Pixel 4、Pixel Buds、Pixelbook Go、日本での発売は? Made by Google '19まとめ

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毎年話題になる秋のグーグル製品発表イベント「Made by Google '19」では、スマートフォン「Pixel 4」、スマートイヤフォン「Pixel Buds」、ノートPC「Pixelbook Go」など、興味深い新製品が披露された。予告していたストリーミング型ゲームサービス「Stadia」の開始も発表。各デバイス、サービスの概要と日本発売予定などをまとめた。

Pixel 4、Pixel Buds、Pixelbook Go、日本での発売は? Made by Google '19まとめ

Made by Google '19開催、渾身のガジェットめじろ押し

グーグルは、米国時間10月15日に製品発表イベント「Made by Google '19」を開催した。

昨年のイベントでは、日本初上陸の純正スマートフォン「Pixel 3」、タブレットとノートPCを兼ねる2in1デバイス「Pixel Slate」、画面付きスマートスピーカー(スマートディスプレイ)「Google Home Hub」など、興味深いデバイスを披露したグーグル。そのため、今年のMade by Googleに対する注目度は高く、新型スマートフォン「Pixel 4」のほか、Google Assistant対応スマートイヤフォン「Pixel Buds」が登場するとみられていた。

おおむね予想通りの内容となったMade by Google '19だが、発表された5種類のデバイスはいずれも興味深く、新サービスの内容も気になる。各デバイスなどの概要をまとめるとともに、日本で利用できるのかなどもチェックしていこう。

やはり注目はPixelシリーズ

Made by Google '19で発表された5種類の新ハードウェアは、大きく分けて「Pixel」シリーズの3種類、「Nest」シリーズの2種類だった。まず、Pixelシリーズを取り上げる。

日本向け「Pixel 4」もeSIM搭載

今回もっとも注目されたデバイスは、1年前に登場したスマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3 XL」の後継モデル、「Pixel 4」「Pixel 4 XL」で間違いないだろう。

Pixel 3/3 XLは、4GBというRAMサイズが物足りないとの声が多かった。これに対し、Pixel 4/4 XLのRAMは6GBに増えている。日本向けモデルは引き続き「おサイフケータイ」機能が利用可能なFeliCa対応のうえ、eSIMでnano SIMとのデュアルSIM運用が可能になった。これは、日本でおサイフケータイを活用しつつ、海外で現地キャリアを多用するような人にとって、魅力的な機能向上だ。

特に関心の高かった機能は、Pixel 4の正面で手を動かして操作するジェスチャー機能「Motion Sense」だ。画面上部に組み込まれたレーダーで手の動きを検知し、再生している音楽の頭出しやアラーム音の停止といった操作が、デバイスを持たずに行える。ユーザーがデバイスの近くにいるかどうかも検出するので、離れるとロック、近づくと顔認証でロック解除、といった動作も自動実行可能となった。

出典:グーグル / Pixel 4 is here to help

背面カメラは、トレンドに対応し2つのカメラモジュールで構成するデュアルカメラを採用。1220万画素、画角77°の標準カメラと、1600万画素、画角52°の望遠カメラを組み合わせ、画質低下を抑えつつ拡大できるデジタルズーム、より自然なボケ味を合成するポートレートといった機能を実現する。Pixel 3/3 XLで驚かされた暗所撮影用の「夜景モード」はさらに進化し、なんと星空の撮影まで可能にしてしまった。

また、音声アシスタント機能「Google Assistant」の統合が進められ、クラウドに頼らずデバイス内で多くの処理を実行するようになったそうだ。その結果、応答速度が向上したという。

日本では、すでに購入予約の受付を開始した。発売日は10月24日の予定。グーグルの税込み直販価格は以下のとおり。ボディカラーは「Just Black」「Clearly White」「Oh So Orange」の3色。ただし、Oh So Orangeは128GBモデルの設定がない。またジェスチャー操作機能は、端末発売より少し遅れて2020年春に搭載予定。

64GB 128GB
Pixel 4 8万9,980円 10万3,950円
Pixel 4 XL 11万6,600円 12万8,700円

出典:グーグル / Google Pixel 4

「Pixel Buds」でヒアラブル市場参入

Google Pixel Buds」は、Bluetoothで各種デバイスと接続可能なスマートイヤフォン。Pixel 4などのAndroidスマートフォンだけでなく、iOSで動いているiPhoneにも接続できる。先代のPixel Budsは左右のモジュールがケーブルでつながっていたのに対し、今回の新モデルは左右が完全に分離した。充電用のケースに格納できるスタイルなどは、アップルの「AirPods」とよく似ている。

出典:グーグル / Google Pixel Buds

スマートフォンと連携させることで、Google Assistantによるさまざまな音声操作が容易になる。通話などに利用する場合は、周囲の騒音に合わせて音量が自動調整され、常に明瞭な会話ができるとしている。外部の音を完全には遮断しない構造であるため、常時装着していても使いやすそうだ。

Bluetooth接続可能な距離が長く、見通せる環境であればサッカー場の端に置いたスマートフォンとでも通信可能という。屋内では、壁を通して部屋3つ分離れても接続でき、スマートフォンを持ち歩かずに使える。

グーグルが新Pixel Budsを出すことで、「Siri」対応のAirPodsを販売しているアップルと、「Alexa」対応スマートイヤフォンを発表したアマゾンという、主要音声アシスタントを提供している3社がヒアラブル市場に出揃った。ウェアラブル市場での“音人気”が加速するだろう。

なお、グーグルは日本でも2020 年に発売するとしている。現時点で価格は不明だが、興味のある人は、直販ストアでウェイトリストに登録しておこう。

「Pixelbook Go」の日本発売は不明

Google Pixelbook Go」は、グーグル独自OSの「Chrome OS」を搭載するノートPC。昨年のMade by Googleで発表されたPixel Slateと違い、オーソドックスなクラムシェル型マシンだ。グーグルは、手が届きやすい価格のポータブルなモデルとしており、「Chromebook」ユーザーの拡大を狙ったのだろう。

出典:グーグル / More affordable and portable: let’s Pixelbook Go

画面は13.3インチのタッチスクリーン付きLCDで、フルHDと4Kの2種類を用意する。サイズが311.0×206.3×13mm、重さが2ポンド(1kg程度)という。ボディは軽く硬性の高いマグネシウム合金。キーボードはバックライト内蔵で、暗いところでも使いやすい。底面は持ったときに滑りにくいよう、波形の独特のデザインを採用した。もちろん、Google Assistantに対応している。

米国とカナダでは、すでに購入予約を受付中。英国では2020年1月より予約を受け付ける。残念ながら、日本での販売計画は不明。

スマートホーム構築ブランド「Nest」は2製品

続いて、スマートホーム構築に向けた家庭向けブランド「Nest」の2製品を紹介する。

小型スマートスピーカーの新モデル「Google Nest Mini」

Google Nest Mini」は、見た目は「Google Home Mini」とそっくりなスマートスピーカー。ただし、音質向上、壁掛け対応などの改良が施されている。

出典:グーグル / Nest Mini brings twice the bass and an upgraded Assistant

手を近づけるとLEDが点灯するので、側面に触れて行う音量調整がしやすくなった。周囲が騒がしい場合は自動的に音量を上げる、音楽などの再生先をほかのスマートスピーカーに切り替える、スマートスピーカーをインターホンのように使うなど、便利な機能も追加された。Google Assistant対応も強化され、多くの処理をNest Mini内で済ませるため、応答性が高くなったそうだ。

日本では11月22日発売予定。現在、直販ストアで購入予約を受付中。税込み直販価格は6,050円。

家中で快適にWi-Fi接続「Google Nest Wifi」

Google Nest Wifi」は、家のどこにいても高速な無線LAN(Wi-Fi)を利用可能にするための、Wi-Fi環境構築用のデバイス。中心となる「ルーター」と、必要に応じて複数の通信中継用「拡張ポイント」を組み合わせて使う。しかも、拡張ポイントはGoogle Assistant対応スマートスピーカーとしても機能する。

出典:グーグル / Google Nest Wifi

出典:グーグル / Google Nest Wifi

グーグルは、日本でもNest Wi-Fiを販売する予定。税込み直販価格は1万8,150円から。直販ストアで、ウェイトリストへの登録を受け付けている。

ゲーム「Stadia」がいよいよスタート

最後にMade by Google '19で発表されたサービス、ストリーミング型ゲームサービス「Stadia」を紹介しておく。以前から提供が予告されていたが、米国や欧州でいよいよ11月19日に開始される。

ウェブブラウザの「Chrome」上でプレイ可能なゲームをオンライン配信するサービスであり、Chromeさえ動くデバイスであれば、メーカーやOSを問わず多種多様なスマートフォン、タブレット、PC、テレビで遊べる。ゲームの動きは多くがクラウド環境で処理されるため、デバイスに高い処理能力が要求されず、非力なマシンでも高度なゲームが実行できるとされている。

日本ではまだ利用できないが、ブロードバンド回線の普及した市場であるので、いずれ開始されるはずだ。楽しみに待つことにしよう。

出典:グーグル / Stadia

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