組織診断ツールの市場規模を解説!最新の市場や成長率
組織診断ツールの市場規模
BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、組織診断ツールの市場規模を算出※1しました。2023年のSaaS型組織診断ツールの市場規模は、およそ395億円だと算定できます。また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は475.6億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は530.3億円規模に成長すると予測※できます。
※1 調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定
※2 同調査の導入時期と導入予定時期から算定
組織診断ツール市場の成長率は?
同調査では、まだ組織診断ツールを導入・利用していない人事・労務業務担当者に対して、導入予定も調査しました。その結果、「利用検討中」「利用開始予定」が合計22%程度と、利用を前向きに考えている企業が多く見られました。
導入予定時期 | 回答数 | 割合 |
---|---|---|
時期は未定だが利用検討中 | 47 | 9.3% |
半年以内には利用開始予定 | 30 | 5.9% |
1年以内には利用開始予定 | 25 | 5.0% |
2年以内には利用開始予定 | 10 | 2.0% |
現時点では未定・利用予定はない | 393 | 77.8% |
組織診断ツールは人材・組織の課題解決や生産性の向上、従業員満足度向上などに効果があり、人的資本の情報開示や離職防止への対策などが必要になる現代で、注目が高まっています。ミレニアム世代やZ世代の働き方への意識変化や、健康経営への意識の高まりなども相まって、組織・部署・従業員それぞれの抱える課題を可視化できる組織診断ツールの導入が進んでいます。
市場規模とあわせて口コミ・ユーザー満足度もチェック
市場規模だけでなく、各組織診断ツールの口コミやユーザー満足度を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。組織診断ツールの口コミランキングもあわせて参考にしてください。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
組織診断ツールを選ぶ際に重要なのは「自社の状況に合った機能が備わっているかどうか」です。あわせて各サービスの口コミなども見ておくと良いでしょう。