駅構内に個室オフィス出現!東京メトロと富士ゼロックスの実証実験は成功するか

東京地下鉄(以下、東京メトロ)と富士ゼロックスは、共同で駅構内に設置する実証実験を始めています。この個人用オフィス(サテライトオフィス)について、その概要や目的、具体的な利用方法などを紹介していきます。日常的にテレワークやリモートワークを実践している方は、ぜひ注目してみましょう。

駅構内に個室オフィス出現!東京メトロと富士ゼロックスの実証実験は成功するか

駅構内にある個人用オフィスとは

2018年4月、東京メトロと富士ゼロックスが共同で駅構内に個人用オフィスを設置、簡易的な仕事場として貸し出す実証実験に取り組むと発表しました。

両社は、個人専用のオフィス空間を配置する「サテライトオフィスサービス」の実証実験として、東京メトロ南北線の溜池山王駅と千代田線の北千住駅に個人用のワークブースを設置しています。すでに6月1日からスタートしており、9月30日までの期間限定で一般開放されています。

あくまでも期間限定のトライアルですが、誰でも事前予約のみで利用可能ということで、外出の多いビジネスパーソンや、日常的にカフェなどを利用して仕事をしている人にとってはありがたい取り組みではないでしょうか?

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オフィス内の設備

このオフィスの大きな特徴は、個人で使える個室ブースになっている点。オフィス内には、デスクと椅子、電源と無料Wi-Fi、液晶ディスプレイが備えられています。

オフィスの外観。個室内にはオフィスで使える設備が備わっている

個室で仕切られているので、ネットカフェやコーヒーショップと比べて情報漏えいのリスクは低く、周りを気にしながら小声で電話する必要もありません。

室内の様子

現在は溜池山王駅と北千住駅のみですが、実証実験を経て将来的に他の駅構内や沿線地域への拡大も検討されています。

出先での簡単な資料作成や、ディスプレイで必要な情報を確認しながらの通話などに重宝する空間となりそうです。

駅構内にサテライトオフィス設置のメリット

東京メトロと富士ゼロックスが行っている駅構内へのオフィス設置。うまくいけば次のようなメリットが生まれるでしょう。

(1)移動中の隙間時間を有効活用できる

電車での移動中のスキマ時間を有効に活用するというのは、日常的に電車を利用しているビジネスパーソンにとっては長年のテーマでした。

都内で多くの駅周辺に設置されているネットカフェを利用したり、図書館やカフェで資料作成をしたりする人は意外なほど多く、出先でちょっとした時間にする仕事の生産性を向上させたいというニーズは大きくなっています。

そういった効率的なワークライフを実現する手助けをするために考えられたのが、今回駅構内に設置された個人用オフィスであり、誰でも気軽に利用できるワークスペースでしょう。

(2)単純にテレワークできる場所を増やせる

スキマ時間で仕事をしたくても、コーヒーショップや図書館が混雑していて席が確保できない、通話ができない、ノートパソコンの充電ができないことはよくあります。

駅構内のスペースを活用し、少しでもテレワークできる場所を増やせるのは魅力です。

(3)超短時間利用できるセキュアな個室

家の中やカフェ、そしてオフィス内もそうですが、周囲からの影響を受けず、集中して仕事ができる環境はなかなかありません。駅構内の個室オフィスは、生産性の高い仕事をするのに適しています。

東京メトロと富士ゼロックスがつくった個人用オフィスは、周りからの影響を受けないための環境整備に力が入れられており、周囲の喧騒をシャットアウトするとともに、情報漏えいの心配をせずに、取引先への電話や資料作成などが行える設計になっています。

15分単位での利用もできるため、営業先に向かう際に資料の手直しをしたり、上司や部下に必要事項を連絡したりするなど、これまで場所の選定に気を遣っていた仕事を気兼ねなく行えます。