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【30秒でわかるこの記事の結論】Salesforce・Dynamics 365・esm(eセールスマネージャー)の比較と選び方
・Salesforce:圧倒的な拡張性を誇り、複雑な営業プロセスの標準化や高度なカスタマイズを求める企業向け
・Dynamics 365:Microsoft 365との連携に優れ、既存のMicrosoft環境を活かした全社的なデータ統合に最適
・esm(eセールスマネージャー):入力負担の少なさが特徴で、営業現場での確実な定着とマネジメント強化を重視する企業に推奨
→どのツールも基本機能は網羅しているが、マーケティング機能の充実度や既存インフラとの相性に違いがある。機能の多さだけでなく「現場が使い続けられるか」「既存システムとどう連携するか」を基準に選定することが導入成功の鍵
CRMとは
CRMとは、Customer Relationship Managementの略称です。顧客関係管理と訳せることから「顧客管理システム」のことを指す場合が多くあります。
「顧客との関係性を管理する手法」の訳からもわかるように、広い意味では、企業の戦略やプロセスも含めて、顧客との関係を強化していく考え方を指します。これをIT技術で効率化するのが「CRM」です。
次の記事では、CRMの基本情報をより詳しく解説しています。
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注目のCRM、サービス資料まとめ
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注目のCRM製品3選基本情報
まずピックアップするのは、世界シェアNo.1※を誇る「Salesforce(セールスフォース)」です。続いてそれを猛追するMicrosoftの「Dynamics 365」、国産のCRM/SFAソリューションである「esm(eセールスマネージャー)」の3製品です。
まずはそれぞれの基本的な情報を紹介します。また、今回紹介する3サービスのさらなる詳細は次のボタンからご覧いただけます。
※出典:セールスフォース・ジャパン「Salesforce、12年連続で世界No.1 CRMプロバイダーに選出 – Salesforce」(2026年3月23日閲覧)
Agentforce Sales(旧Sales Cloud)
Salesforce Sales Cloudは、世界シェアNo.1※を誇るクラウド型総合営業支援システムです。
営業向けCRMプラットフォームをベースに、AIによる自動化で見込み顧客をスコアリングしていきます。情報を集約し優先順位をつけることで、スピーディーに意思決定します。
カスタマイズ可能なCRMを持つEnterpriseプラン、無制限のサポートが受けられるUnlimitedプランも用意されているのが特徴です。
※出典:セールスフォース・ジャパン「Salesforce – セールスフォース・ジャパン」(2026年3月23日閲覧)
esm(eセールスマネージャー)
esm(eセールスマネージャー)は、集客、案件管理、顧客管理、アフターフォローまでを一元管理できるCRM/SFAツールです。
ドキュメントの内容を分析して自動入力したり、質問に回答する形式でナレッジを提供したりできるAIコンシェルジュ機能を備えています。
また、スマートフォンからのアクセスにも優れており、現場からのリアルタイムな報告や顧客情報の確認が可能です。
Microsoft Dynamics 365
Microsoft Dynamics 365 は、Business Central・Sales・Customer Serviceなどの複数ツールを統合したクラウド型顧客管理システムです。個別または複数のツールを組み合わせられます。
時間や場所に関係なく情報を提供することで、迅速かつ最適な判断を可能にします。これにより、顧客満足度は最大化されるでしょう。一元化された情報を共有することでデータ分析を容易にし、最適な戦略の立案を実現します。
3製品の価格を比較
システムやツールの導入を検討する際は、機能だけでなく、導入費用・運用コストを含めた「価格」の重要性も非常に大きいでしょう。
そこで、導入費用・運用コストを含めた価格を比較し、紹介します。
Salesforceのプランと料金
| プラン | 初期費用 | 利用料金 | 無料期間 | 向いている企業規模 |
|---|---|---|---|---|
| Starter Suite | 0円 | 月額3,000円/1ユーザー | 30日間無料 | 10ユーザーまでの中堅・中小企業向け |
| Pro Suite | 0円 | 月額12,000円/1ユーザー | 30日間無料 | あらゆる規模 |
| Enterprise | 0円 | 月額21,000円/1ユーザー | 30日間無料 | あらゆる規模 |
| Unlimited | 0円 | 月額42,000円/1ユーザー | 30日間無料 | あらゆる規模 |
| Agentforce 1 Sales | 0円 | 月額66,000円/1ユーザー | 要問い合わせ | あらゆる規模 |
「Starter Suite」、スタンダードな「Pro Suite」のほか、細かいカスタマイズが可能な「Enterprise」もあります。ほかにも無制限のCRM機能とサポートが付帯される「Unlimited」、組み込みのAIと統合データを備えた「Agentforce 1 Sales」といったラインナップです。
Dynamics 365のプランと料金
| プラン | 初期費用 | 利用料金 | 無料期間 | 向いている企業規模 |
|---|---|---|---|---|
| Professional | 要問い合わせ | 月額9,745円/1ユーザー | 30日間無料 | あらゆる規模 |
| Enterprise Edition | 要問い合わせ | 月額15,742円/1ユーザー | 30日間無料 | あらゆる規模 |
| Premium | 要問い合わせ | 月額22,488円/1ユーザー | 30日間無料 | あらゆる規模 |
Business Central/Sales/Customer Insights/Customer Service/Contact Center/Field Service/Supply Chain Management/Finance/Project Operations/Human Resources/Commerceにわかれており、それぞれ価格が異なります。
表はCRMにあたるSalesのもので、月額料金は年払いの月額換算です。
esm(eセールスマネージャー)のプランと料金
| プラン | 初期費用 | 利用料金 | 無料期間 | 向いている企業規模 |
|---|---|---|---|---|
| Basic | 要問い合わせ | 月額3,500円(税抜) | 無料トライアルあり | 5名~30名 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 月額12,500円(税抜) | – | 5名~ |
ノーコードツールのesm appliのプランもあります。
「Dynamics 365」ではオンプレミスが、「esm(eセールスマネージャー)」ではオンプレミスとホスティングサービスが選択可能です。ここではすべて「クラウド」での価格比較としています。
多数のユーザーがCRMを利用するケースでは、オンプレミス環境で構築したほうが、安上がりになることも考えられます。この点も念頭において、検討しましょう。
3製品の営業支援機能を比較
次に、営業支援機能について比較します。
営業支援機能とは
営業支援機能は、スタッフが「効率的に営業できるように支援する」ための機能です。この部分を「SFA」として切り分けるシステムも存在しますが、今回紹介する3製品はいずれも充実したSFA機能を有しています。
営業支援機能を比較
それでは、機能比較していきます。
営業活動管理と日報について詳しく調べたい方は、下の記事を参考にしてください。
| Salesforce | Dynamics 365 | esm(eセールスマネージャー) | |
|---|---|---|---|
| 営業活動管理 | ○ | ○ | ○ |
| 日報管理 | ○ | ○ | ○ |
| カレンダー共有 | ○ | ○ | ○ |
| 商談管理 | ○ | ○ | ○ |
| 見積り | ○ | ○ | ○ |
| 売上予測 | ○ | ○ | ○ |
| 商品管理 | ○ | ○ | ○ |
| 契約管理 | ○ | ○ | ○ |
| 文書管理 | ○ | ○ | ○ |
| 顧客資産管理 | ○ | △ | △ |
| 多通貨管理 | ○ | ○ | ○ |
| 分析レポート | ○ | ○ | ○ |
それぞれが商談管理、見積もりから分析までの営業支援機能をまんべんなく備えていることがわかります。
SalesforceやDynamics 365には、自社製品との連携が容易にできるメリットもあります。一方、esm(eセールスマネージャー)は他社MAやCRMとスムーズに連携でき、甲乙つけがたいところです。
3製品の顧客サービス機能を比較
顧客サービス機能について比較します。
顧客サービス機能とは
ここでは、顧客サービス機能を、顧客からの問い合わせや要望に対応する機能とします。
近年、CRMでは「顧客ロイヤリティ化」が重視されています。これを実現するため、マルチチャネルでの顧客対応やサポート機能が注目され、カスタマーサポートで活用されています。顧客サポート機能はこれにも一役買っています。
SalesforceやDynamics 365では、こうしたカスタマーサポート向けの機能も搭載されています。一方esm(eセールスマネージャー)でのCRM機能は、あくまでも営業活動の支援に特化しているのが特徴です。付随したマーケティングやナーチャリングに特化しているともいえるでしょう。
esm(eセールスマネージャー)は、これらを補完する連携機能が充実しており、逆にいうと営業部での活用に強みを発揮するかもしれません。
顧客サービス機能を比較
顧客になった後は、「顧客ロイヤリティ化」が欠かせません。近年ではOne to Oneマーケティングや、マルチチャネル対応まで必要とされるようになってきました。
| Salesforce | Dynamics 365 | eセールスマネージャー | |
|---|---|---|---|
| 電話受付 | ○ | ○ | ○ |
| メール受付 | ○ | ○ | ○ |
| 案件管理 | ○ | ○ | ○ |
| FAQ作成 | ○ | ○ | ○ |
| マルチチャネル | ○ | ○ | ○ |
| カスタマーポータル | ○ | ○ | ○ |
| CTI連携 | ○ | △ | ○ |
上述したように、esm(eセールスマネージャー)は、CRM機能を充実させたSFAであるといえます。営業支援における顧客管理機能は問題なく搭載されています。しかし、顧客獲得後のロイヤリティ向上には必ずしも重点が置かれているわけではありません。
これに対し、SalesforceやDynamics 365では、自社の多様な製品ラインナップを組み合わせることで、非常に高い柔軟性を実現しています。一方、esm(eセールスマネージャー)にも充実した連携機能があるため、柔軟性の高い運用が可能です。
3製品のマーケティング機能を比較
マーケティング機能について比較します。
マーケティング機能とは
営業に案件を渡す前の段階で、獲得したリードを見込み顧客として育成することをナーチャリングといいます。これをステップメール配信やキャンペーン管理により実現する機能がマーケティング機能です。
獲得したリードを見込み顧客として育成する過程で、顧客の状態を「スコアリング」して振り分けます。そして状況に最適な施策を実行していくのが、マーケティングオートメーション(MA)であり、MAツールです。
SalesforceとDynamics 365でも、ある程度のことはカバーできます。しかし、より正確にマーケティングしていきたいのであれば、MAツールを導入したほうが効率的でしょう。
3製品とも連携機能は持っていますが、複数ツールを併用するのであれば、運用コストの低いesm(eセールスマネージャー)を選択するのがおすすめです。そして、必要に応じたMAツールを組み合わせるのがコスト的にはよいでしょう。
マーケティング機能を比較
それぞれのマーケティング機能を比較していきます。
| Salesforce | Dynamics 365 | esm(eセールスマネージャー) | |
|---|---|---|---|
| 一括メール配信 | ○ | ○ | x |
| ソーシャルメディア連携 | ○ | ○ | x |
| キャンペーン管理 | ○ | ○ | △ |
この分野でも、SalesforceとDynamics 365は豊富な機能を搭載しているのがわかります。しかし、SalesforceやDynamics 365以上にマーケティング機能が充実したMAツールもあります。
マーケティング業務でもツールを活用したい場合は、他ツールとの併用や別サービスの導入も検討してみるとよいでしょう。
3製品の口コミ・評判を比較
3製品の評判、口コミを紹介します。
Salesforceの口コミ
Dynamics 365の口コミ
esm(eセールスマネージャー)の口コミ
結局、どのCRMがおすすめなのか?
CRMは「何をどこまで管理したいか」と「既存システムとどうつなぐか」で、最適な製品が変わります。Salesforce・Dynamics 365・esm(eセールスマネージャー)について、導入目的別におすすめのケースを整理します。
Salesforceがおすすめなケース
Salesforceがおすすめなのは、次のような企業です。
- 案件数や顧客数が多く、管理項目も増えがち
- 部門横断で情報を集約し、共通の営業プロセスを作りたい
- 自社の業務に合わせて画面や項目、承認フローを細かく設計したい
- レポートやダッシュボードで状況を可視化し、改善を回したい
- 連携アプリや拡張機能を使い、段階的に機能を増やしたい
Salesforceはカスタマイズ性と拡張性が高く、複雑な営業プロセスを標準化したい企業と相性が良いCRMです。営業活動の記録や商談管理だけでなく、権限設計や自動化、分析まで一つの基盤で整えられるため、運用ルールを作り込むほど効果が出やすいでしょう。
また、周辺サービスとの連携や追加機能の選択肢が多く、事業拡大に合わせて運用を育てられる点も強みです。
Dynamics 365がおすすめなケース
Dynamics 365がおすすめなのは、次のような企業です。
- Microsoft 365(Outlook、Teamsなど)を日常業務で使っている
- 基幹やデータ基盤を含め、Microsoft系の環境で統一したい
- 部門ごとに必要な機能を選び、段階的に導入範囲を広げたい
- Power Platformで業務アプリや自動化を内製・改善していきたい
- 国内外の拠点を含め、全社で共通のデータ活用を進めたい
Dynamics 365はMicrosoftのエコシステムと組み合わせて価値が高まるCRMで、既存のMicrosoft環境を活かしたい企業に向く製品です。メールやチャットなど日々の業務とCRMを行き来しやすく、入力負荷を抑えながら活動履歴を蓄積しやすい点が魅力でしょう。
さらに、データ連携や業務自動化をPower Platformで拡張しやすいため、現場の改善サイクルを回したい企業にも適しています。
esm(eセールスマネージャー)がおすすめなケース
esm(eセールスマネージャー)がおすすめなのは、次のような企業です。
- 営業日報や活動記録が定着せず、情報が属人化している
- 既存の営業スタイルを大きく変えずに、記録の質と量を上げたい
- 商談状況の見える化と、上司のフォロー体制を強化したい
- 国内企業向けの運用設計やサポートを重視したい
- 現場が使い続けられる画面設計や入力導線を優先したい
esm(eセールスマネージャー)は、営業現場の入力負担を抑えながら、活動の可視化と組織的な営業管理を進めたい企業に向くCRMです。日々の行動や案件状況を積み上げやすい設計を前提にしているため、「まず記録を定着させたい」という課題の解決に役立ちます。
蓄積した情報をもとに、進捗の遅れや対応漏れを早めに発見しやすくなるので、マネジメントの立て直しにも効果が期待できます。
補足:機能拡張を実現するマーケットプレイス
豊富な機能を搭載しているシステム/ツールでも、機能すべてを備えているとは限りません。
esm(eセールスマネージャー)では、そのようなケースに備えて柔軟な連携機能を搭載しています。SalesforceとDynamics 365では、専用サイトで機能を追加できる「マーケットプレイス」が用意されています。
導入検討の際には、こちらも参考にするとよいでしょう。
| Salesforce | Dynamics 365 | |
|---|---|---|
| マーケットプレイスの名称 | AppExchange | Microsoft AppSource |
今回紹介した3サービスの資料を下から無料DLできます。導入を検討されている方はこちらもあわせてご覧ください。
それぞれの性格を把握した使いこなしが重要
主要CRM製品である「Salesforce」「Dynamics 365」「esm(eセールスマネージャー)」の詳細を解説してきました。
CRM機能を充実させたesm(eセールスマネージャー)、包括的な機能を持つSalesforce、ERPの機能も提供可能なDynamics 365。各サービスで顧客管理に対する考え方、アプローチに大きな違いがあります。
3製品ともSFAとしての機能は同等です。SFAの機能しか利用しないのであれば、インターフェースの使い勝手が選択の基準になり得るでしょう。
国産ツールであるesm(eセールスマネージャー)にアドバンテージがあるかもしれませんが、CRM機能に注力するのであれば事情は異なります。ニーズを明確にし、さまざまなツールを使いこなす前提で、検討するとよいでしょう。
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