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物流業界向けRPAおすすめ比較!解決できる課題と事例

最終更新日:(記事の情報は現在から87日前のものです)
BOXILでは、物流業界向けRPAのおすすめを、業界で役立つ機能とともに紹介します。また、物流業界でよくある課題について、RPAでどのように解決できるのか、具体的な事例も含めて解説します。

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物流業界で活用できるRPAの機能

RPAは定型業務の自動化・効率化のために開発されているシステムで、正式名称は「ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)」です。パソコン端末やサーバーでソフトウェアロボットを稼働させ、一連の手順を記録・再現させることにより、作業を自動化できます。

さらに情報を収集する機能や、複数のシステムから情報を抽出する機能も実装されており、情報の整合性の確認も可能です。ある程度は複雑な業務でも自動化できるので、物流業界をはじめとして、多くの企業で業務負担の軽減を目的として、積極的に導入されています。

RPAシステムの機能をさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。

RPAとは?意味やAIとの違い | メリット・導入手順をわかりやすく解説
RPAとは、ソフトウェアロボットによる業務プロセスの自動化のことです。RPAが得意な業務は、ExcelやWebのコ...
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物流業界における業務効率に関する課題

物流業界では物流コストの増大や人手不足などの課題を抱えています。日常業務において解決すべき課題は何か、ここで確認してみましょう。

物流コストの増加

物流業界では、荷物の輸送費や保管費に加えて、物流管理のための人件費も増大しています。物流に対するニーズの高まりを背景として、配送速度の向上が求められる一方で、物流コストは増大している状況です。なるべくコストをかけずに、配送効率を上げる工夫が必要です。

さらに後述するように、物流業界は慢性的な人手不足の傾向にあります。限られた社員で業務を効率化し、増大し続ける物流ニーズに応えなければいけません。

人手不足の深刻化

物流業界は他の業界に比べて、人手不足が深刻化しています。その背景には、労働環境の悪化や長時間労働の慢性化などがあり、実際に荷物を運ぶドライバーはもちろん、バックオフィス業務を担う社員も不足気味です。

さらに少子高齢化により若手が不足しており、高齢のドライバーの割合が増えています。今後は定年でリアイアする社員の増加が予想されるため、人材の確保に力を入れるとともに、既存社員の負担を軽減する取り組みも必要です。

電子取引の増加による作業負担の増大

電子取引の増加による負担の増大も、物流業界が直面している問題のひとつです。

近年はインターネットサービスの台頭により、オンラインで買い物をする人が圧倒的に増えています。対面での商取引に比べて電子商取引の割合が多く、配送業務のみならず、伝票処理や書類の作成・管理など、バックオフィス業務の負担が増している状況です。

物流業界は積極的に管理システムを導入し、業務効率化を図っている業界ではあります。しかし、電子商取引の増加による物流ニーズに対して、うまく対応できていない企業は少なくありません。

システマチックな物流のためのデジタル化も急務

上記のように業界全体の人手不足に加えて、増大し続ける物流ニーズに応えるには、人材採用に力を入れるとともに、既存の労働力の生産性を向上させなければいけません。

限られた労働力で増え続ける物流ニーズに応えるには、よりシステマチックで、ムダのない荷物の管理・配送体制の整備が求められます。

業務生産性の向上にはデジタル技術の活用が不可欠なため、積極的にDXを推進する必要があるでしょう。近年は、政府も物流業界のDXの推進を提言しています。

※参考:国土交通省「物流:物流DXの推進 - 国土交通省」(2023年12月28日閲覧)

物流業界の課題をRPAで解決できる理由

物流業界では物流コストや人手不足を背景とした、業務負担の増大などの課題があるものの、RPAを使えば課題を解決できる可能性があります。その理由をRPAの機能とともに押さえておきましょう。

定型業務の自動化で既存の社員の生産性を向上

RPAは主にバックオフィス業務における、手順の決まった作業の自動化が可能です。短時間で多くの作業を完遂できるので、社員はより重要な業務に、みずからの時間を充てられるようになります。

物流業界では、荷物の管理や配送状況の確認といった定型業務が多いため、RPAをうまく活用すれば、より効率的な配送が可能になるでしょう。荷物をよりシステマチックに配送できる体制を構築できれば、ドライバーの業務生産性も向上しやすくなります。

社員の業務効率化による人手不足の解消

経理部や財務部など、主にバックオフィス業務を担う社員の業務効率化を実現できるため、RPAは人手不足に悩む企業にも効果的です。業務プロセスの多くを自動化すれば、人手不足の状況でも、一定の成果を上げ続けられます。社員の負担も軽減されるため、離職防止策としても有効です。

RPAは誰でも簡単に、ソフトウェアロボットを作成できるサービスが多いので、既存の管理システムとうまく連携することで、複数の部門・部署にまたがる業務の自動化も実現できます。うまく運用できれば、既存の労働力で、組織全体の生産性を大きく向上できるでしょう。

正確かつスピーディーな取引が可能に

RPAによる業務自動化により、人間の手作業によるミスを削減できるため、正確かつスピーディーな取引も可能になります。特に、RPAは24時間365日稼働させ続けても、常に一定の成果を出せるのが強みです。

自動化のプロセスや、事前の設定を間違えない限り、基本的にミスによって戻り工数が発生することはありません。また、異常検知の自動化も可能なので、手作業や目視による業務が多い物流業界では、かなり重宝するでしょう。

管理システムとの連携でデジタル化を促進

RPAは多くのアプリケーションや、システムの自動化が可能です。既存のシステムをより効率的に管理でき、シームレスにデータ連携ができるため、社内のデジタル化を強力に推進できます。RPAをきっかけとして、システム間の連携がスムーズに取れるようになれば、物流DXの促進にも寄与するでしょう。

近年はAI(人工知能)やIoTなどの技術を応用し、配送・輸送の自動化を目指す取り組みも盛んです。新しい技術との連携でもRPAが活躍するので、物流DXの一環として、RPAの活用を積極的に検討してみましょう。

物流業界におけるRPAの導入事例

物流業界におけるRPAの導入例をいくつか紹介します。他社がどういった課題を抱えており、RPAを通じてどのような成果を上げているか、確認してみましょう。

松浦通運株式会社

松浦通運株式会社では、トラックの安定運行の徹底を図るために、画像解析のAIを採用しています。さらに解析すべき映像を、自動転送できるシステムの構築を目指して、RPAツール「BizRobo! Lite+」を導入しました。

その結果、年間で1,900時間相当の作業を自動で実行できる体制づくりに成功しています。ツールの運用を担う若手社員は、プログラミング未経験でしたが、ノンプログラミングで開発できるツールだったため、うまく対応できたようです。今後は紙書類のデジタル化にも、RPAの用途を拡大する予定です。

※出典:RPAテクノロジーズ株式会社「【運送業×RPA】「ながらスマホ防止」や「配達状況確認」に活用。BizRobo!×若手社員のタッグで物流の安全・安定を支援」(2024年1月31日閲覧)

大和物流株式会社

大和物流株式会社では、売上達成目標と、それに付随して増加する社員の業務負荷の軽減を課題としていました。そこで業務フローを作成する感覚で、ソフトウェアロボットの開発が可能な「WinActor」を導入し、業務の自動化による負担の軽減を図っています。

その結果、社員がコア業務に集中できるようになり、年間で約900万円の削減効果を得られたようです。さらに、RPAを軸とした、業務フローの見直しにも着手しています。今後は、さらに効率よくRPAを稼働させるため、管理システムを充実させる予定のようです。

※出典:NTTアドバンステクノロジ株式会社「大和物流株式会社 | 導入事例紹介」(2024年1月31日閲覧)

日本通運株式会社

日本通運株式会社では、競争が激化する物流業界において、より付加価値のあるサービスの提供とともに、労働力不足の補填を課題としていました。そこで業務効率化とともに、営業活動の時間創出のため、世界的に有名なRPAである「UiPath」を導入しています。

まずはIT以外の業務部門からRPA推進担当者を募り、協業・分業体制の仕組みを整えたようです。その結果、IT部門と業務部門の連携により、合計で341,567時間の削減に成功しました。今後は、より安価にシステム間の連携を図るため、より積極的なRPAの活用を目指しています。

※出典:UiPath株式会社「導入事例:日本通運株式会社様」(2024年1月31日閲覧)

物流業界向けRPAの比較

RPA BizRobo! - RPAテクノロジーズ株式会社

RPA BizRobo!
RPA BizRobo!
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BizRobo!は、低コストで無制限に、ソフトウェアロボットを運用できるRPAツールです。基本的な形態であるデスクトップ型はもちろん、サーバー型・クラウド型のそれぞれの形態で導入できます。

ロボットの開発に専門知識は不要で、ノンプログラミングでの作成が可能です。また、開発環境と実行環境がオールインワンで提供されるので、導入後にスケールしやすいのも魅力です。サービスベンダーによるサポートも充実しています。

物流業界はもちろん、小売業界や不動産業界などでも広く導入されており、初めてRPAを導入する企業にもおすすめです。

RPAロボパットDX - 株式会社FCEプロセス&テクノロジー

RPAロボパットDX
RPAロボパットDX
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RPAロボパットDXは事務職が業務を自動化しやすいRPAで、1ライセンスで、複数の端末に対応が可能です。専門知識やプログラミングを必要とせず、現場で簡単にソフトウェアロボットを作成できます。

ユーザーのすべてに専任の担当者がつき、独自のカスタマーサクセスチームに支援してもらえるのも特徴です。システムを選ばず自動化を実現できるので、業務が複雑になりがちな物流業界にもおすすめです。1か月単位での契約も可能で、条件つきの無料トライアルも利用できます。

WinActor - エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

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WinActorは、作業量の多い業務でも、スムーズに自動化を進められるRPAシステムです。社員が日常的に利用するアプリケーションや、社内で運用しているシステムについて、改修せずに業務効率を改善できます。

NTTデータが提供しているシステムで、全国各地にあるパートナー企業に、導入から運用まで丁寧にサポートしてもらえるのも特徴です。システム全体として、PDCAを回しやすいソリューションであり、業界・業種を問わず広く活用できます。物流業界での導入例も多くあります。

UiPath StudioX - Ui path株式会社

UiPath StudioX
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UiPath StudioXは、日常業務をシンプルに自動化できるRPAツールです。プログラミングなしで自動化プロセスの構築が可能で、既存のシナリオやテンプレートが豊富に実装されているので、柔軟にワークフローを設計できます。

また、多くのアプリケーションを自動化でき、特にMicrosoft Officeの製品とは、スムーズに連携が可能です。既存のシステムや構成を変えずに業務の自動化を図れるため、物流業界の複雑な業務体制にも、問題なく対応できます。無料トライアル版が利用できるので、まずは機能性や操作性を確認してみましょう。

アシロボRPA - ディヴォートソリューション株式会社

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アシロボRPAは、完全無料で充実したサポートを受けられる、中小企業向けのRPAツールです。月額5万円から手軽に導入でき、基幹システムの操作からソフト間の連携、データ集計・レポート作成など、さまざまな業務の自動化に対応可能です。

ユーザーが短時間で、ソフトウェアロボットの作成を習得できるのも特徴で、操作説明会も無料で受けられます。日本企業に特化したシステム構成でもあり、スケジュールや日付計算・繰り返しの設定など、細かい部分の機能も充実しています。

Automation Anywhere

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Automation Anywhereは、世界的にトップクラスのシェアを誇るRPAであり、マシンスペックによる影響が最小限で、安定した動作が可能です。AI(人工知能)が自動化の余地のある業務プロセスを、独自に選定する機能を有しています。

業種や事業規模に関係なく、必要なソフトウェアロボットを作成しやすく、不明確なデータでも高い文章処理の機能により、自動化プロセスに組み込めるのが特徴です。

海外ベンダーのため、機能構成や運用方法がわかりにくい部分はあるものの、日本語で丁寧なサポートを受けられるので、特に問題はないでしょう。国内でもすでに多くの業界に導入されており、物流業界の企業にもおすすめです。

RaBit - ラディックス株式会社

RaBitは、手間のかかりがちな単純作業を、手早く・正確に・低コストで自動化できるRPAツールです。表計算ソフトへの入力やソフト間のデータの取得・転記作業、見積書や報告書の作成などの自動化に適しています。

導入にあたってはベンダー専任のエンジニアに、状況のヒアリングから設計・開発・導入・サポートまで、ワンストップで実行してもらえます。物流業界だけではなく、介護業界や電機業界などでも導入されているツールです。

RPAでシステマチックな物流体制を実現

RPAは手順の決まった業務の自動化に役立つツールで、多くの業界で導入されており、物流業界でも利用が広まっています。物流コストの増加や人手不足の深刻化など、物流業界は多くの問題や課題を抱えていますが、RPAの導入で業務効率化を進めることで、解決できるものも多くあります。

定型業務の自動化を通じて社員の負担を軽減し、管理システムとの連携により、積極的にDXを推進しましょう。デジタル技術を軸に業務プロセスを見直せば、社員の業務負担を軽減できるのに加えて、より重要な仕事に人的リソースを活用できるようになります。

導入するRPAを選ぶ際には、コストや機能性はもちろん、操作性やスケールのしやすさにも注目しましょう。多くの場合、特定の部門やチームから業務の自動化をスタートし、徐々に規模を拡大するアプローチが有効です。社内にIT人材がいない場合は、サービスベンダーのサポートも積極的に利用しましょう。

なお、物流業界ではRPAに関連して、次のようなサービスも導入されています。こちらも検討してみましょう。

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