コピー完了

記事TOP

オンプレミス型のERP8選 - クラウドとの違い | メリットやデメリット、適した企業

最終更新日:(記事の情報は現在から46日前のものです)
オンプレミス型のERPをボクシル編集部が解説。ERPを選定する際のポイントや導入するメリットを解説しています。この記事を読めばどのERPを導入すればいいのか、自社にはオンプレミス型とクラウド型のどちらが適しているのかがわかります。

【厳選】おすすめERPをまとめてチェック!
ERPの比較表
\特典【完全版】機能・価格比較表/

おすすめERPの資料を厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。資料請求特典の比較表では、価格や細かい機能、連携サービスなど、代表的なERPを含むサービスを徹底比較しています。ぜひERPを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。

ERPとは

ERPとは人材や資金、設備、情報といった資源を一元管理し、経営の効率化と意思決定の迅速化を支援するシステムです。会計や販売管理、人事労務といった基幹システムを統合的に提供します。

ERPのオンプレミス型とクラウド型の違い

ERPのオンプレミス型とクラウド型にはそれぞれ異なる特徴があります。一般的に、オンプレミス型は大企業に、クラウド型は中小企業から中堅企業、一部の大企業に適しています。

オンプレミス型 クラウド型
導入期間 数か月〜1年以上 1か月〜数か月
コスト 初期費用とサーバー管理費用 月額または年額のライセンス費用
カスタマイズ性
保守運用の工数
セキュリティ 自社の基準に沿った要件で組める サービス提供会社が一定程度対応

オンプレミス型のERP

オンプレミス型のERPは、自社でサーバーやソフトウェアを保有し、システムを構築する形態です。柔軟なカスタマイズが可能でデータを自社内で管理できるため、セキュリティ要件の高い企業に適しています。また、長期間の利用を想定している場合、オンプレミス型のERPの方がトータルコストを抑えられるケースもあります。

クラウド型のERP

クラウド型のERPは、インターネット経由で利用する形態システムです。サーバーやソフトウェアを自社で保有せず、サービス提供会社が提供する環境でシステムを利用します。初期費用を抑えられ、導入期間も短縮できるため、中小企業やスピーディーな導入を希望する企業に適しています。また、ベンダーによるシステムの運用・保守が提供されるため、自社でIT人材を確保する必要がありません。

オンプレミス型のERPのメリット

オンプレミス型のERPを導入して得られるメリットは次のとおりです。

システムの柔軟性

オンプレミス型のERPは、独自の業務プロセスに合わせてカスタマイズできます。既存システムとの連携や、特定の業種に特化した機能などへ柔軟に対応できるため、業務効率の向上に貢献してくれます。

データの自社管理

オンプレミス型のERPは、すべてのデータを自社サーバー内で管理するため、秘匿性の求められる情報も安心して扱えます。外部からの不正アクセスや情報漏えいのリスクを低減できるため、セキュリティ要件の厳しい企業にとってメリットです。

長期的なコスト削減

オンプレミス型のERPは、初期費用は高額ですが、長期的に見るとクラウド型のERPよりもコストを抑えられる場合があります。長期間の利用を想定している場合や、ユーザー数が多い場合は、オンプレミス型を検討してみるとよいでしょう。

安定したパフォーマンス

オンプレミス型のERPは、自社でサーバーやネットワーク環境を管理するため、外部環境の影響を受けず、安定したパフォーマンスを維持できます。大量のデータを扱う状況や、リアルタイムでデータを処理する状況では、オンプレミス型の安定性が強みとなります。

昔のシステムとの連携

オンプレミス型のERPは、既存のレガシーなシステムとも連携ができます。クラウド型のERPは多くの企業で導入されている新しいシステムとの連携が中心になるため、昔のシステムとは連携できないケースが多いです。その点、オンプレミスは開発さえすればシステム連携が可能です。

オンプレミス型のERPのデメリット

オンプレミス型のERPには次のようなデメリットもあります。メリットとデメリットを天秤にかけ、自社に最適な選択肢を取りましょう。

  • 初期導入コストの高さ
  • 保守・運用の負担
  • 拡張をする際の追加開発
  • 災害リスクへの対応
  • 法改正への自社対応

判断に迷う場合はクラウドのERPも視野に入れつつ、比較検討を進めましょう。

【2024年】ERP比較28選!タイプ別サービスと比較表
【2024年最新比較表】ERPの代表的なサービスを徹底比較!搭載している機能や料金、口コミ評価などをまとめて比較で...
詳細を見る

オンプレミス型のERPが適しているケース

オンプレミス型のERPは次のような企業に適しています。

既存システムとの連携が必須な場合

すでに運用しているシステムとの連携が不可欠な場合は、オンプレミス型のERPが適しています。オンプレミス型のERPは、柔軟なカスタマイズ性をもつため、複雑な連携要件にも対応できます。クラウド型でも一定のシステム連携は可能なものの、有名なサービスに限られるためツールによってはオンプレミスでしか実現できない要件があるでしょう。

セキュリティ要件が厳しい場合

金融機関医療機関といった機密情報を多く扱う企業は、オンプレミス型のERPが候補となりやすいです。オンプレミス型はデータを自社サーバー内で管理できるため、情報漏えいのリスクを最小限に抑えられます。また、セキュリティポリシーに沿って追加開発できるため、高いセキュリティレベルの維持が可能です。

独自のカスタマイズが不可欠な場合

ERPの標準機能では対応できない特殊な要件がある場合は、オンプレミス型のERPが適しています。オンプレミス型のERPは、ニーズに合わせて自由にカスタマイズできるため、慣習によって変えられない運用がある場合にも適合できます。

オンプレミス型のERP8選

【特典比較表つき】『ERP(基幹システム)の資料12選』 はこちら⇒無料ダウンロード

一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。

【特典比較表つき】『ERP(基幹システム)の資料12選』 はこちら⇒無料ダウンロード

※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。

Microsoft Dynamics 365 Business Central - 株式会社パシフィックビジネスコンサルティング

Microsoft Dynamics 365 Business Centralは、中小企業の業務効率化を支援する統合型ERPです。Microsoft Dynamics 365 Business Centralには次のような特徴があります。

  • 販売や購買、在庫、生産、会計といった業務モジュールを統合
  • リアルタイムデータ活用による迅速な意思決定を支援
  • パーソナライズ機能で使いやすい画面を自由に作成可能

Biz∫(ビズインテグラル) - 株式会社NTTデータ・ビズインテグラル

Biz∫は、基幹業務システムと情報系システムの一体動作が可能なERPです。Biz∫には次のような特徴があります。

  • IFRSやマルチテナントに対応
  • 段階的な導入と導入後の機能拡張が可能
  • BIやRPAと連携しバックオフィスを全体最適

GRANDIT

GRANDITはユーザー視点で本当に使いやすいかどうかを追求した純国産のERPです。GRANDITには次のような特徴があります。

  • 多くの企業のノウハウを活かして開発を進めるコンソーシアム方式
  • 基幹業務を網羅したモジュールで構成
  • 多くの業種に特化した機能も提供

SAP Business One

SAP Business One
SAP Business One
BOXIL SaaS AWARD Winter 2023 Good Service
5
(0)
4
(0)
3
(0)
2
(0)
1
(0)
ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

SAP Business Oneは、中小企業向けのERPです。SAP Business Oneには次のような特徴があります。

  • 財務会計や在庫管理など中小企業に必要な機能が充実
  • オンプレミスでもSaaSでも利用可能
  • 食品や製造業向けのベストプラクティスも提供

Plaza-i - 株式会社ビジネス・アソシエイツ

Plaza-i
Plaza-i
BOXIL SaaS AWARD Spring 2023 BOXIL SaaS AWARD Spring 2023 Good Service
5
(0)
4
(0)
3
(0)
2
(0)
1
(0)
ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

Plaza-iは、中堅・中小企業向けのERPパッケージです。Plaza-iには次のような特徴があります。

  • 会計と販売管理を中心に、顧客管理や人事管理も搭載
  • 多業種や海外取引に対応
  • 1999年の販売開始以来、ノウハウを蓄積して改良

InfiniOne ERP - FutureOne株式会社

InfiniOne ERPは、企業の成長を支援する変化対応型のERPパッケージです。InfiniOne ERPには次のような特徴があります。

  • 販売管理、生産管理、会計管理など基幹業務をカバー
  • 独自の開発アーキテクチャにより、機能変更や追加へ柔軟に対応
  • EDIやハンディターミナル、BIツールなどと連携し全体最適を実現

Galileopt DX

Galileopt DX
Galileopt DX
5
(0)
4
(0)
3
(0)
2
(0)
1
(0)
ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

Galileopt DXは、中堅・中小企業向けのERPです。Galileopt DXには次のような特徴があります。

  • 成長に合わせた柔軟なシステム構築
  • リアルタイムで正確な業務データを集計可能
  • ワークフローや権限管理、ログ管理で内部統制を強化

Infor SyteLineは、生産プロセスへ柔軟に対応できるERPです。Infor SyteLineには次のような特徴があります。

  • 製造業に強みのあるERP
  • 特に在庫管理、生産管理、プロジェクト管理に強い
  • 流通業やサービス業に強いサービスあり

オンプレミス型のERPで会社を全体最適

オンプレミス型のERPは、初期費用や運用負荷が高いものの、柔軟なカスタマイズと強固なセキュリティ構築に強みのある点が魅力です。長期的な利用や独自の業務プロセスをもつ企業にとっては、導入を検討する価値のある選択肢といえるでしょう。

ERPを選ぶ際には、必要な機能が揃っているか、他システムと連携させやすいか、運用コストに見合っているかなどを踏まえて検討しましょう。あわせて各サービスの口コミも見ておくのがおすすめです。

【2024年】ERP比較28選!タイプ別サービスと比較表
【2024年最新比較表】ERPの代表的なサービスを徹底比較!搭載している機能や料金、口コミ評価などをまとめて比較で...
詳細を見る

ERP(基幹システム)選び方ガイド_20240701.pptx.pdf
ERP(基幹システム)
選び方ガイド
この記事が良かったら、いいね!をしてください!最新情報をお届けします!
貴社のサービスを
BOXIL SaaSに掲載しませんか?
累計掲載実績1,200社超
BOXIL会員数200,000人超
※ 2024年3月時点
ERP(基幹システム)の最近更新された記事