無料で使える人事管理システムおすすめ11選 無料版と有料版の違いは？

人事管理システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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人事管理システムとは？

人事管理システムは、従業員の情報を一元管理し、人事業務を効率化するシステムです。
主に従業員データベースや組織図・シミュレーション、人事評価、労務管理などの機能を搭載しています。これらの機能により、人事労務部門の業務負担を軽減し、効率的な人材データ管理を実現します。

人事管理システムの機能や種類をより詳しく知りたい方は、人事管理システムのおすすめ比較・選び方記事を参考にしてください。

人事管理システムを無料で使う方法

各サービスやシステムで提供されている無料プランや無料トライアルを活用することで、人事管理システムを無料で利用できます。ただし無料プランを用意しているシステムは限られることに注意が必要です。

無料プランのある人事管理システムを利用する

人事管理システムの中には、利用人数や機能に制限を設けた無料プランを提供しているものがあります。必要最低限の基本的な人事管理機能を提供していますが、採用や評価、労務、勤怠、給与など人事管理全体を網羅している無料プランはほとんどありません。勤怠管理や労務機能に特化したものが多いのが現状です。

無料プランを提供している代表的なシステムには、SmartHR労務管理、Zoho Peopleなどがあります。

▼無料で使えるおすすめの人事管理システム3選を見る

労務管理や勤怠管理に特化したシステムのうち、無料で利用できるものは下記でも紹介しています。

無料の労務管理システムはこちら
無料の勤怠管理システムはこちら
無料の人事評価システムはこちら

人事管理システムの無料トライアルを利用する

各種人事管理システムが提供している「無料トライアル」は、すべての機能または一部の基本機能を一定期間で体験できる方法です。トライアル期間中にいくつかの人事管理システムを試し、自社の業務フローに合うかどうかを確認できます。

トライアル期間が終了すると有料プランに移行する必要があるため、期間内に導入する価値があるかどうかを十分に判断しましょう。

▼無料で試せるおすすめの人事管理システム8選を見る

無料の人事管理システムの導入が適している企業

無料の人事管理システムは、有料で使用するよりも機能に制限があることが一般的です。そのため、すべての企業で人事管理業務が十分に効率化できるとは限りません。無料の人事管理システムがどのような企業に向いているかを紹介します。

利用ユーザー数が少ない企業

無料の人事管理システムの中には、ユーザー数に制限があるシステムもあります。従業員規模が小さく、人事管理システムを使用するユーザーや登録データが少ない場合は無料でも十分に活用できるでしょう。

ただし従業員規模が大きくなってきた場合には有料プランに移行する必要があります。

初めて人事管理システムを利用する企業

無料の人事管理システムは、初めて人事管理システムを導入する企業におすすめです。

無料プランや無料トライアルでは、人事業務の基本的な機能を利用できます。そのため「人事管理システムで何ができるのか」を確認する用途であれば、無料版でも十分対応できる場合があります。ただし、無料トライアルの場合は期間制限に注意しましょう。

有料サービスを導入（乗り換え）する前に使用感を試したい企業

無料の人事管理システムは、有料サービス導入前に使用感を確認したい企業に適しています。無料プランや無料トライアルを利用することで、システムの全体的な機能や操作性を把握でき、有料プランへの移行を検討しやすくなります。

現在使用している人事管理システムからの乗り換え先を選定する目的でも、無料システムの利用が適しているでしょう。事前に使用感を確認することで、ニーズに合わないシステムを選ぶリスクを避け、最適な人事管理システムを選べます。

無料で使えるおすすめの人事管理システム3選

無料プランを用意している人事管理システムを紹介します。

製品名	入退社手続き	評価	労務	勤怠	給与
SmartHR労務管理	◯	×	◯	◯	◯
Zoho People	◯	◯	×	◯	×
OrangeHRM	◯	◯	×	◯	×

SmartHR労務管理は、雇用契約や入社手続き、年末調整などの手続きをペーパーレス化し、あらゆる労務管理を一元化した労務管理システムです。
入退社手続きや勤怠管理、マイナンバー管理、雇用契約の電子化などあらゆる人事管理業務を一元化でき、SmartHRタレントマネジメントと連携することで人事評価も可能です。

無料プランは従業員数30名以下の企業が使用可能で、15日間の無料トライアルも用意されています。

Zoho Peopleは、採用から勤怠、評価、労務まで人事業務を一元管理できるクラウド型システムです。

従業員データベースや勤怠・休暇管理、人事評価（360度評価も可能）などの機能に加え、カスタマイズ性の高さと多言語対応が特長です。
従業員自身が情報を入力・更新できるセルフサービス機能もあり、管理業務の効率化に貢献します。

無料プランは最大5ユーザーまで利用でき、従業員データベースの管理や休暇の取得管理なども行えます。

OrangeHRM - OrangeHRM Inc.

OrangeHRMは、世界中で利用されているオープンソースの人事管理システムです。

採用管理、従業員情報管理、休暇管理、勤怠管理といったコアなHR機能を網羅しており、特に中小企業やスタートアップに支持されています。

オープンソースであるため、高いカスタマイズ性とコミュニティによる豊富なサポートが特徴ですが、自社に合わせたカスタマイズには技術的な知識が必要です。より高度な機能が必要な場合は、有料のエンタープライズ版も提供されています。

無料で試せるおすすめの人事管理システム8選

続いて、無料トライアルや無料デモで機能を試せる人事管理システムを紹介します。

製品名	入退社手続き	評価	労務	勤怠	給与
One人事	◯	◯	◯	◯	◯
タレントパレット	◯	◯	◯	×	×
freee人事労務	◯	×	◯	◯	◯
ジンジャー人事労務	◯	×	◯	×	×
総務人事奉行iクラウド	◯	×	◯	×	×
カオナビ	◯	◯	×	×	×
あしたのクラウドHR	×	◯	×	×	×
パルスアイ タレントマネジメント	×	◯	×	×	×

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One人事は、組織の人事戦略に貢献する人事管理システムで、展開シリーズにタレントマネジメントや労務、勤怠・給与などがあります。

タレントマネジメントの主な機能として、人事評価や人材育成、人材配置・スキル管理があります。
人材育成機能では、社員の能力に合わせて最適な配置をするためのシミュレーション機能が備わっています。
スキル管理では、社員のスキルと資格を一括管理し、適切な研修や教育の提供に役立ちます。

使用感や機能を事前に試してみたい場合は、無料のトライアル期間を利用してみましょう。

タレントパレットは、人事に必要な機能を集約し、科学的人事を実現する人事管理システムです。

人材データベース機能では、顔写真アイコンの一覧画面から従業員情報をチェックできます。
また、組織図の作成も容易で、既存の組織図も再現可能です。グループ企業にはグループ戦略ポータル機能が便利で、グループ全社の情報を一元管理し、横断的なリソース管理、配置シミュレーションが行えます。

無料のデモや体験版が利用でき、実際の画面や操作性をテストできます。

freee人事労務は、労務における人的ミスや作業時間を削減できる労務管理システムです。

主な機能として、勤怠管理や給与計算、年末調整、入退社手続きなどがあります。勤怠や給与などさまざまな情報が蓄積されるため、人事労務業務への転用が容易で、複雑な労務事務を効率化できます。

30日間の無料お試し期間中は、有料プランの機能をすべて試せます。お試し期間終了後は、機能が制限された無料プランへ移行でき、従業員一覧や招待、組織図、チャットボット機能などは引き続き利用可能です。

ジンジャー人事労務は、労務手続きの効率アップを実現する人事労務管理システムです。

人事情報を一元管理できることや、ペーパーレス化によるコスト削減も大きな魅力です。
組織管理機能では、顔写真と名前で表示される組織図を用いて組織の確認やシミュレーションが可能です。
入社手続き機能では、オンライン上で従業員から必要な情報を収集し、自動で人事情報に反映します。

30日間の無料トライアルがあり、トライアル期間中のデータは、有料プラン契約後もそのまま利用できます。

総務人事奉行ｉクラウドは、あらゆる総務人事業務を自動化し、生産性の向上を目指す人事管理システムです。

主な機能として、社員情報管理や組織情報管理、社員抽出・管理資料作成などがあります。
社員情報管理では、50種類1,100個超^※の管理項目で社員情報をまとめて管理できます。
組織情報管理では、組織改編に合わせて履歴が自動で記録されます。

30日間の無料トライアルを利用して、本格導入前に使用感を体験してみましょう。

※出典：オービックビジネスコンサルタント「人事労務システムの総務人事奉行クラウド ｜人材・人事管理・総務システムのOBC」（2025年11月20日閲覧）

カオナビは、戦略的な人事を支援してくれるタレントマネジメントシステムです。

人材データベース・分析や組織図シミュレーション、社内アンケート、採用管理など多様な人事管理機能を搭載しています。
人材データベースでは、従業員の基本情報をはじめ、スキルや資格情報を蓄積できます。
また、人材データ分析も豊富で、各種データを活用してキャリアや労務負荷、エンゲージメント、退職者傾向、社員タイプ、ハイパフォーマー分析などが可能です。

使用感や操作性を事前に確認されたい場合は、無料のデモンストレーションやトライアルの利用をおすすめします。

あしたのクラウドHRは、従業員データベースと人事評価に強みをもつシステムで、評価データと給与のシミュレーションをまとめて管理できます。

また、社員情報の管理や目標設定、評価、給与の査定・確定などの機能があります。
社員情報管理では、社内の人材データを評価とまとめて管理できます。
目標設定と評価機能では、評価シートの配布や未提出者への注意喚起など、手間のかかりがちな業務を効率化してくれます。

ニーズに合わせてカスタマイズしてくれる無料デモが利用できます。

パルスアイ タレントマネジメントは、中小企業の「活躍」「採用」「評価」に関する悩みを解決するタレントマネジメントシステムです。

社員のスキルや経験を一元管理し、最適な人材配置と育成を支援します。採用活動の効率化や評価業務の質向上に加え、AIが従業員の退職リスクを高精度で予測し、離職防止とエンゲージメント向上に貢献します。

パルスアイの「PDCAプラン」でアンケートを毎月配信している場合には、パルスアイ タレントマネジメントを無料で利用可能です。

人事管理システムの無料版と有料版の違いは？有料版を検討すべきケース

有料版の人事管理システムの導入を検討すべきケースを紹介します。

利用人数を無制限にしたい場合

無料版の人事管理システムは、利用人数が限られてしまうこともありますが、有料版を選択すれば、利用人数の制限が緩和されたり、無制限で利用できたりします。とくに、中規模以上の組織や急速に拡大している企業にとって、制限なしで利用できることは重要です。

また、組織の成長に合わせてシステムを拡大することで、人事管理の負担を軽減し、より効果的に利用できるようになるでしょう。

機能やサポートを充実させたい場合

無料版の人事管理システムでは一部の基本的な機能しか利用できず、カスタマーサポートも限定的な場合があります。一方、有料版では高度な分析ツールやカスタマイズ可能なレポート機能、マルチチャネル対応のカスタマーサポートなど豊富な機能とサービスが利用できます。

有料版の人事管理システムは効率的な運用と高度な分析を可能にするため、大規模な組織や人事管理業務が複雑な企業は、有料版の人事管理システムを検討すべきでしょう。

サービスを比較しましょう

人事管理システムを無料で利用しようとすると、利用人数や機能などが制限されてしまい、導入効果を実感できない可能性もあります。より効果的に利用したい場合には、有料版の人事管理システムを導入するのがおすすめです。

人事管理システムの導入を検討する際には、自社のニーズや規模感に合わせて、複数のサービスを比較することが大切です。BOXILでは人事管理システムのサービス資料をまとめてダウンロードできるので、ぜひ活用してください。

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