災害時の無料Wi-Fi「00000JAPAN」とは?注意点と使い方を解説 - 台風19号接近で首都圏でも

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00000JAPAN(ファイブゼロ・ジャパン)とは、災害時に利用できる無料Wi-Fi。NTT、au、ソフトバンクの大手通信3社も参画しており、地震や台風などで甚大な被害が起きた際に「00000JAPAN」というSSIDが期間限定で無料開放されます。00000JAPANの使い方や、無料だからこそ気をつけたい注意点、対策とは。東日本大震災をきっかけに発足した、災害時の通信インフラを支える世界初の取り組み・00000JAPANについて解説します。
災害時の無料Wi-Fi「00000JAPAN」とは?注意点と使い方を解説 - 台風19号接近で首都圏でも

災害時の無料Wi-Fi「00000JAPAN」

近年、大雨や台風による甚大な被害が多発しています。こうした風水害や地震など災害の際に無料で使える公衆無線LAN(Wi-Fi)として「00000JAPAN」というサービスが提供されています。大規模災害が多発した2018年、各被災地でも提供されました。

00000JAPANの使い方や、無料だからこそ気をつけたい注意点とは。世界初の取り組みとしても注目される00000JAPANについて解説します。

2019年10月12日
台風19号接近にともない、10月11日より首都圏各地域でWi-Fiスポットが順次無料開放されています。東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、静岡県、茨城県、群馬県、長野県、山梨県の各社Wi-Fiスポット設置エリアで「00000JAPAN」を利用可能。スマートフォンなどから誰でも利用できます。
>>利用時の注意点はこちら

00000JAPANには大手通信3社も参加

00000JAPANは「ファイブゼロ・ジャパン」と読みます。無線LANビジネス推進連絡会が大規模災害時に限って提供する無料のWi-Fiネットワークで、2011年(平成23年)の東日本大震災をきっかけに創設されました。

00000JAPANには、NTTドコモやソフトバンク、auといった大手通信3社を中心に計18企業・団体(2018年10月30日時点)が参加しており、通信各社が自社のWi-Fiを無料開放する世界初の試みとして注目されています。

2018年、各地で提供された

00000JAPANは実際、これまでの災害時に開放されました。

初めて商用環境で提供されたのは2016年(平成28年)の熊本地震。大きな災害が相次いだ2018年(平成30年)は、西日本を襲った平成30年7月豪雨、9月の平成30年北海道胆振東部地震などでも提供されています。

00000JAPANの使い方

災害時に無料で使えるWi-Fi、00000JAPAN。具体的に00000JAPANの使い方を解説します。どういったデバイスで利用でき、設定はどうすればいいのでしょうか。

使用できるデバイス

まず00000JAPANを使えるデバイスにについて、基本的には一般的なWi-Fiと同様、スマートフォンやパソコンなどWi-Fiに対応したさまざまなデバイスで利用できます。

スマホの利用においてキャリアは関係ありません。NTTドコモ、au、ソフトバンクの主要3キャリア以外の格安SIMを搭載したスマホでも利用できます。Wi-Fi機能が搭載されていれば、パソコンでも利用できます。

設定方法

00000JAPANの設定方法を解説します。

基本的には、スマホでもパソコンでもWi-Fiを有効にして、アクセスポイントとして表示される「00000JAPAN」を選択するだけで接続できます。パスワードは不要です。

iPhoneの場合は、「設定」>「Wi-Fi設定」の順にタップしてWi-FiがONになっていることを確認します。候補のなかから00000JAPANを探してタップ、左端にチェックマークがつけば接続完了です。

なお、接続先のWi-Fiを選ぶ際、00000JAPANが最上位に表示されるようネーミングされています。またガイドラインでは00000JAPANより優先して表示される名前を使用しないようにとも定められています。

使用できる期間

災害時に無料で使用できる00000JAPANですが、どのくらいの期間利用できるのでしょうか。

00000JAPANのガイドラインでは、まず提供開始までの期間を次のように示しています。

災害発生後 72 時間を境に、建物の下敷きになるなどで重傷を負った人の生存率が大幅に低下することから、人命救助及び被災者の救護活動を行う災害の初動対応時期は災害発生後 72 時間が目安とされる。携帯電話ネットワークがサービスを停止した被災地において、国内外からの救助・救援者に対して公衆無線 LAN による通信手段を提供するためには、上記初動対応時期内に無料開放を実現することが望ましい

そして提供終了のタイミングを「携帯インフラの復旧状況に応じて各事業者等が無料開放の継続・終了を判断することが推奨される」としています。

被災地の状況によるため使用期間(提供期間)の取り決めはありませんが、たとえば2018年6月18日に発生した大阪府北部の地震では、6月18日から6月26日早朝までの9日間にわたって提供されました。

つながらない場合

00000JAPANがつながらない場合には、どういった対処をすればいいのでしょうか。災害時、00000JAPANがつながらないときには下記のような対処方法が有効だと考えられます。

Wi-Fiスポットが近くにあるか探してみる

00000JAPANは既存のWi-Fiネットワークを活用するサービスなので、そもそも電波を発する「Wi-Fiスポット」が近くにないと利用できません。

NTTドコモ、ソフトバンク、auの「Wi-Fiスポット」を知らせるステッカーなどが参考になるでしょう。

スマホ、パソコンを再起動してみる

基本的なことですが再起動してみるとつながる可能性があります。どうしてもつなぎたい場合は再起動を試してみるとよいでしょう。ただし多少なりとも充電を消費してしまうので、停電時などには注意が必要です。

スマホの機内モードのオンオフを繰り返す

スマホの場合、本体の再起動と同様、機内モードのオンオフを繰り返すことで入る場合があります。航空機内用に電波を発しない状態にする機内モードですが、平時の通信による電池の消耗を抑えられるので節電にも有効です。

機内モードの設定方法など詳細は次の記事で解説しています。