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建設業界向けのERPおすすめ比較!解決できる課題

最終更新日:(記事の情報は現在から34日前のものです)
BOXILでは、建設業界向けERPのおすすめを、建設業界で役立つ機能とともに紹介します。また、建設業界でよくある課題について、ERPでどのように解決できるのか、具体的な事例も含めて解説します。

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建設業界向けのERPとは?

そもそもERPとは「Enterprise Resources Planning」の略で、日本語では「企業資源計画」と訳されます。企業が保有するヒト・モノ・カネ・情報の資源を統合的に管理するシステムです。企業がもつ情報を一元管理することで、経営や業務の効率化が図れます。

建設業界向けのERPの場合は、建設業界特有の会計業務に対応した機能や、工事単位での管理機能を利用できるのが特徴です。

建設業界で活用できるERPの機能

ERPには財務会計や販売管理、原価管理などの基幹業務機能があり、経営や業務の効率化をサポートしてくれます。機能の役割はそれぞれ次のとおりです。

  • 営業管理:商談の進捗状況管理や、見積書の作成ができ、組織的かつ効率的に営業活動ができる
  • 原価管理(プロジェクト管理):工事ごとに実行予算や購買、人件費を管理して売上予測や工事原価管理ができる機能
  • 販売管理:建築資材を受注から売上、請求書、入金、出荷まで一括で管理し販売状況を可視化できる機能
  • 財務会計:建設業特有の会計制度に対応した会計機能や、財務諸表の作成機能があり、経営が見える化できる
  • 人事給与:勤怠管理や給与計算、人事評価といった業務を自動化・省力化できる機能

建設業界では会計や業績予測の機能によって、会計処理の効率化や採算性の整理ができるのはもちろん、赤字プロジェクトの早期発見をできる場合があります。

建設業界における情報管理の課題

建設業界では、新しい技術や知識の習得が必要なため、情報管理にまつわる課題が発生します。普段の業務で解決すべき課題はどれか、確認しましょう。

会計処理が複雑で時間を要する

建設業界では、一つの工事が完了するまでに1年以上かかることが多く、年単位で集計される一般的な会計ではなく「建設業会計」と呼ばれる専門的な会計処理を行います。たとえば分割検収や分割計上などです。

また、複数の建設企業が一つの建設工事を受注・施工する、ジョイントベンチャーを採用するケースもあります。これらによって複雑な会計処理が発生し、計算ミスが発生しやすい状況に陥っています。

仕入や売上の管理に手間がかかる

建設業界では現場担当者が塗装や防水、足場、板金といった専門業者から材料を提供する商社や建設機械レンタルの企業など、工事に関わる数十社に見積もりを依頼します。

数十社分の見積書は現場から会計部門に渡す必要があり、部門それぞれに別のシステムを使っていると、連携にも非常に手間がかかります。場合によっては職人の追加発注や資材の追加購入も発生し、さらに業務が圧迫されるケースもあるでしょう。

建設業界の課題をERPで解決できる理由

建設業界では、複雑な会計処理に加え、見積もりの重複といった情報管理に関する課題もありますが、ERPを使えばそれらの課題も解決できます。

建設業特有の会計業務に対応

ERPには会計機能が搭載されており、建設業特化のシステムであれば特有の会計処理にも対応できます。また、建設業に必要な機能を網羅的に搭載したERPの場合、会計情報の一元管理が可能です。そのため、現場と経理が余計な情報のやりとりをせずに会計業務を完了できます。

売上や経費を工事単位で管理・自動処理できる

ERPでは仕入実績、資材の調達実績、経費実績などを工事単位で集計し、採算をタイムリーに把握できます。自動で仕訳をする機能もあり、実績管理と連携すれば仕入の管理から会計処理までをほぼ自動化できます。

また工事完了時点の採算見込みだけではなく、 現在の採算データも確認できるため、赤字プロジェクトを早期発見し、経費を削るといった対策も可能です。

建設業界でERPを導入するメリット

建設業界でERPを導入するメリットとしては、業務効率化や内部統制の強化、経営判断の迅速化などが挙げられます。

業務効率化

ERPを導入すれば、大幅な業務効率化が期待できます。部門ごとにシステムを導入していると、データを転記するため手間がかかり、ヒューマンエラーも発生しやすくなります。また情報共有を行う際も、必要なデータの抽出・加工処理が必要です。

一方でERPは前述したように一度データを入力すれば、必要なシステムへの転記や集計、仕訳といった処理も自動化されます。また社内の幅広い情報を一元管理することで、必要な情報があればシステムにログインするだけで一目確認でき、データの抽出ややり取りも不要になるため、効率よく業務を進められるでしょう。

内部統制の強化

ERPは社内の情報をまとめて管理できるため、内部統制の強化にも役立ちます。ERPにはセキュリティ機能としてログ管理やアクセス制限機能があるため、情報漏えいや情報の改ざんを防止しやすくなります。また外部からの攻撃に対しても、セキュリティ対策に力を入れているため、内外を問わずセキュリティリスクの低減が可能です。

経営判断の迅速化

ERPを導入すると、経営に必要な情報を素早く集められるため、経営判断の迅速化が期待できます。部門ごとにシステムを導入していると、それぞれのシステムから経営に必要な情報を抽出し、加工して集めるため時間がかかります。

しかしERPで情報を一元管理できれば、必要な情報は一目で確認でき、会計データも自動で作成できるため、スピーディーかつ的確に経営判断を下せるでしょう。また近年は顧客ニーズもめまぐるしく変化しているため、柔軟に対応することで、さらなる企業の成長に期待できます。

建設業界におけるERPの導入事例

建設業界でERPを導入している企業の例を、業務改善例とともに紹介します。

建設塗装工業株式会社

マンションの修繕や建築業、鉄道橋りょうメンテナンス事業などを展開する建設塗装工業は、ERPの導入で経営判断の迅速化と業務の軽減を実現しました。建設塗装工業は、これまで本店と支店でデータを二重入力しており、原価管理と財務管理が連動していなかったことで、個別工事利益算出結果の正確性を担保できていませんでした。

また会社全体の業績見込みを把握するのはいつも期末ぎりぎりだったため、これを改善するためにERPを導入。結果月の損益集計が可能となり、経営判断がスピーディーになりました。さらに二重入力がなくなったことで、従業員の作業負担も軽減。財務会計と原価管理のデータが完全に一致するようになり、実行予算管理の正確性も向上しました。

※出典:あさかわシステムズ「建設塗装工業 株式会社 様」(2024年2月23日閲覧)

庄司建設工業株式会社

土木工事や幅広い建物の建築工事を行う庄司建設工業は、ERPの導入により、システムの運用費用削減と業務効率化を実現しました。庄司建設工業は、これまで原価管理システムと財務会計システムを別々に利用していましたが、連携処理が煩雑で、手間がかかっていました。

またデータベースのサポート終了や、動作保証がされたOSを搭載したパソコンの販売終了もあり、ERPを導入。システムやサーバーをひとつにまとめられたことで、運用にかかる費用の削減に成功しました。さらに、連携が不要になったことで決算処理にかかる日数が短縮され、業務効率も向上しました。

※出典:あさかわシステムズ「庄司建設工業 株式会社 様」(2024年2月23日閲覧)

中電工業株式会社

建築工事や住宅リフォーム、不動産賃貸などを行っている中電工業は、ERPを導入したことで、業務の標準化やランニングコスト削減を実現しました。中電工業は、これまで利用していた業務システムが老朽化し、業務にあわなくなったことで使いにくくなり、毎年多額のメンテナンスコストもかかっていました。

そこで建築業界向けのクラウドERPを導入。結果ランニングコストが定額保守料金だけになり、50%のコスト削減に成功しました。またシステムが統一されたことで、社内でガラパゴス化していた業務も統一され、決算日程も6営業日短縮できました。

※出典:あさかわシステムズ「中電工業 株式会社 様」(2024年2月23日閲覧)

建設業界向けERPの選び方

建設業界向けERPの選び方としては、業界特有の会計や業務に対応できるかや、提供形態をどちらにするか、が挙げられます。

建設業界特有の会計に対応している

ここまで説明したように、建設業界には特有の会計処理が存在するため、標準の機能でこの会計処理に対応できるか確認しましょう。もちろん、対応していないERPだったとしても、カスタマイズを行えば対応できるようになります。

しかし、大幅なカスタマイズになるため、導入までの期間が長くなり導入コストも高額になると予想されます。そのため、標準搭載されているERPを探し、余計な時間やコストがかからないようにしましょう。

自社の工事・業務に対応できる

ERPが自社の工事形態や業務範囲にすべて対応できるかも重要です。一口に建設業界といっても、建築やリフォーム、塗装、建機レンタルなど事業内容はさまざまです。また、これらの事業を複合的に行っている企業も少なくありません。

そのため、自社が行っている業態すべてに対応できるかも確認しましょう。たとえば、複数の企業で工事を受注・施工するジョイントベンチャー(JV)の場合は、「JV工事処理」に対応できるシステムがおすすめです。

クラウド型かオンプレミス型か

ERPの提供形態は主にクラウド型とオンプレミス型の2種類にわかれます。オンプレミス型は自社サーバーに一からシステムを構築するタイプで、クラウド型はインターネットを介して運営会社が提供するシステムをレンタルするタイプです。

近年の主流はクラウド型で、多くの企業で導入が進められています。オンプレミス型は導入コストが高額で、サーバー機器や保守業務も必要である一方、クラウド型はネット環境さえあれば手軽に導入でき、導入コストは無料や低額のケースが多いからです。

しかしオンプレミス型もカスタマイズ性の高さといったメリットがあるため、自社の業務要件やリソースをふまえたうえで、どちらを選択すべきか考えましょう。

建設業界向けERPおすすめ比較

建設業界にて導入されているERPパッケージソフトを紹介します。システム選びの参考にしてください。

RobotERP ツバイソ - ツバイソ株式会社

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RobotERP ツバイソは、必要な機能の選択と、APIによる外部アプリの機能拡張で、柔軟にカスタマイズできる統合基盤業務プラットフォームです。公認会計士を含む専門家が、ヒアリングをもとにオーダーメイドで支援してくれます。

顧客・案件を起点に業務プロセスを管理したり、原価計算や工数管理をしたりと、顧客や案件を基軸とした業務プロセスが必要な業種におすすめです。上場準備中の建築設計、施工管理業、建築デザイン関係事業などで導入実績があります。

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導入企業:TOKYO BIG HOUSE株式会社(旧株式会社 プログレス)
導入前の課題:部分的なIT化により業務効率を上げるはずの仕組みが業務を圧迫していた。
導入後の効果:複数のソフトウェアの連携に適したREST APIにより他システムとの連携が容易となり、顧客情報や製造原価のデータベース一元化、情報反映時の人的ミス排除などが可能となった。結果、月次決算の早期化にもつながる。

建設工事業向けERPソリューション『ガリバーシリーズ』 - あさかわシステムズ株式会社

ガリバーシリーズは、中小・中堅規模の建設業・工事業向けのクラウド型建設業システムです。受注管理や発注管理、財務会計などの機能が搭載されており、建設業特有の会計処理および商習慣に対応できます。

また工事現場ごとの採算データ可視化により、赤字プロジェクトの早期発見や対策ができます。建設業界だけではなく、電気工事や設備工事の企業でも導入されており、経営効率化やDX化を実現したいならおすすめのサービスです。

imforce

imforceは、NTTデータビジネスシステムズが提供するERPで、それぞれの業界に特化したシリーズを展開しており、建設業界に特化したソリューションも用意されています。建設会計、営業管理、工事管理などの基幹システムが搭載されており、建設工事の引合から決算まで建設業界特有の会計業務に対してまるごと対応しています。 建設業界だけではなく、小売業界でも特化したシステムもあり、それぞれの業界特有のERPにもとづいてDXを推進したいなら、おすすめのサービスです。

PROCES.S

PROCES.Sは、建設業向けに開発された、クラウド型とオンプレミス型の両方がある建設業システムです。財務会計、人事などの機能が搭載されており、建設業特有の業務や管理を効率化できます。

また、クラウド型を選択すれば、現場と本社の情報共有やコミュニケーションを強化できます。昨今増加しているランサムウェアやEmotet対策として、オンプレミス型ではインターネットVPNや、SSL暗号化通信などによるセキュリティ対策も可能です。

建設業界だけではなく、電気工事業界や設備工事業界でも広く導入されており、建設業の業務改善や生産性向上を目指すならおすすめのサービスです。

建設業界向けERPで情報管理の課題を解消しよう

建設業界向けのERPであれば、建設業界特有の複雑な会計処理や売上予測ができるため、経営情報管理の効率化におすすめです。

建設業界向けERPを導入する際には、情報の一元管理ができ、独自の業務に対応できる機能が搭載されているか確認し、建設業界で導入実績の多いサービスを選びましょう。

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