Twitter(ツイッター)は、今何が起きているのかをリアルタイムで知るのに便利なSNSです。
しかし、過去にツイートされた内容から自分の知りたい情報を見つけるのに、苦労したことはありませんか?そんなときは過去の情報を検索できる「検索コマンド」という機能を活用しましょう。
この記事では、検索コマンドの便利な機能を紹介します。自分の知りたい情報をTwitterで早く見つけられるようになりましょう。
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Twitterの検索コマンドとは
検索コマンドとは、Twitter内で必要な情報を検索するための機能です。自分の知りたいキーワードを入力することで、そのキーワードに関するツイートが表示されます。
また、検索コマンドには「日付指定」「アカウント指定」「特定ワードの除外」などの意外と知られていない機能があります。
これらの機能を使うことで、自分の知りたい情報をよりピンポイントに検索できます。
日付を指定するコマンド:since/until
2018年6月に行われたロシアW杯。さまざまなドラマがあり、感動した人も多いのではないでしょうか。
大会期間中には多くの情報がTwitterに流れていました。中には過去のW杯のツイートを見てみたいと思った人もいるのではないでしょうか。
このようなときに役に立つのがsince/untilコマンドです。では実際に前回2014年6月に行われたブラジルW杯について検索してみましょう。
since検索
sinceコマンドとは、検索窓に「検索したいワード since:年-月-日」と入力すると、検索したいワードについて、指定した年月日から現在までを絞り込んで検索できます。
たとえばsinceコマンドを使って前回のブラジルW杯について検索したい場合は、「ブラジルW杯 since2014-06-01」と検索します。
このようにブラジルW杯が開催された2014年6月以降に流れた情報が、検索できます。(タイムラインは、親密度や重要度を反映したツイートの並び順に表示されます。)
until検索
untilコマンドとは、検索窓に「検索したいワード until:年-月-日」と入力すると、過去から指定した年月日までに絞り込めるので、過去のツイートを検索したい場合に便利です。
たとえば前回2014年のW杯を検索する場合は、W杯が7月まであったので「W杯 until:2014-07-31」で検索します。
そうすることで、2014年7月31日までに流れたツイートが表示されます。
sinceとuntilを同時に使う
sinceとuntilを同時に使うことで、指定した期間に投稿されたツイートを検索できます。この検索方法によって、よりピンポイントな情報を得られます。ぜひ、覚えておきたい検索方法です。
検索窓に「検索したいワード since:年-月-日 until:年-月-日」と入力して検索すると、指定した期間内に投稿されたツイートが表示されます。
前回のW杯情報を検索する場合は、sinceとuntilの同時使いが一番素早く検索できる方法です。前回W杯は2014年6月から7月に開催されたので、「W杯 since:2014-06-01 until:2014-07-31」で検索します。
このように、2014年の6月~7月に流れたツイートが表示されます。検索したい期間が決まっている場合は、sinceとuntilの同時使用の検索がおすすめです。
画像・動画・リンクを含むツイート検索方法
画像や動画、リンクを含むツイートを検索するには、「filter」のコマンドを使うのが便利です。具体的な入力コマンドを解説します。
画像を含むツイート検索
Twitterで画像付きのツイートだけを検索するにはどうすればよいでしょうか。そんな時には「検索したいワード filter:images」と入力すると、画像を含むツイートだけを絞り込んで検索できます。
検索したいワードとfilter:imagesの間は、半角スペースを空けなければいけないので注意してください。
動画を含むツイート検索
Twitterで話題になっている動画を検索したいときは、「検索したいワード filter:videos」と入力することで、動画を含むツイートだけを絞り込んで検索できます。
画像の時と同様に、検索したいワードとfilter:videosの間に半角スペースを空ける必要があります。
このように動画が付いていなくても、リンク先がyoutubeであれば動画付きツイートと判断され表示されます。
リンクを含むツイート検索
リンク付きのツイートだけを検索したい場合は、「検索したいワード filter: links」と検索すると、リンクを含んだツイートだけを検索できます。また、リンクで参照している引用ツイートや画像ツイートも表示されます。
反対にリンクを含んだツイートを除外したい場合は、「検索したいワード -filter:links」と検索します。
このようにリンク付きのツイートは表示されません。
その他の高度な検索コマンド8選
AND検索
複数のワードを半角スペースで区切って検索すると、そのどれもが含まれているツイートを探せます。これを「AND検索」と言います。
たとえば、「運動会 延期」で検索すると、「運動会」と「延期」の両方が含まれているツイートを検索できます。
OR検索
AND検索と違って、少なくとも一つのワードを含むツイートを検索したい場合は、複数のワードをORで区切ることで検索できます。
ただし、ORは大文字、ORの両側には半角スペースを空けなければいけません。
このように同じ意味でも複数の言葉がある場合に使用すると、漏れなく検索できます。
完全一致検索
ピンポイントで検索したい場合は、「"検索したいワード"」と検索すると、" "内と完全に一致したワードを含んだツイートが表示されます。
主に2文字以上の英語を検索する場合に使用することが多いです。たとえば検索窓で「GLOBAL WORK」で検索すると、AND検索となってしまいます。
しかし、完全一致検索を使用すると、指定した検索ワードに一致したツイートが検索できます。
タグ検索
Twitterの投稿は、#(ハッシュマーク)に特定のキーワードを付けることで、カテゴリー分けがされます。タイムラインで見かけるハッシュタグは、検索でも有効に使えます。
ハッシュタグに限定した検索は、「#検索ワード」で行えます。
注意点としては、検索ワードが完全に一致していなければ検索結果に反映されないことが挙げられます。
near & within検索
Twitterには位置情報を付けることが可能です。そのため位置情報を使って、検索したいワードに「near:場所名 within:範囲」を加えると、ツイートされた場所や範囲を指定して検索できます。
たとえば、今いる場所で何が起こっているのか知りたい場合は、「検索キーワード near:場所名 within:範囲(半径)」で検索します。すると検索したい場所で呟かれたツイートが表示されます。
たとえばイベントについて、渋谷の半径1キロ以内で呟かれているツイートを検索するには、「イベント near:渋谷 within:1km」と入力します。
geocode検索
near & withinよりも、さらに細かく検索できるのがgeocode検索です。指定した場所の近くではなく、ピンポイントで検索したい場合に使います。
「geocode:緯度,経度,範囲(半径)」を検索ワードに追加すると、指定した位置座標と範囲内で投稿されたツイートが表示されます。
位置情報の指定には、緯度・経度が必要ですが、Googleマップで調べたい場所を長押しすると、緯度・経度が表示されます。
たとえば「ランチ 35.6259463400,139.72737459,0.5km」で検索すると、指定場所から半径0.5km以内で投稿されたランチについてのツイートが表示されます。
lang検索
Twitterでは言語を指定して検索することもできます。「検索したいワード lang:言語コード」で検索すると、指定した限度のツイートが表示されます。
言語コードでは英語は「en」、中国語は「zh」、韓国語は「ko」です。ちなみに日本語は「ja」となります。
Jリーグについて英語で呟かれているツイートを検索してみました。
リツイート・いいね・リプライ検索
リツイート・いいね・リプライの数が多いツイートだけを検索することもできます。たとえば50以上いいねがついたツイートを検索する場合は、検索ワードに「min_faves:50」を追加します。
- 最小リツイート数を指定:min_retweets:数字
- 最小いいね数を指定:min_faves:数字
- 最小リプライ数を指定:min_replies:数字
今まで説明した検索と違い、スペースではなく_が入るので気を付けてください。
検索ワード「ブラジルW杯」で50回以上リツイートされたツイートを検索してみました。
Twitterの検索コマンドを上手く活用しよう
Twitterでは日々多くのツイートが流れています。その中で目的のツイートを素早く探すためには、キーワード検索だけでなく検索コマンドを活用すると、より効率よく見つけられます。
今回紹介しましたように、便利な検索方法はいくつもあります。目的に合わせた検索ができるように、検索コマンドを上手く活用しましょう。