インシデント管理ツールおすすめ比較16選!無料・フリーソフトあり - 機能と選び方

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インシデント管理ツールとは
インシデント管理とは、システムやセキュリティ関連の問題や障害に対する迅速な対応と解決を行うためのプロセスです。インシデント(Incident)は、ハッキングなどのセキュリティインシデントのほか、ユーザーからのエラーやトラブル報告といった事案も含みます。
インシデント管理ツールは、さまざまなインシデントに関する正確な情報を収集し、迅速かつ適切な対応を管理して、サービスを正常な状態に復旧させるためのツールです。情報システムやカスタマーサポート、ヘルプデスクといった部署で多く活用されています。
インシデント管理ツールには、ITサービスマネジメント(ITSM)における成功事例をまとめたガイドブック、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)に準拠したツールもあります。
重大インシデントに関する、情報セキュリティやセキュリティ診断ツールについて詳しく知りたい方は、ぜひ次の記事も参考にしてください。


インシデント管理ツールのタイプ
インシデント管理ツールには大きく分けて2つのタイプがあります。
- 問い合わせ管理型
- プロジェクト管理型
問い合わせ管理型
サービスデスクやヘルプデスクで導入される問い合わせ管理システムの機能のひとつとして、トラブルの発生や問い合わせを管理できるタイプのツールです。
問題解決を促すナレッジベースの構築や問い合わせ内容の管理、問い合わせ内容の自動振り分けや質問内容から分析や集計などができるなど豊富な機能が備わっていることが特徴です。
日ごろから問い合わせ管理として使用していることで、インシデントが発生した際にも素早く対応できます。
プロジェクト管理型
タスク管理やプロジェクト管理で使われるタイプのツールです。登録した課題に対して、期限や担当者を設定し、対応の進捗状況を可視化できます。
また、複数チームでの連携が必要となる場合や緊急性の高い課題に対しても効率的に対応できます。
インシデント管理ツールの主な機能
インシデント管理ツールでできること、利用できる機能は次のとおりです。
【問い合わせ管理系ツールの基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
問い合わせ一元管理機能 | メール・電話・SNSなど複数の問い合わせチャネルを集約し、発生したインシデントの管理を行う機能 |
問い合わせ振り分け・分類 | インシデント内容や問い合わせ内容を経路ごとに分類し、必要に応じてオペレーターへ振り分ける機能 |
FAQ作成 | 問い合わせ内容と回答を記録してFAQやナレッジベースを作成する機能 |
対応状況可視化 | インシデント対応が遅れている問い合わせを明確化したり、分担している問い合わせ内容を分析して負荷がかかっているオペレーターを発見したりする機能 |
顧客情報管理 | 顧客情報をデータベース化して管理する機能 |
【問い合わせ管理系ツールの特定の課題・用途・業界に特化した機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
ロック | 対応中のインシデントに対し、他人が作業しないようロックがかかる機能 |
分析・レポート | よくある問い合わせや対応時間を集計し、レポート化する機能 |
構成管理 | アプリケーションやサービスを可視化し、変更による下流への影響を確認できる機能 |
承認フロー | インシデント対応に対して、ダブルチェックや承認をスムーズに行える機能 |
【プロジェクト管理系ツールの基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
進捗可視化 | プロジェクトの進捗をカレンダー、ガントチャートなど各種形式で一元管理できる機能。 |
顧客情報管理 | 顧客情報やプロジェクト内容を管理する機能 |
アラート | 返信や対応期限が迫っているタスクに対しお知らせする機能 |
共有 | プロジェクトメンバー同士が情報やファイル共有をできる機能 |
タスク管理 | プロジェクト全体やメンバー個人が抱えているタスクを可視化する機能 |
スケジュール | 案件の進行スケジュールを作成・管理する機能 |
【プロジェクト管理系ツールの特定の課題・用途・業界に特化した機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
分析・レポート | プロジェクトの進捗や稼働率などを分析、レポート化する機能 |
ワークフロー | 申請・承認をスムーズに行える機能 |
インシデント管理ツールの選び方
インシデント管理ツールは、ただ導入すれば良いわけではありません。業務内容や対応体制に適したものを選ぶことが、効果的な運用につながります。
対応したいインシデントの種類を明確にする
ツールを選ぶうえで最初に考えるべきなのが、対応したいインシデントの種類です。問い合わせ対応やシステム障害、内部通報など、扱うインシデントの種類によって必要な機能が異なります。
どのようなケースをインシデントとして扱うのかを整理したうえで、ツールがそれに対応できる設計かを確認しましょう。たとえば、顧客対応が主であればメール管理やチャット連携、IT障害対応が中心であればチケット管理やエスカレーション機能が必須です。
チャネル統合の有無で業務効率に差が出る
インシデントの発生経路が複数ある場合、チャネル統合ができるかどうかが業務効率を大きく左右します。メールや電話、チャット、SNSなどから寄せられる情報を一元的に管理できる仕組みがあると、対応漏れを防げます。
ツールによっては特定のチャネルしか連携できない場合もあるため、利用している問い合わせ経路と連携できるかを事前にチェックしましょう。また、チャネルごとの対応状況が一覧で把握できるダッシュボードの有無も重要です。
自社フローに合うワークフロー設計ができるか
インシデント管理のプロセスは企業ごとに異なります。自社の運用フローに合わせて、柔軟にワークフローを設計できるかどうかは重要な判断材料です。
テンプレートが豊富であるか、ステータスのカスタマイズや担当者の自動割り当てなどが可能かを確認しましょう。担当部門が複数にまたがる場合は、部署間の引き継ぎがスムーズに行える設計かもポイントです。
過去の履歴管理やナレッジ共有機能をチェック
対応履歴の蓄積やナレッジの共有ができる環境があると、対応の質が安定しやすいです。属人化の防止や、トラブル対応のスピードアップにもつながるからです。
履歴の検索性が高いか、FAQやマニュアルのようにナレッジを整理・共有できる機能があるかを確認しましょう。特に、よくある問い合わせや障害パターンに対して迅速に対応したい場合には重要です。
導入や運用の負担が少ないかどうか
機能が豊富でも、導入や日々の運用に手間がかかると現場に定着しにくいです。特にIT部門以外のスタッフも使う場合は、操作のしやすさやサポート体制も含めて検討する必要があります。
操作画面が直感的であるか、ヘルプやFAQが整っているか、初期設定の支援があるかといった観点からチェックしましょう。また、クラウド型であればインストール不要で導入のハードルが下がります。
外部ツールとの連携で対応スピードを上げられるか
インシデント管理だけでなく、他の業務ツールと連携することで対応スピードを上げられます。たとえば、チャットツールやグループウェアと連携できれば、通知や情報共有がスムーズになります。
API連携の有無や、SlackやTeamsなど主要なツールと接続できるかを確認しましょう。特に情報共有のスピードが求められる現場では、連携機能の有無が選定の決め手になることがあります。
インシデント管理ツールの料金・価格相場
インシデント管理ツールの料金は、月額従量課金タイプか月額固定費用タイプか、また、クラウド型かオンプレミス型かで異なります。必要な機能と要件が搭載されているサービスの料金を確認しましょう。
問い合わせ管理系ツールのクラウド型の費用は、従量課金タイプの場合は契約1ユーザーごとに月2,500円〜8,400円、固定費用タイプの場合は、月5,000円〜100,000円とツールによって大きく異なります。
プロジェクト管理系ツールの費用のクラウド型の費用は、従量課金タイプの場合は契約1ユーザーごとに月1,000円前後です。
どちらのツールも、初期費用やオンプレミス型の費用は導入人数や機能によって異なります。また、オプション機能を利用する場合には別途費用がかかる場合があります。気になるツールは公式サイトから見積もり依頼や相談の問い合わせをしましょう。
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問い合わせ管理型のインシデント管理ツール比較
顧客からの問い合わせや対応状況に関する進捗を管理するタイプのインシデント管理ツールとして、代表的なおすすめツールを比較・紹介します。
- 導入社実績150社以上・ユーザー数2万名以上※1
- ITILに準拠したヘルプデスクやインシデント管理に対応
- 100種類以上のレポートテンプレート※2でサービスを分析、改善をサポート
LMIS(エルミス)は、問い合わせ管理やFAQ、障害などの情報を一元化し、統合的な対応窓口を構築できるインシデント管理ツールです。ITILに準拠したヘルプデスクを中心に、ITサービスマネジメント(ITSM)を実現、インフラの異常検知やトラブルの影響の限定、管理、分析が可能です。
顧客管理や契約管理に対応するCRM機能を実装し、サービスの提供状況をダッシュボードから確認できます。問い合わせが多い顧客や、変更要求が多い顧客などの分析に利用できます。
※1LMIS公式サイトより(2025年6月24日閲覧)
※2LMISの機能一覧-効率的なサービスマネジメント支援ツールより(2025年6月24日閲覧)
LMIS(エルミス)の料金プラン・費用
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
---|---|---|
300,000円~ | 100,000円~(25ユーザー) | あり |
LMIS(エルミス)の評判・口コミ
Jira Service Management - アトラシアン株式会社
- 定型返信や担当者の自動割り当てで問い合わせ対応をサポート
- 入力フィールドや選択肢などが設定された問い合わせ画面のテンプレートを搭載
- 1,000以上のアプリケーションと連携※しカスタマイズ可能
Jira Service Managementは、アトラシアン株式会社が提供する、無料で使えるITサービスマネージメント(ITSM)ソフトウェアです。インシデント管理やサービスデスク機能を搭載し、提供したITサービスの運用支援やフィードバックに利用できます。
サービスデスクの問い合わせフォームをテンプレート利用でき、メールやチャットを含むサービスリクエストの一元管理や変更管理、アセット管理なども可能です。自動生成される応答時間や件数に関するレポートが状況確認に役立ち、モバイルアプリからも利用できます。
※出典:アトラシアン「Jira Service Management」(2025年5月27日閲覧)
Jira Service Managementの料金プラン・費用
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|
無料 | 無料(3エージェントまで)〜 | あり |
Jira Service Managementの評判・口コミ
SmartStage ServiceDesk - 株式会社クレオ
- 各種業務プロセスや管理データベースをカスタマイズ可能
- ITIL®準拠のサービスデスク業務テンプレートを実装
- API連携やJavaScriptを用いたローコード開発により多様なサービスと連携
SmartStage ServiceDesk:スマートステージ サービスデスクは、ヘルプデスク、サービスデスクおよびシステム運用管理をサポートするITサービス管理ツールです。ITILに準拠したサービスリクエスト管理やインシデント管理プロセス、構成管理データベースなどを標準搭載しています。
インシデントの分類、優先度判定により迅速に対応を進められるほか、根本原因の特定が必要なインシデントの問題管理プロセスへのエスカレーション機能も搭載しています。API連携により、機器監視ツールからエラー通知の自動取り込みも可能です。
SmartStage ServiceDeskの料金プラン・費用
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|
要問い合わせ | 80,000円~ | あり |
- 初期費用・月額料金無料のフリープランあり
- IP電話、ECカート、CRM、SFA、ビジネスチャットなど幅広いツールと連携
- 監査ログ機能をはじめとしたセキュリティ対策機能が充実
Re:lationは、株式会社インゲージ社が提供している問い合わせ対応系のインシデント管理ツールです。メール・電話・LINEなどの10種類のチャネル経由の問い合わせを一元管理して、対応状況を可視化できます。
承認機能で問い合わせ対応をダブルチェックしたり、対応内容を評価したりするための機能も備わっているので、新人教育や対応状況の分析に関心がある企業も満足できるツールです。
Re:lationの料金プラン・費用
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|
要問い合わせ | 18,000円~ | 10日間 |
Re:lationの評判・口コミ
- 複数のメールアドレス、チャットや電話、大手モールのメッセージを一元管理
- テンプレートや承認機能により対応品質を標準化
- アドレスごとの対応履歴を時系列で表示
メールディーラーは、株式会社ラクスが提供する問い合わせ対応系インシデント管理ツールです。受信メールの対応状況に応じ、ステータスを自動振り分けし、誰がどのメールに対応しているのかをリアルタイムで共有できます。
編集中のメールは自動ロックされるため、二重対応を防止。顧客情報と複数窓口からの問い合わせを紐づけでき、担当者や返信時間などの角度で集計と分析ができます。
メールディーラーの料金プラン・費用
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|
要問い合わせ | 要問い合わせ | あり |
メールディーラーの評判・口コミ
- SNS、電話、メールなどの各チャネルの問い合わせを集約
- 対応状況を可視化するサポートチケット管理システム
- よくある質問をまとめたナレッジベースを構築できる
Zendeskは、Zendesk社が開発・提供している問い合わせ対応系のインシデント管理ツールです。さまざまなチャネル経由での問い合わせをサポートチケット管理システム上で一元管理できます。
ほかにも、問い合わせの自動振り分け、質問内容の集計や分析、対応状況の一覧表示が可能なのでオペレーターの管理職向けの機能も充実しています。
また、質問事例を保存してナレッジベースを構築、テンプレートによるAI回答機能も搭載されているので、問い合わせ対応業務自体の削減効果も期待できます。
Zendeskの料金プラン・費用
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|
無料 | 25ドル/エージェント~ | あり |
Zendeskの評判・口コミ
Freshservice - OrangeOne株式会社
- グローバルで顧客満足度No.1評価※のITIL準拠サービスデスクツール
- インシデント管理や社内問い合わせ、SaaS管理などを一元化
- カンバン形式やタスク形式でプロジェクトの進捗を管理
Freshserviceは、OrangeOne株式会社が提供するITIL準拠のサービスデスクツールです。メールや電話、Slackなど複数チャネルからの情シスへの問い合わせ、インシデントを一元管理できます。
FAQやチャットボット機能を搭載する社内ポータルによって、従業員による自己解決を支援、SaaSアカウントの契約や利用状況の把握も自動化できます。対応状況やタスクの進捗状況も可視化できるので、業務の抜け漏れを防止可能です。
※出典:「Freshservice」(2025年5月27日閲覧)
Freshserviceの料金プラン・費用
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|
要問い合わせ | 2,800円/担当者(年払い)~ | 14日間 |
Freshserviceの評判・口コミ
WEBCAS mailcenter - 株式会社WOW WORLD
- オペレーター登録数は無制限
- 経過時間に応じて案件を自動で色分け
- クラウド・パッケージの選べる提供形態
WEBCAS mailcenterは、WOW WORLD社が提供している問い合わせ対応系のインシデント管理ツールです。メールに関するインシデント管理に特化しており、二重返信防止、問い合わせ内容分類、テンプレート機能など返信業務に必要な機能はひととおり揃っています。
個人情報漏えい防止のために操作ログをダウンロードしたり、操作権限を設定できたりします。
WEBCAS mailcenterの料金プラン・費用
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
---|---|---|
30,000円~ | 5,000円~ | あり |
※クラウドサービス(ASP型)の価格
WEBCAS mailcenterの評判・口コミ
ServiceDesk Plus
- 安価でありながらサービスデスクに必要な機能が揃っている
- 日本語、英語をはじめとした30以上の言語に対応
- ITIL適合の認証「PinkVERIFY」を取得
ServiceDesk Plusは、ゾーホー社が提供しているITSM・インシデント管理ツールです。社内の従業員サポート、社外のコールセンター業務、ナレッジベース管理などさまざまな業務に活用できるカスタマイズ性の高さが特徴です。
ITILに準拠したタスク管理が行え、柔軟にカスタマイズできるので導入目的に合わせた使い方が可能です。
ServiceDesk Plusの料金プラン・費用
初期費用 | 年間費用 | 無料トライアル |
---|---|---|
- | 291,000円~ | あり |
プロジェクト管理型のインシデント管理ツール比較
プロジェクト管理系のインシデント管理ツールには、タスク管理、グループウェアとの連携など、メンバー間のコミュニケーションを促進する機能が求められます。代表的なツールや無料で使えるツールを比較・紹介します。
- 1人から20,000人規模のソフトウェア開発にも使用できる
- 10人までのチームなら無料のフリープランあり
- Jira Automationで繰り返すタスク・プロセスを自動化
Jiraは、アトラシアン社のプロジェクト管理系インシデント管理ツールです。フリープランであれば10名まで無料、スタンダードプランにしても1ユーザーあたり月額7.75ドルと安価に導入できるのが特徴です。
自動化機能により効率的なプロジェクト管理が可能となるだけではなく、SAML SSO、2段階認証などが搭載されており、セキュリティの強固さにも定評があります。
Jiraの料金プラン・費用
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|
無料 | 無料(10ユーザーまで)~ | 30日間 |
Jiraの評判・口コミ
- スタートアップから大企業までさまざまな規模の企業への導入実績
- ルーチン作業を自動化して、業務を効率化できる
- ワークフローをカスタマイズしてさまざまなプロジェクト・課題に対応できる
Asanaは、Asana社が提供しているプロジェクト管理系のインシデント管理ツールです。プロジェクトの遂行状況をリアルタイムでモニタリングし進行のためにリスクを速やかに発見、排除できます。
カレンダー機能でメンバーの活動状況をチェックしたり、チームの仕事量を管理したりする機能もあるのでチームのリソース管理、メンバーの労務管理にも活用できます。
Asanaの料金プラン・費用
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
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無料 | 無料~ | - |
の評判・口コミ
- 作業、プロセス、ツール、ファイルなどを一元管理
- ワークフローを簡単に自由にカスタマイズできる
- カレンダー、ガントチャート、ワークロードなどさまざま表示方法に対応
monday.comは、daPulse社が開発、提供しているプロジェクト管理系インシデント管理ツールです。インシデント管理に必要な機能が搭載されているのはもちろん、顧客情報、案件情報を入力すればCRMやSFAの代替ツールとして使用できます。専門的なIT知識は不要で直感的に使用できます。
monday.comの料金プラン・費用
料金プラン | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|
ベーシック | 要問い合わせ | 1,560円/1ユーザー |
スタンダード | 要問い合わせ | 2,180円/1ユーザー |
プロ | 無料 | 4,250円/1ユーザー |
エンタープライズ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
monday.comの評判・口コミ
Backlog(バックログ) - 株式会社ヌーラボ
- プロジェクト管理に必要な機能をオールインワンで搭載
- カンバン、Wiki、ガントチャートなど作業を効率化させる機能が充実
- 担当者・期限を管理してミスをなくす工夫が盛り込まれている
Backlogは、ヌーラボ社が提供しているプロジェクト管理系のインシデント管理ツールです。チーム内での円滑なコラボレーションを実現するためにプロジェクト管理、タスク管理、バージョン管理、作業効率化などに必要な機能が搭載されています。
Web制作、システム開発をはじめとして、官公庁、銀行を含むさまざまな業界・業種への導入実績があります。
Backlogの料金プラン・費用
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|
無料 | 2,970円(30ユーザー)~ | あり |
Backlogの評判・口コミ
- 100種類以上のアプリで業務を効率化
- 必要なアプリを直感的に作成でき、チーム内で共有して使える
- 通知やスレッドを使って迅速にインシデント情報を共有
kintoneは、サイボウズが提供する業務の効率化と改善に役立つクラウドサービスです。問い合わせ管理やタスク管理、プロジェクト管理、懸案管理、不具合見える化パックといったインシデント管理に役立つアプリのほか、100種類以上のアプリが用意されています。
必要なアプリはドラッグ&ドロップで自由に作成できます。
アプリに溜めた各データには指示やアドバイス、コメントを書き込め、条件を絞り込んで一覧画面で表示できます。最新情報の通知機能や変更履歴で、インシデント管理を効率化可能です。
kintoneの料金プラン・費用
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
---|---|---|
無料 | 1,000円/ユーザー~ | 30日間(スタンダードコース) |
Datadog - Datadog Japan合同会社
- 異常の自動検知から解決まで対応
- 統合監視で原因特定を支援
- ログやネットワークなど関連情報を集約し原因特定
Datadogは、異常の自動検知やアラート機能などで、問題が発生した際の対応プロセス全体を支援するセキュリティプラットフォームです。プラットフォーム内で直接インシデントの検出からトリアージ、解決まで可能です。
インフラストラクチャからアプリケーションまで関連情報を集約して分析でき、問題の原因特定や対処にかかる時間短縮をサポートします。ワークフローや、チーム間の連携、リアルタイムの状況把握をサポートする機能も備えています。
完全無料のインシデント管理ツール
インシデント管理ツールのなかには、完全無料やオープンソースのツールも存在します。代表的なOSSツールは「Redmine」です。
- オープンソースなのでニーズに合わせてカスタマイズできる
- 月額10,000円からのクラウド版も用意
- プラグインが充実している
Redmineは、オープンソース(OSS)のプロジェクト管理系のインシデント管理ツールです。クロスプラットホームOSSなので、エンジニアさえいれば環境に合わせてカスタマイズ可能です。
充実したプラグインを組み合わせることによって、自社に最適化されたプロジェクト管理ツールにカスタマイズできます。無料といってもタスク管理、スケジュール管理、情報共有など必要な機能はひととおり搭載されています。
Redmineの評判・口コミ
インシデント管理ツール活用のメリット
インシデント管理ツールを活用するメリットは次のとおりです。業務効率化、ミスの削減、再発防止の観点からも導入が求められます。
さまざまなチャネルの対応を一元管理できる
インシデントはさまざまなチャネルで発生します。問い合わせならばメール、電話、SNSなどさまざま場所で発生して、どこかのチャネルの管理ができていない場合、対応漏れや遅れからクレームにつながったり、機会損失が発生したりする恐れがあります。
インシデント管理ツールを活用し、チャネルを一元管理すればこのようなチャネルの管理ミスによるトラブルを防止できます。
データ入力、事務作業の手間が省ける
たとえば、プロジェクト管理をする際に日報にタスクの進行状況を記載、それをもとにプロジェクト管理者がタスクの進行状況をExcelに転記といったオペレーションを組むと、Excelへの転記の段階で入力ミスが起こる可能性があり、時間もかかります。
インシデント管理ツールを活用すればこういった手間やミスも削減できます。
状況を可視化、ミスや遅れを発見しやすい
システムによりインシデント対応の進捗状況を可視化すれば、ミスや遅れを発見しやすくなります。また、コメント機能で申し送りすれば、対応の際の注意点もわかるので、引継ぎミスで発生するトラブルも防げます。
インシデントの再発と重大インシデントの防止
インシデント管理ツールで、インシデントの原因を調査・分析することで、インシデントの再発防止のための改善策を導き出せます。また、重大インシデントにつながるシステムエラーや不具合を早期に検出することで、システムダウンやサイバー攻撃のリスクを低減できます。
Excelによるインシデント管理表で十分?
企業によっては、Excelやスプレッドシートによる「インシデント管理表」を使って、インシデント管理を行っていることもあります。ただし、Excelやスプレッドシートによるインシデント管理には限界があります。
対応状況のリアルタイム共有、プロジェクトなどに関する履歴・バージョン管理は困難で、複雑な処理はできません。また、他システムとの連携も難しいので、業務を効率化させようとしても早期に限界がきます。
ヘルプデスク業務やチームコラボレーションを効率化・促進したいのであれば、Excelで管理するよりも、無料・フリープランのあるインシデント管理ツールで管理するべきです。
比較検討して組織に合ったインシデント管理ツールを選ぼう
インシデント管理ツールは、問い合わせへの対応状況を可視化できる、プロジェクトの進捗を管理できるといったメリットがあります。問い合わせ業務やプロジェクト管理を効率化したい組織、重大インシデントのリスクを低減させたい企業におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。
- 対応したいインシデントの種類を明確にする
- チャネル統合の有無で業務効率に差が出る
- 自社フローに合うワークフロー設計ができるか
- 過去の履歴管理やナレッジ共有機能をチェック
- 導入や運用の負担が少ないかどうか
- 外部ツールとの連携で対応スピードを上げられるか
インシデント管理ツールに関して深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。
BOXILとは
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