建設業向けビジネスチャットおすすめ6選|現場の情報共有を効率化
ビジネスチャットには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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- 建設業でビジネスチャットが注目される背景
- 現場の情報伝達が非効率になりやすい
- 業界特有の働き方に適した情報共有手段が求められている
- 建設業界で活用できるビジネスチャットの機能
- ビジネスチャットを導入するメリット
- 情報共有のスピードが向上
- 脱・属人化による業務効率化
- 現場とオフィスの一体感を強化
- 建設業向けビジネスチャットの選び方
- 現場でも使いやすいUIか
- ファイル共有・図面管理との連携
- セキュリティ・管理機能の充実
- 建設業界向けビジネスチャットおすすめ比較
- Buddycom
- Chatwork
- InCircle
- direct
- WowTalk for ビジネスプラス
- ChatLuck
- 建設業界でビジネスチャットを導入する際の注意点
- 現場の通信環境を確認する
- 利用者の習熟度にあわせた導入を
- 既存ツールとの連携を検討する
- 現場のニーズにあったカスタマイズを
- 社外関係者とのコミュニケーションルールを整備
- 長期的な運用・サポート体制を確認
- 建設業界向けビジネスチャットで業務効率化を実現しよう
- BOXILとは
建設業でビジネスチャットが注目される背景
建設業界では、複数の企業・担当者が関わるプロジェクトが日常的に行われており、情報共有のスピードと正確さがプロジェクトの成功を左右します。しかし、現場と事務所、関係企業との間でスムーズな情報連携を実現するのは容易ではありません。
ビジネスチャットは、これらの課題を解決する手段として注目されており、リアルタイムなやり取りや情報の一元管理が可能な点から、導入する企業が増加しています。
現場の情報伝達が非効率になりやすい
建設現場では、物理的に離れた場所にいるスタッフとのやり取りが発生します。
従来の電話やメールでは、伝達にタイムラグが生じやすく、緊急対応や指示の徹底が難しい場面も多く見られます。また、連絡の抜け漏れや誤解も発生しやすく、業務効率や安全性にも影響を与えかねません。
業界特有の働き方に適した情報共有手段が求められている
建設業では、現場ごとに作業員や協力会社が異なることもあり、多拠点・多職種にわたる情報の共有が必要になります。さらに、図面や写真、作業報告といった多様な形式の情報を即座にやり取りする必要があるため、スピーディで柔軟な情報伝達手段が求められています。
こうした背景から、チャットベースで簡単に情報を送受信できるビジネスチャットが、現場のニーズに合致するツールとして選ばれています。
建設業界で活用できるビジネスチャットの機能
ビジネスチャットとは、企業内のコミュニケーションを円滑にするシステムです。メッセージのやり取りや情報共有、ファイル送受信、タスク管理などの機能があります。
建設業界では、現場と事務所間の連絡や、図面・写真などのファイル共有、工程管理などの機能によって、コミュニケーションの効率化やプロジェクト管理の最適化、情報共有の課題解決などが期待できます。
ビジネスチャットの機能をさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
ビジネスチャットを導入するメリット
建設業界におけるコミュニケーション課題を解決する手段として、ビジネスチャットの導入は非常に効果的です。具体的な導入メリットを3つに分けて紹介します。
情報共有のスピードが向上
ビジネスチャットは、メールや電話に比べて即時性に優れ、リアルタイムでのやり取りが可能です。現場から写真や状況報告を即座に送信できるため、対応のスピードが格段に向上します。
さらに、グループチャットを活用すれば、複数人が同時に情報を共有・確認できるため、関係者間での連携もスムーズになります。
脱・属人化による業務効率化
個人の記憶やローカル環境に依存していた情報が、ビジネスチャットに記録されることで「見える化」が進みます。過去のやり取りも検索でき、引き継ぎや共有がしやすくなるため、業務の属人化を防ぎ、組織全体の効率化につながります。
現場とオフィスの一体感を強化
現場と事務所、さらには他社を含む関係者との情報格差が解消されることで、全体の連携力が強化されます。業務の進行状況をリアルタイムで共有できるため、「いま、どこで何が起きているのか」が全員に伝わりやすくなり、チーム全体に一体感が生まれます。
建設業向けビジネスチャットの選び方
ビジネスチャットは多くの製品がありますが、建設業特有のニーズを満たす製品を選ぶことが重要です。次のポイントを参考に、現場で真に役立つツールを選びましょう。
現場でも使いやすいUIか
建設業では、ITに不慣れなスタッフも多く、現場で使う端末もスマートフォンが中心です。
そのため、直感的に操作できるシンプルなUI(ユーザーインターフェース)を備えたツールを選ぶことが大切です。複雑な操作や設定が不要で、誰でもすぐに使いこなせることが理想です。
ファイル共有・図面管理との連携
建設現場では図面、工程表、写真といったファイル共有が日常的に行われます。ビジネスチャットにファイル共有機能があることはもちろん、図面や写真がすぐに閲覧・保存できる、あるいはクラウドストレージと連携してバージョン管理できるかも確認すべきポイントです。
セキュリティ・管理機能の充実
建設業は機密性の高い情報を扱うため、セキュリティ対策が不可欠です。アクセス制限、利用ログの記録、データの暗号化、外部ユーザーとの権限設定など、企業の情報資産を守るための機能が備わっているかを確認しましょう。
あわせて、管理者が社内の利用状況を把握しやすい管理画面の有無も選定基準となります。
建設業界向けビジネスチャットおすすめ比較
次に、建設業界におすすめのビジネスチャットを紹介します。
紹介するビジネスチャットツールや、紹介しきれなかったサービスについては次の資料からも閲覧可能なので、参考にしてください。
※記載料金は有料プラン(年間契約を含む)を参照しています
- 複数現場の状況を音声や映像、文字でリアルタイム共有
- 距離や屋外など場所に影響されず、やり取り可能
- 音声を複数言語へ一斉翻訳
Buddycomは、チームコミュニケーションアプリです。映像を共有しながらグループ通話でき、やり取りを自動保存してくれます。やり取りの音声とテキストは、ユーザーごとに設定した言語へ同時に翻訳可能です。
ネット環境下であれば、距離や屋外など関係なくやり取りできるため、複数現場や現場と本社などのやり取りもリアルタイムに実行できます。
| プラン | 料金 | プラン内容 |
|---|---|---|
| Talk Liteプラン | 600円(税抜)〜/月・ユーザー | 無線機・トランシーバー・インカムとして利用 |
| Talk Enterpriseプラン | 1,200円(税抜)〜/月・ユーザー | 音声テキスト化や翻訳でDXツールとして利用 |
| Livecast Enterpriseプラン | 2,600円(税抜)〜/月・ユーザー | 映像配信として利用 |
※年契約の場合の月額費用
- 効率的な情報共有
- 場所や時間を問わず会議可能
- タスク管理機能あり
Chatworkは、クラウド会議室、チャット、タスク管理機能、ビデオ・音声会議、ファイル共有、メンション、検索など、仕事の円滑化・効率化を支援するコミュニケーションツールです。
パソコン、スマートフォン、タブレットなど幅広いデバイスで対応できるだけでなく、パソコンにカメラとマイクをつなげることでもビデオ会議が行え、アプリインストールによってiPhoneからでも参加可能です。
依頼したタスクの可視化により、業務管理を徹底することで、漏れのない効率的な業務を実現します。
| 価格 | 無料資料 | セミナー開催 |
|---|---|---|
| 月額840円~ | ○ | ○ |
InCircle - ブルーテック株式会社
- 1ユーザーあたりが低コスト
- 法人対応のセキュリティ
- 柔軟なカスタマイズ性とAIボット
InCircleは、警察の証拠復旧の技術から生まれた、セキュリティ面を大幅に強化したビジネスチャットです。
日本で最も早くAIチャットボットの開発にも取り組んでおり、働き方を改革するコミュニケーションプラットフォームとして規模を問わず、多くの企業で活用されています。
業務効率を大幅改善し、売上アップとコストダウンを実現する日本発の世界に展開するビジネスチャットです。
| 価格 | 無料請求資料 | セミナー開催 |
|---|---|---|
| 月額180円〜 | ○ | ○ |
- 建設現場特化の使い勝手で幅広く支持されるツール
- 安心の国産・国内管理サーバー
- 豊富な機能が安価で使える
directは、建設業界で幅広く利用されているビジネスチャットです。特許取得済のゲストモードやタスク管理・スケジュール管理、掲示板、日程調整機能など、チャット以外の機能も充実しています。
無料プランであればすべての機能を期間制限なしで試せるので、現場の効率化をどう実現できるか確かめてから本格導入可能です。
| 価格 | 無料請求資料 | セミナー開催 |
|---|---|---|
| 月額6,000円(税抜)〜/10ユーザー | ○ | ○ |
WowTalk for ビジネスプラス - 株式会社NTTドコモ
- 誰でも簡単に操作できる使いやすさ
- 法人利用に耐えうる非常に高いセキュリティ
- 柔軟な機能カスタマイズ
WowTalk for ビジネスプラスは、シンプルで直感的に操作しやすく、グループトークによる社内コミュニケーション活性化を実現するビジネスチャットです。
グループトーク、タイムライン、無料音声通話、メンバーリスト管理、ファイル送受信、タスク管理機能を持ち、iOS、Android、パソコンと幅広いデバイスにも対応。外出先や緊急時など、時間と場所を問わないアクセスが可能です。
| 価格 | 無料請求資料 | セミナー開催 |
|---|---|---|
| 年額3,300円~ | ○ | ○ |
- メールより速い情報共有
- 共同作業がはかどる
- 自社専用の環境で安全・安心
ChatLuckは、現場の情報共有と共同作業を効率化し、生産性を向上させるビジネス向けWebチャットツールです。
チャット機能のほかにも、タスク管理、社外コミュニケーション、メール連携、ファイル添付、既読・未読、検索に対応、共同作業に必要な機能を網羅しています。
ビジネスで重要になる管理・セキュリティ機能も万全の体制を整えており、すべての情報を自社専用の環境で管理、いつ誰が何をしたかもすべて追跡できます。
| 価格 | 無料請求資料 | セミナー開催 |
|---|---|---|
| 月額330円~ | ○ | ○ |
また、次の記事では本記事で取り上げているより多くのビジネスチャットツールで比較を行っています。気になる方は、ぜひご覧ください。
建設業界でビジネスチャットを導入する際の注意点
ビジネスチャットを建設業界で導入する際は、次のような点に注意が必要です。
現場の通信環境を確認する
建設現場では、通信環境が不安定なこともあります。ビジネスチャットを導入する前に、現場での通信状況を確認し、オフラインでも使える機能があるかどうかチェックしておきましょう。
また、通信量を抑えるために、テキストベースのコミュニケーションを基本とし、画像や動画の送信は必要最小限にとどめるといった工夫も必要です。
利用者の習熟度にあわせた導入を
建設業界では、ITツールに不慣れな社員も少なくありません。ビジネスチャットの導入にあたっては、利用者の習熟度にあわせた段階的な導入を心がけましょう。
まずは基本的な機能からはじめ、徐々に活用シーンを広げていくことが効果的です。また、社内でビジネスチャットの活用事例を共有し、利用のメリットを実感してもらうことも大切です。
既存ツールとの連携を検討する
建設業界では、工程管理や安全管理など、さまざまな業務システムがすでに導入されていることも少なくありません。ビジネスチャットを導入する際は、これらの既存ツールとの連携を検討しましょう。
ビジネスチャットと他のシステムを連動させることで、情報の一元管理や業務の自動化が可能になり、さらなる効率化が期待できます。
現場のニーズにあったカスタマイズを
建設業界では、現場ごとに独自の業務フローやルールがあることも珍しくありません。ビジネスチャットを導入する際は、こうした現場のニーズにあわせたカスタマイズが可能かどうかも重要なポイントです。
たとえば、現場専用のチャットルームを設けたり、業務に必要な機能を追加したりするなど、柔軟な対応ができるサービスの選定をおすすめします。
社外関係者とのコミュニケーションルールを整備
建設業界では、施主や協力会社など、社外の関係者とのコミュニケーションも頻繁に発生します。ビジネスチャットを導入する際は、こうした社外とのコミュニケーションルールもあわせて整備が必要です。
とくに、機密情報の取り扱いについては、社内だけでなく社外の関係者とも認識をあわせておくことが重要です。必要に応じて、秘密保持契約(NDA)の締結も検討しましょう。
長期的な運用・サポート体制を確認
建設プロジェクトは、長期間に渡ることが少なくありません。ビジネスチャットを導入する際は、長期的な運用を見据えたサポート体制があるかどうかも確認しておきたい点です。
サービスの継続性や、バージョンアップ時のデータ移行、トラブル発生時の対応など、長期的な視点でサービス選定を行うことが大切です。
建設業界向けビジネスチャットで業務効率化を実現しよう
ビジネスチャットは、リアルタイムなコミュニケーションや情報共有ができ、建設業界で現場と事務所間の連絡や社外関係者との連携に悩んでいる場合は、スムーズな情報伝達が可能になるためおすすめです。
それだけでなく、ビジネスチャットでは業界問わずファイル共有機能で図面や写真などを手軽に送受信できたり、タスク管理機能で進捗状況を見える化できたりするメリットもあるため、業務効率化につながります。
建設業界向けビジネスチャットを導入する際には、セキュリティ対策や管理者機能が充実しているか、建設現場でも使いやすい画面かなどの機能面を確認し、建設業界で導入実績の多いサービスを選びましょう。
また、建設業界ではビジネスチャットに関連して、次のようなサービスも導入されています。あわせて検討してみてください。
ビジネスチャットを活用することで、建設現場の生産性向上と業務のデジタル化を実現し、働き方改革や人材不足への対策にもつなげていきましょう。
BOXILとは
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