スタートアップ向け名刺管理4選!課題と解決策
名刺管理ソフトには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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名刺管理はスタートアップの基本
スタートアップに限ったことではありませんが、インターネットが高度化しても、事業を拡大していくうえでは営業活動による人脈作りが欠かせません。
スタートアップでは、そうした人脈に乏しいことがほとんどです。積極的に営業活動や展示会などへ出席して、徐々に人脈形成していく必要があるでしょう。
急速な成長をもくろむスタートアップが、人脈形成で陥りがちな課題と、名刺管理の有用性について解説していきます。
課題はスタートアップ創業フェーズでの人脈形成
スタートアップにとって、事業成長につながる人脈作りは欠かせません。
しかし、創業フェーズでは、限られた時間を惜しみながら営業活動や資金調達に奔走するため、交換した名刺を手動で管理する時間はなかなか取れないでしょう。名刺情報を共有・一元管理できていないと、営業先が重複したり、引き継ぎがうまくいかないなど、非効率が生じやすくなります。
また、成長フェーズで営業スタッフが増えるにつれて、人脈が属人化しやすく、企業の資産として活用されにくいという課題も生じがちです。
スタートアップの課題を名刺管理で解決
こうした課題を解決するのが、名刺管理システムです。紙の名刺をデジタルデータ化することで、コンピューターに整理・保管し、企業内で管理・共有・活用していくシステムです。
近年では、名刺データをCSVで書き出すだけでなく、CRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)と連携可能なシステムも登場。営業活動へ絶大な効果をもたらすものとして注目を集めています。
次の記事では、名刺管理と名刺管理システムについてより詳しく解説しています。
名刺管理システムの仕組み
従来の名刺管理では、スタッフそれぞれが物理的に管理・保管する、もしくはExcelなどに手入力して管理する方法が行われていました。名刺管理システムでは大前提として「紙の名刺をデジタルデータ化」する必要があります。
デジタルデータ化にあたっては大きく次の2つの方法があり、両方に対応しているものもあります。
スキャナーで名刺をデジタルデータ化
スキャナーや複合機を利用し、名刺をデジタルデータ化する方法です。
読み込んだ名刺はOCR(光学文字認識)によって文字データ化され、データベースに取り込まれます。複数枚を一度に読み込める反面、目視によっての確認と修正が必須です。
スマートフォンで名刺をデジタルデータ化
スマートフォンで撮影した名刺画像を、クラウドサービスのOCR機能でデジタルデータ化する方法です。
近年ではこちらが主流の方法で、OCRを経た名刺データを人間がチェックして修正する代行サービスもあります。
こうして構築されたデータベースはクラウド環境で一元管理され、さまざまな用途で活用されます。
名刺管理システムの3つのメリット
物理的に名刺を管理・保管する場合は「目当ての名刺を探すのに時間がかかる」という問題が、Excel管理の場合は「手間と時間がかかり、入力ミスも起こる」という問題があります。いずれのケースも「人脈を共有できない」ことが問題です。
名刺管理システムを活用することにより、これらを一挙に解決できるほか、次のようなメリットを享受できます。
時間と場所を問わない名刺情報へのアクセス
データ化された名刺情報は、スマートフォンアプリで時間と場所を問わないアクセスが可能になります。これによって、一日中外回り営業をするような場合でも、場所を問わず営業先情報を確認可能です。
人脈の可視化により計画的な営業が可能
名刺情報をデータベース化し、取引先ごとの社内人脈などを可視化することで、計画的な営業活動が実現します。
名刺情報に「社内のだれがいつ会ったのか」を紐付けできるシステムも存在し、精度の高い営業活動を可能にします。
迅速なアプローチが実現
従来、展示会といった機会に大量の名刺を集めることに成功しても、有効活用できていた企業は少数派だったといえるでしょう。
クラウド型名刺管理システムを活用すれば、その場でデータ化もできます。結果的に、見込み顧客の関心を薄れる前に、興味を引きつける迅速なアプローチが可能になります。
おすすめ名刺管理ソフトの比較表
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
スタートアップにおすすめの名刺管理システム4選
近年では数多くの名刺管理システムが登場していますが、そのなかでも、スタートアップにおすすめといえる名刺管理システムを厳選して紹介します。
本記事で紹介している名刺管理システムのさらなる詳細や、紹介しきれなかったサービスについては次のボタンからご覧になれます。
- スキャンするだけで99.9%精度※の名刺データ化
- 顧客管理DBを自動構築
- 一括メール配信や自動ニュース配信で見込み客を発掘
Sansanは、相手とのある出会いの記録が名刺であると捉え、共有して企業の資産とすることを目指した、クラウド型法人向け名刺管理サービスを提供しています。
スキャンされた名刺データは、正確にデータベース化されたうえで管理され、スマホアプリで時間と場所を問わないアクセスを可能とするとともに、全社で共有できます。
社内の人脈を可視化する組織ツリーの作成、メール一括送信機能で顧客との関係を強化。CSVでのデータ出力はもちろん、Salesforceやeセールスマネージャーなどとの連携も可能です。強固なセキュリティで企業資産を守ります。
※出典:Sansan「Sansan - ビジネスデータベース」(2025年9月4日閲覧)
- 共有した名刺を社員同士で検索、閲覧
- 接点のある同僚にその場でメッセージ
- 共有された社内の全名刺を一括でダウンロード
Eight Teamは、名刺情報を正確にデータ化して管理できる「Eight」の企業向け有料プランです。Eightの基本機能に加えて、社内のEightユーザーが保有する情報を一括管理・共有できるシステムです。
社員が個々に管理していた名刺情報を共有することで、新たな「見込み顧客」の育成につながります。Eightについては記事内で後ほど説明しています。
- 高精度なデータ化
- 組織図を自動生成
- メール開封&Webアクセスを可視化
ホットプロファイルは、名刺管理・営業支援・マーケティングという、売上向上に必要な3つの要素を連動させている名刺管理システムです。
入力作業を自動化し、その情報を使った営業メールを送ることでメールの開封、Webアクセス履歴を可視化。興味度合いの高い見込み顧客を通知することで自動発掘、スムーズに営業担当者に引き継げます。
マーケティング活動と名刺交換、商談などの営業活動が、ひとつのプロセスとして流れることで、売上向上に大きな成果をもたらします。
CAMCARD BUSINESS - キングソフト株式会社
- 圧倒的なデータ化速度
- 簡易SFA機能搭載
- 17か国語に対応
CAMCARD BUSINESSは、高い精度を誇るOCR機能を搭載した法人向けクラウド型名刺管理サービスを提供します。
マルチデバイスに対応して時間と場所を問わない名刺管理を可能にするため、撮影した名刺画像を5秒でデータ化することを実現。オペレーター補正の依頼も可能です。
全社で共有するための管理機能はもちろん、簡易SFA機能による顧客管理、SalesforceやDynamics 365との連携も可能とし、効率的な営業活動を支援します。英語、中国を含めた17か国語への対応も魅力です。
その他の名刺管理アプリ・ソフトはこちらから。
Eightがスタートアップにもたらす可能性
スタートアップにおすすめの名刺管理システムを厳選して紹介しました。なかでもEightは異色の存在ともいえ、名刺管理を活用したビジネスソーシャルネットワークという側面を持っています。
そのEightが持つ可能性に、現在、多くのスタートアップが注目しています。
Eightネットワークとは
もともと無料アプリとして提供されていたEightですが、グルーピングして共有する特徴から、SNS型名刺アプリサービスといわれていました。そのEightに「Eightネットワーク」機能が追加されました。
これは、Eightを利用している知り合いを検索して、自身の名刺帳に追加できるものです。相手の名刺が手元にない場合でも企業名や氏名で検索できます。
ダイレクトリクルーティングツールとしてのEight
もちろん、個人的なつながりがなければ、電話番号やメールアドレスは見えないようになっていますが、「氏名」「企業名」「部署」「役職」はわかります。
これによって、ダイレクトリクルーティングができ、採用したいターゲットが明確なスタートアップで注目を集めています。
このほかにも、SNS型ならではの活用法が、今後のEightの動向で表面化することが考えられ、注目しておくべきサービスだといえるでしょう。
スタートアップにこそ営業の効率化が必要
営業活動に不可欠な名刺交換は、効率的に活用することで、これまで活用しきれていなかった資産を最大限に引き出す可能性を秘めています。これを実現するのが名刺管理システムです。
名刺管理システムは、単に名刺を整理するだけでなく、営業担当者の意識改革を促し、より計画的な営業活動を可能にします。
これにより営業活動が効率化されることは、特にスタートアップ企業にとって重要です。創業フェーズから「営業の仕組みを構築」することが、その後の成長に大きく寄与すると言えるでしょう。
注目の名刺管理アプリ・サービス資料まとめ

名刺管理アプリの各サービス資料を厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。ぜひ名刺管理アプリを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。
上のボタンからは本記事で紹介したものも含め、名刺管理ソフトの資料をまとめてダウンロードできます。一括資料請求の特典として、各システムの比較表もダウンロードできます。どのシステムを導入するか迷っている方は、ぜひ活用してください。
また、本記事で紹介した各システムの詳細は、記事内の「詳細はこちら」ボタンから確認できます。ボタンからは各システムの口コミもチェックできるので、料金や機能と口コミを照らし合わせ、より自社に合うシステムを選んでください。
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