Chromeが重い原因はさまざま
Google Chrome(グーグルクローム)は、全世界で約6割、日本国内で約4割のシェアを誇るとされる人気のWebブラウザです。その人気の理由は、動作の高速さと拡張性の高さにあります。
目次を閉じる
- Chromeが重い原因はさまざま
- Chromeが突然重くなったときの原因と対処法
- 問題のあるタブを強制終了する
- 必要ないタブは閉じる
- Chromeが全体的に重いときの原因と対処法
- 32bit版のChromeをインストールしている
- キャッシュ・履歴を削除する
- 拡張機能をインストールしすぎている
- ブックマークを整理する
- Chromeが重いとき「メモリ解放」が効く
- Chromeのデータ蓄積がメモリを圧迫する
- メモリ解放でChromeを快適操作
- Google Chrome(クローム)の使い方徹底解説【完全ガイド】
- Chromeの使い方/基本機能
- Chromeの重い動作を軽くする
- Chromeの裏ワザ/テクニック
なかでも動作の速さには定評があります。実際に、Webブラウジングを高速に行いたいためChromeを使用しているという人も多いでしょう。
しかし、Chromeは使い続けていくうちに動作が重くなってくることがあります。この記事では、その原因と対処法を紹介します。
Chromeが突然重くなったときの原因と対処法
Chromeの動作が重くなる原因はさまざまです。まずは、Chromeが突然重くなった場合の原因と対処法を説明しましょう。
問題のあるタブを強制終了する
問題なく動作していたChromeが、特定のタブだけ重くなり、リロードしてもページが表示されないという事態が起こることがあります。当該タブを閉じればこの問題は解決しますが、その動作すら受け付けないこともあります。
この場合、強制的に問題のあるタブを終了させるしかありません。別タブを開いてからChromeの設定ボタンをクリックし、「その他のツール」⇒「タスクマネージャ」を選択します。
タスクマネージャーには各アプリのメモリ使用率などが一覧表示されており、ここにChromeのタブも表示されます。このなかから、問題のあるタブを見つけ出し「プロセスを終了」をクリックすれば、強制終了できます。
必要ないタブは閉じる
タスクマネージャの一覧を見てもわかるように、Chromeではタブごとに独立したプロセスが割り当てられています。つまり、新しいタブをどんどん追加していくうちに処理プロセスが増加し、メモリを圧迫するため、徐々にChromeの動作が重くなってくるのです。
Chromeの動作が重くなってきたと感じたら、必要のないタブを閉じるクセをつけておくといいでしょう。
Chromeが全体的に重いときの原因と対処法
軽快に動作していたChromeが、徐々に重くなってきたと感じた場合には、いくつかの原因が考えられます。
- 32bit版のChromeをインストールしている
- キャッシュ・履歴が蓄積されている
- 拡張機能をインストールしすぎている
- ブックマークが多過ぎる
これらの原因を解決するための個別の対処法を解説していきましょう。
32bit版のChromeをインストールしている
近年販売されているパソコンの多くは、64bit版のOSを搭載しています。この場合に、64bitではなく32bitのChromeブラウザを使用していると、動作に影響が出る恐れがあります。
Chromeのbit数の確認方法は、Chromeの設定ボタンをクリックし「ヘルプ」⇒「Google Chromeについて」を選択します。これで、現在のChromeのバージョンとbit数が確認できます。
Choromeのバージョンが32bitの場合は、最新バージョンをダウンロードしてインストールしましょう。
キャッシュ・履歴を削除する
Chromeに限らず、ブラウザを使い続けるうちに自然に蓄積していくのがキャッシュと履歴です。これが膨大な量になるとChromeの動作が遅くなるため、定期的に削除しましょう。削除する場合は、Chromeの設定ボタンをクリックし「その他のツール」⇒「閲覧履歴を消去」を選択します。
閲覧履歴やキャッシュ、Cookieなどのチェックボックスが現れたら、削除したい項目にチェックを入れて「データを消去」をクリックします。
ここまでの手順を省略し、一気にチェックボックスまでたどり着けるショートカットもあるため、頻繁にキャッシュ・履歴を削除したい場合は覚えておくといいでしょう。
Mac:Command + Shift + Delete
Windows:Control + Shift + Delete
履歴を削除する場合の注意点としては、期間を考慮して削除する必要があること、Cookieを削除するとログインしていたページからログアウトされてしまう場合があることを挙げておきます。
拡張機能をインストールしすぎている
Chromeは拡張性が高いため、拡張機能を数多くインストールしている人もいるでしょう。こうした拡張機能もChromeの動作を重くする原因です。利用していない拡張機能は削除しておきましょう。
まず、Chromeの設定ボタンをクリックし「その他のツール」⇒「拡張機能」を選択します。必要ない拡張機能が見つかったら、「削除」をクリックすれば削除完了です。
ブックマークを整理する
ブックマーク自体はChromeの動作にそれほど影響しないものの、数が増えれば起動が遅くなります。目的のブックマークを見つけやすくするためにも、きちんと整理しておくといいでしょう。
Google Chromeの設定ボタンをクリックし「ブックマーク」⇒「ブックマークマネージャ」を選択して整理します。
ブックマークの右にある設定ボタンをクリックすれば、削除などのオプションが表示されます。
Chromeが重いとき「メモリ解放」が効く
ここまでChromeが重くなる原因と対処法を解説してきました。データの増加によるメモリの圧迫がその原因となっていることが理解できたのではないでしょうか?
Chromeのデータ蓄積がメモリを圧迫する
前述しましたが、タスクマネージャを見てもわかるように、Chromeのタブはそれぞれ独立したプロセスでメモリを消費しています。これが増えれば増えるほどメモリを圧迫し、結果的に動作が重くなるのです。
さらに、Chromeは動作を軽くするため、メモリに空きがあるだけ、メモリを占有するように作られています。つまり、Chromeを快適に動作させるには、余分なデータを削除する必要があるのです。
メモリ解放でChromeを快適操作
Chromeが重くなる主な原因としては、キャッシュ・履歴が蓄積している、拡張機能をインストールしすぎている、などがあります。こうした場合には、不要なデータを削除し、メモリーを開放するのが有効です。
また、Chrome以外のアプリ・ソフトウェアを同時に使用していると、Chromeの動作が重くなることもあります。こうした点に気をつけることで、Chromeならではの軽快な動作でWebブラウジングが可能になるでしょう。