タコを食べる日?半夏生(はんげしょう)の由来や意味、その日に食べる食べ物について

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半夏生(はんげしょう)にあたる7月2日、スーパーに蛸がずらりと並ぶ光景を目にしたことはないでしょうか。この記事ではそんな半夏生について由来や意味 、タコとの関わりについても詳しく解説します。
タコを食べる日?半夏生(はんげしょう)の由来や意味、その日に食べる食べ物について

半夏生(はんげしょう)とは

日本には二十四節気や五節句など 、季節を表す名称を表す呼び名があります。雑節とは、季節の移り変わりをより的確につかむために設けられた特別な暦日のことで、「半夏生(はんげしょう)」は9つある雑節のうちのひとつです。

半夏生は梅雨の終わり頃の時期を示す雑節で、現在の日本では太陽黄経が100°に達する日を指します。ちなみに2020年の半夏生は7月1日です。2018年・2019年はともに7月2日でした。

半夏生の意味

梅雨という言葉は現在天気予報などでもよく聞かれますが、半夏生をよく聞くという方は少ないと思います。 しかし半夏生は農家の方にとっては、 とても重要な言葉です。

たとえば半夏生は畑仕事や 田植えを終わらせる目安とされており、 その後は数日間休む風習がありました。特に半夏生に収穫された野菜は毒を含むとも言われており、農作業を休むように推奨されていたのです。

半夏生の由来

農家の方にとって畑仕事の重要な目安となる 半夏生ですが、どのような由来で「はんげしょう」と呼ぶようになったのでしょうか。

半夏生の由来は諸説あるものの、この時期、田んぼにカラスビシャクが生えることが由来であると言われています。カラスビシャクの別名は「半夏(はんげ)」と言います。つまり「半夏が生える時期」という意味で半夏生と呼ぶようになったのです。

またこの時期に、片白草の葉が半分だけ白くなることから、「半化粧」と呼ばれてこれが半夏生に転じたという説もあります。

半夏生に食べるもの

半夏生に食べるものとしては、特にタコが有名ですが、他にもさまざまな食べ物を食べる習慣があります。以下では半夏生に食べる食べ物について詳しく解説します。

タコ

半夏生に食べる食べ物としてもっとも有名なのがタコかもしれません。元々は田植えを終えた農家が神様に捧げる食べ物としてタコを捧げたことが始まりだと言われています。タコが捧げ物になった理由としては、タコの足にある吸盤のように稲もたくさん実るよう祈ったからであると言われています。

うどん

また香川県では半夏生にうどんを食べる習慣もあります。香川ではこの時期に収穫された小麦でうどんを打ち、みんなで食べて収穫を祝いました。その風習が現代にまで伝わっているということです。

その他にも福井県では半夏生にサバを食べます。 鯖は疲労回復の効果があると言われており、 農作業で疲れた体をいたわるために食べたものと考えられています。

餅を食べる習慣は奈良県と大阪府の一部で伝わっており、特にきな粉餅として食べているようです。

半夏生にはタコを食べて元気に夏を迎えよう

半夏生の日にタコを食べるというのは関西ではメジャーなものの、関東にお住まいの方は聞いたことがないという方も多いようです。しかしタコは、魚介のなかでもタウリン含有量でトップクラス。コレステロールの低下や疲労回復にも効果があり、梅雨のじめじめした気候に疲れた体にぴったりです。ぜひ半夏生にはタコを食べて、季節を感じてみてはいかがでしょうか。