受注管理システム比較24選!選び方や導入メリット・おすすめサービス
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受注管理とは
受注管理とは、顧客や取引先から注文を受付け、納品するまでの流れを管理する業務です。
従来は、単純な受注業務(注文受付や確認作業)に限定されていましたが、現在では在庫確認や出荷管理を含む広範な業務を指すようになっています。
BtoBのビジネスでは、「見積もり」や「取引契約の締結」も受注管理で取り扱う業務の一つです。そのため、受注管理は販売管理業務の一つとしても扱われています。
受注管理システムが注目を集める背景
受注管理において、受注管理システムが注目を集める理由としては、受注数や商品数の増加による人的ミスの発生や、人件費の増加が挙げられます。もちろん受注管理自体はExcelや紙でも可能です。しかしこういった方法では受注数や商品数が増加するにつれ、業務が煩雑になるため、人的ミスが増えやすく、管理業務に時間がかかるため必然的に人件費も増加します。
また、EC業界においても慢性的な人材不足は起こっており、とくに繁忙期になると人手が足りなくなることも珍しくありません。一方で受注管理システムは、作業の自動化・省力化が可能であり、人的ミスもなくせるため、多くの事業者から注目を集めているのです。
受注管理システムの選び方
受注管理システムを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- 受注管理システムの導入目的を確認する
- 受注管理システムの機能を確認する
- 受注管理システムを導入する際の注意点を確認する
- 受注管理システムの料金・価格相場を確認する
受注管理システムの導入目的を確認する
受注管理システムの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
複数のECサイト・ネット通販サイトの受注業務を効率化したい | マルチチャネル対応機能や、メール配信機能、リピーター管理機能に特化した受注管理システムがおすすめ |
受注トラブルを未然に防ぎたい | 在庫管理・反映機能や、在庫切れの通知機能、セット商品の在庫連携などに特化した受注管理システムがおすすめ |
出荷までの時間を短縮したい | ハンディターミナルとの連携機能や、帳票作成、配送伝票作成などに特化した受注管理システムがおすすめ |
顧客満足度を向上させたい | メール配信機能や、発注者ログイン機能、顧客管理機能に特化した受注管理システムがおすすめ |
膨大な商品数を効率的に管理・受注したい | 受注ステータス管理や、在庫管理・反映機能、ハンディターミナルとの連携機能に特化した受注管理システムがおすすめ |
受注管理システムの機能を確認する
受注管理システムでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。
【基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
受注ステータス管理 | 顧客から受注した商品の、梱包や出荷といった進捗進状況をステータスとして管理できる機能 |
リピーター管理 | 商品の購入回数によって絞り込みができる機能、リピーターに絞ってセールといったお得な情報を配信しやすい |
帳票作成 | 納品書や領収書、出荷リストなどの帳票作成を自動化できる機能 |
配送伝票作成 | 各配送業者の送り状ソフトに取り込むための、送り状データが自動作成できる機能 |
メール配信 | 受注完了メールや、発送完了メールの作成・配信を自動化・サポートできる機能、キャンペーンやおすすめ商品の案内といった販促にも使える |
顧客管理 | 顧客の購入履歴や住所、電話番号といった情報を一元管理できる機能、顧客のランクづけもできる |
ハンディターミナルとの連携 | ハンディターミナルと連携し、倉庫での入荷やピッキング作業といった在庫チェックを効率化できる機能 |
在庫管理・反映 | 顧客の購入状況に合わせ、各ECサイト・ネットショップの在庫数に自動で反映できる機能 |
在庫切れの通知 | 指定した在庫数以下になった場合、管理者にメールで通知が届く機能 |
受注分割 | 1個の注文を、商品ごとに分割できる機能 |
【特定の課題・用途・業界に特化した機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
発注者ログイン | 顧客ごとに管理画面へログインでき、発注やリピート発注、配送状況のチェックなどができる機能 |
セット商品の在庫連携 | 複数の商品を組み合わせ、さまざまな形のセット商品として連携させて在庫状況を把握できる機能 |
マルチチャネル対応機能 | Webや電話、メールなど複数のチャネルからの受注管理をすべて集約し、一元管理できる機能 |
見積もり管理 | 見積もりデータの入力や決定分析、明細表などの履歴管理ができる機能 |
請求管理 | 納品書や受領書などから、締め日に合わせて請求書を作成し送付するまでを自動化できる機能 |
生産管理・発注管理 | 商品を提供するための仕入れを行う発注システム機能や、納期までに商品をつくるための生産管理・スケジュール作成ができる機能 |
BtoCの受注管理を行いたい場合はマルチチャネル対応機能やメール配信機能、BtoBの受注管理を行いたい場合は、見積もり管理や請求管理があるサービスがおすすめです。
受注管理システムを導入する際の注意点を確認する
受注管理システムを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
操作のしやすさ | 誰でも操作がしやすいシステムかどうかを確認しましょう。BtoB取引で取引先も同じシステムを導入する場合には、両者が操作しやすいシステムを選ぶことも重要です。 |
導入形態 | 受注管理システムには、クラウド型とオンプレミス型があります。オンプレミス型はカスタマイズ性が高い一方で、導入コストが高いのが特徴です。クラウド型はカスタマイズ性は低いものの、コストが抑えられます。現在の主流はオンラインで完結するクラウド型です。 |
サポート体制 | サポートの対応範囲や方法はサービスにより異なるため、確認が必要です。サポートが手厚いサービスなら、トラブル発生時だけでなく、システム導入時の設定や運用中に設定変更が必要になった場合にも安心して利用できます。 |
連携サービス | 受発注業務は販売・生産と深く関連しているため、現在販売管理システムや生産管理システム、在庫管理システムがある場合は、連携ができるかチェックしましょう。連携ができればデータが自動転記され、人的ミスをなくしさらに業務効率を上げられます。 |
無料プラン・無料トライアルの有無 | 無料プランや無料トライアルがある場合は活用して、担当者が実際の操作性を確認したうえで導入を検討するとよいでしょう。ただし、無料プランは機能や利用できるユーザー数に制限があるため、事前にチェックしてください。 |
セキュリティレベル | 受注システムは、多くの顧客情報を管理するため、情報漏えいを防ぐためにセキュリティ対策をチェックするのも重要です。プライバシーマークの取得や、国際的なセキュリティ基準をクリアしているかをチェックしましょう。 |
受注管理システムの費用・価格相場を確認する
クラウド型Web受注システムの料金は、月額従量課金タイプか月額固定費用タイプで異なり、月額費用に従量課金がプラスされるサービスもあります。必要な機能と要件が搭載されているサービスの料金を確認しましょう。
受注管理システムの初期費用は無料であることも多く、かかっても3万円程度です。月額費用はタイプに関係なく、最低でも数千円~3万円かかります。またオンプレミス型の場合、規模にもよりますが初期費用だけでフルスクラッチが数千万円、ハーフスクラッチでも数百万円かかり、さらに維持費として月額5,000~3万円程度がかかります。
おすすめの受注管理システム24選比較
BtoB取引やECサイトやネットショップ運営におすすめの受注管理システムを、クラウド型を中心に紹介します。
フリープランや、無料トライアルのある受注管理ソフト・システムや、発注もできる受発注システムもあります。ぜひ特徴を比較し自社に適したサービスを見つけてください。
urutto(うるっと) - 株式会社カンナート
- 商品マスタを一元化してBtoB、BtoCの受発注を管理
- 基本の管理システムをベースに個別カスタマイズが可能
- 現状の業務分析からシステム提案、運用後のサポートまで対応
urutto(うるっと)は、機能追加をはじめ柔軟な拡張性に強みをもつ受発注管理システムです。商品情報や受注情報、顧客情報の管理機能を備え、要望に応じた個別カスタマイズにより、独自の業務フローに合ったシステムを構築可能です。
得意先ごとに商品価格掛率を設定したり、個人か法人かで表示する商品や価格を制御したりできます。BtoBにもBtoCにも対応し、共通の商品マスタにより、業務負荷を抑えながらの売上拡大をサポートしてくれます。
- ルーチンワークを自動化して業務工数削減
- 請求・支払いのミスやもれを防止
- 要件に沿ったカスタマイズが可能
楽楽販売は、受注・発注・請求・入金・支払から、売上や仕入れ業務まで受発注に関する業務を、一元管理できる受発注管理システムです。
帳票発行やメール送付といった繰り返し業務を自動化できるので、業務工数を削減できます。さらに請求日、支払日の自動算出やアラート機能で対応もれを削減可能です。項目やプロセスを柔軟にカスタマイズできるため、運用に沿った業務フローを構築できます。
- 納品書や赤伝、出荷伝票などの伝票作成機能
- 新商品やセール品、長期在庫を発注フォームから提案可能
- 多数の販売管理システムと連携実績あり※
CO-NECTは、受発注管理から帳票作成、分析レポートの作成まで対応可能な受発注システムです。
取引先ごとに発注フォームへ表示する商品や単価、最低注文個数、締め時間などを設定でき、画像付きで商品を訴求するWebカタログとしても利用できます。発注側は利用料無料で、発注レポートや履歴呼び出し機能を利用できます。
※ボクシル掲載資料参照(2024年1月閲覧)
トラミル - 株式会社クレオ
- 受注から発送、請求までの購買プロセスを一元管理
- 不要な購買を抑止してコストをコントロール
- 集中購買と分散購買、両方に対応
トラミルは、購買業務に特化した業務プロセス管理ツールです。購買承認から発注処理、検収、支払依頼までの購買機能を備え、集中購買と分散購買の両方に対応しています。
購買業務のプロセスを可視化できるだけでなく、CSVデータの取り込みやAPI連携にも対応し取引情報を一元管理できます。発注承認から支払依頼までの取引情報のデータ活用が可能なので、不要な購買を防止したり、サプライヤを比較したりが可能です。
- 価格、販路、支払い方法を取引先ごとに設定可能
- 見積機能や簡単発注フォームで顧客をサポート
- メルマガ機能や自動ヒアリング機能などの営業支援機能を搭載
楽楽B2Bは、作成した専用ECサイトによって受注業務を自動化できるBtoB向け受発注システムです。商品ごとの販売価格を、取引先ごとにかけ率や指値で設定でき、ロット別の単価設定も可能です。
購入ページや見積履歴から、顧客みずから見積書を作成、出力できるほか、数量を入力するだけの発注フォームによりデジタルの苦手な顧客にも対応できます。システムからメルマガを配信したり、アンケート形式でヒアリングを行ったりできる営業支援機能を複数搭載しています。
fun order - 株式会社バージョン・ラボ
- 受注管理から出荷管理、販促、在庫管理まで一元管理
- 複数チャネルの注文や顧客情報を集約
- 集約データにもとづく顧客対応や販促が可能
fun orderは、ECやネットショップに加え、電話やFAXなどの受注管理を一元化できるEC通販一元管理システムです。複数チャネルの受注管理を行え、集約データをもとにした顧客対応、DM発行といった販促、集計分析などが可能です。
個別対応を必要とする注文と確認不要で出荷できる注文を自動的に振り分けたり、顧客により入力された情報をマスタに自動追加したりでき、管理に役立つ機能を多く備えています。POSレジのスマレジと連携すれば実店舗と通販のデータも集約し、オムニチャネル化も進められます。
CBP 注文決済サービス - 株式会社テクノスジャパン
- 見積から受注、発注、請求、支払まで業務プロセスを一気通貫で管理
- EDIやFAX、メールなどの取引バリエーションに対応
- 取引事実を企業間で共有し認識齟齬の発生を防止
CBP 注文決済サービスは、受発注に加え、入出荷、請求などの業務をまとめて管理できる取引情報共有プラットフォームです。
メールやFAXなどの取引データを1つのプラットフォームで共有でき、取引事実を共有しながら業務を進められます。基幹システム側のアドオン開発不要で、シームレスにデータ連携が可能です。
- 受注伝票作成や伝票一覧機能などの受注管理機能を搭載
- バーコードやタブレット活用で、現場データの収集から見える化まで自動化
- 導入コンサル付きのトライアル導入に対応
スマートFは、サプライチェーン全体のリアルタイム管理に役立つ製造業向け生産管理システムです。スモールスタートに対応し、受発注管理や在庫管理・出荷管理などの機能から、使用する部署や品番・機能を絞った導入が可能です。
データ設計や運用設計、専用マニュアル作成など、専任担当による導入コンサルを受けられ、現場での運用可否を確かめられるトライアル導入に対応してくれます。
- 受注管理システム、倉庫管理システム一体型
- 注文情報データを倉庫側に連携し自動で出荷指示
- 複雑な出荷指示もRPA機能により自動化
LOGILESSは、ECサイト運営の受注から出荷までを自動化できるEC自動出荷システムです。国内主要モールやECカート、決済システムなどと連携でき、日々の出荷オペレーションの自動化が可能です。
配送時期に応じ配送温度帯を変更したり、発送場所によって配送方法を変更したりといった出荷指示も、システム上で条件設定するだけで自動化できます。
kintone - サイボウズ株式会社
- 仕事に合わせて自由にアプリを追加可能
- APIやプラグインなど豊富な連携サービスを利用可能
- ドラッグアンドドロップが中心で操作が簡単
kintoneは、業務に合わせたツール(アプリ)を簡単に作成できるグループウェアです。ドラッグアンドドロップで直感的に操作できるので、プログラミング知識は必要ありません。受発注業務では脱アナログ・脱Excelで作業時間の大幅カットが見込めます。
業務の見える化もできるので、業務プロセス全体の進捗管理も可能です。作業とコミュニケーション両方の時短により人件費の削減が期待できるのも魅力です。
- 案件、受注管理から請求書発行、売上管理までカバー
- 案件ごとやプロジェクトごとでサービスを提供するビジネス向け
- 売上や粗利を案件ごとに自動集計
freee販売は、案件ごとの受発注管理、見積、請求まで管理できる販売管理システムです。案件管理から請求、入出金管理などに対応しているため、転記の手間をかけずに一連業務に対応できます。
案件の進捗状況や顧客情報を一元管理でき、案件ごとの粗利管理に加え、取引先別の仕入金額もレポートから把握可能です。システム開発業やクリエイティブ業、コンサル業などにおすすめです。
コマースロボ - 株式会社コマースロボティクス
- 内臓RPAにより作業を自動化
- 倉庫管理システム一体型で、需要予測分析に対応
- 優良3PL(サードパーティー・ロジスティクス)倉庫を無料で紹介
コマースロボは、EC運営の受注、在庫管理、出荷業務を自動化できるシステムです。
内蔵されているRPAにより、注文確認や住所チェックなどの作業を自動化できます。使用頻度の高いロボット機能はテンプレート利用でき、ノーコードでカスタマイズ可能です。宅配基幹システム、コンビニ後払いシステムとも自動連携できます。
Workvision販売管理 - 株式会社WorkVision
- 中規模から大企業向けの販売管理ソリューション
- 委託や受託、ロケーション管理など複数の在庫管理機能を標準搭載
- 各種の業種や業務要件に対応する機能の搭載はもちろん、アドオン開発にも対応
Workvision販売管理は、受注入力の標準化や在庫管理機能に加え、業務プロセスの改善提案まで支援してくれる販売管理システムです。在庫品や受発注品を商品マスタから自動判別し、発注データ作成や引当を同時に実行可能です。
建設資材や電子部品、食品業界などでの導入実績があります。運用形態にあわせ、業務プロセスの設定や画面デザインのカスタマイズに対応できるので、既存システムからスムーズに入れ替えができます。
オンデマンドMPM - キンコーズ・ジャパン株式会社
- 承認フローや担当者ごとの割り振りなど細かいカスタマイズが可能
- 発注数量制限で発注ミスを防ぎやすい
- 導入から運用まで手厚いサポート
オンデマンドMPMは、販促物の発注ミスや廃棄過多を防いで、受発注業務の総合的なコストを削減するサービスです。在庫数はリアルタイムで反映され、資材ごとの基準在庫値を下回ると、メールでお知らせしてくれる在庫僅少アラート機能も搭載されています。在庫のない販促物は注文の停止が可能です。
導入時には課題に対して、最適なプランを提案してくれます。導入後は、効果的に運用できるように、運用方法の修正や施策の提案をしてくれるサポートもあります。
- 承認者や承認フローを自由に設定可能
- メールで承認や却下できるためハンコは不要
- 細かい権限設定で操作を制限してミスを防止
しくみs・インボイスは、受発注から請求までの帳票作成を自動化し、素早くキャッシュフローを確認できるサービスです。帳票入力のフォーマットは統一されており、作成する帳票が違っても同じように入力できるため、効率よく作業が行えます。
電子印が押印された帳票を作成して、取引先へのメール送付まで簡単に実行できます。受発注データは自動で集計されるため、売上や原価、粗利、営業利益を自動的に算出可能です。データから売上、仕入れの予実管理や資金の流れを可視化し、キャッシュフローを把握できます。
- スムーズな基幹システム連携
- 業務に最適化する柔軟なカスタマイズ性
- コストを抑えた料金プラン
アラジンECは、自社専用の企業間取引に特化したECの構築を可能にする、BtoB EC・Web受発注システムです。
基幹システムを自社開発・サポートしてきたアイルの豊富な知識とノウハウで、現状の基幹システムとのスムーズな連携を可能にします。標準機能が豊富に用意されているだけでなく、業務内容やフローにあわせて柔軟にカスタマイズできるのも特徴の一つです。使いやすいことはもちろん、カスタマイズ機能は必要な分だけ搭載可能で、料金は定額制なのでコストを抑えて利用できます。
BtoB Web受発注システムMOS - 株式会社アクロスソリューションズ
- モバイルに特化したインターフェースで受注を効率化
- 受注データを検索・CSV出力可能
- 各種基幹システムと連携可能
MOSは、パソコン、スマートフォンやタブレットで利用できるモバイルに特化した、BtoBのWeb受発注システムパッケージです。
受注データをフリーワード、日付、納品日、備考などから検索可能です。受注する側が、発注者側が「いつもの」商品として発注している商品を登録できるため、受注・発注側の両方で業務の効率化につながります。
Odoo
- 販売・購買・CRM・在庫管理のすべてが可能
- アプリの組み合わせでカスタマイズできる
- 必要なアプリごとにライセンス購入
Odooは、アプリで機能の組み合わせができるパッケージタイプのクラウドERPです。
販売・POS・CRM・請求・経費・購買・在庫管理など数多くの機能を標準搭載しており、必要に応じて機能を追加できるため、マッチしたERPシステムへ調整可能です。新機能も日々開発されています。また、グローバル対応のため、海外に拠点があっても内部統制や一元管理が実現できます。
- テレワーク環境でも発注できる
- アプリを使用せずにスマートフォンやタブレット対応
- 注文フォームを迅速に作成
CORECは、クラウド型のBtoB受発注システムです。取引先が使いやすい注文フォームを、商品・製品の回転に合わせてすぐに作成できます。受注状況をテレワーク環境でも確認可能で、雑貨・アパレル・食品・飲食店など、幅広い業界での導入実績があります。フリープランも利用可能です。
SpreadOffice - 株式会社スプレッドオフィス
- 商談履歴と紐づけた管理
- 帳票作成と受発注管理システム
- 使用者ごとにレイアウトを設定可能
SpreadOfficeは、帳票作成・業務管理・集計・資金繰り・分析を誰でも簡単にできるよう設計された、業務管理クラウドツールです。
帳票や資金繰り、売上集計などはすべてExcel形式で出力が可能です。ExcelやPDFへの出力・データ集計機能をもち、使用するユーザーごとに画面レイアウトを使いやすくカスタマイズできます。
- 実務を重視したインターフェース
- まとめて行う業務を効率化
- 多くの会計システムとの連携
boardは、支払い状況の管理も簡単にできるクラウド型の受注管理システムです。
見積もりや発注など領収に関わるビジネス書類を作成し、さらに原価管理を統合して分析することで、売上分析・キャッシュフロー計算などができるため、経営効率化も見込めます。会計ソフトとの連携も強化しており、現状では、freee・マネーフォワード クラウド会計・弥生会計・勘定奉行などに対応しています。
GoQSystem - 株式会社GoQSystem
- すべてのショップを一元管理可能
- 注文件数が増えても料金が定額
- 受注情報を簡単に同期
GoQSystemは、楽天・Yahooショップ・Amazonなど、ECモール向けの受注管理システムパッケージです。受注管理システムでありながら、商品管理や売上管理、物流管理まで行えるので、在庫管理に近いシステムとして導入できるでしょう。
料金は注文件数が増えても定額で、機能を追加していくごとに加算される料金システムです。システム導入も簡単であるため、中小企業にとくにおすすめのシステムです。もちろん、大企業でも問題なく利用できます。
- 各大手ECサービスに対応、修正データを自動連携
- 注文者自身で領収書を印刷できる「Web領収書」を搭載
- アカウントと操作権限を自由に設定。開示、非公開の設定が可能
助ネコ 受注管理は、複数のECサイトを一元管理できる受注管理システムです。「使いやすい」との声が多く、パソコンに不慣れでもすぐに覚えやすい簡単な操作性が魅力です。
導入時も、マニュアルやFAQ、電話、メールできめ細やかなサポートが受けられます。細かいチェック機能による入力ミス防止や、自動検索での検索条件の保存など、作業の自動化が可能な便利機能を多数搭載しています。利用者の煩雑な手間を省けるので、作業の効率化が期待できるでしょう。
- 企業に必要なソフトウェアを低コストかつスピーディに導入
- 全体把握をシンプル化し、コスト削減と利益向上を両立
- 充実したサポートと情報資産管理の徹底で安心して運用できる
TS-BASE 受発注は、BtoB領域の販促物や備品、資材に特化した受発注プラットフォームです。ロジスティクスやBPOと組み合わせて運用もできるため、販促物や商品管理をサポートしながらコスト削減と利益向上を両立します。
また、管理者の販促物や商品管理などの業務に関する情報は、ダッシュボードで一元管理できます。SaaS型のソフトウェアであるため、低コストかつスピーディな立ち上げが可能です。
受注管理の業務内容
一般的なBtoBの受注管理の業務内容を紹介します。
1. 見積もりの作成
BtoBの受注管理では、最初に顧客からの注文内容を確認して見積もりを作成します。取引実績や取引内容を考慮して算出した金額を、見積もりとして提出します。
2. 契約を締結する
見積もり金額や取引条件の同意が得られたら、注文を確定して契約の締結を行います。契約前には、後々のトラブルを防ぐために、商品の保証期間や納期、支払い方法や期日をしっかりと確認する必要があります。
3. 注文内容の登録
注文が確定したら、注文書の内容を登録します。顧客と取引が初めての場合は、顧客情報の登録が必要です。
4. 在庫確認と納期の連絡
注文内容の登録が終わったら在庫の確認を行い、いつまでに納入可能かを顧客に連絡します。在庫があれば出荷準備に移り、在庫がない場合には生産部門や発注部門と連携して、必要な在庫を準備しましょう。
5. 受注伝票の作成
注文の記録を残すために、注文書をもとに受注伝票を作成して保管します。
6. 注文請書の作成
注文書の受領を顧客に報告するため、受注伝票をもとに注文請書を作成します。注文請書を発行する義務はありませんが、取引上のトラブルやミスに備えて作成しておくのがおすすめです。
受注管理の課題
業務量の多い受注管理業務には、さまざまな課題があります。受注管理の主な課題には、次の4つが挙げられます。
部署や担当者間での連携不足
受注管理は、注文の受注から在庫確認や出荷指示、納品まで多岐にわたる業務が発生する仕事です。しかし、部署間で業務の進捗状況が可視化されておらず、部署間での連携不足による効率の悪さから、業務量が増えてしまっているケースも見られます。
また、受注業務においては、注文された商品を納期までに届ける必要があり、正確性が重視されます。部署間でコミュニケーションがしっかりと取れていないと、納品遅れにつながり顧客に迷惑をかけてしまいかねません。
適切な人員配置がされていない
適切に人材配置がされておらず、一人あたりの業務範囲が広くなりすぎてヒューマンエラーが多発している、といったケースは少なくありません。
Webでの注文受付が可能なシステムを構築するとしても、受注窓口が増えるため、必要なリソースが増えることを懸念している企業もあるでしょう。人手不足で適切な人材配置ができず、悩んでいる企業が多いことも、受注管理業務の課題の一つです。
業務が煩雑になる
受注管理は、業務が煩雑になりがちな傾向にあります。受注業務には、注文の受付・見積もり作成・注文請書の発行など業務量が多く、フローが複雑で多岐にわたります。
複数の部署間で連携が必要となり、業務に携わる人が多いため、ミスが発生する確率も高くなる点も問題の一つです。
幅広いニーズへの対応
Excelや紙といったアナログな管理を行っていると、幅広いニーズへの対応は難しいでしょう。顧客からの受注では、短期間での納品や変則的な注文といったさまざまな要望を受けることがあります。
しかしExcelや紙で管理していると柔軟な対応は難しく、できるとしても時間がかかります。こういった要望に応えられないと、顧客との信頼関係に悪影響を与え、顧客満足度が低下する原因にもなるのです。
受注管理システムのメリット
受注管理システムは、BtoBでの取引だけでなく、ECサイト・ネット通販サイトの運営においても大きな導入効果が期待できます。
受注管理システムによる業務の自動化により得られるメリットを紹介します。
- 人的ミスや人件費が削減できる
- 他のシステムとデータ連携ができる
- 顧客の満足度が向上する
- 受注トラブルが軽減する
人的ミスや人件費が削減できる
受注管理システムが手動で行っていた作業を自動化することで、タイプミスや転記ミスなどの人的ミスがなくなります。さらに、業務の自動化により作業時間も大幅に減少するため、人件費の削減にも貢献可能です。
また、複数のネットショップや楽天といったモールでECサイトを運営している場合には、受注業務を一元管理できるシステム導入することで、人的リソースをより有効に活用できるでしょう。
他のシステムとデータ連携ができる
在庫管理システムや販売管理システムと連携すれば、受注以外のフェーズも一連の業務として自動化可能です。
在庫管理システムの連携により、在庫情報についても一元管理が可能になります。手動で在庫数を変更するといった作業が必要なくなるため、結果として作業時間が短縮し、納品までの時間も大きく短縮できます。
顧客の満足度が向上する
受注管理ミスの減少や納期までの時間の短縮により、顧客の満足度がアップします。またシステムを活用すれば24時間受注が可能です。好きな時間にいつでも注文できることで、顧客の満足度のさらなる向上が期待できるでしょう。
くわえて短期での納品や、変則的な注文もシステムを活用すれば対応がしやすくなるため、顧客との信頼関係構築にも役立ちます。
受注トラブルが軽減する
受注管理システムを導入すると、受注トラブルの削減につながります。受注トラブルの発生は、おもに下記が原因です。
- 電話の聞き間違い
- FAXの読み間違い
- 紙ベースの発注書から既存システムへの入力(転記)ミス
電話による受注の場合は、通話録音といったシステムがなければ記録も残りません。そのため「発注者が言い間違えたのか」「受注担当者が聞き間違えたのか」「受注担当者がメモを取るタイミングで書き間違えたのか」など、責任の所在がわからなくなります。
またFAXで受注する場合も、手書きによる注文書の読み間違いが受注ミスにつながることもあります。このようにヒューマンエラーによる受注トラブルは多いです。受注管理システムを導入すれば受注データが直接届くため、確認や記入ミスによる受注トラブルを削減できます。
受注管理システムが効率化する業務
受注管理システムは、受注管理におけるいくつかの重要な業務を効率化します。
注文を受け、出荷する
受注管理システムの中でもっとも基本的な業務は、注文を受け、出荷管理システムに知らせることです。通知を受けた出荷管理システムが商品を出荷し、消費者のもとに商品が届きます。
注文方法はFAXや電話、ECサイトなどさまざまな形式があります。
発注管理システムと連携し、在庫を調整する
急速なニーズの上昇によって在庫が品薄になるケース、逆に需要低下による在庫が過剰になるケースを防止するため、発注管理システムや在庫管理システムと連携し適切な在庫量に調整します。
確認のメールを送信する
発注を受けた相手に対しての注文確認メール、発送時の確認メールなどを送信することも受注管理システムの業務の一つです。
CRMと連携し、アプローチをする
注文を受けた発注者のデータをCRMと連携させ、必要としている情報や商品を明らかにして提案を行うことも受注管理システムで可能になります。
※受注管理システムでできることは、システムによって異なります。各サービスを比較して、必要としている機能を選びましょう。
受注管理システムを導入して業務効率化を図ろう
受注管理システムを導入することで、ヒューマンエラーを減らし、手間のかかる業務を削減できます。そのため現在、受注管理業務に多くの時間を割かれている方や、ヒューマンエラー・受注トラブルに悩んでいる方におすすめです。
システムの導入を検討する際には、次のポイントを比較してサービスを選びましょう。
- 受注管理システムの導入目的を確認する
- 受注管理システムの機能を確認する
- 受注管理システムを導入する際の注意点を確認する
- 受注管理システムの料金・価格相場を確認する
ぜひ、業務効率化のためにシステム導入を検討してください。
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