法人向けファイル共有サービス徹底比較 - オンラインの料金・容量

本記事で紹介しているオンラインストレージサービスの機能・価格をもっと詳しく比較したい方は、こちらからご覧になれます。ぜひツール選定の参考にしてみてください。
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オンラインでファイルを共有する方法
オンラインでファイルを共有する方法には、次のようなものがあります。
- メールに添付する
- LINE、メッセンジャーなどSNSで送信する
- ファイル転送サービスを利用する
- オンラインストレージを利用する
メールやSNSは手軽ですが、添付できるファイルサイズに上限があり、大容量のデータは送れません。またSNSはセキュリティリスクが高く、禁止している、あるいは推奨していない企業が多いでしょう。
そこで、「ファイル転送サービス」や「オンラインストレージ(クラウドストレージとも)」といったファイル共有サービスがおすすめです。
ファイル共有サービスとは
ファイル共有サービスとは、オンラインストレージ上のファイルをアップロード、ダウンロードすることで、画像や文書データを共有できるサービスのこと。ダウンロードURL通知を通じて社外ユーザーとも簡単に共有できます。
ファイル共有サービスの仕組み
大容量ファイルをセキュアに共有できるだけでなく、バックアップとして活用することも可能です。PCはもちろん、スマートフォンやタブレットからも利用できるサービスが多いので、場所を問わずにファイルにアクセスできます。
ファイル共有サービス選定のポイント
データ保管機能を重視するならオンラインストレージがおすすめ。反対に、機密文書などクラウド上に残したくないファイルや、保管する必要がないデータの共有に利用するなら、ファイル転送サービスがおすすめです。
1.無料で使えるファイル共有サービス
まずは無料で利用できるファイル共有サービスを紹介します。個人利用や、小規模導入におすすめです。
Dropbox(ドロップボックス)
Dropboxは、言わずと知れたファイル共有サービスです。無料で利用できるのは2GBまでですが、その使い勝手のよさとシンプルさは抜群です。ファイルやフォルダ単位での共有も可能で、社内の人間同士のファイル共有には頻繁に使われます。
無料で使える範囲
容量:2GB
法人向けにセキュリティや管理機能を強化したDropbox Businessも多くのユーザーに利用されています。
OneDrive(ワンドライブ)
OneDriveは、Microsoftが運営しており、PowerPointやWordのデータの利用が多いビジネスパーソン向けです。ただ、「Office Online」を活用することで、PCにインストールされていなくても利用することができます。
無料で使える範囲
容量:5GB
Googleドライブ
Google ドライブは、Googleが運営していて、Googleドキュメントやスプレッドシートを利用できます。無料で使えるのは15GBまでですが、拡張オプションも豊富で、モバイルアプリとの連携性も非常に高いです。
無料で使える範囲
容量:15GB
また、以下の記事でGoogleドライブの使い方を解説しています。
2.法人向けファイル共有サービス【ストレージ】
法人利用では、セキュリティの堅牢性、柔軟な権限設定機能、十分な容量が必要。各無料サービスの法人向けプランを利用するほか、オンラインストレージサービスを利用する、グループウェアのファイル共有機能を利用する、といった選択肢があります。
まずは、ファイル保存とファイル共有を兼ねたオンラインストレージ(クラウドストレージ)サービスを紹介します。
注目のオンラインストレージ、サービス資料まとめ

オンラインストレージの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。場所を問わないデータ共有やデータの一元管理、セキュリティなどさまざまな目的で導入されるオンラインストレージの比較にお役立てください。サービス比較はこちら
Dropbox Business(ドロップボックスビジネス) - Dropbox, Inc.
画像出典:Dropbox Business公式サイト
- パワフルな拡張機能
- 遠隔削除や無制限のファイル復元などのビジネスユースに対応
- 5億人以上のユーザー実績
DropBox Businessは、全世界で5億人以上が愛用するDropBoxの法人向けクラウドストレージサービスです。
Microsoft Office との統合や300,000 件以上のアプリなどの拡張機能が豊富なため業務の作業効率の向上が期待できるほか、操作性の高い管理者権限管理が可能なことから、ビジネスユースに最適な使い勝手が期待できます。
また、実績を積み重ねてきたことによる安心感も大きな要素で、ファイル共有を行うビジネスパートナーにも不安を与えません。
プラン | 容量 | 料金/月 |
---|---|---|
Dropbox Basic | 2GB | 無料 |
Dropbox Business(Standard) | 2TB | 1,250円 |
Dropbox Business(Advanced) | 必要に応じて | 2,000円 |
Dropbox Business(Enterprise) | 必要に応じて | お問い合わせ |
ファイルサーバークラウドVer.3 - 株式会社クラウドテクノロジーズ
画像出典:ファイルサーバークラウドVer.3 公式サイト
- Windowsエクスプローラー上で操作可能
- ファイルサーバーに特化したオプションが豊富
- 24時間365日の監視、障害対応体制
ファイルサーバークラウドVer.3は、クラウド環境にWindows Serverを搭載し、Windowsエクスプローラー上で利用できるオンラインストレージです。タブレットやスマートフォンを紛失してしまった際も、遠隔でデバイスをロックしたりデバイス内のデータを消去することで、データの漏えいを防げます。Windowsのスナップショット機能を利用し、データの状態を定期的に記録でき、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合でも、対象ファイルをかんたんに復元できます。
プラン | 容量 | 料金/月 |
---|---|---|
スタンダード | 100GB~ | 29,800 円~ |
ゴールド | 100GB~ | 42,700 円~ |
プラチナ | 500GB~ | 95,200 円~ |
Box over VPN(ボックスオーバーヴイピーエヌ) - NTTコミュニケーションズグループ
画像出典:Box over VPN公式サイト
- ストレージ容量無制限、大容量ファイルの共有も
- 7種類のアクセス権限設定が可能
- 24時間365日受付のヘルプデスク
Box over VPNは、セキュアなVPN接続環境で「Box」を利用できるオンラインストレージサービスです。ストレージ容量が無制限で、120種類以上の拡張子に対応するプレビュー機能を搭載。あらゆるファイルを一元管理できます。VPN接続に対応、ファイル単位での共有設定もできるため、厳密な情報管理が求められる外部とのファイル共有にも利用できます。日本国内のデータセンターにファイルを保管できる「Box Zones Japan over VPN」も。
プラン | 容量 | 料金/月 |
---|---|---|
Business | 無制限 | 1,800円〜 ※最低20ID以上 |
Business Plus | 無制限 | 3,000円〜 ※最低20ID以上 |
Enterprise | 無制限 | 4,200円〜 ※最低20ID以上 |
Qualitysoft SecureStorage - クオリティソフト株式会社
画像出典:Qualitysoft SecureStorage公式サイト
- 安心・安全でスムーズなデータ共有を実現
- 初期費用無料・月額固定料金
- NDAに基づく、デジタルデータの運用をサポート
Qualitysoft SecureStorageは、低コストで運用でき、多彩なセキュリティ機能で機密情報も安心して扱える法人向けオンラインストレージです。
全プランでユーザー数無制限。アクセス制限、マルチデバイス対応、ワンタイムパスワードなど、あらゆるビジネスシーンに対応するセキュリティ機能も充実しています。利用状況に応じて柔軟なアクセス設定が行えることに加え、顧客や取引先など社外とのデータ共有によるセキュリティリスクを回避できるのもポイントです。
推奨社員数 | 無料トライアル | 無料プラン | モバイル | 日本語対応 |
---|---|---|---|---|
1~30,000人 | ○ | - | ○ | ○ |
Fleekdrive(フリークドライブ) - 株式会社Fleekdrive
画像出典:Fleekdrive公式サイト
Fleekdriveは1つの仕事を複数の人が共同で進める“共同作業”にフォーカスし、 単純なファイルの管理や共有だけでなく、 リアルタイムにチャットでコミュニケーションをとりながらファイルを共同で編集ができます。
また、セキュリティ面でも文書のファイルを守りながら誰とでも扱いやすい管理を実現することで、社外部の人ともセキュアにファイルを共有することが可能です。
プラン | 容量 | 料金/月 |
---|---|---|
Team | 100GB | 500円/1ユーザー |
Bussines | 2TB | 1,500円/1ユーザー |
Enterprise | 無制限 | 4,000円/1ユーザー |
セキュアストレージ
画像出典:セキュアストレージ公式サイト
セキュアストレージ は、法人向けのオンラインストレージサービスです。256bitのSSL暗号化による盗聴防止、ファイアウォールによるウイルス対策、契約者ごとのOS専有などの高度なセキュリティ機能により、ビジネスパートナーや顧客の双方に安心・安全なファイル共有が可能です。ファイル操作はWindowsやMacコンピューターのドライブと同じなので、初心者でも簡単。
完全定額制でユーザーを追加しても月額費用以外は一切かからないため、利用するユーザーが増えるほどコストパフォーマンスを実感できるでしょう。
プラン | 容量 | 料金/月 |
---|---|---|
エントリー | 500GB | 3万9,800円 |
スタンダード | 1TB | 5万8,800円 |
エンタープライズ | 2TB | 9万800円 |
Direct Cloud BOX(ダイレクトクラウドボックス)
「Direct Cloud BOX」は、ユーザー数無制限で利用可能な、法人向けオンラインストレージです。スタンダードプランではストレージ容量が300GB、ユーザー数も無制限のため大容量かつ、多くのユーザーでやり取りをする際にはお得に利用ができます。また、全社員へのユーザーID発行、ファイルコメントなどの機能ももちろんついているため、業務効率改善に加えてシャドーIT対策も両立が出来ます。
プラン | 容量 | 料金/月 |
---|---|---|
スタンダード | 300GB | 30,000円 |
ビジネス | 1TB | 90,000円 |
プレミアム | 3TB | 180,000円 |
GigaCC ASP/OFFICE
画像出典:GigaCC ASP/OFFICE公式サイト
GigaCC ASP/OFFICEは、社内はもちろん、社外でのファイル共有、業務効率化・自動化など、ファイル活用に最適なオンラインストレージソリューションを、クラウド版・オンプレ版で利用できるサービスです。
Fileforce
画像出典:Fileforce公式サイト
FileforceはPCやその他の多くのデバイスからファイルの共有・管理が可能なクラウドストレージサービスです。企業のファイル管理に必要な機能を備えており、あらゆる業種・規模の業務に対応できるのが強みです。
ownCloud
画像出典:ownCloud公式サイト
ownCloudは企業や教育機関など組織の専用サーバーにオンラインストレージ環境を構築し、強固なセキュリティの下でファイル共有ができるパッケージソフトです。オープンソースのためカスタマイズが可能であり、直感的なインターフェイスで誰にでも使いこなすことができるでしょう。ファイル容量の制限もありません。
こちらも導入を検討する場合は、まずは問い合わせをしてみましょう。資料請求も可能です。
クラウドファイルサーバ type3
画像出典:クラウドファイルサーバ type3公式サイト
クラウドファイルサーバ type2はアマゾンウェブサービスが提供する環境(いわゆるAWS環境)上にファイルサーバを構築して運用するタイプのファイルストレージサービスです。強固なネットワークインフラ上で、24時間の運用監視や障害の検知・復旧がサービスに含まれているため、安心して利用することができます。スマートフォンなどの外部端末から利用することもできます。
セキュアSAMBA
画像出典:セキュアSAMBA公式サイト
- 簡単でスムーズな導入インターフェース
- 最大160TBの安心データ容量
- 高いセキュリティとコストパフォーマンス
セキュアSAMBAは、「サポートに不安がある」「セキュリティが心配」「データ転送をもっと速くしたい」といった企業の悩みを解決するのに特化したオンラインストレージです。9~18時の電話サポートに加え、24時間365日の運用監視を行っており、強固なデータセンターとSSL通信を利用した通信をおこなっています。
14日間、無料で20GBまで機能制限なしのトライアルもあります。
1GB55円から利用でき、最大160TBまで利用できます。
SPACE PORTER(スペースポーター)
SPACE PORTERは、三菱スペース・ソフトウェア株式会社が運営するサービスで、暗号化などのセキュリティ対策を組み込まれています。
ユーザー数は無制限、保管しておけるファイル総量の上限が4GBのプランで年額240,000円(月額換算20,000円)で利用できます。
ほかのオンラインストレージサービスを詳しく比較したい方は、まとめて資料ダウンロードをご利用ください。
3.法人向けファイル共有サービス【グループウェア】
グループウェアは、メール、掲示板、ワークフローといったビジネスで使用する機能を一つにまとめたツールです。利用サービスを増やさず集約できるメリットがあります。
ファイル共有機能があるグループウェアや、ファイル共有・保管以外の機能も搭載したサービスを紹介します。
注目のグループウェア、サービス資料まとめ

グループウェアの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。コミュニケーションの活発化、情報の共有、ペーパーレス化などさまざまな目的で導入されるグループウェアの比較にお役立てください。サービス比較はこちら
desknet's NEO(デスクネッツ ネオ) - 株式会社ネオジャパン
画像出典:desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)公式サイト
- 徹底した現場主義で直感的に使える
- 高性能かつ高信頼性
- デスクネッツは安心のセキュリティ環境
掲示板 | ファイル共有 | チャット | スケジュール | メール | ワークフロー | 会議室予約(設備予約) |
---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
無料お試し期間:クラウド版30日間
J-MOTTOグループウェア - リスモン・ビジネス・ポータル株式会社
画像出典:J-MOTTO公式サイト
- 導入実績4,000社以上
- 1ユーザー月額150円から25機能を提供
- 無料トライアル最大3か月
J-MOTTOは「もっと、安く、手軽に、簡単に」をコンセプトにしたクラウド型グループウェアです。desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)の機能をそのままにディスク容量を抑え、月額3,000円からという低料金を実現しました。上位機能はオプション。必要に応じて追加できます。
掲示板 | ファイル共有 | チャット | スケジュール | メール | ワークフロー | 会議室予約(設備予約) |
---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
サイボウズ Garoon(ガルーン) - サイボウズ株式会社
画像出典:Garoon(ガルーン)公式サイト
- 他サービスからの移行を支援するサポートが充実
- 直観的で使いやすい
- 組織横断型のチームに適したコミュニケーション機能
Garoon(ガルーン)は、サイボウズの中堅・大規模組織向けグループウェアです。一人ひとりが利用する際に便利なのはもちろん、社内ポータルや、組織横断型のプロジェクトのやりとりにも使えるコミュニケーション機能が充実しています。外国語対応(英・中)、かつタイムゾーン対応で、海外拠点との共同利用も可能です。
掲示板 | ファイル共有 | チャット | スケジュール | メール | ワークフロー | 会議室予約(設備予約) |
---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
PureCloud by Genesys
PureCloud by Genesysは、は電話やチャット、メールやソーシャルメディアにおけるコミュニケーションなど、さまざまな情報共有チャネルを提供するオール・イン・ワンクラウドソリューションです。提供側がシステムのバージョンアップや各種メンテナンスを常時行うため、ユーザーは常に最新バージョンを安定的に利用することができます。
基本プラン(PureCloud1)は月額8,399円。WebチャットやEメール、コールバックシステムなどの付加機能がついたプラン(PureCloud2)は月額11,999円。そして全ての機能を利用できるプラン(PureCloud3)は月額15,599円となっています。
ほかのグループウェアもまとめて比較したい方は、次のボタンよりサービス資料を一括ダウンロードしていただけます。
4.法人向けファイル共有サービス【転送】
ファイル転送の側面が強いファイル共有サービスを紹介します。メール添付の代替としての利用に適しています。
Bizストレージ ファイルシェア - エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
画像出典:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ
Bizストレージ ファイルシェアは、ファイル転送とオンラインストレージの両機能を備えたサービスです。送信相手のメールアドレスと名前がわかれば、IDを保有していなくても一度に合計2GBまでのファイルの送受信が行えます。ファイルを送信可能な相手のメールアドレスやドメインをユーザーごとに制限できるので、誤送信や情報漏えいのリスクを軽減させます。また、使用容量で課金する料金体系なので、従業員の増減やプロジェクトメンバーの異動を気にせず利用できます。
クリプト便 - NRIセキュアテクノロジー株式会社
画像出典:クリプト便公式サイト
クリプト便は、セキュリティ専門会社NRIセキュアが開発・運用するクラウド型ファイル転送/共有サービスです。ファイルを転送・共有する際に自動で暗号化とウイルスチェックを行い、機密性を守ります。定期的に診断を実施することでセキュリティレベルを厳重に管理。ID・パスワードの管理、グローバルIPアドレスによるアクセス制御も可能です。誤送信防止機能を備え、いつ・誰が・どこに・何を送受信したのか、ファイル原本を含めたログも取得できます。
オフィス宅ふぁいる便 - 株式会社オージス総研
画像出典:オフィス宅ふぁいる便公式サイト
- 豊富な機能で誤送信や不正アクセスを防止
- 万全なセキュリティ機能を搭載
- 月額利用料は利用人数に応じた定額制
オフィス宅ふぁいる便は、誰でも簡単かつ安全に、ファイルを送受信できる法人向けファイル転送サービスです。ファイル送信時はポップアップ表示で、「宛先」「送信ファイル」「メッセージ」の内容を確認でき、誤送信を防ぎます。ファイルをアップロードすると、ダウンロード用URLが送信先にメールで自動通知されますが、ダウンロードに必要なパスワードは送信者がメールで通知します。万が一誤送信しても、パスワードがなければダウンロードできないシステムになっています。また、誤送信に気づいた時点で、送信を取り消すことも可能です。アップロードしたファイルが一定期間で自動削除される機能や不正アクセスからファイルを守る機能など、組織で利用するために必要なセキュリティ対策がしっかりと整っています。
DIRECT! EXTREME - 日本ワムネット株式会社
画像出典:DIRECT! EXTREME公式サイト
DIRECT! EXTREMEは、「WAM!NET」超大容量データを超高速に転送可能なサービスです。高度なセキュリティと自動化・業務効率化の両立を実現してます。クラウドサービスとして、プロジェクト・部門単位でのご利用も可能になります。
HULFT(ハルフト)
HULFTは、企業内、あるいはB2Bのファイル転送を行うミドルウェアです。ストレージとデバイス群でSANを構成し、高速ファイル転送を行えます。「HULFT Script」というサービスでは、ファイルの転送前後に処理する内容を、分かりやすいアイコン操作で、プログラミングを使わずに生成することが可能です。
ほかのファイル転送サービスも比較したい方は、資料をまとめてダウンロードいただくと便利です。
ファイル共有サービスを導入するメリット・デメリット
オンラインのファイル共有サービスのメリット、デメリットについて、主にオンプレミスと比較して解説します。
ファイル共有サービスを導入するメリット
どこからでもファイルにアクセス可能
出先で必要データを利用する際、これまでは当該ファイルを外部のフラッシュメモリやHDDなどにコピーして、それを出先で編集・利用してから再び元の場所に上書き保存するというプロセスを経る必要がありました。
ですが、ファイル共有サービスでは外部のPCはもちろん、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末からアクセスすることができます。そのため、場所を選ばずどこからでも目的のファイルにアクセスし、自由に加工や編集をすることが可能です。
共同作業が効率的に
オンラインストレージ環境にあるファイルは、複数人が同じ場所にアクセスして加工・編集ができるようになるため作業効率が一段とアップします。また、データを他の作業者と共有することができるので、必要ファイルをわざわざメールなどでやり取りする必要がありません。遠隔地にいる作業者とのやり取りも素早くできます。
特に、頻繁にデータのやりとりをしなければならないプロジェクトの場合、オンラインストレージ環境の有無は作業スピードに著しい違いをもたらします。
低コストで安心して運用できる
オンラインストレージサービスのほとんどは月額料金制となっており、保守費用もあらかじめ決められた金額で契約するものが多いです。そのため運用コストの把握がしやすく、比較的低コストで高パフォーマンスな作業を実現することができます。少なくとも、自社でサーバを構築し、運用していくよりもコストがわかりやすく、予算編成がしやすいというメリットがあります。
ファイル共有サービスを導入するデメリット
セキュリティリスクはなくならない
オンライン環境にデータを保存しておくため、万が一クラッキングなどの被害に遭った場合、重要なデータが流出してしまう危険も皆無ではありません。また、基本的にデータへのアクセスは各ユーザーのIDとパスワードだけで可能であるため、それらが流出してしまうと誰でもアクセスできてしまうことになりますから注意しましょう。
組織全体で定期的にIDやパスワードの変更を徹底するなど、ユーザー側でもセキュリティ対策を講じる必要があるでしょう。
通信障害などのトラブルに弱い
通信障害などデータのやり取りに関するイレギュラーが発生してしまうと、必要なときに必要なデータにアクセスできなくなってしまう可能性があります。ほとんどのオンラインストレージサービスは提供者側がトラブルシューティングを行いますから、ベンダー側の対応が遅れてしまうと、その間全てのサービスが利用できなくなってしまうという可能性もあります。
カスタマイズの融通がききづらい
ほとんどのファイル共有サービスでは、ある程度一般化した機能を提供しています。そのためオンプレミスほど自社の環境に合わせたカスタマイズができません。
必要な機能をその都度オプションとして付加することが可能なサービスが多いですが、自社にとって最適な環境に調整するのは難しいでしょう。導入段階でしっかりと必要な機能を比較検討するようにしましょう。
ファイル共有サービスを活用して業務効率化
オンラインでのファイル共有には、自社従業員による情報漏えいやデータ消失、サイバー攻撃など外的要因による情報流出、サービス停止といったセキュリティリスクがつきまといます。万が一に備えて、被害を最小限に抑えられるよう事前に対策することがとても大切です。社員教育も徹底しましょう。
ファイル共有サービスは利用するリスクこそあれ、うまく利用すれば業務効率化に大きく役立ちます。クラウド・サービス導入でビジネスが加速されたと考える企業が87%に上った、という調査データもあり、クラウド化はますます加速していくでしょう。
無料サービスも便利ですが、有料のサービスの方がセキュリティ、サポートなどの面で見れば総合的にはメリットが大きいといえます。
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ボクシルとは
ボクシルとは、「コスト削減」「売上向上」につながる法人向けクラウドサービスを中心に、さまざまなサービスを掲載する日本最大級の法人向けサービス口コミ・比較サイトです。
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