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テレビ会議・Web会議システムの違いは?メリット・デメリット

最終更新日:(記事の情報は現在から1388日前のものです)
テレビ会議システムとWeb会議システムの違いを解説します。テレビ会議システムはハードウェアで大画面に出力し、Web会議システムはWebサービスで小さな画面に表示します。各ツールのメリット・デメリットを解説し、おすすめのサービスを紹介します。

オンラインで映像を用いて会議するシステムを、テレビ会議システム(TV会議システム)あるいはビデオ会議システムビデオチャット)、Web会議システムと呼びます。

遠隔拠点との会議に加えて、テレワークや在宅勤務、面接、商談、研修などへオンライン会議のニーズは拡大しており、導入が進んでいます。

テレビ会議システムとは

テレビ会議システムは、専用の機器を会議室に設置し、専用回線を用いて会議室を接続するシステムです。

PtoPネットワークを介して拠点どうしを接続するため、高品質で安定した接続を実現。このため、会議室など特定の場所に大人数の参加者が集まる会議や講習などに適しています。

その反面、個々のPCを接続しWeb会議のようにファイル共有ができない、使用できる場所に制限がある、といったデメリットがあります。

Web会議システムとは

Web会議システムは、パソコン・スマートフォン・タブレットなどからインターネットに接続し、会議を行うシステムです。

場所を選ばない会議・コミュニケーションが可能となるほか、デスクトップの共有やファイル共有チャットなども同時に行えます。

また、テレビ会議ならではの高い品質を維持したまま、Web会議のような使い勝手を担保したクラウド型サービスも登場しており、利便性は向上しています。

テレビ会議システムとWeb会議システムの比較

テレビ会議システムとWeb会議システムの違いを比較表にまとめました。

使い方の比較

テレビ会議システム Web会議システム
使い方の違い 会議室等のスペースに、専用機器を設置して利用する(固定電話のようなイメージ) パソコンやスマートフォン等に導入したアプリケーションや、ブラウザを通じて利用する
必要なもの 専用機器、専用回線(イントラネット) インターネットにつながる機器、インターネット回線
会議できる場所 専用機器を設置した会議室など インターネット回線が利用できればどこでも
イニシャルコスト 機器の購入や回線の設置費用 無料が多い
ランニングコスト 機器・回線の保守費用 月額利用料、もしくは利用に応じた従量課金
汎用性 機器や回線の追加購入が必要なので、汎用性が低い ライセンスの追加や、アプリの追加等で拡張可能。汎用性は高い
通話品質 安定している インターネット環境に左右される

システム仕様の比較

テレビ会議システム Web会議システム
システム構成 専用ハードウェア、大画面TV、パソコン画面接続 パソコン、カメラ、マイク、スマートデバイス
エンコード/デコード ハードウェア ソフトウェア
接続形式 PtoP(Point to Point) サーバー/クライアント
ネットワーク帯域 動画・音声容量 × 1.4の固定帯域が上下とも必要 上下非対称通信、画面数に応じて変化
共有機能 画面共有 画面共有、アプリケーション共有
利用環境 会議室など プライベートなデスクトップ
メリット 高い安定性、高品位動画・音声、堅牢性、ウィルスフリー 低コスト、気軽な使用、アプリケーション共有、モバイル対応
デメリット 汎用性に欠ける、高額、アプリケーション共有が難しい マシン性能に依存、大人数に対応が難しい、安定性に欠ける
導入/運用コスト 高額な運用コスト、保守費用の発生 低コストでの導入、無償または定額の月額料金

会議システムは、カメラ・マイクから動画・音声をデータとして取り込みます。データは膨大な量になるため、エンコード(圧縮)し送信。送られたデータはデコード(データ解凍)されて表示されます。

この一連の仕組みにおいても、テレビ会議システムとWeb会議システムでは異なる点があります。

エンコード・デコードの違い

テレビ会議システムとWeb会議システムにおけるもっとも大きな違いは、エンコード・デコードの処理だといえます。

テレビ会議はハードウェア・エンコーダー/デコーダーで、Web会議はソフトウェアのアルゴリズムでエンコード・デコードを行います。

ハードウェアを使うテレビ会議

ハードウェア・エンコーダー/デコーダーを使用する利点は、高品質で安定した動画・音声を確保できる点です。データの送受信に問題がなければ映像は乱れません。

反面、専用のハードウェアが必要なのでコストが高く、気軽には導入できません。ハードウェアの基本性能を超えて拡張できないデメリットもあります。

ソフトウェアを使うWeb会議

ソフトウェアのアルゴリズムを活用したソフトウェア・エンコーダー/デコーダーは、パソコン活用するため、低コストで導入できます。

一方で、コンピューターがさまざまな処理と並行してエンコード/デコードを処理するため、パソコンの負荷によって映像が乱れたり低画質でしか閲覧できなかったりします。

ネットワークの違い

動画・音声処理の違いが存在するテレビ会議・Web会議ですが、使用するネットワークも異なる場合があります。

インターネットを使用するWeb会議と、電話のようなPtoP(Point to Point)接続を使用するテレビ会議とされていたものの、近年ではインターネットを使用したテレビ会議システムも登場しています。

テレビ会議・Web会議システムのメリット・デメリット

テレビ会議システム Web会議システム
メリット ・専用回線なので、長時間の通話でも品質が安定している
・大人数が参加する会議でも、その場にいる全員の顔が映る
・一度機器を導入すれば、ランニングコストをかけずに利用できる
・パソコン画面を共有して、同じデータを見たり編集しながら会議できる
・ヘッドセットを利用することで、自席で会議に参加できる
・専用機器が不要なので、社外の取引先も会議に招待しやすい
・会議を録画するなど、情報共有のためのサービスが豊富
デメリット ・パソコン画面の共有が難しい
・出席者だけでなく、会議室の予約が必要になる
・新たな拠点を追加するには、時間もコストもかかる
・カメラやマイクの範囲に限界があり、大人数が参加すると映らない
・聞こえない人が出てくる
・インターネットの環境によっては、通話が不安定になる


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おすすめのテレビ会議システムを紹介していきます。各サービスの料金や機能、特徴を詳しく比較したい方は、無料でダウンロードできる資料がおすすめです。

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テレビ会議システムの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。料金プランや機能、特徴など、テレビ会議システムを徹底比較する際にお役立てください。

LoopGate - ギンガシステム株式会社

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LoopGateは、20年以上の運用実績を持つテレビ会議システムです。フルHD対応のクリアな映像と音声で、臨場感のある会議を実現。接続拠点を増やしても、クラウド上の多地点接続サーバーを使用できるため、品質を落とさず接続できます。フロア同士での常時接続も可能。簡単に会議室の大きさ、人数、用途に合わせてマイク・スピーカー・カメラを選択し接続できる操作性も特徴です。

Poly RealConnect for Teams - ポリコムジャパン株式会社 (Poly)

Poly RealConnect for Teams
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  • Microsoft製品と連携で会議をスムーズに
  • オンプレ、Webなどあらゆる導入形態をサポート
  • さまざまな場所や環境でビデオ会議ができる

Poly RealConnect for Teamsは、Poly社(ポリコム)とMicrosoft社が開発した、会議を効率化するビデオソリューションです。Office 365やSkype for BusinessなどMicrosoft製品との相互運用性について認定を受けており、会議規模やニーズに合わせてカスタマイズ可能。どのツールから通話に参加してもスムーズに接続できます。会議室のテレビ会議用端末と海外拠点をつなぐなど、遠隔地との接続でも高品質を保てるシステムです。

Poly Studio - ポリコムジャパン株式会社 (Poly)

Poly Studio
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同じくPoly社が提供するPolycom Studioは、ビジネスレベルのパフォーマンスと、小規模の会議室やハドルスペースに適したシンプルな使いやすさを兼ね備えています。マイクの性能が非常に高く、参加者全員がそれぞれの発言をクリアに聞き取れます。また、多くのビデオプラットフォームとの互換性があり、簡単に設置して、ビデオ通話を開始できます。

bellFace - ベルフェイス株式会社

bellFace(ベルフェイス)は、インターネットブラウザを使って手軽にオンライン商談ができる、営業サポートツールです。

電話で話しながら、bellFaceのWebページから接続できるため、簡単にオンライン商談を開始できます。通話は電話でそのまま行うため、通信状況に左右されず、顧客側での専用アプリケーションやWebカメラの用意も不要です。

営業側の映像をWebカメラから配信しながら、資料やPC画面を共有可能。自動保存されるメモ機能など営業業務に特化した機能が充実しています。

VoicePing - VoicePing株式会社

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  • メンバーの稼動状況を細かくステータス化
  • GoogleカレンダーやSlackなど他アプリと連携できる
  • 最大50名まで同時接続できる

VoicePingは、スムーズにオンライン通話できる音声会話ツールです。

オンライン・オフラインはもちろん、対応中や離席中など細かなステータスを把握できます。通話の開始や、通話できるかどうかの確認はワンクリックで行えます。また、連携システムにからでも通話したいことをメンバーに通知可能です。AIによる会話の自動文字起こし機能・翻訳機能も搭載しています。翻訳できる言語は10以上もあるので、グローバルな企業にもおすすめです。

FreshVoice - エイネット株式会社

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FreshVoice(フレッシュボイス)は、機器を備えたテレビ会議システム版と、使い勝手のよいWeb会議システム版、両方を提供しています。

高画質かつ高音質で長年業界シェアNo.1の実績を持ち、低コストで利用が可能なソフトウェアベースのテレビ会議システムです。たったの3クリックですぐに会議に参加できるなど、効率化が重視されている点も魅力です。無料トライアルも利用できます。

Cisco Webex with KDDI - KDDI株式会社

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Cisco Webex with KDDIは、会議の課題である、簡単さ・品質・臨場感すべてを解決できる、世界シェアNo.1(Synergy Research調べ)の高品質テレビ会議システムです。

非常に簡単な操作で会議を開催できるため、日々の近隣拠点会議や少人数の打ち合わせにも活用できます。また、Cisco独自のビデオ圧縮技術などによる圧倒的な高画質・高音質で、特に遠隔会議で気になる音の途切れや映像の乱れを最小限におさえます。



また、こちらからはテレビ会議システムの人気ランキングや、各種サービスの評判・口コミはこちらからご覧になれます。

おすすめWeb会議システム

おすすめのWeb会議システムを紹介します。無料で利用できるサービスも多いので、気軽にWeb会議を始めたい方におすすめです。

【厳選】おすすめWeb会議システムをまとめてチェック!
Web会議システムの比較表

Web会議システムの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。テレワーク・リモートワークの促進、移動コストの削減、会議しながら資料を共有、話しながら表情を確認するなど、さまざまな目的で導入されるWeb会議システムの比較にお役立てください。

Zoom

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BOXIL SaaSセクション | BOXIL SaaS AWARD 2024
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Zoomは、無料でも最大100名、40分のグループミーティングを開催できるWeb会議システムです。

アプリがなくてもブラウザにてミーティングへ参加可能です。そのため、取引先との連絡やオンラインの商談へ気軽に使えます。参加者のカメラ映像を並べて表示したり、ミーティングを録画したり、Web会議をスムーズにする機能が充実しています。

ビデオトーク - NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社

ビデオトーク
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BOXIL SaaS AWARD Spring 2024 サービスの安定性No.1
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ビデオトークは、専用アプリが不要で、SMSに送信されたURLから簡単にビデオ通話ができるWeb会議システムです。

SMSに送信されたURLをクリックするだけでビデオ通話が開始。SMS送信サービス空電プッシュのシステムを利用しており、国内主要3キャリアとクローズドなネットワークを構成、セキュアなサービス品質を実現しています。電話では伝えづらい現場の状況も、動画でリアルタイムに共有できるので、作業効率の向上が期待できます。

カケハシboarding - 株式会社カケハシスカイソリューションズ

LINC Bizは、シャープの子会社が開発した資料共有や音声、ビデオ会議が行えるビジネスコミュニケーションツールです。

Web会議を資料共有しながら行えて、書き込みも可能。またアカウントを持たないゲストも招待できるので、社外メンバーや取引先とのミーティングに利用できます。高度なチャットボットも搭載しており、社内の問い合わせ業務の効率化を図れます。

Live On

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BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn 通信インフラ部門受賞
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LiveOnは、独自の技術で高品質Web会議を実現したWeb会議システムです。日本語だけでなく、英語や中国語にも対応をしているため、海外企業との会議を簡単に開催できます。

会議画面に表示されるアイコンをクリックするだけで、必要な機能を呼び出せるほか、画面の形式や配置も変更でき、快適な環境で集中した議論が可能です。

LiveCrowd

LiveCrowdは、最新の「WebRTC」技術を採用し、フルHD画質で会議できるWeb会議システムです。音声や映像が途切れることなく、快適に会議できます。

常に最新バージョンで保たれるので、快適な会議が実現します。料金設定は、必要な会議室の数と参加するメンバー分だけなので、必要最低限の費用で利用できます。

Skype

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Skype
BOXIL SaaS AWARD 	Winter 2024 Good Service
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無料でWeb通話が可能なことで、一気にその地位を確立したといえるSkypeですが、現在では無料でも最大50人とWeb会議開催が可能と利便性が向上しています。

ビジネスプランは、その名のとおりビジネスに特化しており、Office 365 Business Premiumおよび、Business Essentialsに含まれる形で展開されています。

機密情報を守るためのセキュリティもしっかりしており、その点も安心して使用できます。

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Wherebyはオンライン上でWeb会議できる、無料のビデオチャットサービスです。Web通話だけでなく、チャットの会話もできます。4人までフリーで参加できるため、非常に使いがっての良いサービスです。

テレビ会議・Web会議システムの価格比較表

テレビ会議システム、Web会議システムの導入費用、月額料金、ハードウェアの価格などを比較していきます。

初期費用 料金/月 ハードウェア費用
FreshVoice(フレッシュボイス)|Web会議 100,000円 リミット10/15,000円 -
OmniJoin 0円 294,000円/年 -
LiveOn(ライブオン) 78,000円 3,000円 -
LiveCrowd(ライブクラウド) 100,000円 10,000円 -
mieruka Cloud(ミエルカクラウド) 0円 5ユーザー/25,000円 -
Skype for Business 0円 Business Premium1,360円 -
Whereby 0円 0円 -
BIZMEE 0円 0円 -
FreshVoice(フレッシュボイス)|テレビ会議 お問い合わせ 15,000円 -
LoopGate お問い合わせ お問い合わせ お問い合わせ
Polycom お問い合わせ お問い合わせ お問い合わせ
SONY ビデオ会議システム お問い合わせ お問い合わせ お問い合わせ
ナチュラルコミュニケーション お問い合わせ お問い合わせ お問い合わせ

テレビ会議システムとWeb会議システムは機能要件で選定

テレビ会議システム・Web会議システムともに、さまざまなシステムが存在し、その用途や価格もさまざまであることがわかります。どちらのシステムも、安定した接続環境と高品位な画質を目指しており、会議を行う際のリアルなFtoF感覚の実現が重視されています。

しかし、現時点では高品位・安定接続にアドバンテージを持つテレビ会議システム、低コストで気軽に活用できるWeb会議の図式が成り立ち、それぞれ適した用途が異なるといえるでしょう。

用途とニーズに合わせた選択、もしくは複数システムの使い分けで、適切なコミュニケーションをはかっていくことが重要です。

Web会議システムのサービスについての資料や、テレビ会議システムの比較がしたい方は下記のチャートを利用ください。

注目のテレビ会議システム、サービス資料まとめ

【厳選】おすすめテレビ会議システムをまとめてチェック!

テレビ会議システムの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。移動コストの削減、会議しながら資料を共有、話しながら表情を確認するなどさまざまな目的で導入されるWeb会議システムの比較にお役立てください。サービス比較はこちら

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