RPAとは - 意味やAIとの違い | 大企業も導入する自動化システム!

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RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション/Robotic Process Automation)は、ホワイトカラーの業務を自動化するシステムです。ExcelやWebの反復作業はRPAを利用できる代表的な例です。専門的な用語が多く並ぶRPAの概要をボクシルが解説します!
RPA

RPA登場の社会的背景

RPAが急速に広がったのには、企業にとってのメリットだけではなく、4つの社会的背景があると考えられる。

1. ブルーカラー(工場)の生産性向上

単純作業の多い製造ラインでは、GEのsix sigmaやトヨタのカンバン方式など、長年にわたりブルーカラーの生産性改善に努めてられてきた。

ホワイトカラーでもオペレーションが整備され、業務がライン化している。そこで、企業経営者は、ブルーカラー同様にホワイトカラーも生産性改善ができるのでは、という機運が高まり、RPAの導入が進んだ。

2. アウトソーシング(BPO)の活用拡大

もう1つ大きな流れとして、企業でのアウトソーシング拡大がある。日本でもアクセンチュアやトランス・コスモスのようなBPO提供者が増え、一般的になってきた。BPOを実行するうえでは、業務のパッケージ化が求められる。

結果、RPAで対応できるような単純作業が、企業内でパッケージ化されるようになったと考えられる。

3. ERPやSaaSの乱立・拡大

ホワイトカラーの業務は、ERPによりオペレーションごとシステム化され、SaaSの勃興によりさらに加速化している。しかしながら、業務ごとに異なるシステムが乱立したため、システムとシステムの間をヒトがつながなければならない非効率が生じた。

結果、その間を埋めてくれる、RPAへのニーズが高まってきたのだ。

4. Big Dataの戦略的利用の拡大

デジタル化/IT化が進む中で、上流の製造から下流の販売/CSに至るまで、勘に頼らないdata-drivenな企業経営への志向が高まってきた。
その文脈の中で、ビッグデータやAI活用(下図Level3/4)へ取り組む企業が増えてきている。

しかし、実際大企業の多くは下図でいうとLevel 1のステージにあるのが実態だと考える。
その中で、AI活用の前段階として、RPAによるデータ取得・蓄積を自動化するニーズが高まってきた。

Source:Kinetic Consulting Service社資料よりGV独自作成


RPAのサプライヤー

最後に、現在RPAを提供する企業について紹介する。
欧米では、RPAを提供する企業は、BPO系の企業を含めて70社以上あると言われている。
その中で、業務タイプ(ビジネス/IT × Front/Back)別での主なプレイヤーを下図に示す。

Source:Thoutonomy社資料よりGV独自作成

RPA市場全体では、よりビジネスサイド向けのプレイヤーが多く、ITよりではMicrosoft社やAtlassian社などの大企業が提供している。

RPA市場のリーディングカンパニー

現在のRPA市場のマーケットリーダーと言えば、Automation Anywhere(AA)社だ。
資材調達などの財務管理、人事管理などのバックオフィス業務が主力(全体の約90%)で、一部カスタマーサポートのRPA(10%)を提供している。
全世界に1万人以上の導入実行リソースを抱え、開発者も150人を超える巨大なRPAサプライヤーである。

AA社に追随するのが、2001年創業のBlue Prism社だ。
ビジネス×バックオフィス系業務に特化しており、特に金融やヘルスケアなどの規制産業のニーズにマッチしたRPAの提供を強みとしている。
また、パートナーとの戦略的な連携に注力しており、売上の約80%はライセンスフィーになっている。

トップ2社を追いかけるスタートアップとして注目が集まっているのが、UiPath社WorkFusion社だ。

UiPath社はルーマニア発のスタートアップで、元々はSDK開発を行っていたが、RPAが収益の柱になっている。自社システムとMicrosoft Workflowなどの他のシステム提供者との連携をする“オープン戦略”を取り、直近では売上を4倍に伸ばしている。

Work Fusion社は、創業当初は金融向けの機械学習ソフトを開発していた。
その技術を活かし、金融、EC、農業に至るまで幅広い業界にRPAを提供している。

RPAツールを紹介

主要なRPAツールや、細かい機能については以下の記事で紹介している。

RPAツール比較21選 - おすすめ製品の価格や特徴 | メリット・導入ポイント | ボクシルマガジン
ボクシルおすすめのRPAツールを特徴や価格で比較して紹介!種類が多くわかりづらいRPAツールの違いを詳しく解説しま...

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著者 : 湊 雅之
2016年にグリーベンチャーズに入社し、東京を拠点に主に日本の投資を担当。カーネギーメロン大学経営学修士(MBA)。

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