現場の7割が非喫煙者:施工管理者はタバコを吸わない
世の中は禁煙が進んでおり、ほとんどの業界や場所では吸えなくなっている。しかし、建設現場では喫煙者優位という声もあるという。そこで建設現場の働き手に、タバコを吸っているか聞いた。その結果、意外にも「いいえ」が56%、「禁煙した」が14%と合計で70%は非喫煙者であることがわかった。
しかし、上のグラフのように回答者の属性をみると、アンケート回答者の80%が技術者(施工管理者)であったため、そのせいだと同社では推測している。それに加え、回答者に個別質問したところ、技術者(施工管理者)よりも、技能者(職人、作業員など)のほうが圧倒的に喫煙率が高いという意見が複数聞かれたという。(調査概要:Webアンケート / 2018年2月1日~7日 / 施工の神様の読者 107名)
「 現場に女性が必要」は86%も:理由は「女性はきめ細やかな仕事ができる」
世の中では、女性の雇用が進んでいる。建設業界も例外ではなく、女性の就業者数を増やす取り組みを実施している。一般社団法人日本建設業連合会が提唱している女性技術者・技能者の愛称「けんせつ小町」も業界内で定着してきているという。しかし、建設現場では力仕事も必要となることから、一部では「女性は役に立たない」という声も聞く。そこで建設現場での女性活躍は必要なのか本音を聞いた。
その結果、上のグラフのように「必要」が86%、「必要ではない」が7%、「どちらとも言えない」7%という結果になり、女性を必要とする回答が多数を占めたしかし、依然として必要ではないと考えている人もわずかながらいることもわかった。
同社では、今後、女性労働者の比率を上げていくためには、環境づくりと同時に、意識も改革していく必要があると分析している。そして、女性活躍が「必要」との回答者に、その理由を質問したところ、「女性は男性にはない、きめ細やかな仕事ができる」「安全管理の意識が高い」などの答えがあった。(調査概要:Webアンケート / 2018年1月18日~24日 / 施工の神様の読者 200名)
VRを活用した現場研修ができる「安全体感VRトレーニング」とは
最後に、効率化のためにバーチャルリアリティ(VR)を活用した研修ができる商品が発表されたため、それを紹介する。VRコンテンツ制作の積木製作は建設現場など使用できる安全教育ソリューション「安全体感VRトレーニング」の新シリーズ「建設現場シリーズ」の販売を開始した。
今回、清水建設、戸田建設、三機工業の3社から専門的な観点から情報提供を受け、実践的な教育ツールを開発した。完成したコンテンツは3社が社内の安全教育に取り入れるとともに随時フィードバックを実施し、より良いコンテンツの開発に活かしていく予定だ。
第1弾コンテンツとして、「可搬式作業台を使用した危険体験」を販売開始した。そして、第2弾、第3段コンテンツとして「開口部廻りの危険体験」、「外部仮設足場における危険体験」の販売を7月以降に開始する。
今後は、eラーニングとVRを融合させた開発を進めていくという。
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