無料で使えるおすすめのオンラインストレージ6選!ツールの特徴と選ぶ際のポイントを解説!
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- オンラインストレージの比較表
- オンラインストレージとは
- クラウドストレージとの違い
- オンラインストレージの主な機能
- ファイルの保存とバックアップ
- ファイル共有と連携
- リモートアクセス
- セキュリティとプライバシー
- バージョン管理
- オンラインストレージ導入のメリット
- コラボレーションが促進する
- コスト削減につながる
- スケーラビリティに富んでいる
- 無料のオンラインストレージを選ぶときのポイント
- セキュリティレベルや信頼性が高いか
- 容量や速度が十分かどうか
- 利用規約やプライバシーポリシー
- ユーザーインターフェースの使いやすさ
- 他サービスとの互換性
- 実際のユーザーレビューや評判
- 無料で使えるおすすめのオンラインストレージ6選
- セキュアSAMBA
- Box
- Dropbox
- OneDrive
- Google ドライブ
- MEGA
- 無料と有料の違いは?よくある機能制限と注意点
- 容量・速度や同時利用数の制限
- ファイル形式の互換性や連携性の制限
- セキュリティの制限
- カスタマーサポートの質と速度
- 広告の有無
- データの保持期間
- 有料ツールを検討するべきケース
- 容量と速度が必要な場合
- ファイル共有や同時編集が多い場合
- 機密性の高いデータを扱う場合
- 他サービスとの連携が必要な場合
- 高度なカスタマイズが求められる場合
- 大規模なチームや組織での使用
- サービスを比較しましょう
オンラインストレージの比較表
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オンラインストレージとは
オンラインストレージとは、インターネット上にあるディスクスペースのことで、ファイルを保存したり共有したりできるシステムです。ユーザーは場所を問わずデータにアクセスでき、ファイルの共有や管理が容易になります。たとえば、文書、画像、音楽、ビデオファイルなど、さまざまな形式のファイルをオンラインストレージに保存できます。
>>ストレージ容量とは?容量を気にせず使えるオンラインストレージに注目!
クラウドストレージとの違い
オンラインストレージとクラウドストレージはよく混同されますが、実は厳密には違うものです。
主な違いとして、クラウドストレージがより広範なサービスを提供し、計算リソースやアプリケーションのホスティングを含む場合もある点が挙げられます。一方、オンラインストレージは主にデータの保存とアクセスに特化しています。よって、クラウドストレージは、オンラインストレージを含むより大きなカテゴリーといえるでしょう。
例として、Google ドライブやDropboxはオンラインストレージのサービスを提供しながら、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureのようなクラウドサービスはストレージのみならず、サーバーのホスティングやアプリケーション開発プラットフォームなど、より広範なサービスを提供しています。
とはいえ、文脈上はオンラインストレージとクラウドストレージのどちらも同じものを指す場合が多く、そこまで気にする必要はありません。
オンラインストレージの主な機能
オンラインストレージは、インターネットを通じてデータを保存、アクセス、共有できるサービスです。主な機能としては、次のようなものが挙げられます。
ファイルの保存とバックアップ
オンラインストレージは、重要なドキュメント、写真、ビデオなどのデジタルファイルを安全に保存する場所として機能します。多くのサービスでは、ファイルを自動的にクラウドにバックアップする機能も提供しており、データ損失のリスクを軽減できるでしょう。
ファイル共有と連携
オンラインストレージ上のリンクを通じて、ファイルやフォルダを他のユーザーと簡単に共有できるのも主な機能の一つです。共有されたファイルには、閲覧、編集、コメントの権限を設定でき、遠隔地にいるチームメンバー間とも連携をとりやすくなります。
リモートアクセス
インターネット接続があれば、場所を問わずファイルにアクセスできるため、外出先や自宅からも仕事ができます。これにより、柔軟なワークスタイルが可能になるでしょう。
セキュリティとプライバシー
多くのオンラインストレージサービスでは、データを暗号化して保存し、不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策を講じています。また、ユーザーがみずからのデータを完全にコントロールできるプライバシー設定も提供しています。
バージョン管理
ファイルの編集履歴を保存し、必要に応じて以前のバージョンに戻せるのもオンラインストレージの強みです。これにより、誤ってファイルを上書きしたり、削除したりしても安心です。
オンラインストレージ導入のメリット
オンラインストレージは主にファイルやデータの保存先として利用されますが、ただの保存場所になるだけではありません。次に、オンラインストレージを導入するメリットの一例を紹介します。
コラボレーションが促進する
オンラインストレージによってファイルの共有や同時編集が可能になると、チームメンバー間のコラボレーションが促進するでしょう。
たとえば、Google ドライブやDropboxなどのサービスを使用すると、チームメンバーが同じドキュメントにリアルタイムで作業でき、更新内容が即座に全員に反映されます。これにより、プロジェクトの進行速度が向上し、効率的なチームワークが実現します。
コスト削減につながる
オンラインストレージを導入することで、物理的なストレージデバイスやサーバーを購入、管理するコストを削減可能です。また、データセンターの運用やメンテナンスにかかる費用も不要になります。とくにスタートアップ企業や中小企業にとって、このコスト削減は大きなメリットとなるでしょう。
スケーラビリティに富んでいる
ビジネスの成長に伴いデータ量が増加しても、オンラインストレージなら必要に応じて容量を簡単に拡張できます。物理的なストレージを使っている場合、追加のハードウェアを購入する必要があるでしょう。しかし、オンラインストレージでは追加費用を支払うことで、即座に容量を増やせます。
他にもオンラインストレージ導入のメリットは数多く存在するので、気になる方は次の記事も参考にしてみてください。
無料のオンラインストレージを選ぶときのポイント
無料のオンラインストレージを選定する際は、いくつかの基準が存在します。代表的な基準について解説します。
セキュリティレベルや信頼性が高いか
オンラインストレージを選ぶ際は、セキュリティレベルや信頼性が高いかどうかを確認しましょう。オンラインストレージには大切なデータを保存するので、データの漏えいや紛失などのリスクの発生を防ぐために、セキュリティレベル(データの暗号化、二段階認証など)や信頼性が高いサービス(運営会社の実績、ユーザーレビューなど)を選ぶことが必要です。
たとえば、Google ドライブやDropboxといった有名なサービスは、高いセキュリティ基準をもっており、多くの企業や個人に信頼されています。
容量や速度が十分かどうか
オンラインストレージを選ぶ際は、容量や速度が十分かどうか確認することも大切です。無料版は容量に制限がかかっていることも多く、大量のデータを保存できない場合があります。
個人的な用途であれば数GBの容量でも十分かもしれませんが、ビジネス用途や大量のメディアファイルを保存したい場合は、より多くの容量が必要になるでしょう。
また、アップロードやダウンロードの速度も重要な要素です。容量や速度に不満がないオンラインストレージを選びましょう。
利用規約やプライバシーポリシー
無料サービスでも、利用規約やプライバシーポリシーは必ず確認しましょう。データの取り扱い方針、サードパーティとの共有ポリシーなど、みずからのデータがどのように管理されるかを理解することは非常に重要です。意外と見落としがちですが、後でトラブルの原因となることもあるため、注意しましょう。
ユーザーインターフェースの使いやすさ
オンラインストレージの使いやすさも、重要な選定基準の一つです。直感的に操作できるインターフェースであるか、みずからのデバイス(パソコンやスマートフォン)で快適に利用できるかなど、実際に試用してみることをおすすめします。
無料のオンラインストレージであれば試験的に複数サービスを導入して試せるため、実際に使ってみてから決めるのがよいでしょう。
他サービスとの互換性
他のアプリケーションやサービスとスムーズに連携できるかどうかも、選定時の大切なポイントです。とくに、ビジネス環境で使用する場合、日常業務で頻繁に使用するツールとの互換性は、作業の効率性を大きく左右します。
SlackやChatworkなどのコミュニケーションツール、TrelloやAsanaなどのプロジェクト管理ツールと連携ができれば、日々の業務フローをスムーズにし、時間を節約できるでしょう。選択するオンラインストレージサービスが、すでに組織内で使用しているツールとどの程度連携できるかまで含めて検討することがおすすめです。
実際のユーザーレビューや評判
最後に、実際にサービスを使用しているユーザーのレビューや評判も参考にするとよいでしょう。利用者の声は、サービスの実際の使い勝手や問題点、メリットを知るうえで貴重な情報源となります。公式サイトだけでなく、フォーラムやSNSでの口コミもチェックすると、サービス選びの参考になります。
無料で使えるおすすめのオンラインストレージ6選
無料で使えるおすすめのオンラインストレージを紹介します。無料の範囲でできることや機能制限などを解説しているのでオンラインストレージ選びの参考にしてみてください。
セキュアSAMBA - 株式会社kubellストレージ
無料で利用できる機能と制限
セキュアSAMBAは、法人向けのセキュリティ機能を標準搭載したオンラインストレージです。アクセス権限をフォルダごとに付与できるため、社内だけでなく社外ともファイルの共有と編集が可能です。有料のスタンダードプランは、ユーザー数に制限がないほか、容量を300GBに増やせます。
無料プランでは次の機能に制限がかかる、または利用できません。
機能 | 制限 |
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ストレージ容量 | 5GBまで |
ユーザー数 | 3名まで |
サポート | メールのみ |
Box - 株式会社Box Japan
無料で利用できる機能と制限
Boxは、ファイルの保存、共有、共同編集、バックアップなどの機能が利用できるオンラインストレージです。無料で利用できる「Individualプラン」では、10 GBまでのストレージ容量が提供されます。有料プランにアップグレードすると、ストレージ容量が増えたり、コラボレーションツールやセキュリティ機能などの追加機能を利用できたりします。
無料プランでは次の機能に制限がかかる、または利用できません。
機能 | 制限 |
---|---|
ストレージ容量 | 10GBまで |
ファイルサイズ | 250MBまで |
最大ユーザー数 | 1人まで |
Dropbox - Dropbox Japan 株式会社
無料で利用できる機能と制限
Dropboxは、ファイルの保存や共有、オフラインアクセスや同期などができるオンラインストレージです。無料で2GBまでの容量を利用でき、有料プランでは容量を2TBから15TBまで増やせます。また、Dropboxは、ファイルのバックアップや復元、パスワード付きリンクの作成、PDF編集などの便利機能も提供しています。
無料プランでは次の機能に制限がかかる、または利用できません。
機能 | 制限 |
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ストレージ容量 | 2 GBまで |
接続できるデバイス数 | 最大 3 台まで |
署名依頼 | 月に 3 件まで |
動画ツール | 合計で最大 2 時間までの録音・録画 |
無料で利用できる機能と制限
OneDriveは、ファイルの保存や共有、オフィスアプリケーションとの連携などができるオンラインストレージです。OneDriveは、Microsoft 365の一部として提供されており、無料で5GBまでの容量を利用できます。有料プランでは、容量を100GBから6TBまで増やせます。
無料プランでは次の機能に制限がかかる、または利用できません。
機能 | 制限 |
---|---|
ストレージ容量 | 5GBまで |
バージョン履歴 | 30日間まで |
個人用 Vault | 3つのファイルまで |
無料で利用できる機能と制限
Google ドライブは、ファイルの保存、共有、共同編集、バックアップなどの機能が利用できるオンラインストレージです。無料で利用できる「個人向けプラン」では、15GBまでのストレージ容量が提供されます。有料プランにアップグレードすると、ストレージ容量が増えたり、Google Workspaceのサービスを利用できたりします。
無料プランでは次の機能に制限がかかる、または利用できません。
機能 | 制限 |
---|---|
ストレージ容量 | 15 GBまで |
対象グループの共有 | 利用できません |
チームで利用できる共有ドライブ | 利用できません |
MEGA
無料で利用できる機能と制限
MEGAは、ファイルの保存、共有、共同編集などの機能が利用できるオンラインストレージです。MEGAでは、ユーザー自身が設定したパスワードから派生した鍵で、データの暗号化ができます。無料で利用できる基本機能は、ファイルの保存、共有、共同編集などです。無料プランでは、最大で20GBまでの容量を使えます。
無料プランでは次の機能に制限がかかる、または利用できません。
機能 | 制限 |
---|---|
ストレージ容量 | 20 GBまで |
ファイルサイズ | 8 GBまで |
転送量 | 制限付き |
自社にあうサービスを選ぶには、各サービスの内容を比較することが重要です。気になるサービスの資料をダウンロードして自社にあうのか検討してみましょう。
無料と有料の違いは?よくある機能制限と注意点
無料のオンラインストレージでよくある機能の制限をまとめました。
容量・速度や同時利用数の制限
無料のオンラインストレージは容量や速度に制限がかかっていることも多いです。保存できるファイルのサイズや数が限られていたり、アップロードやダウンロードに時間がかかったりする場合があります。
また、同時に利用できるユーザー数やデバイス数も制限されていることがほとんどです。容量や速度に不満がないオンラインストレージを選びましょう。
ファイル形式の互換性や連携性の制限
無料のオンラインストレージは互換性や連携性に制限がかかっていることも多いです。保存できるファイルの形式が限られていたり、他のアプリケーションやサービスと連携できなかったりする場合があります。
また、オフラインで利用できなかったり、同期や共有ができなかったりする場合もあります。互換性や連携性にこだわる場合は、有料版を検討しましょう。
セキュリティの制限
無料のオンラインストレージは、セキュリティに問題がある可能性もあります。とくにインターネット上に保存されるデータは、ハッキングや漏えいのリスクがつきものです。
無料の場合、暗号化やパスワード保護などのセキュリティ対策が不十分だったり、利用規約でデータの利用権を譲渡するよう記載されていたりする場合があります。セキュリティに敏感なデータを扱う場合は、信頼できるオンラインストレージを選ぶ必要があります。
カスタマーサポートの質と速度
無料プランでは、サポートの質や対応速度が限られている場合も多いでしょう。
まずはFAQやマニュアルなどでみずから調べ、それでもわからなければメールでの問い合わせをするといった、回答を得るまでに時間がかかることもあります。また、サポート内容も基本的な問い合わせに限られ、技術的な問題に対する高度なサポートが受けられないこともあります。
一方有料プランの場合、優先的なサポートを得られることも多いでしょう。24時間365日のサポート、電話やライブチャットによる直接的な問い合わせ窓口、高度な技術サポートなど、効果的なサポートが期待できます。
広告の有無
無料サービスのなかには、運用コストを補うために広告を表示するものもあるでしょう。これらの広告は、サービスの利用中にポップアップする形式であったり、ウェブページの一部として組み込まれていたりします。
広告が表示されることによって、ユーザーエクスペリエンスが低下する場合もあり、とくに集中して作業を行いたいときには邪魔に感じられることも少なくありません。
データの保持期間
無料プランではデータの保持期間に制限がある場合もあります。たとえば、ある期間アクセスがない場合にデータが自動的に削除される、またはアカウントが非アクティブ状態になるとデータが消去されるといった条件を設けられていることがあります。
これは、定期的には利用しないが重要なデータを保存しておきたい場合に、不都合を生じさせる可能性があるでしょう。
とくに、長期にわたってデータを保存する必要がある場合、または法的、業務上の要件で特定期間データを保持する必要がある場合には、サービスごとのデータ保持ポリシーを理解することが不可欠です。
有料ツールを検討するべきケース
企業の状況やツールに求めていることによっては、無料ツールでは叶えられないケースが存在します。有料ツールを検討したほうがよいケースをまとめているので参考にしてみてください。
容量と速度が必要な場合
大量のデータを保存したり、大規模なファイルを頻繁にアップロード・ダウンロードしたりする必要がある企業では、無料プランの容量制限が障害となる場合が多いです。
容量は保存できるデータの量を表し、無料ツールでは数GBから数十GB程度と決まっています。速度はデータのアップロードやダウンロードにかかる時間を表し、無料ツールでは低速になることが多いです。
たとえば、映像制作会社や出版業界など、大容量ファイルの取り扱いが日常的な業種では、高速なデータアクセスと十分なストレージ容量が業務のスムーズな遂行に不可欠です。
容量や速度が不足すると、データの管理や共有に不便が生じます。容量や速度が重要な場合は、有料ツールを検討するか、複数の無料ツールを併用する方法があります。
ファイル共有や同時編集が多い場合
ファイル共有や同時編集はオンラインストレージの便利な機能で、複数の人とデータを共有したり、同時に編集したりできます。
しかし、無料のオンラインストレージではファイルを共有できる人数やファイルサイズ、同時編集できるファイル形式などが制限されることも多いです。ファイル共有や同時編集をすることが多い場合は、有料ツールを検討するか、自分たちにあったサービスを選ぶ必要があります。
機密性の高いデータを扱う場合
顧客情報や個人情報などの機密性の高いデータを扱う場合、無料ツールではリスクが高いです。セキュリティが信頼できるオンラインストレージを選ぶためには、暗号化やパスワード保護などのセキュリティ対策がされている有料版を選ぶ必要があります。
他サービスとの連携が必要な場合
オフィススイートやプロジェクト管理ツールなど、他のビジネスアプリケーションと統合されたオンラインストレージを必要としている場合は、有料のサービスを検討することが望ましいです。多くの有料サービスは、メール、カレンダー、その他ツールとのシームレスな連携を提供し、ワークフローを一元化することで生産性を高められます。
高度なカスタマイズが求められる場合
独自の業務プロセスやワークフローにあわせて、オンラインストレージの機能をカスタマイズしたい場合には、柔軟性の高い有料ツールのほうがおすすめです。特定の業務要件やセキュリティポリシーにあわせた設定変更、APIを通じたカスタムインテグレーションなど、ニーズにあわせたサービス提供が可能です。
大規模なチームや組織での使用
大規模なチームや組織でオンラインストレージを利用する場合、ユーザー管理やアクセス権限の設定、利用状況のモニタリングといった管理機能の充実している有料ツールが適しているでしょう。ツールを使う規模が大きくなると、多数のユーザーを効率的に管理し、データのセキュリティとアクセス制御を強化するための高度な機能が求められます。
サービスを比較しましょう
自社にあうサービスを選ぶには、各サービスの内容を比較することが重要です。サービス比較の記事を参考に適したサービスを導入しましょう。