製造業向けプロジェクト管理ツールおすすめ7選 機能・料金比較表と解決できる課題

最終更新日 :

Success icon
URLをコピーしました

【比較表】プロジェクト管理・工数管理

製造業のプロジェクト管理では、進捗と作業時間の記録が設計・生産部門で分断されるケースがよく見られます。

本記事では、案件ごとの採算管理に強い「Lychee Redmine」や、自社業務に合わせやすい「kintone」など、製造業におすすめのプロジェクト管理ツールの機能や料金を比較解説します。

【30秒でわかるこの記事のポイント】

・同じ「工数管理」でも、時間を記録できるだけの製品と、案件ごとの費用まで自動で計算する製品に分かれる
・製造業向けをうたう製品は生産設備や生産計画が対象で、部門をまたぐ案件の管理は汎用型が担う
・案件ごとの採算まで見るなら「Lychee Redmine」、入力画面と項目を自社の業務に合わせて作るなら「kintone

業種を問わずプロジェクト管理ツール全体のおすすめ製品を確認したい方は、次の記事をご覧ください。
プロジェクト管理ツールのおすすめ比較、選び方、ランキング

プロジェクト管理・工数管理のツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
【料金・機能比較表つき】プロジェクト管理・工数管理のツールの資料をダウンロードする(無料)

プロジェクト管理・工数管理_比較表バナーVer2

【限定特典】Excelで編集できる比較表つき

※掲載料金は税区分の記載を含め、各社公式サイトの表記に基づいています。

目次

製造業におすすめのプロジェクト管理ツールの機能・料金比較表

紹介する7製品を、料金と機能で並べました。工数を集計できるか、案件ごとの原価まで見られるか、自社サーバーに設置できるかの3点で違いが出ます。

タイプ初期費用月額(最安プラン)強み工数管理原価・コスト管理オンプレミス提供
ANDPAD製造業特化型生産設備の点検・日報・発注をまとめて管理×
Seiryu製造業特化型機械の割り当てまで管理可能
kintone汎用型0円ライトコース 1,000円(税抜・1ユーザー)業務に合わせた画面・項目のカスタマイズ
Backlog汎用型0円スタータープラン 2,700円(税抜・1スペース)人数ではなく案件単位の契約
Jira汎用型0円Standard 1,085円(1ユーザー)課題の階層と依存関係の詳細設定が可能
Redmine汎用型0円0円ライセンス費用不要
Lychee Redmine汎用型スタンダード 900円(税抜・1ユーザー)+クラウド利用料工数の実績から費用を自動で算出

●=対応/×=非対応/ー=要問い合わせ

料金は、有料プランのうち最も安い価格を掲載しています。Backlogは利用人数ではなくスペース単位、Jiraとkintoneは1ユーザーあたりと課金の単位が違うため、人数を当てはめて比べてみましょう。

製造業におけるプロジェクト管理の課題

製造業のプロジェクトでは、開発・設計・調達・生産・品質管理など、複数の部門が連携して案件を進めます。さらに、工場や拠点をまたいで作業を分担するケースも少なくありません。

このように関係者が多いプロジェクトでは、各部門が個別に進捗や計画を管理していると、案件全体の状況を把握しにくくなることがあります。

「どの工程まで進んでいるのか」「予定どおり進んでいるのか」「変更によって納期や工数に影響が出ていないか」といった情報をすぐに確認できなければ、問題への対応も後手に回ります。

部門や拠点をまたぐと案件の進捗が見えなくなる

製造業の案件では、設計・調達・生産など複数の部門が工程を引き継ぎながらプロジェクトを進めます。しかし、部門ごとに異なるExcelや管理表を使っていると、案件全体の最新状況を把握しにくくなります。

たとえば設計変更が発生しても、生産や調達への共有が遅れれば、変更前の仕様で手配や準備が進む可能性があります。複数拠点が関わる案件では、さらに情報共有に時間がかかり、次の工程への着手が遅れることもあります。

そのため、部門や拠点をまたいで進捗や変更内容を共有し、案件全体の遅れを早期に把握できる環境が必要です。

生産計画や納期回答が特定の担当者に依存する

生産計画や納期の判断を、特定の担当者の経験や知識に頼っているケースもあります。製造業では、設備の稼働状況、材料の入荷予定、作業者の配置、進行中の案件など、複数の条件を見ながら計画を調整する必要があるためです。

こうした判断を担当者が個別に行っていると、計画の作成や変更だけでなく、納期回答まで担当者に集中します。たとえば次のような状況です。

・担当者が不在になると、取引先から納期を確認されてもすぐに回答できない
・多数の品目や設備をExcelで管理しているため、計画変更のたびに担当者が手作業で調整している
・日中は現場対応に追われ、担当者が計画の作成や変更を後回しにしている

このように、計画の判断と更新が特定の担当者に集中すると、担当者の不在や繁忙期に業務が滞りやすくなります。また、判断基準が明文化されていなければ、異動や退職時の引き継ぎも難しいでしょう。

工数と原価が案件単位で集計できない

製造業のプロジェクトでは、案件ごとの工数や原価を把握することも重要です。しかし、作業時間が紙の日報や個人の記録、勤怠データなどに分散していると、案件単位で集計するまでに時間がかかります。

その結果、進行中に「予定より工数がかかっている」「想定以上にコストが発生している」といった状況を把握できず、案件完了後に問題が判明することがあります。進行中に予定と実績の差を確認できれば、作業内容や人員配置を見直すなど、早い段階で対策を検討できます。

さらに実績を蓄積しておけば、過去案件を次回の見積もりや計画作成に活用できます。

仕様変更の経緯が残らず、後から聞かれても答えられない

現場では、プロジェクトの途中で仕様変更や設計変更が発生することも珍しくありません。こうした変更について「いつ、誰が、何を、なぜ変更したのか」を記録していなければ、後から経緯を確認する際に手間がかかります

Excelを上書きして管理していると以前の内容を確認できず、複数のファイルを保存していれば最新のものがわからなくなることもあります。また、メールや口頭で判断している場合、変更後の仕様は残っていても、その理由や承認者まで追跡できないケースもあるでしょう。

自動車部品のように、開発の経緯を示すことが求められる分野では、この点が案件の進め方そのものに関わります。記録が残る形で進めるかどうかが、後の負担を分けます。

製造業向けプロジェクト管理ツールの機能・メリット

プロジェクト管理ツールは、案件ごとの作業・担当・期限・実績などの情報を一元管理するための仕組みです。ここでは、製造業で起こりやすい課題に対して、プロジェクト管理ツールのどのような機能が役立つのかを見ていきます。

進捗が1画面に集まり、部門と拠点の状況を同時に見られる

案件の全体像を把握するうえで役立つのが、工程管理やガントチャートです。作業の開始日・終了日、担当者、前後のつながりを一覧で確認できるため、各工程の進み具合や遅れを把握しやすくなります。設計工程に遅れが出た場合も、後続の調達や生産への影響を確認し、計画を見直しやすくなります。

また、部門や拠点ごとに分散していた進捗情報を案件単位でまとめれば、関係者が同じ情報を確認しながら作業を進められます。個別に確認や共有を繰り返す負担を減らし、変更や遅れが発生した際にも、関係者へ情報を共有しやすくなる点がメリットです。

計画の立て方が記録として残り、担当者以外でも業務を進行できる

ツール上で計画を組むと、作業の順番や担当、期限などの情報を案件単位で残せます。担当者が経験や知識をもとに行っていた判断を計画として共有できるため、特定の担当者だけが計画を把握している状態を改善しやすくなります。

また、類似案件の計画をテンプレートとして登録できるツールなら、過去の計画をもとに新しい案件の予定を組み立てられます。ワークフロー機能を使えば、確認や承認が必要な工程もあらかじめ設定できます。こうした機能によって、計画の作成・確認・変更に必要な情報を共通化し、担当者が変わっても業務を進めやすくなります。

工数が実績として蓄積され、案件ごとの採算が見える

作業時間を案件やタスクに紐づけて記録できるツールなら、案件ごとの工数を集計しやすくなります。日報や勤怠などに分散していた実績を案件単位でまとめることで、予定していた工数と実際にかかった工数を比較し、進行状況を確認できます。

さらに、工数に単価などの情報を組み合わせれば、案件ごとのコストを把握できる製品もあります。予定と実績の差を確認できれば、工数が膨らんでいる工程を見直すなど、問題が大きくなる前に対応を検討しやすくなります。

また、蓄積した実績を次回の見積もりや計画作成に活用できる点もメリットです。ただし、対応範囲は製品によって異なるため、工数管理だけでなく原価管理まで必要かを確認して選びましょう。

やり取りと文書が案件に紐づいて残る

案件にコメントやファイルを紐づけて管理できるツールなら、仕様変更の相談や決定内容、その際に使用した資料などを案件単位でまとめられます。メールとファイルサーバーに情報が分散している場合と比べて、後から必要な情報を探しやすくなる点がメリットです。

また、コメントやファイルの更新履歴が残る機能があれば、いつ誰が変更したのかを確認しやすくなります。承認機能に対応した製品なら、確認が必要な人や承認状況も管理可能です。

こうした記録を一元化することで、担当者が変わった場合でも過去のやり取りを確認しやすくなり、仕様変更や意思決定の経緯を追跡する負担を減らせます。

図面や仕様書を案件と結びつけ、最新版を共有できる

製造業の案件では、図面・仕様書・部品表・検査の記録といった文書が工程ごとに増えていきます。これらを案件に紐づけて管理できるツールなら、関連する資料を1つの場所にまとめ、必要な文書を探しやすくできます。

部門ごとに異なるフォルダ構成で管理する場合と比べて、案件を軸に情報を共有しやすくなる点もメリットです。

また、ファイルの更新履歴や版を管理できる機能があれば、変更前後の内容を確認したり、最新版を把握したりしやすくなります。関係者への更新通知に対応した製品なら、変更内容の共有もスムーズです。

ただし、図面など機密性の高い資料を扱う場合は、アクセス権限や保存場所、セキュリティ対策が自社の要件を満たしているかも確認する必要があります。

製造業のプロジェクト管理ツール導入事例

実際に導入した製造業の企業が、何に困っていて、どう変わったのかを2社紹介します。どちらもExcelでの管理を見直すところから始まっています

設計部門のタスク管理をExcelから移した例(トヨタ自動車)

トヨタ自動車のシャシー設計を担当する部署では、部品ごとの設計タスクをExcelで管理していました。タスクの数と関係者が多く、進捗を把握することも、部内で情報を共有することも難しくなっていたといいます。

導入後は、部全体の業務が見える状態になり、ガントチャートで優先順位をつけて進められるようになりました。回覧と承認の流れもボード上で扱う形に変わっています。ツールを選ぶ際は、現場が使いやすく効果が期待できることを重視したとしています。

導入事例の全文はこちらをご覧ください。

属人化した進捗管理を一元化した例(ダイヤ工業)

医療用品を製造・販売するダイヤ工業では、担当者がそれぞれExcelやスプレッドシートでタスクを管理していました。業務が属人化して進捗が見えず、部門をまたぐ連携が弱くなっていたといいます。

情報を1か所に集めたことで、部門間の連携が進み、営業部門からの問い合わせ対応もスムーズになりました。タスクが見える状態になったことで、担当の割り振りも整理されています。従業員101名から300名の規模で、管理の仕組みを立て直した例です。

導入事例の全文はこちらをご覧ください。

製造業向けプロジェクト管理ツールにかかる費用・価格相場

この記事で紹介している7製品のうち、料金を公開しているものを並べると、クラウドで提供されるツールは最も安いプランで1ユーザーあたり月額900円から1,100円ほどに収まります。機能の多い上位プランでは月額2,000円台になります。

費用の内訳はソフトウェアの利用料が中心です。クラウド型は初期費用を抑えて始められる代わりに、使う限り月額が続きます。自社サーバーに設置する形では、サーバーの費用と運用の手間が自社側に乗ります。

加えて、次のような費目が追加になりやすい点に注意が必要です。

  • 工程表・ガントチャートの追加費用:標準では備えておらず、拡張機能の追加やカスタマイズで実現する製品も
  • オンプレミス版のライセンス費用:社外に出せない図面や仕様を扱う場合、自社環境に構築するオンプレミス版は初期導入費用がかかる
  • 生産管理・基幹システムとの連携:APIは用意されていても、実際につなぐ作業は開発費として別に発生

費用を抑える手段として、デジタル化・AI導入補助金2026(旧称:IT導入補助金)があります。製造業は対象の業種に含まれます。

規模の要件は資本金3億円以下または常時使用する従業員300人以下で、ゴム製品製造業のみ従業員900人以下という別の基準が定められています(自動車・航空機用タイヤおよびチューブ製造業、工業用ベルト製造業を除く)。

プロジェクト管理に使えるツールも、補助の対象として登録されているものがあります。

ただし補助の対象になるのは、IT導入支援事業者が登録して承認を受けたツールに限られます。製品名だけで対象かどうかは決まりません。同じ製品でもどの支援事業者が登録しているかによって扱いが変わるため、まずはベンダーに詳しく問い合わせてみましょう。

料金の内訳や製品ごとの価格差は、次の記事で詳しく取り上げています。

※出典:中小企業基盤整備機構「申請の対象となる方 | デジタル化・AI導入補助金2026」(2026年8月18日閲覧)

プロジェクト管理・工数管理_比較表バナーVer2

【限定特典】Excelで編集できる比較表つき

製造業向けプロジェクト管理ツールの選び方

製造業向けを掲げたツールは、生産設備の保全や生産計画を対象にしたものが中心で、案件の進捗と工数をまとめて管理したい場合は汎用型が土台になります。そのうえで判断が分かれるのは、案件の進め方と現場の環境に合うかどうかです。

導入した企業が実際に決め手として挙げている観点から、3つに絞って解説します。

現場が使い続けられる操作性か

導入した企業が決め手に挙げる観点として目立つのが、現場が迷わず使えるかどうかです。入力する人が増えるほど、操作のわかりにくさがそのまま入力漏れになって返ってきます。

判断しやすいのは、これまでの管理の仕方から画面がどれだけ変わるかです。たとえばExcelで管理してきたなら、kintoneのように入力画面と項目を自分たちで組み立てられるツールが向いています。使っていた項目をそのまま並べるところから始められるためです。

反対にJiraのように案件の分け方や作業の前後関係まで設定できるツールは、その形を先に決めておくほど、現場が入力する項目も迷いのないものになります。案件の進め方が社内で定まっている場合に向いています。

無料のプランがあるBacklogJiraなら、実際の案件を1つ登録して、現場の担当者に入力してもらうところまで試せます。管理する側だけで試すと、入力する側の負担が見えないまま導入が決まってしまいます。

工数を記録するだけで終わらせず、集計や原価まで見られるか

工数管理という言葉は、記録できることと、集計して採算が見えることの両方に使われます。どこまでできるかは製品によって差が大きい部分です

たとえばBacklogは課題ごとに予定時間と実績時間を記録できますが、公式サイトでは集計を担う機能までは案内されていません。kintoneは製造日報の入力から工数の集計までをつなげる使い方が示されています。

Lychee Redmineは入力された工数から費用を自動で計算し、案件ごとの採算を確認できます。

案件ごとの利益まで同じ画面で追いたいのか、作業時間がわかれば足りるのかを先に決めておくと、候補が絞れます。原価の管理を基幹システム側で行っているなら、ツールに求めるのは記録と出力までで十分な場合もあります。

社外に出せない情報を扱うならオンプレミスを選べるか

図面や仕様、取引先から預かった情報など、社外のサーバーに置けない情報を案件と一緒に扱う場合は、設置場所を選べるかが条件になります

自社環境に構築できるのは、Backlogのエンタープライズ版、JiraのData Center版、RedmineLychee Redmineなどです。SeiryuはWindows Serverとクライアントの構成で動きます。

一方で、自社に設置すればサーバーの用意と更新は自分たちの仕事になります。取引先との共有が多い案件ではクラウドのほうが手間が少ないため、扱う情報の種類ごとに使い分ける前提で検討すると決めやすくなります。

製造業に特化したプロジェクト管理ツール

製造業向けを明確に打ち出しているツールを紹介します。いずれも生産設備や生産計画といった現場の業務を前提に作られており、汎用型とは扱う対象が異なります

ANDPAD

  • 生産設備の点検表や日報を、紙ではなくシステム上で作成・管理できる
  • 設備工事の発注と進捗を、複数案件をまたぐ工程表とあわせて確認できる
  • 日々の作業実績から原価と粗利を集計できる

ANDPADは、生産設備の工事とメンテナンスを軸に据えたサービスです。公式サイトには製造業向けのページが用意されており、点検表や日報の作成、発注業務の電子化、複数案件を横断する工程表といった機能がまとめられています。

設備の保全や工事の管理が主な用途のため、新製品開発のように部門をまたいで進む案件の管理とは対象が異なります。工場の設備まわりを紙で回している場合に検討しやすいツールです。

ANDPADの料金プラン・価格

料金は個別見積もりで、利用する機能の範囲と現場の規模によって変わります。

Seiryu

  • どの機械をいつ使うかまで含めて、生産計画を自動で立てられる
  • 機械別・製番別など複数の切り口で工程を表示できる
  • 販売管理システムや生産管理システムと連携してデータを引き継げる

Seiryuは、製造業向けのシステムを手がけるテクノアが提供しています。公式サイトでの位置づけは生産スケジューラで、受注した製品をどの機械でいつ加工するかを組み立てる用途に向いています。

案件ごとの品質やコストをまとめて管理するというより、生産計画そのものを立てる道具に近い作りです。計画の立案が特定の担当者に偏っている場合は、検討する価値があります。動作環境はWindows Serverとクライアントの構成です。

Seiryuの料金プラン・価格

料金は個別見積もりです。自社サーバーへ設置して使う構成のため、金額は対象の設備数や工程の規模、連携するシステムの範囲によって変わります。

製造業向けプロジェクト管理ツールおすすめ比較5選【汎用型】

業種を限定せずに使えるツールのうち、製造業での導入事例や機能から選んだ5製品を紹介します。特化型と違い、案件の進め方に合わせて自社で組み立てる前提のものが中心です。

初期費用月額(最安プラン)強み
kintone0円ライトコース 1,000円(税抜・1ユーザー)業務に合わせた画面・項目のカスタマイズ
Backlog0円スタータープラン 2,700円(税抜・1スペース)人数ではなくスペース単位で契約
Jira0円Standard 1,085円(1ユーザー)課題の階層と依存関係の詳細設定が可能
Redmine0円0円ライセンス費用不要
Lychee Redmineスタンダード 900円(税抜・1ユーザー)+クラウド利用料工数の実績から費用を自動で算出

kintone

サイボウズ株式会社
2026上半期 資料請求数ランキング1位
  • 自社の業務に合わせて、入力画面と項目を作れる
  • 製造日報の入力から作業工数の集計までをつなげられる
  • 登録したデータをグラフに集計して進捗や実績を確認できる

kintoneは、必要な項目を自分たちで並べて業務用の画面を作るサービスです。公式サイトには製造業向けのページがあり、製造日報をシステム上で入力して作業工数を自動で集計する使い方が紹介されています。

案件の形が現場ごとに違い、既製のツールに業務を合わせにくい場合に向いています。ただし工程をガントチャートで表示するには拡張機能の追加やカスタマイズが必要で、標準の機能だけでは完結しません。導入時にどこまで作り込むかを決めておくと、運用が落ち着きます。

kintoneの料金プラン・価格

プラン初期費用月額費用(1ユーザーあたり)
ライトコース0円1,000円(税抜)
スタンダードコース0円1,800円(税抜)
ワイドコース0円3,000円(税抜)

月額費用は1ユーザーあたりの金額です。ライトコースとスタンダードコースは10ユーザーから、ワイドコースは1,000ユーザーからの契約になります。

Backlog(バックログ)

株式会社ヌーラボ
2026上半期 資料請求数ランキング1位
  • 人数ではなくスペース単位で契約するため、関係者を増やしても月額が変わらない
  • 課題ごとに予定時間と実績時間を記録できる
  • 自社サーバーに設置して使うエンタープライズ版がある

Backlogは、課題を単位にして担当と期限を管理するサービスです。料金がスペース単位で決まるため、協力会社や他部門の担当者を招いても費用が増えません。関わる人が案件ごとに入れ替わる進め方と相性があります。

課題には予定時間と実績時間の欄があり、作業にかかった時間を記録できます。ガントチャートはスタンダードプラン以上で使えます。社外に出せない情報を扱う場合は、自社サーバーに設置するエンタープライズ版を選べます。

Backlogの料金プラン・価格

プラン初期費用月額費用(1スペースあたり)
フリー0円0円
スターター0円2,700円(税抜)
スタンダード0円16,000円(税抜)
プレミアム0円27,000円(税抜)
プラチナ0円75,000円(税抜)

月額費用は1スペースあたりの金額で、利用人数では変わりません。プランごとに登録できるユーザー数とプロジェクト数の上限が決まっています。

Jira

  • 課題を親子構造で管理し、作業同士の依存関係を設定できる
  • 見積もり時間と実績時間を課題ごとに記録できる
  • 自社環境に構築するData Center版がある

Jiraは、開発の現場で使われてきた課題管理のサービスです。作業同士のつながりを細かく設定できるため、前の工程が遅れたときに影響が及ぶ範囲を追いやすくなります。タイムライン上で工程を俯瞰できる機能も備えています。

設計や試作のように、仕様変更が起きるたびに後続の作業を組み直す案件に向いています。セキュリティ要件が厳しい場合は、自社環境に構築するData Center版を選べます。

Jiraの料金プラン・価格

プラン初期費用月額費用(1ユーザーあたり)
Free0円0円
Standard0円1,085円
Premium0円1,987円
Enterprise0円要問い合わせ

月額費用は1ユーザーあたりの金額です。Freeプランは10ユーザーまで利用できます。

Redmine

ファーエンドテクノロジー株式会社
  • ライセンス費用がかからないオープンソースで、自社サーバーに設置して使える
  • チケット管理とガントチャートを標準で備える
  • プラグインで機能を追加できる

Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。ソフトウェアの利用料は0円で、自社サーバーに設置して運用できます

一方で、サーバーの用意や更新は自社で担うことになります。運用の手間をかけたくない場合は、ファーエンドテクノロジーが提供するホスティングサービス「My Redmine」を使う方法もあります。

Redmineの料金プラン・価格

ソフトウェアの利用料と初期費用は0円です。ただし自社サーバーへ設置して使うため、サーバーの費用と構築・保守の手間は自社側にかかります。ホスティングを使う場合は、ファーエンドテクノロジーの「My Redmine」がスタンダードプランで月額10,000円(税抜)です。

Lychee Redmine

  • 工数の実績から費用を自動で算出し、案件ごとの採算を確認できる
  • ガントチャートとチケット管理を組み合わせて進捗を追える
  • 社内サーバーでの運用にも対応する

Lychee Redmineは、オープンソースのRedmineを土台に、アジャイルウェアが機能を追加して提供しているサービスです。入力した工数から費用を自動で計算し、出来高と照らし合わせて採算を確認できる点が、ほかの汎用型ツールと大きく異なります。

進捗の管理にとどまらず、案件ごとにいくらかかっているかまで同じ画面で追いたい場合に向いています。購入は10ユーザー単位で、契約期間は6か月または12か月です。

Lychee Redmineの料金プラン・価格

プラン初期費用月額費用(1ユーザーあたり)
フリー要問い合わせ0円
スタンダード要問い合わせ900円(税抜)
プレミアム要問い合わせ1,400円(税抜)
ビジネス要問い合わせ2,100円(税抜)

月額費用は1ユーザーあたりの金額です。有料プランではこれに加えてクラウド利用料が別途かかり、契約ユーザー数に応じて変わります。フリープランではガントチャートを利用できません。

製造業向けプロジェクト管理ツールを活用するポイント

ツールを導入しただけでは、Excelでの管理手法がそのままツールの画面に移行するだけになってしまいます。導入後につまずきやすい場面を3つ挙げます。

まず1つの案件から始めて、全社展開は後にする

最初から全部門・全案件を管理しようとすると、設定を決める会議だけで数か月を要する場合があります。進行中の案件を1つ選び、その案件だけで運用を始めると、どこを改善すべきかが実務の中で見えてきます。

選ぶ案件は、関係する部門が2つか3つで、数か月で完了する規模が扱いやすくなります。設備の導入や改善活動のように、期限があって関係者が限られる案件が向いています。ここで作った設定が、次の案件のテンプレートになります。

計画づくりを1人が担っている状態から抜け出すには時間がかかります。引き継ぎまで含めて年単位で見ておくと、途中で止まりにくくなります。

工数の入力単位を先に決めておく

工数を記録する仕組みは、どの細かさで入力するかを決めないまま始めると続きません。作業ごとに15分単位で入れる運用は、現場の負担が大きくなりすぎます。

決めておきたいのは、入力の単位(案件ごとか、工程ごとか)、入力の頻度(日次か週次か)、入力する人(作業者本人か、まとめ役か)の3点です。原価の把握が目的なら、案件と工程がわかれば足りることも多くあります。

入力する側にとっては、記録が何に使われるかが見えると続きやすくなります。集計した結果を現場に戻し、見積もりの精度が上がったことを共有する流れまで作っておきます。

生産管理システムとの二重入力を作らない

すでに生産管理システムを使っている場合、同じ数字を2つの画面に入れる運用になっていないかを確認します。二重入力が生まれると、どちらが正しいのかわからなくなり、やがて片方が更新されなくなります。

避けるには、どの情報をどちらで持つかを先に線引きします。受注・在庫・原価の確定値は生産管理システム、案件の進捗と担当・期限はプロジェクト管理ツール、という分け方が基本の形です。重なる部分はAPIで連携するか、片方の入力をやめます。

連携には開発の費用と期間がかかります。まずは手作業での取り込みで運用を確かめ、続けると決まってから自動化する順番でも遅くありません。

製造業向けプロジェクト管理ツールに関するよくある質問(FAQ)

製造業の担当者から挙がりやすい疑問をまとめました。

プロジェクト管理ツールと工程管理システムは何が違いますか?

扱う対象が違います。工程管理システムは、生産ラインで日々繰り返される作業の進捗・実績を管理するもので、量産の現場に向いています。プロジェクト管理ツールは、新製品の開発や設備の導入のように、期限があって一度きりの案件を、進捗・コスト・担当をまとめて管理するものです。

量産ラインの日々の進捗や実績を管理したい場合は、工程管理システムの比較記事をご覧ください。

生産管理システムを使っていますが、プロジェクト管理ツールも必要ですか?

守備範囲が重ならないため、併用する形が一般的です。生産管理システムは受注から在庫、原価までの流れを扱い、プロジェクト管理ツールは案件ごとの作業と期限を扱います。開発や設備導入をExcelで管理しているなら、その部分だけを移す使い方から始められます。

生産管理システム側の見直しを考えている場合は、次の記事を参考にしてください。

一品一様の個別受注生産でも使えますか?

使えます。案件ごとに工程が変わる前提であれば、作業を自由に定義できる汎用型が向いています。似た案件をテンプレートとして保存し、日程と数量だけを差し替える運用にすると、案件ごとの組み直しが軽くなります。

機械の割り当てまで自動で組みたい場合は、Seiryuのような生産計画に特化した製品が候補になります。

現場の作業者全員分のアカウントが必要ですか?

製品によって課金の単位が違うため、必要な人数の考え方も変わります。kintoneJiraは1ユーザーあたりの料金なので、入力する人が増えるほど費用も増えます。Backlogはスペース単位の料金で、人数が増えても月額は変わりません。

関わる人数が読みにくい段階では、契約単位で決まる製品のほうが見積もりを立てやすくなります。

製造業向けプロジェクト管理ツールを比較するならBOXIL

製造業のプロジェクト管理は、部門と拠点をまたぐ分、進捗も工数も1か所に集まりにくくなります。プロジェクト管理ツールの導入を検討する際に押さえておきたい点を整理します。

  • 生産ラインの日々の進捗を管理したいのか、期限のある案件を部門横断で管理したいのかを先に分ける
  • 製造業向けを掲げたツールは生産設備や生産計画が対象、汎用型は案件の中身を自社で定義して使う
  • 工数は記録までか、集計や原価まで見られるかで製品の差が大きい
  • 図面や仕様など社外に出せない情報を扱うなら、自社サーバーに設置できるかを条件に加える
  • まずは進行中の案件を1つ選んで運用を試し、そこで作った設定を次の案件に広げる

BOXILでは、掲載サービスの資料をまとめて請求できます。気になるツールが複数ある場合は、料金や機能を並べて比較してみてください。

製造業では、プロジェクト管理ツールに関連して次のようなサービスも導入されています。業務効率化の推進としてぜひご参考ください。

プロジェクト管理・工数管理選び方ガイド

プロジェクト管理・工数管理選び方ガイド

記事をシェア

Success icon
URLをコピーしました

関連する導入事例記事

BOXIL掲載のお知らせ

貴社のサービスをBOXILに掲載しませんか?

見込み客獲得や認知度向上をしたいサービスをお持ちの方は是非ご掲載ください。

スクロールトップボタン

TOPへ