・由来・過ごし方や食べ物まで完全解説

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秋分の日とは

秋分の日とは、9月下旬にある国民の休日です。1948年に公布・施行された「国民の祝日に関する法律」によって制定、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」とされています。

秋分の日は時期的には、二十四節気のひとつ「秋分」のなかの一日です。秋の訪れを感じる「白露」、晩秋から初冬にかけての「寒露」の間の期間にあたり、秋らしさを楽しむのに適した日といえるでしょう。

また、春分の日と同様に秋分の日は、昼夜の長さが等しくなる日、太陽が真西に沈む日として知られています。

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秋分の日2022年はいつ?

2022年の秋分の日は9月23日です。2023年も9月23日となっています。

秋分の日は天文計算で決められるため、毎年変わる可能性があります。しかし、2044年までは通常は9月23日、うるう年は9月22日になる見込みです。

秋分の日の決め方

日本では、毎年2月の最初の官報で翌年の暦要項(れきようこう)が発表されています。国立天文台で推算した翌年の暦が掲載されており、国民の祝日や二十四節気、東京の日出入、日食・月食などもここを見れば確認できます。

国民の休日である秋分の日も、毎年2月に翌年の日付が確定されるのです。(それまでは、祝日法上で「秋分日」とされており日付は指定されていません。)

天文学的に祝日が決まるのは世界的にも珍しいので、秋分の日に海外からお客様があった際には話題のひとつになるでしょう。

秋分の日の意味と由来

国民の祝日に関する法律」によると、秋分の日の意味は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」であることがわかります。

その由来は戦前に遡ることをご存知でしょうか。毎年秋分の日には宮中で、秋季皇霊祭が開かれていました。この歴代の天皇や皇族の神霊をまつる儀式が、現在の秋分の日の由来だといわれています。

秋分の日とお彼岸の関係

祖先を供養する日として、同じく有名なのはお彼岸です。お彼岸とは、この秋分の日を中日とした前後3日間ずつ、合わせて7日間の期間をさします。

秋分の日は太陽が真西に沈み、仏教では阿弥陀仏の国は西にあると考えられていることから、秋分の日やお彼岸は先祖の供養をするのに適した日だと考えられるようになったのだそうです。

秋分の日の行事とは

昼夜の長さが等しくなる秋分の日は、彼岸と此岸が最も通じやすい日だという説もあります。秋分の日の行事といえば、お墓まいり。それから寺で開かれる彼岸会(ひがんえ)があげられるでしょう。

秋分の日の過ごし方

秋分の日の過ごし方としては、お墓のまわりや仏壇のまわりの掃除、お供え物をすることなどが一般的です。おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に、ご先祖様のお墓まいりに出かけてはいかがでしょうか。

また結婚している方で、婚家がこうした行事を大切にしている場合もあるでしょう。遠方に住んでいても、電話をかけたりお供え物を送ると喜ばれるのではないでしょうか。

秋分の日の食べ物

秋分の日のお供え物や食べ物といえば、おはぎ。秋の七草でもある「萩」から命名されたとか。ちなみに春分の日はぼたもちで、「牡丹餅」からきているそうです。

おはぎもぼたもちも同じだ、という説もありますが、秋はつぶあん、春はこしあん、という説もあります。春には収穫を祈念して、昨年収穫した少し古くなった小豆であんを作るため、つぶしあんに。秋には収穫を感謝して、とれたての小豆であんを作ることができるので、つぶあんに。

どの説を見ても、自然を楽しむ和の心を感じられるエピソードです。

秋分の日のまとめ

古くから「暑さ寒さも彼岸まで」といわれ、秋分の日は日本人の生活サイクルの指標にもなってきました。秋分の日は、ご先祖様を静かに偲ぶもよし、季節の移ろいを感じられるところへ出かけるもよし。心の洗濯をできる祝日にしたいものですね。

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