「二百十日」の意味・由来と読み方、台風や防災との関係も解説

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雑節の一つで、立春を起算日として210日目のことを指す「二百十日」。天気予報でもあまり聞かない言葉なので、初めて聞いたという方も多いと思います。しかし二百十日は、日本特有の気象である台風と関わりの深い言葉として、とても重要視されてきた季節用語もあるのです。今回はそんな二百十日について詳しく解説します。
「二百十日」の意味・由来と読み方、台風や防災との関係も解説

二百十日とは

日本には二十四節気や五節句など 、季節を表す名称を表す呼び名があります。雑節とは、季節の移り変わりをより的確につかむために設けられた特別な暦日のことで、「二百十日」は9つある雑節のうちのひとつです。「にひゃくとおか」と読みます。

二百十日は毎年2月4日ころである立春を起算日として、210日目の日のことを指す雑節です。二百十日は古来、台風の来襲に備えることを知らせる時期として、非常に重要でした。2020年の二百十日は、8月31日です。

二百十日の意味・由来

この時期は稲が開花すると同時に、台風が相次いで日本にやって来る季節でもあります。 そのため農作物が被害を受けることも多く、 二百十日は農作業に関わる方にとっては油断のならない時期であることを意味しているのです。

二百二十日との違い

二百十日と似たような言葉の一つとして、「二百二十日」という言葉があります。二百二十日も雑節の一つであり、立春から220日目にあたります。

二百十日とはその呼び名のとおり十日間の違いがあるわけですが、 どちらも台風がよく来る時期を表す言葉であり、農家の三大厄日とされています。二百十日にせよ二百二十日にせよ、立春から二百数日経過するこの時期を注意して過ごしていたという由来があるようです。

二百十日に行われるお祭り

二百十日は台風がよく来る農家の方にとっては大変厳しい季節でもあるため、この時期を乗り越える意味もあって各地ではさまざまなお祭りが開催されています。

越中八尾「おわら風の盆」

「おわら風の盆」とは、富山県富山市八尾竹で行われる祭りで、全国各地で行われる風祭(かぜまつり・かざまつり)の代表例だといわれています。

毎年9月1日から3日間にかけて行われるこのお祭りは、越中おわら節の旋律に乗って無言の踊り手たちが踊りが披露されます。3日間で合計25万人前後の見物客が八尾町を訪れるという賑やかな行事で、もともとは風鎮祭であったという説があるようです。

二百十日は防災の見直しをしよう

2020年の二百十日は、8月31日です。例年では、翌日の9月1日に二百十日を迎えます。9月1日は、防災の日とも言われます。1923年9月1日に発生した関東大震災にちなみ、1960年に防災の日と制定されました。日本は地震や水害など自然災害が多い国です。

2020年は8月31日に二百十日を迎えますが、翌日が防災の日ということもあるので、これを機に自宅やオフィスの防災を見直してはいかがでしょうか。