労務管理システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
⇒
【料金・機能比較表つき】労務管理システムの資料をダウンロードする(無料)
\ 稟議や社内提案にも使える!/
労務のデジタル化に注力し、システムと作業代行をかけ合わせた労務サービスを展開している。
拠点は大分県だが、オンライン対応で関東圏を中心に全国各地の企業を支援している。
YouTubeチャンネル「社労士武久の人事労務アカデミー」を運営し、コンテンツ発信にも積極的に取り組んでいる。
※見出し『労務管理システムとは』『労務管理システムの選び方』の項目のみ監修
労務管理システムの比較表
すべてのサービスを比較したい方はBOXIL作成の比較表がおすすめです。各社サービス資料と合わせて、下記から無料ダウンロードが可能です。
【特典比較表つき】『労務管理システムの資料17選』 はこちら⇒ 無料ダウンロード
一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
【特典比較表つき】『労務管理システムの資料17選』 はこちら⇒ 無料ダウンロード
※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
労務管理システムとは
労務管理システムとは紙やExcelで行っていた入退社手続きや電子申請、年末調整などの労務管理業務を効率化できるクラウドソフトです。
労務管理システムを導入すれば、従業員がパソコンやスマートフォンでフォームに入力することで情報を収集でき、帳票作成も自動で行えます。
「労務管理システムについて知りたいけれど、長い文章を読む時間がない…」という方は、本記事の要点がわかるAI解説動画をご覧ください。労務管理システムのメリットや比較ポイントが、音声と映像で簡単に把握できます。
※この動画はAIによって自動生成されたコンテンツです。内容の完全な正確性を保証するものではありません。
労務管理における課題
労務管理は、入退社手続きや社会保険対応、年末調整、マイナンバー管理など、業務範囲が多岐にわたります。Excelや紙の申請書を使った労務管理には、「書類の配布や回収に手間や時間がかかる」「内容の訂正や漏れの修正依頼や回収に時間がかかってしまう」など、担当者の負担が大きく、手作業によるミスも発生しやすい状況です。
- 従業員情報が紙、Excel、他部署などに散在し、入退社や住所変更などに都度煩雑な対応が必要
- 電子申請義務化などスピード対応が難しい法改正への対応漏れが発生する
- 二重入力や記載ミスによる手戻りや人為ミスが発生する
属人的な運用から脱却し、業務の標準化と効率化が急務です。
労務管理システムのメリット
労務管理システムを導入することで、煩雑だった労務業務が大幅に効率化され、法令対応の精度やスピードも向上します。主な導入メリットは次のとおりです。
- データから必要書類を自動生成できるため転記ミスや書類の抜けを防げる
- 従業員情報の一元化によって必要な情報に素早くアクセス・抽出可能になる
- 電子申請機能により役所やハローワークへの郵送や直接出向く手間を省ける
- 法令を遵守したシステム設計により、法令違反の懸念がなくなる
- 業務の標準化によって担当者への依存を回避し、引き継ぎも容易になる
また、労務担当者の負担軽減だけでなく、従業員にとっても入退社時の書類や年末調整書類の提出、身上変更の申請が容易になるといったメリットがあります。

具体的には、従業員情報の管理、入社時の従業員情報回収、雇用契約の電子締結、各種保険手続き、給与明細の配布、年末調整時の情報回収などです。
従業員から情報を回収したり企業から資料を配布したりできることから、労務業務効率化だけでなく、従業員と企業をつなぐ窓口のような面もあるように思います。
勤怠管理や給与計算ほど必須のシステムではなく従業員数が数名であれば効果は限定的ですが、それでも労務業務を効率化できることは確かなのですべての企業で導入する意味はあるでしょう。
特に従業員数や拠点数が多い企業では従業員との情報や資料の受け渡しが大変なので、導入効果が高くなりやすいです。
また、従業員に関する情報が労務管理システムに一元化されることで属人化防止にもつながるので、担当者の退職や休職に不安を感じている企業にもおすすめです。
労務管理システムの費用相場
BOXILを運営するスマートキャンプ株式会社は、雇用契約や電子申請などに用いるクラウド型労務管理システムの導入に携わった384人※の方を対象にアンケート調査を行いました。
※入退社手続き・雇用契約管理または社会保険手続き・電子申請の用途で利用するクラウド型労務管理システムの導入に携わったことがあると回答した20〜60代

その結果、利用者1人あたりの月額費用は、「400円~600円未満/人」が最も多い結果でした。続く「200円~400円未満」「600円~800円未満」と合わせると全体の55.7%となり、利用者1人あたりの月額費用の相場は「200円~800円未満」と言えます。
クラウド型の労務管理システムは、こうした従業員数やアカウント数によって変動する従量課金制を採用しているサービスが多いです。
入退社手続きや社会保険手続きに加えて、勤怠管理や給与計算、タレントマネジメントなどを含む多機能なプラン・製品を利用するケースでは費用が高額になる傾向があります。
労務管理システムのシェアNo.1はマネーフォワード クラウド
BOXILが行った同アンケート調査では、雇用契約や電子申請などに用いているクラウド型労務管理システムのサービス名についても尋ねました。

その結果、シェアが最も多かったのは「マネーフォワード クラウド」15.9%(61人)でした。次点に「SmartHR」10.7%と「奉行クラウド」10.7%が同率2位となり、「freee」8.6%(33人)、「ジョブカン」8.1%(31人)と続きます。これら5社で全体の54%を占めています。
シェア率の高いサービスはカバー業務やサポートが充実しているケースが多く、今後も継続して利用できる可能性が高いです。決裁者としては導入および運用に失敗しにくい点を評価できるため、稟議を通しやすいでしょう。
\シェア上位サービスを含む!まとめて資料請求/
【2025年12月更新】労務管理システムの人気ランキング
2025年11月の1か月間に、BOXILで資料請求数が多かった労務管理システムをランキング形式※で紹介します。

| 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
|---|---|---|---|---|
| | | | |
| SmartHR労務管理 | カオナビ | マネーフォワード クラウド人事管理 | HRBrain | KING OF TIME 人事労務 |
| 354件の口コミを見る | 470件の口コミを見る | 14件の口コミを見る | 120件の口コミを見る | 40件の口コミを見る |
資料請求の人気が最も高かった労務管理システムは、SmartHR労務管理でした。次点に、カオナビ、マネーフォワード クラウド人事管理 、HRBrain、KING OF TIME 人事労務と続きました。
※資料請求数が同率の場合、口コミ数が多く、情報が充実しているサービスを優先的に表示しています。BOXILを利用する皆さまにとって比較選定しやすいサービスを広く紹介する方針に基づき、上記の表示順を採用しています。
労務管理システムの2つの種類
労務管理システムは、搭載されている機能要件から大きく次の2つに分類できます。
- 一元管理型(労務管理業務に加えて、人事データの一元管理までカバー)
- 機能特化型(労務管理業務の一部に特化)

※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。使用上の問題等ある場合は https://smartcamp.co.jp/contact までご連絡ください。
労務管理業務の効率化に加えて人事データの一元管理をしたい場合は「多機能型」、労務管理業務の効率化を重視したいのであれば「機能特化型」の中から絞り込んでいくのがよいでしょう。ある程度の選択肢がある中から比較したい方は次のリンクから製品一覧をご覧ください。
▼一元管理型の労務管理システム一覧
▼機能特化型の労務管理システム一覧
自社の状況や目的に合わせてさらに絞り込みたい方は、このあとお伝えする特定機能の有無や料金の比較に基づいたおすすめの労務管理システムを参考にしてください。
労務管理システムの選び方
労務管理システムを選ぶ際には、課題と考えるポイントをチェックして、その点がクリアしたサービスを比較するのがおすすめです。チェックすべき比較ポイントは次のとおりです。
上記を踏まえて、次に紹介する比較表やポイントを参考にして選定することをおすすめします。
勤怠・給与計算までカバーしたいなら「freee人事労務」「SmartHR労務管理」あるいはシリーズ製品がおすすめ

労務管理システムはカバーできる業務がサービスによって異なります。電子申請や勤怠・休暇管理、給与計算を含めて単体で提供しているサービスは多くありませんが、「SmartHR労務管理」や「freee人事労務」が対応しています。
ただし、電子申請や勤怠・休暇管理、給与計算に対応していないサービスも、同社のシリーズ併用でカバーできる場合があります。たとえば、シェアTOP5の「マネーフォワード クラウド人事管理」「奉行Edge労務管理電子化クラウド」「ジョブカン労務HR」がシリーズ併用でフルカバー可能です。
まずは、どのサービスがシステム化したい業務をカバーしているかチェックしましょう。シェアTOP5の主な機能を比較表にまとめました。
| サービス名 | 入社手続き | 電子申請 | マイナンバー管理 | 年末調整 | 勤怠・休暇管理 | Web給与明細 | 給与計算 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド人事管理 | 〇 | 社会保険※ | マイナンバー※ | 年末調整※ | 勤怠※ | 給与※ | 給与※ |
| SmartHR労務管理 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 奉行Edge労務管理電子化クラウド | 〇 | 〇 | マイナンバークラウド※ | 年末調整電子化クラウド※ | 勤怠管理クラウド※ | 給与明細電子化クラウド※ | 給与奉行クラウド※ |
| freee人事労務 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ジョブカン労務HR | ○ | ○ | ○ | ○ | 勤怠管理※ | 給与計算※ | 給与計算※ |
※ 同社提供の別シリーズのシステム
\【限定特典】全サービス完全版の比較表付き/
料金を抑えたいなら「ジョブカン労務HR」、30人以下なら「SmartHR労務管理」がおすすめ
労務管理システムの多くは、従業員1名につき課金が発生する仕組みを採用しており、1ユーザーあたり月200円~月800円程度が相場です。初期費用無料で提供しているサービスもあります。

労務管理システムでは、料金表を公開しておらず見積もりが必要なサービスも少なくありません。そのため正確な料金比較はできないものの、一定条件においてもっとも月額料金が安いサービスは「ジョブカン労務HR」でした。
【条件:従業員100人。「入社手続き」「電子申請」「年末調整」の機能を利用する場合】
| 順位 | サービス名 | 月額料金(税抜) |
|---|---|---|
| 1位 | ジョブカン労務HR | 40,000円 |
| 2位 | オフィスステーション 労務(+年末調整) | 44,166円 |
| 3位 | freee人事労務 | 60,000円 ※スタータープラン |
ジョブカン労務HRは、月400円/人で入社手続き・電子申請・マイナンバー管理・年末調整機能を利用できます。さらにジョブカン勤怠は月200〜500円/人、ジョブカン給与計算は月400円/人であるため、まとめて導入しても月1,000円~1,300円/人で導入可能です。
各公式サイトをもとにまとめた次の料金比較表もぜひご覧ください。初期費用や月額料金に加えて、サービスの最低利用料金や従業員100人の場合の利用料目安も記載しています。
小規模企業向けの無料プランがある「SmartHR労務管理」「ジョブカン労務HR」
SmartHR労務管理は、従業員数30名以下の企業向けに入社手続き・雇用契約機能、給与明細機能、年末調整機能を無料で利用できる¥0プランがあります。ただし、チャットサポートや有料オプションなどを利用できないため、利用の際には注意が必要です。
ジョブカン労務HRは、従業員数5名までであれば一部機能に制限があるものの無料で利用できます。制限されるのはデータ保持期間(30日まで)や電子申請機能、年末調整機能、ストレスチェック機能、電子契約機能、チャットサポートなどです。
【帳票比較表】社会保険・労働保険以外の対応帳票やフォーマットに差がある
労務管理システムでは、帳票作成機能が搭載されており、さまざまな帳票をシステム上で作成できます。サービスによっては、登録されている従業員情報や社会保険情報などをもとに自動作成が可能です。

帳票作成機能がある場合、社会保険帳票や労働保険帳票はほとんどのサービスが対応しています。しかし、労災保険や労働基準関連などの帳票に対応しているかはサービスによって異なります。たとえば、「時間外労働/休日労働に関する協定届」といった労働基準関連の帳票作成が必要な場合は「オフィスステーション 労務」がおすすめです。
健康保険組合に加入している場合は、組合対応のフォーマットが用意されているサービスを選ぶことで帳票作成業務をより効率化できます。関東ITS健保に加入している企業であれば「ジョブカン労務HR」「freee人事労務」「SmartHR労務管理」がおすすめです。
主要サービスの対応帳票数や特徴、対応フォーマットを表にまとめたので、こちらも参考にしてください。
| サービス名 | 対応帳票数 | 対応フォーマット | 対応帳票の特徴 |
|---|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド人事管理※1 | 23 公式HP | 協会けんぽ | 定時決定・随時改定の帳票に対応 |
| SmartHR労務管理 | 72 公式P | 協会けんぽ・関東ITS健保・TJK | 労働安全衛生関係の帳票にも対応 |
| 奉行Edge 労務管理電子化クラウド | 18 公式HP | 協会けんぽ | 高年齢雇用や定年後再雇用関連の帳票にも対応 |
| freee人事労務 | 31※2 公式HP | 協会けんぽ・関東ITS健保 | 法定三帳簿や所得税徴収高計算書を作成可能 |
| ジョブカン労務HR | 29 公式HP | 協会けんぽ・関東ITS健保 | 外国人雇用状況届出書の作成が可能 |
| オフィスステーション 労務 | 126 公式HP | 協会けんぽ | 労働保険や労災保険、労働基準関連含めて数多くの帳票に対応 |
| ジンジャー人事労務※3 | 21 公式HP | 協会けんぽ | 高年齢雇用の帳票にも対応 |
※対応帳票数は各公式HPに記載されている帳票をカウント(重複はカウントしない)
※1 各項目は同社シリーズの「マネーフォワード クラウド社会保険」の内容を記載
※2 スタンダードプラン以上の対応帳票数
※3 各項目は社保手続きオプションの内容を記載
健康保険組合へ電子申請したいなら「マイナポータル連携」が必須

電子申請機能を搭載するサービスでは、e-Gov連携が可能です。ただし、健康保険組合に加入している企業は、マイナポータル連携に対応しているかもチェックしましょう。報酬月額算定基礎届や報酬月額変更届などの帳票を労務管理システム上で作成できても、健康保険組合への電子申請には対応していない場合があります。
電子申請機能があるシェアTOP5のなかではジョブカン労務HRを除き、マイナポータル連携に対応しています。
| サービス名 | e-Gov連携 | マイナポータル連携 |
|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド人事管理 | 〇(クラウド社会保険) | 〇(クラウド社会保険) |
| ジョブカン労務HR | 〇 | × |
| freee人事労務 | 〇 | 〇 |
| SmartHR労務管理 | 〇 | 〇 |
| 奉行Edge 労務管理電子化クラウド | 〇 | 〇 |
| オフィスステーション 労務 | 〇 | 〇 |
| ジンジャー人事労務 | 〇 | 〇 |
既存の給与計算ソフトを使用し続けたいなら「API連携・シリーズ連携」が重要

ほとんどの労務管理システムで従業員データのCSV出力ができるため、他社製品にデータを取り込めるものの、データ整形・加工の手間が発生します。そのため、よりシームレスにデータ連携できるAPI連携やシリーズ連携がおすすめです。
| 同社シリーズ製品と連携 | API連携 | CSV連携 | |
|---|---|---|---|
| 概要 | 同社提供のソフトとシームレスに連携可能 (例:ジョブカン労務HR⇔ジョブカン給与計算) | APIにて連携 | CSVファイルのインポートにてデータ反映 |
| 工数の削減度合い | ◯ | ◯ | △ |
| メリット | 複雑な設定なしにすぐに連携 | 他社製品であってもシームレスに連携可能 | データ加工ができ、柔軟性が高い |
| 注意点 | 他社製品を使用している場合は給与計算ソフトもリプレイスが必要 | API設定の担当はサービス提供企業か自社かを要確認 | CSVファイルのダウンロード・アップロード、データ整形・加工の手間が発生 |
とくに給与計算ソフトとAPI・シリーズ連携すると、給与情報の取り込みや、年末調整後に過不足額の給与反映がスムーズになります。そのため、使用している給与計算ソフトがどの労務管理システムとAPI連携できるかを確認しましょう。
主要な給与計算ソフトごとに、連携できる労務管理システムを表にまとめました。なお、連携してできることはサービスによって異なり、連携には別途費用が発生する場合もあります。
| 給与計算ソフト | API・シリーズ連携できる労務管理システム |
|---|---|
| 給与奉行 i10/i11 給与奉行V ERP10/11 | オフィスステーション 労務 オフィスステーション 給与明細 |
| 給与奉行クラウド | 奉行Edge 労務管理電子化クラウド HRBrain e-AMANO人事届出サービス |
| PCAクラウド 給与 | PCA Hub 労務管理 オフィスステーション 労務 オフィスステーション 年末調整 オフィスステーション 給与明細 HRBrain タレントパレット |
| マネーフォワード クラウド給与 | マネーフォワード クラウド人事管理 SmartHR労務管理 オフィスステーション 労務 オフィスステーション 給与明細 Esia-Zero KING OF TIME |
| ジームクラウド HR | SmartHR労務管理 タレントパレット |
| SMILE V Air 人事給与 | SmartHR労務管理 オフィスステーション労務 |
| Galileopt DX給与大将・人事大将 MJSLINK DX給与大将・人事大将 | SmartHR労務管理 |
\【限定特典】完全版の比較表付き/

従業員数によっては無料で利用できるシステムもあるので、条件に合致すれば優先的に選択するとよいです。
次に利用したい機能が備わっているか確認しましょう。
勤怠管理や給与計算とは違い、システムによって強みの違いが大きいように思います。
たとえば、従業員情報の回収をスムーズに行えることに強みがあるシステムや、保険手続きの種類が多いことに強みがあるシステムなどです。
そのためには、自社がどのような課題を解決したいのかを事前に明確にしておく必要があります。
最後に、利用している、もしくは利用を検討している他システムとの連携機能を確認しましょう。
労務管理システムでは労働時間や給与、年末調整などの「計算」はできないことが多いので、それら計算を目的とするシステムとの連携が重要になります。
たとえば、給与計算システムから計算結果取り込んで給与明細を公開できるか、回収した年末調整に関するデータを出力して年末調整システムで計算ができるか、もしくは労務管理システムで各種計算もできるのかなどです。
API連携がなくても加工したCSVで連携できることもあるので、公式HPの連携可能システムに掲載されていないだけで候補から外さないようにしましょう。
労務管理システムの選び方FAQ(よくある質問)
労務管理システムの選び方に関して、よくある質問と回答をQ&A形式でまとめています。
Q:ユーザーからの評判が高い労務管理システムはどれですか?
BOXILの口コミ総合評価において、50件以上の口コミがあるサービスの中から評価の高いおすすめサービスは次のとおりです。
社労夢Company Edition:口コミ総合評価で4.42を獲得。申請順序の分かりやすさや、進捗の可視化がユーザーに高く評価されています。
ジョブカン労務HR:口コミ総合評価で4.39を獲得。低コストで導入できる点や、法改正への迅速な対応、多機能さが評判の理由です。
SmartHR労務管理:口コミ総合評価で4.32を獲得。直感的で使いやすいUIに加え、機能の豊富さやユーザーコミュニティといった手厚いサポートが高く評価されています。
Q:無料で使える労務管理システムはどれですか?
SmartHR労務管理:従業員30名まで無料のプランがあり、入社手続きや電子申請、年末調整、給与明細発行など幅広い機能を活用できます。
ジョブカン労務HR:従業員5名までなら無料で、従業員情報の収集や管理といった基本機能を利用可能です。
オフィスステーション 労務:人数制限のない「労務ライト」を無料で提供しており、電子申請の作成から公文書取得までを効率化できます。
Q:サポート体制が充実している労務管理システムはどれですか?
SmartHR労務管理:有人チャットや動画教材に加え、ユーザー限定コミュニティ「PARK」があり、実務上の意見交換や活用術の共有が活発です。
freee人事労務:電話・チャット窓口のほか、導入アドバイザー(有償)による要件定義や操作レクチャー、解説セミナーなどの習熟コンテンツが充実しています。
KING OF TIME人事労務:チャットやメール、予約制の電話によるサポートを提供し、初期設定から全社展開に向けた導入・運用支援までの有償サポートもニーズに応じて提供しています。
Q:セキュリティが充実している労務管理システムはどれですか?
奉行Edge 労務管理電子化クラウド:AES暗号化や24時間監視に加え、SOC1/SOC2報告書、FISC基準準拠、ISMAP登録など高い安全基準をクリアしています。
カオナビ:大手企業や金融機関も導入する多層防御環境(2段階認証やIPアドレス制限など)を備え、強固な体制を整えています。
HRBrain:通信・データの暗号化に加え、ISO認証やPマークといった国際基準のセキュリティ認証を取得しており、高度な保護体制を構築しています。
一元管理型のおすすめ労務管理システム11選【口コミつき】
ここからはシェア上位のサービスをはじめとしたおすすめの労務管理システムを口コミとともに紹介します。
まずは一元管理型のおすすめ労務管理システムを取り上げます。一元管理型は労務管理のみならず人事データの一元管理までカバーできる労務管理システムです。人事・労務情報を一元的に管理したい企業におすすめです。
SmartHR労務管理
特徴・メリット
- 30人まで利用できる無料プラン(機能制限あり)
- 連携できる給与計算ソフト・勤怠管理システムが多い
- 人事労務の情報交換ができるユーザー限定コミュニティ運営
注意点・改善点
- 給与明細が少しわかりづらい(口コミ)
- 年末調整のときに途中保存機能があるとよい(口コミ)
- 画面遷移の動線がわかりづらい箇所あり(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 0円 | カバー業務 | ・入社手続き・電子申請・マイナンバー管理・年末調整・勤怠休暇管理・Web給与明細・給与計算 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 要見積もり | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | マネーフォワード クラウド給与、freee人事労務、SMILE V/ V2/ V Air人事給与、ジームクラウド、ZeeM人事給与 |
| 無料トライアル | 15日間あり | 導入実績 | 登録社数70,000以上※1 |
SmartHR労務管理は、株式会社SmartHRが提供するクラウド人事労務ソフトで、導入企業は累計7万社を超えます。2013年に創業された同社は、「日本スタートアップ大賞2024」にも輝き、時価総額1,700億円のユニコーン企業となりました※2。
労務管理に加えて、採用管理、人事評価、スキル管理、従業員サーベイ、配置シミュレーションなど多様なタレントマネジメント機能も搭載し、労務業務を効率化しながらデータの蓄積と可視化をし、人事施策の立案・実行・検証のサイクルを効率的に行えます。
勤怠管理システムや給与計算ソフト、給与前払いサービスなど連携できるツールが豊富な点も特徴で、API連携や外部アダプタ・バッチ連携などにより一連の業務を効率化できます。
ヘルプセンターや機能・使い方動画などサポートコンテンツも豊富で、SmartHRユーザー限定の「PARK」ではSmartHRの活用術や人事労務業務に関する意見交換が活発に行われています。
料金は問い合わせが必要ですが、従業員が30人までであれば労務管理機能を無料で利用できます。ただし無料プランでは次のことが制限されます。
出典
※1 SmartHR「SmartHR(スマートHR)|シェアNo.1のクラウド人事労務ソフト」(2025年12月25日閲覧)
※2出典:経済産業省「日本スタートアップ大賞に輝いたSmart HRとは? 注目のスタートアップ企業をご紹介! | 経済産業省 METI Journal ONLINE 」(2025年12月25日閲覧)
導入時のcareも、末端ユーザー(SEの知識が乏しい)にわかりやすく解説していただいたり、対応してくれます。
また、ユーザー同士でのコミュニティも非常にありがたい存在
freee人事労務
特徴・メリット
- 勤怠、給与計算を含めて労務をワンパッケージで管理できる
- さまざまな他社の勤怠管理システムと連携可能
- システム上で法定三帳簿の作成ができる
注意点・改善点
- シフトパターンへの対応が限定的(口コミ)
- 特定のカスタマイズや拡張が難しい(口コミ)
- 初期設定が少しわかりづらい(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 0円 |
|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | ミニマム 月400円/人(月2,000円) スターター 月600円/人(月3,000円) スタンダード 月800円/人(月4,000円) アドバンス 月1,100円/人(月5,500円) ※()内は最低利用料金 |
| 無料トライアル | 1か月間あり |
| カバー業務 | ・入社手続き(ST,SD,A) ・電子申請(ST,SD,A) ・マイナンバー管理(M,ST,SD,A) ・年末調整(M,ST,SD,A) ・勤怠休暇管理(SD,A) ・Web給与明細(M,ST,SD,A) ・給与計算(M,ST,SD,A) ※M=ミニマム、ST=スターター、SD=スタンダード、A=アドバンス |
| API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | - |
| 導入実績 | 有料課金企業数620,000以上(freee会計)※ |
freee人事労務は「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、中小企業や個人事業主の会計を中心にバックオフィス向けのSaaSを開発・販売しているフリー株式会社の労務管理システムです。同社は東証グロース市場に上場しています。
4つのプランから選べて、スタンダードプラン以上を選ぶと、勤怠・休暇管理を含めて包括的な労務管理が可能です。なお、各プラン最低料金が設定されており、年払いにすることで月払いに比べて安価に導入できます。
社会保険や労働保険関連の帳票に加えて、法定三帳簿(賃金台帳、出勤簿、労働者名簿)の作成も可能。随時改定、所得税徴収高計算書の作成にも対応しています。
Webマニュアルや習熟用の解説セミナーといったコンテンツをいつでも閲覧可能。サポートデスクに電話・メール・チャットで相談ができます(サポート内容はプランによって異なる)。また、既存業務の見直しや要件定義のアドバイス、操作方法のレクチャーをしてくれる有料サポートも選べます。
※出典 フリー「クラウド会計ソフトfreee会計|シェアNo.1の会計ソフト」(2025年12月25日閲覧)
ジョブカン労務HR
特徴・メリット
- 低コストで広い業務をカバー
- 5名まで利用できる無料プラン(機能制限あり)
- ストレスチェック機能を搭載
注意点・改善点
- 電子契約機能は1送信あたり200円の従量課金
- マイナポータル電子申請に対応していない
- カスタマイズ性がもう少しほしい(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 0円 | カバー業務 | 入社手続き・電子申請・マイナンバー管理・年末調整 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 400円/人 最低利用料金:月2,000円 | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | ジョブカン給与計算 |
| 無料トライアル | 30日間あり | 導入実績 | 250,000社以上(シリーズ累計)※ |
ジョブカン労務HRは、株式会社DONUTSが提供するクラウド型労務管理システムです。シリーズ累計の導入実績は25万社以上、有料利用ユーザー数は300万人を突破しており、多くの企業から支持を得ています。
ジョブカン労務HRは表で記した業務をカバーできる他に、労働者名簿作成機能やストレスチェック機能(調査フォームの配布、実施状況の管理、集団分析など)、スキルや資格で従業員を探せる人材管理機能、電子契約機能などが搭載されています。
また、帳票は協会けんぽ・ITS健保に加えて、協会けんぽの様式に則った汎用的フォーマットを標準装備。
カバーできる業務の広さに対して低コストである点が特徴で、従業員5名までであれば無料プランも用意されています。ただし、無料プランは次のことが制限されます。
ジョブカンは労務HRの他にも、「勤怠管理」「経費精算」「ワークフロー」「採用管理」「給与計算」「会計」「見積/請求書」といったシリーズを提供しており、APIで組み合わせることでよりシームレスな労務管理が可能になります。
※出典:DONUTS「労務管理システムで人事業務の効率化をかなえる|ジョブカン労務HR」(2025年12月25日閲覧)
KING OF TIME 人事労務
特徴・メリット
- 追加費用なしに同社別シリーズの勤怠管理、給与などを利用できる
- API連携できる他社の給与計算ソフトが多い
- エクスポートのカスタマイズ性が高い(口コミ)
注意点・改善点
- シリーズの単体契約は不可
- マイナポータル電子申請に対応していない
- 多機能すぎるあまりに初期設定がわかりにくく、難しいと感じた(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 0円 | カバー業務 | ・入社手続き・電子申請・マイナンバー管理・Web給与明細 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 300円/人 | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | KING OF TIME 給与、マネーフォワード クラウド給与、freee人事労務、給与奉行クラウド、弥生給与 Next |
| 無料トライアル | 30日間あり | 導入実績 | 65,000社以上※ |
KING OF TIME 人事労務は、グロース市場に上場する株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供している労務管理システムです。勤怠管理システム「KING OF TIME」のオプションとして提供されており、KING OF TIMEのユーザーであれば追加料金なしで利用できます。
「入社手続き」「従業員項目のカスタマイズ」スターデータで適用日を用いて給与計算に適用する情報を管理できる「履歴管理(時点管理)」、ほかにもWEB給与明細やマイナンバー管理などの機能を搭載しています。
さらに、「勤怠管理」「給与」「データ分析」「システムログ」といったシリーズ製品をまとめて、初期費用0円・月額300円/人と低価格で利用できます。「電子契約」も月6,000円~追加可能です。
KING OF TIMEは他社システムとも連携でき、freee人事労務や給与奉行クラウド、弥生給与 Next、オフィスステーションといった各種労務管理システムとAPI連携できます。
※出典 ヒューマンテクノロジーズ「勤怠管理・人事給与システム市場シェアNo.1 KING OF TIME(キングオブタイム)」(2025年12月25日閲覧)
ただ設定ポイントが細かく、開発者であるヒューマンテクノロジーズと自社の就業規則と賃金規定を理解している社会保険労務士と一緒に確認しながら設定しないといけない。
弊社では残業時間の集計が間違っていたことが数か月の導入後に発覚し、給与計算の修正が必要となったが、
ヒューマンテクノロジーズは有料設定支援を最近は推奨している。
HRBrain
特徴・メリット
- 給与明細項目のカスタマイズ性が高い
- シェアの高い給与計算ソフトと連携できる
- 人事評価やサーベイ、スキル管理など労務以外のシリーズが豊富
注意点・改善点
- マイナポータル電子申請は非対応
- 勤怠と給与以外の連携にも期待(口コミ)
- アップロードの速度が遅くなる(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 要見積もり | カバー業務 | ・入社手続き・電子申請・マイナンバー管理・年末調整・Web給与明細 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 要見積もり | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | 給与奉行クラウド、PCA クラウド給与 |
| 無料トライアル | 7日間あり | 導入実績 | シリーズ累計導入社数3,500社以上※ |
HRBrain労務管理は、人事ソリューションを提供する株式会社HRBrainによる労務管理システムです。タレントマネジメントやスキル管理、組織診断、人事評価などのサービスを展開しています。企業ごとのニーズに合わせてこれらのサービスを組み合わせられます。
HRBrain労務管理の主な機能として、従業員情報を一元管理する社員名簿、入退社手続きの自動化、電子申請、電子署名、マイナンバー管理、Web給与明細、年末調整、源泉徴収票の作成があります。
Web給与明細では、給与明細のカスタマイズやCSV連携が可能です。なお、マイナポータル連携の電子申請には対応していません。
HRBrainでは顧客満足度の高いサポート体制を整えており、初期設定から運用まで手厚い支援を強みとしています。シリーズ3,000社以上の導入実績があり、さまざまな業界の企業で活用されています。
また、HRBrainシリーズはさまざまなサービスとの連携が可能です。AKASHI・KING OF TIME・Chronowisといった勤怠管理システムや、Slack・Microsoft Teamsなどのコミュニケーションツールと連携できます。
※出典 HRBrain「HRBrain 労務管理 | 【サポート品質 No.1】 | HRBrain」(2025年12月25日閲覧)
ジンジャー人事労務
特徴・メリット
- 人事データベース、入社手続き、マイナンバー管理に特化
- 同社別シリーズ併用でほとんどの労務をカバー
- どの操作をすればいいかわかりやすい(口コミ)
注意点・改善点
- 電子申請や年末調整、電子雇用契約はオプション
- 外部システムとの連携やワークフローなどの柔軟性が△(口コミ)
- マスタ設定をもっと細かくしたい(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 要見積もり | カバー業務 | ・入社手続き・電子申請・マイナンバー管理・年末調整 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 300円/人~ ※利用サービスごとに金額が異なる | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | ジンジャー給与 |
| 無料トライアル | 1か月間あり | 導入実績 | モスフードサービス、リソルホールディングス、コロナワールド、山田食品産業、ラムラなど |
ジンジャー人事労務は、人事労務領域のSaaSを多数展開しているjinjer株式会社の労務管理システムです。勤怠や給与計算、ワークフロー、経費などの労務シリーズを展開しており、複数導入すれば従業員マスタを共通化できます。ほかにも、人事評価・eラーニングなど人材管理サービスも提供しています。
ジンジャー人事労務でできることは主に、人事データーベースの構築と、入社手続き・マイナンバー管理の効率化です。電子雇用契約をするには「書類配布オプション」を、電子申請を含む社会保険手続きに対応するには「社保手続きオプション」を、年末調整に対応するには「年調収集オプション」をそれぞれ追加する必要があります。
カスタマイズしやすいデータベースが特徴で、健康診断結果や面談記録、貸与品管理など多様な項目を設定でき、項目の表示順も自由に編集可能です。顔写真付きの組織図を作成でき、ドラッグ&ドロップで異動のシミュレーションもできます。
利用者50人までの場合は初期設定サポートやメール・電話サポートを受けられるサポートプランがあり、人事労務を兼任していたり、システム導入に不安があったりする場合も安心できるでしょう。利用者51人以上の場合も、プロダクト料金合計額の30%/月で同様のサポートが受けられます。
クラウドハウス労務
特徴・メリット
- 業務フローに合わせてカスタマイズしてもらえるセミオーダー
- 1,000名以上の大企業での導入実績多数
- 労務手続き管理の細かい設定が可能(口コミ)
注意点・改善点
- 検索スピードの向上(口コミ)
- 画面がちょっと古い印象(口コミ)
- より高度なセキュリティシステムへの対応が欲しい(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 要見積もり | カバー業務 | ・入社手続き・マイナンバー管理・年末調整・Web給与明細 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 要見積もり | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | - |
| 無料トライアル | なし | 導入実績 | KDDI Sonic-Falcon、NTTデータマネジメントサービス、日本ハウズイング、JTBグローバルアシスタンス、クロス・マーケティンググループなど |
クラウドハウス労務は、株式会社Techouseが提供する労務管理システムです。同社は国際規格ISO27001(ISMS)を認証取得しており、通信の暗号化、保存データの暗号化、細かなバックアップなどセキュリティ対策も万全です。
電子雇用契約を含む入社手続きやマイナンバー管理、年末調整、Web給与明細が可能。身上変更ワークフローも搭載し、従業員はPCやスマートフォンから簡単に申請できます。
業務設計支援やシステムカスタマイズに対応するセミオーダー型のシステムで、百名~数万人規模の企業での導入実績があります。料金は課題に合わせて見積もりを行うため公式サイト上で明示されていませんが、月数万円から利用できるケースもあるようです。
導入にあたっては、専任担当者による導入支援や、電話・メールでのサポートも提供されています。従業員は個人のアドレスやスマートフォンからもシステムを利用でき、全従業員にPCを付与していない場合でも問題ありません。
エラーも少なくよいことだらけです!
一部高齢の管理者から使用しにくいという声があったため、評価を3としました!
今後のアップデートに期待してます!
カオナビ
特徴・メリット
- 年代問わず使いやすいシンプルな操作性
- ドラッグ&ドロップで自由に評価フォームを再現できるカスタマイズ性
注意点・改善点
- 自由に使える反面、設定が難しいと感じるユーザーもいる
- 直感的に操作できたという口コミだけでなく、簡単ではなかったという口コミもあり
| 初期費用(税抜) | 要問い合わせ | カバー業務 | 入社手続き・電子申請・年末調整・評価ワークフロー・給与明細・勤怠管理・スキル管理 など |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 要問い合わせ | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | ZeeM、GrowOne 給与SX、MJSLINK DX 給与大将、給与奉行クラウド など |
| 無料トライアル | あり | 導入実績 | 4,000社以上※ |
カオナビは、株式会社カオナビが提供する、社員の個性や才能を発掘し、戦略人事を支援するタレントマネジメントシステムです。社員の顔や名前、経験、評価、スキルなどの人材情報を一元管理できます。
蓄積データとAIを掛け合わせた分析により、人材配置やリスキリング推進といった戦略的なタレントマネジメント業務をサポートします。カオナビの特長は、労務管理もタレントマネジメントも、人事業務をオールインワンで完結できる点です。
アンケート形式で回答するだけで年末調整に必要な書類を完成できる機能や、給与明細のWeb化、雇用契約や電子申請をペーパーレス化できる入社手続き・電子申請機能も搭載しています。
また、組織の課題と社員の特性をデータで把握し、離職抑止のための分析やエンゲージメント向上、人的資本の情報開示への対応なども可能です。大手企業のタレントマネジメントに対応した「カオナビ Enterprise Edition」も提供しており、利用人数に応じた初期費用と月額費用で利用できます。
※出典 カオナビ「カオナビ|【シェアNo.1】社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム」(2025年12月25日閲覧)
ダッシュボード
【操作性・使いやすさ】
直感的にシートや計算式ガジェットを作成できる
【他のサービスとの連携面(カスタマイズ性)】
カスタムCSVでクラウド勤怠と連携できている
【営業担当やサポート面】
各従業員の社会貢献などを一元化し、評価に役立てている
LaKeel HR
特徴・メリット
- 戦略人事の実行を支援するSaaS型の統合HRプラットフォーム
- 入社以来のデータ蓄積と可視化・分析を実現
注意点・改善点
- 料金や具体的な導入事例は問い合わせ対応(個別見積)
- API連携は可能だが、対象システムや範囲の詳細は要確認
| 初期費用(税抜) | 要見積もり | カバー業務 | ・人事管理・勤怠管理・給与管理・人事評価・入退社手続き・業務プロセス可視化・年末調整・採用管理・マイナンバー管理 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 要見積もり | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | API連携に対応(詳細は要問い合わせ) |
| 無料トライアル | ー | 導入実績 | 住友生命保険相互会社、日本システム技術株式会社、ワタキューセイモア株式会社、カルビー株式会社、日本テクノ株式会社など |
LaKeel HRは、戦略人事の実行を支援するSaaS型の統合人事システムです。人事給与データ、タレントデータ、ピープルデータを一元管理し、幅広い人事業務を一つの基盤で運用できます。人材、組織のデータ分析が容易で、各種データのグラフ化や退職予備軍の抽出などにより、現場の状況把握と意思決定を後押しします。
業務プロセスの進捗管理から自動通知、承認に対応し、ブラックボックス化を排除できるほか、作業時間の予実管理によりボトルネックも把握可能です。APIで他システムの呼び出しにも対応可能です。分析のやりっぱなしを防ぐため、スケジュール管理や面談設定、メッセージ送信、面談記録の自動タスク化までをシステム内で完結し、現場との連携を実現します。
導入時は、要件定義や設定サポート、基本操作レクチャー、利用促進コンテンツの提供、ユーザー交流会、問い合わせ対応、機能追加情報、法改正への永続対応など、標準化されたオンボーディング・サクセス支援が提供されます。パラメータ設定書や要件定義書、テスト結果報告書などの導入ツールも用意されています。
業務プロセスを一括で管理できるので、急な社内体制の変化があっても、スムーズに引き継げる。
リマインド機能があり、スケジュールの遅延を防止できる。
複数の社員の進捗状況や業務内容を一目で把握できる。
ポータル画面を必要に応じてカスタマイズできるので収集の目的に合わせたワークフローをカスタマイズできる。
DRESS CODE HR Force
特徴・メリット
- 業務委託を含む会社と関わる人の情報を一元管理
- DRESS CODEシリーズの利用で、ITや採用、プロジェクト、ガバナンスなども幅広く管理可能
注意点・改善点
- 開発中の機能があるため、提供機能の詳細については確認が必要
| 初期費用(税抜) | 要問い合わせ | カバー業務 | ・個人情報管理・入退社手続き・年末調整・雇用契約・マイナンバー管理・与信チェック・人材評価・組織図(マトリクス)・離職予兆分析 など |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 要問い合わせ | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | 要問い合わせ |
| 無料トライアル | あり | 導入実績 | 要問い合わせ |
DRESS CODE HR Forceは、人事情報の収集や労務業務、履歴管理、情報の可視化まで可能なシステムです。従業員や業務委託、社外協力者などの情報の台帳管理を行え、異動や登録情報の変更履歴も可視化します。
入退社に加え、雇用契約や休職手続きなど、人事労務に関する申請手続きに対応し、申請者はスマートフォンから表示に従って手続きを進められます。
業務委託の際の入退場手続きや契約、報酬支払い、納品物管理にも対応しており、業務契約者に関する情報を一元管理できます。蓄積情報をもとに、組織構造や部門間の関係も可視化でき、シミュレーションも可能です。
COMPANY 人事管理システム
特徴・メリット
- 人事情報の収集から履歴管理、可視化までを一気通貫で実現
- 豊富な標準項目で各社特有の管理ニーズにも対応
注意点・改善点
- タレントマネジメント、給与計算は別機能として提供
| 初期費用(税抜) | 要問い合わせ | カバー業務 | ・個人情報管理・組織管理・発令管理・異動案作成・ID管理・身上変更ワークフロー・評価ワークフロー・帳票作成・資格管理 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 要問い合わせ | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | 勤怠管理、給与計算、タレントマネジメント機能と連携 |
| 無料トライアル | なし | 導入実績 | 要問い合わせ |
COMPANY 人事管理システムは、大手法人向け人事システムです。制度の異なるグループ会社でも、組織情報を一元管理でき、会社を横断した検索や集計を行えます。
豊富な標準項目を実装し、業務経験歴や職務歴、資格情報などに加え、各社特有の項目も予備項目を含め標準機能で対応可能です。蓄積された人事データをもとに、会社や事業部をまたいだ人材情報の集計・検索が容易になり、異動や配置の最適化にも活用できます。
また、資格の有効期限管理や更新アラート機能も備えており、社員のスキル管理も効率化できます。契約継続率98%※の実績をもち、大規模な人事情報を効率的に管理したい企業、人事データにもとづいた戦略的な人材配置を実現したい企業におすすめです。
機能特化型のおすすめ労務管理システム9選【口コミつき】
機能特化型のおすすめ労務管理システムを取り上げます。機能特化型は、入退社手続きや社会保険手続き(電子申請)といったいくつかの労務管理業務に特化したシステムです。重点的に解決したい労務管理業務がある企業におすすめです。
マネーフォワード クラウド人事管理
特徴・メリット
- 人事データベース、入社手続きに特化
- 別シリーズ併用でほとんどの労務をカバー
- 未来の従業員情報も変更日を待たずに事前登録可
注意点・改善点
- 単体の導入ではカバーできる業務が限られる
- 無料トライアル不可
- 扱うデータが増えると動作が重くなる(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 0円 | カバー業務 | 入社手続き |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | ひとり法人プラン 2,480円 スモールビジネスプラン 4,480円 ビジネスプラン 6,480円 (年払いの場合) | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | マネーフォワード クラウド給与 |
| 無料トライアル | 1か月間あり | 導入実績 | 課金顧客数400,000以上※(法人向け各サービスの利用事業者総数) |
マネーフォワード クラウド人事管理は、個人向けの家計簿アプリ「マネーフォワード ME」をはじめ、フィンテック領域を中心に事業を展開している株式会社マネーフォワードの労務管理システムです。同社は東証マザーズ市場、第一部市場を経た後、2022年4月4日にプライム市場へ移行しています。
マネーフォワード クラウド人事管理は入社手続きに利用する書類作成機能や電子締結機能、従業員情報の収集に使用する情報収集用フォーム作成機能やワークフロー機能、従業員情報の管理に使用するカスタム項目機能や履歴管理機能などを搭載しています。
単体ではカバーできる業務が限られているものの、同社では他にも「クラウド勤怠」「クラウド給与」「クラウド年末調整」「クラウド経費」などさまざまなソリューションがあり、組み合わせて使用できます。同社のパッケージ間の連携がしやすい点も特徴で、ボタン1つで簡単に情報を連携できます。
たとえば、クラウド年末調整で回収した従業員の「翌年分の扶養控除等申告書」の情報をクラウド人事管理に簡単に取り込めます。
従業員50名以下の中小企業向けのプランでは、月額2,480円から11サービス(会計・請求書・経費・債務支払・勤怠・給与・社会保険・年末調整・マイナンバー・BOX・契約)を使用できます。
ただし、このプランではクラウド人事管理が含まれていません。クラウド人事管理やその他のパッケージを併用したい場合は、見積もりを依頼するようにしましょう。
※出典 マネーフォワード「会計ソフト・労務管理システムならマネーフォワード クラウド」(2025年12月25日閲覧)
マネーフォワード クラウド社会保険
特徴・メリット
- 帳票作成や電子申請に特化
- 同社別シリーズ併用でほとんどの労務をカバー
- 勤怠や給与を含む11シリーズをまとめて2,980円/月~利用できる
注意点・改善点
- 操作が直感的でない(口コミ)
- スマホアプリで一部の機能が使えない(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 0円 | カバー業務 | ・電子申請 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | ひとり法人プラン 2,480円 スモールビジネスプラン 4,480円 ビジネスプラン 6,480円 (年払いの場合) | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | マネーフォワード クラウド給与 |
| 無料トライアル | なし | 導入実績 | 課金顧客数400,000以上※(法人向け各サービスの利用事業者総数) |
マネーフォワード クラウド社会保険は、フィンテック領域を中心に事業を展開している株式会社マネーフォワードの帳票作成・電子申請システムです。同社は2022年にプライム市場へ移行しています。
マネーフォワード クラウド社会保険は、社会保険の手続きに必要な帳票作成から電子申請、公文書の受領・確認までをクラウド上で行えます。従業員別の対応状況や書類ごとの申請状況を一覧画面で確認できます。電子申請ではe-Gov連携に加えて、マイナポータル連携にも対応しています。
単体ではカバーできる業務が限られているものの、同社では他にも「クラウド勤怠」「クラウド給与」「クラウド人事管理」「クラウド年末調整」などさまざまなソリューションがあり、ボタン1つで簡単に情報を連携できます。クラウド給与と連携すれば、従業員情報や給与情報を再度入力する手間が省けます。
※出典 マネーフォワード「会計ソフト・労務管理システムならマネーフォワード クラウド」(2025年12月25日閲覧)
給与から賃金を取り出して、手続きの申請をすることが可能です。
また従業員情報も連携できるので、情報の誤入力もなく、申請が可能になっています。
マネーフォワード クラウド年末調整
特徴・メリット
- 年末調整に特化
- 同社別シリーズ併用でほとんどの労務をカバー
- 勤怠や給与を含む11シリーズをまとめて2,980円/月~利用できる
注意点・改善点
- 写真の添付を必要かわからないときなど、もう少し制度に関する説明を記載してほしい(口コミ)
- マネーフォワード クラウド給与内で完結できると良い。連携作業に手間がかかる(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 0円 | カバー業務 | ・年末調整 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | ひとり法人プラン 2,480円 スモールビジネスプラン 4,480円 ビジネスプラン 6,480円 (年払いの場合) | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | マネーフォワード クラウド給与 |
| 無料トライアル | なし | 導入実績 | 課金顧客数400,000以上※(法人向け各サービスの利用事業者総数) |
マネーフォワード クラウド年末調整は、フィンテック領域を中心に事業を展開している株式会社マネーフォワードの年末調整ソフトです。同社は2022年にプライム市場へ移行しています。
マネーフォワード クラウド年末調整は、書類の配布・回収から年税額の計算、法定調書作成、行政機関への電子申告までの業務をクラウド上で完結できます。従業員はPCやスマートフォンから簡単に申告でき、担当者は進捗状況をリアルタイムで確認できます。
同社では他にも「クラウド勤怠」「クラウド給与」「クラウド人事管理」「クラウド経費」などさまざまなソリューションがあり、ボタン1つで簡単に情報を連携できます。
メールやチャットでのサポート体制に加え、サポートサイトで気軽に必要な情報を確認可能です。さまざまな企業規模に対応した料金プランを提供しています。詳細については別途見積もりが必要です。
※出典 マネーフォワード「会計ソフト・労務管理システムならマネーフォワード クラウド」(2025年12月25日閲覧)
奉行Edge 労務管理電子化クラウド
特徴・メリット
- 人事データベース、入社手続き、電子申請に特化
- 同社別シリーズ併用で幅広い労務をカバーできる
- 社員情報は1,000以上の管理項目を利用可能
注意点・改善点
- 法人単位で年間契約が必要
- 単体の導入ではカバーできる業務が限られる
- 月額料金が15,000円~とコストがかかる場合も
| 初期費用(税抜) | 0円 | カバー業務 | 入社手続き、電子申請 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 15,000円~(要年間契約) | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | 給与奉行クラウド |
| 無料トライアル | 30日間あり | 導入実績 | シリーズ累計登録ユーザー82万※ |
奉行Edge 労務管理電子化クラウドは、奉行シリーズを展開する株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供するクラウド労務管理システムです。同社は1981年から事業を開始し、同社は1981年から事業を開始し、OBC上でユーザー登録を完了した数は82万にものぼっています。プライム市場に上場しています。
奉行Edge 労務管理電子化クラウドは、入社時を含む従業員の情報収集機能、社員情報の一元管理機能、電子申請機能、オンライン雇用契約機能を搭載しています。入社手続きはもちろん、退職・産休・育休・転勤・高年齢雇用継続給付・定年後再雇用・正社員登用などさまざまな手続きを効率化できます。
同社シリーズの「給与奉行クラウド」と「総務人事奉行iクラウド」とは自動連携が可能。同社の奉行Edgeには他にも「勤怠管理クラウド」「給与明細電子化クラウド」「年末調整申告書クラウド」「マイナンバークラウド」などのパッケージがあり、組み合わせることでより包括的な労務管理ができます。
導入サポートは有料となり、導入指導(6時間)150,000円、環境構築支援は30,000円~です。なお、導入支援は全国約3,000事業所の認定パートナーへの依頼も可能で、環境構築やデータ移行をはじめ、システム連携・開発、業務コンサルティングなどを受けられます。
※出典:オービックビジネスコンサルタント「労務管理システムの奉行Edge 労務管理電子化クラウド |人事・労務クラウドのOBC 」(2025年12月25日閲覧)
HRMOS労務給与
特徴・メリット
- HRMOS⼈事データベースサービスを基盤に採用から労務給与まで管理可能
- 勤怠データから給与を自動計算
注意点・改善点
- 人材活用プラットフォームとしての利用にはシリーズでの導入が必要
| 初期費用(税抜) | 要問い合わせ | カバー業務 | ・人事管理・契約管理・マイナンバー管理・給与計算・Web明細配信・社会保険届出作成・電子申請・年末調整 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 要問い合わせ | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | |
| 無料トライアル | あり | 導入実績 | シリーズ累計導入社数10万社以上※ |
HRMOS労務給与は、株式会社ビズリーチが提供する人事、労務、給与を一元管理する労務給与システムです。雇用契約書の情報を給与計算に反映できるほか、従業員により入力された扶養家族情報も自動的に社会保険手続きに連携できるため、データの二重入力や転記ミスを防げます。
人事管理に必要な項目を無制限に拡張でき、履歴を含め管理できるため、法令対応や経営レポート作成にも柔軟に対応できます。大量の給与計算処理や社会保険手続きにも対応でき、健保組合や複数の適用事業所にも対応可能です。
さらに、HRMOS採用との連携により、内定者情報を人事データに移行でき、入社前から雇用契約書の作成、確認まで一貫管理できます。人的資本開示に必要な情報をHRMOSだけで管理し、求人への応募時から入社後までの従業員情報を一元管理したい企業におすすめです。
※出典 ビズリーチ「圧倒的につながる「HRMOS(ハーモス)労務給与」 | HRMOS労務給与」(2025年12月25日閲覧)
オフィスステーション 労務
特徴・メリット
- 労働基準法関連含めて118種の帳票に対応
- 給与計算ソフト含めて連携できるシステムが多い
- 交通費申請や出張費申請にも活用できるワークフロー機能搭載
注意点・改善点
- 初期費用がかかる
- 単体の導入ではカバーできる業務が限られる(同社別シリーズあり)
- カスタマイズ性に欠ける(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 100,000円(登録料) | カバー業務 | ・入社手続き・電子申請 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 400円/人 | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | マネーフォワード クラウド給与、給与奉行 i10/i11、給与奉行V ERP10/11、SMILE V2 人事給与、PCA 給与 dx/hyper、PCAクラウド 給与 dx/hyper、給与・法定調書顧問 R4、給与応援 R4 Premium、Weplat 給与応援 R4 Premium、GrowOne 給与SX |
| 無料トライアル | 30日間あり | 導入実績 | シリーズ累計50,000社以上※ |
オフィスステーション 労務は、株式会社エフアンドエムによるクラウド型労務管理システムです。同社は中小企業向けにバックオフィスコンサルティングや士業向けの支援サービスなどを展開し、スタンダード市場に上場しています。
オフィスステーションはアラカルト方式をとっており、労務の他に勤怠・給与・年末調整・給与明細・有休管理・ウェルビーイングのパッケージから好きな機能を選んで導入できます。 豊富な対応帳票が特徴で、社会保険48種・雇用保険27種・労働保険15種・労災保険24種・労働基準関連7種・入社手続き関連5種の計126種に対応しています。
社会保険月額変更対象者検索や到達年齢対象者検索などの検索機能も搭載し、複数事業所管理機能では従業員ごとに所属事業所を登録できます。データ分析機能では、オフィスステーション内の情報を集計して、女性管理職比率や育児休業取得率などをグラフや表で表示可能です。
API連携できる給与計算ソフト・勤怠管理システムも多く、既存システムとの併用も容易です。給与計算ソフトは上記表のとおり、勤怠管理システムは「KING OF TIME」「Touch On Time」「スマートろうむ」「ジョブカン勤怠管理」「クロノスPerformance」と連携できます。
※出典 エフアンドエム「オフィスステーション 労務|労務のあらゆる業務最小化を実現」(2025年12月25日閲覧)
従業員側(入社者)画面は、シンプルなUIで分かりやすい。ペーパーレスが実現し、書類回収、確認のための出社はなくなり、リモートワークもしやすくなった。
・立ち上げ時サポートがあまりなく、入社時は自力で設定するのにやや苦労した。設定時の質問窓口は有料ではなく充実するとありがたい。
かんたん雇用契約 for クラウド
特徴・メリット
- 入退社手続きや契約更新、変更に特化
- 給与届出書、交通費申請書なども電子化できる
- 導入設定、ID設定はベンダーが対応
注意点・改善点
- 単体の導入ではカバーできる業務が限られる
- 文字をもう少し大きく表示するとさらに見やすくなる(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 150,000円~ | カバー業務 | ・入社手続き |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 20,000円~ | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | 要問い合わせ |
| 無料トライアル | あり | 導入実績 | 要問い合わせ |
かんたん雇用契約forクラウドは、セイコーソリューションズ株式会社が提供する雇用契約手続きに特化したクラウドサービスです。セイコーソリューションズは、DXを通じて顧客のビジネスモデルの変革を推進することを目指し、さまざまなITソリューションを提供しています。
かんたん雇用契約forクラウドは入社、契約更新・変更、退職などの際の雇用契約手続きを電子化できます。雇用形態や契約区分ごとに収集する情報や承認フローの設定が可能で、さまざまな雇用形態に対応。
入力チェック機能(選択入力、ポップアップガイド)、画像添付機能、住所・銀行検索機能、電子署名・タイムスタンプ機能、アラート機能(契約更新、外国人従業員の在留期間など)を搭載しています。CSVインポート・エクスポートや駅すぱあと連携による通勤手当計算も可能です。
導入費は100,000円~、月額利用料金は管理する従業員数に応じて20,000円~です。導入時の設定(契約書・入力項目設定、組織情報登録、データ移行)はベンダー側が行ってくれます。
社労夢Company Edition
特徴・メリット
- 帳票作成や電子申請、マイナンバー管理に特化
- 労災給付を含め94種の帳票に対応
- 特に便利だと感じたのは、電子申請がわかりやすい順序であるること(口コミ)
注意点・改善点
- 単体の導入ではカバーできる業務が限られる
- データ保存、抽出がワンクリックでできると良い(口コミ)
- 区分の細かい設定がわかりにくい(口コミ)
| 初期費用(税抜) | 0円 | カバー業務 | ・電子申請・マイナンバー管理 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 45,000円~ | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | - |
| 無料トライアル | 2か月間あり | 導入実績 | カゴメ株式会社、パーソルホールディングス株式会社、株式会社MCEAホールディングスなど |
社労夢Company Editionは、株式会社エムケイシステムが提供する電子申請クラウドシステムです。同社は社会保険労務士に支持されている「社労夢シリーズ」を展開。そのノウハウを活かし、一般企業向けに開発されたのが社労夢Company Editionです。
入社から退職までの従業員のライフイベントに関わるさまざまな申請手続きを一元管理し、進捗状況を可視化できます。現在利用中の人事・給与システムのデータを取り込むことで、二重入力の手間を省けます。
157種類の帳票に対応しており、社会保険・雇用保険・労働保険・労災給付など、各種申請に必要な帳票が用意されています。電子申請後の公文書は必要な情報が一覧化され、ステータスもすぐに把握できます。
複数事業所の従業員情報も一括管理できるため、複数拠点のある大手・中堅企業も利用しやすいでしょう。手続きの進捗状況は色分け表示やアラート機能で管理することで、申請の遅れや漏れを防ぎます。
アラート機能も申請の漏れや遅れを防止するのに役立っており、実務目線で非常に使いやすいツールであると感じる。
UIも比較的オーソドックスで、特に使いにくさは感じない。
社労士事業所連携機能
労務庶務を幅広く管理できる機能
【操作性・他のサービスとの連携面(カスタマイズ性)】
特に難しい操作はなく覚えるのも早いと思います
PCA Hub 労務管理
特徴・メリット
- 身上変更ワークフローに特化
- 専用ヘルプデスクによるサポート
- 操作ログの記録や2段階認証などのセキュリティ体制
注意点・改善点
- PCA 給与シリーズとの連携が必要
- 単体の導入ではカバーできる業務が限られる
| 初期費用(税抜) | 0円 | カバー業務 | ・身上変更ワークフロー |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・料金(税抜) | 150円/人 最低利用料金:月1,500円 | API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト | PCA 給与シリーズ |
| 無料トライアル | 2か月間 | 導入実績 | 要問い合わせ |
PCA Hub 労務管理は、基幹業務系ソフトウェアを企画・設計・開発するピー・シー・エー株式会社が提供する身上申請電子化サービスです。PCAでは給与・会計・人事管理・経費精算・給与明細・年末調整などの多様なソリューションが提供されています。
PCA Hub 労務管理は氏名変更、住所変更、本人連絡先・緊急連絡先変更、通勤経路・通勤費変更、扶養家族変更、口座情報変更の申請書類手続きに対応しています。従業員は上記の変更が生じた際に、オンラインで手軽に申請可能です。
初期費用は無料で月額150円/人、10名から契約できます。2か月間の無料体験も可能です。複数の労務ソフトがパッケージ化された「PCA Hub HR Suite」では、労務管理・給与明細・年末調整の機能を使用でき、2026年3月20日申し込みまでの期間限定で100円/人(10人単位の契約)で提供されています。
PCA Hub 労務管理はPCA給与シリーズとの連携により利用できます。連携するPCA給与シリーズは、クラウド版・オンプレミス版どちらでも可能です。ただし、他社の給与計算ソフトとは連携できません。
労務管理システムの主な機能
サービスによって搭載されている機能は異なりますが、労務管理システムでは次のような機能を利用できます。マストで利用したい機能や興味のあるチェックしておきましょう。搭載機能ごとにサービスを比較している記事もあるので、ぜひ参考にしてください。
【基本機能】
| 機能 | 詳細 | 関連記事リンク |
|---|---|---|
| 入退社の手続き | 入社時における各種保険の資格取得届や申請書、退社時の資格喪失届や離職証明書などを自動作成する | >入社手続き機能を搭載するおすすめ労務管理システム |
| 雇用契約管理 | 従業員の雇用契約書の作成や締結(電子署名)、管理をオンライン上で行える | >雇用契約機能を搭載するおすすめ労務管理システム |
| 身上変更手続き | 住所や氏名の変更、結婚・離婚、子どもの誕生など、身の上に変化が生じた際にシステム上で変更申請を行える | >身上変更手続き機能を搭載するおすすめ労務管理システム |
| 電子申請 | 労務に関する各種申請をe-Govと連携して電子申請できる。行政手続きの申請や届出が多い場合におすすめ | >e-Gov電子申請対応のおすすめ労務管理システム |
| 帳票の自動作成 | 必要な帳票を従業員情報から自動作成できる。帳票作成でのミスが多い場合におすすめ | - |
| マイナンバー管理機能 | 労務担当者によるマイナンバー提供依頼や従業員自身によるマイナンバー入力、本人確認書類のアップロードができる。従業員マイナンバーの管理も行っている場合におすすめ | - |
| 年末調整機能 | 従業員へ一括メールを送信し年末調整に関わるタスクを通知し、申請書の記入・回収もオンラインで行える。年末調整でミスや手戻り、出し忘れが多発している場合におすすめ | - |
| Web給与明細 | Web上で閲覧できる給与明細を発行できる | >Web給与明細機能を搭載するおすすめ労務管理システム |
【その他の機能】
| 機能 | 詳細 | 関連記事リンク |
|---|---|---|
| ToDo管理 | ToDoリストを作成し、各手続きの進捗状況を管理できる | >ToDo管理機能を搭載するおすすめ労務管理システム |
| 在留資格管理 | 外国人従業員の在留資格に関する情報管理できる | >在留資格管理機能を搭載するおすすめ労務管理システム |
| 契約更新日通知 | 雇用契約の満了日や在留期限の満了時期を事前に通知する | >契約更新日通知機能を搭載するおすすめ労務管理システム |
【労務関連機能】
勤怠管理や給与計算、経費計算などの機能は、汎用パッケージサービスに搭載されていることがあります。また、特化シリーズタイプの労務管理システムでも、別シリーズとして提供されていることが多いです。
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| 出勤・シフト・労働時間の管理 | 出勤・シフト・労働時間など勤怠管理を行える |
| 有給管理・休暇管理 | 有給の申請や管理を行える |
| 給与計算 | 自動で給与計算や税計算ができる |
| 経費・交通費精算 | 経費精算をサービス単体、もしくはサービス連携で行える |
| ワークフロー機能(承認・申請機能) | 各種申請や承認をシステムで行える |
導入経験者に聞いた!労務管理システム選びの注意点
操作性やカスタマイズ性は問い合わせやデモ・トライアルで確認する必要があります。企業によって扱いやすいと感じる点や、カスタマイズしたい内容などが異なりやすいためです。
いくつかサービスを絞り込んだら、自社で行いたい運用を具体的に伝え、実際に操作してみることが重要です。
操作性やカスタマイズ性についてどのような声があるのか、BOXIL編集部が労務管理システムを導入した方に行ったインタビューをもとに紹介します。
また、サポート体制が充実しているかは安定運用に至るまでに重要なポイントです。チャットや電話、Web会議などどの方法でどこまでサポートしてもらえるかを聞いてみましょう。
なお、導入時の設定や専任サポートは有料のケースがあります。導入に自社でどれだけリソースを割けるか、クラウドサービスの導入に知見のある従業員がいるかも確認しておきましょう。
労務管理システムの比較ならBOXIL
労務管理システムを選定する際には、次のポイントを比較するとよいでしょう。
- カバーしたい業務範囲
- 料金、無料プランの有無
- 作成が必要な帳票
- 健康保険組合への電子申請の要否
- 既存の給与計算ソフトとの連携可否
サービス比較を負担に感じているのであれば、BOXILでのサービス資料請求がおすすめです。BOXILならサービス提供会社が作成した紹介資料をまとめて入手できます。
\ 稟議や社内提案にも使える!/


