Slack vs Microsoft Teams比較 | 人気ビジネスチャットツールの機能・価格を比較

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SlackとMicrosoft Teamsは、どちらも優秀なビジネスチャットツールです。しかし、「同じようなサービス」という言い方では語れない特徴やメリットの違いがあります。そこで、両者の機能や価格を徹底的に比較しそれぞれの特徴の違いまでを解説します。

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ビジネスチャット導入が進んでいる背景

LINEをはじめとしたチャットツールは、気軽にコミュニケーションを取れる便利なツールとして広く普及しています。ビジネスシーンでも、リアルタイムなコミュニケーションが必要とされるため、チャットツールを導入する企業が増えています。

チャットツールをビジネス向けに改良し、セキュリティやタスク管理などの機能を備えているのがビジネスチャットツールです。

ビジネスチャットツールは、メールや電話に比べて連絡と意思決定がスピーディーなこと、グループごとに情報を共有しやすいこと、ノウハウの蓄積に役立つことなどが特徴です。また、リモートワークやテレワークなど働き方改革につながる情報共有ツールとしても注目されています。

チャットツールのなかでも、世界で8.5万社以上が有料プランを導入している「 Slack 」(2025年5月時点)と、100万社以上で利用されているOffice 365付随のサービス「 Microsoft Teams 」(2025年5月時点)とを比較しながら紹介していきます。

Microsoft TeamsとLINE WORKSの選び方
カスタマイズ性や連携など機能性を重視するなら「Slack」がおすすめ
豊富なアプリやOfficeと連携するなら「Microsoft Teams」がおすすめ

>>SlackとMicrosoft Teams以外のチャットツールを比較したい方はこちら
>>SlackとChatworkを比較したい方はこちら

SlackとMicrosoft Teamsの基本情報

種類としては同じチャットツールをリリースする両者ですが、ツールへの考え方は異なります。それぞれの概要とともに、両者を簡単に比較してみましょう。

Slackとは

会社名:Slack創業:2013年
本拠地:アメリカ(サンフランシスコ)

Slack は、アメリカサンフランシスコに拠点を置くSlack Technologies, Incが提供しているチャットツールです。2014年のサービスローンチ以降、100か国以上の企業で活用され、週間アクティブユーザー900万人という急成長を遂げています。

創業者は写真共有サービスであるflickr(フリッカー)を創業したButterfield氏です。Slackは後発・新興にもかかわらず、使いやすいインターフェースや遊び心の効いた仕様、多様なツールとの連携により、エンジニアを中心に人気があります。今では、SaaSを代表するサービスといえるでしょう。

2017年11月17日には日本語版もローンチされ、国内でも利用企業が増加しています。

Slackの使い方や事例も知りたい方は、次の解説記事をご覧ください。

Microsoft Teamsとは

会社名:マイクロソフト コーポレーション法人設立:1981年6月25日(創業1975年)
本拠地:アメリカ(ワシントン州)

マイクロソフトコーポレーションは、世界でもっとも利用されているOS「Windows」の開発を行っているほか、古くからMicrosoft Officeなどのビジネスアプリケーションもリリースしています。近年ではAzureなどのクラウドプラットフォームにも注力しつつ、 Office 365 による統合的なビジネスソリューション戦略を展開しています。

Microsoft Teams 」は、その戦略を一歩推し進めました。ビジネスコミュニケーションをさらに円滑にするチャットツールとして、2016年11月よりサービスを開始しました。

Microsoft Teamsの豊富なコミュニケーション機能は、すべての法人向けOffice 365ユーザーに無償提供されるほか、サブスクリプション(定期期間の利用権利を購入する料金形態)での利用も可能です。

SlackとMicrosoft Teamsの比較・違い

SlackとMicrosoft Teamsは、どちらも連携機能に強みがあります。Slackは、コミュニケーションツールに特化しつつ、数多くのアプリと連携して多様な使い方ができます。一方で、Microsoft Teamsも多様なアプリ連携が可能でありながら、Office 365のサービスとも連携でき、Office製品を使う企業と相性が良いのが特徴です。

SlackとMicrosoft Teamsの機能や料金の違いは次のとおりです。

SlackとMicrosoft Teams 機能比較表

タスク機能は、連携すればSlackでも実現できます。しかし、Microsoft Teamsになら始めから搭載されているので、簡単に利用開始できます。

Microsoft Teams Slack
タスク機能
社外コミュニケーション×
メール連携
ファイル添付
既読・未読××
検索
メンション

SlackとMicrosoft Teamsの連携サービスについて紹介します。

Slackの連携サービス

Slackの連携サービス

Slackは、プロジェクト管理ツールの「 Asana 」やオンラインストレージの「 Dropbox 」などと連携できます。

また、上記以外にもWeb会議システムの「 Zoom 」や勤怠管理システムの「 ジョブカン勤怠管理 」など、2,200を超える外部サービス・アプリと連携が可能です。

Microsoft Teamsの連携サービス

Microsoft Teamsの連携サービス

Microsoft Teamsは、プロジェクト管理ツールの「 Asana 」や電子契約システムの「 Adobe Acrobat Sign 」などと連携できます。

SlackとMicrosoft Teams価格比較表

Microsoft Teamsは、OneDriveやOffice365の基本機能も併用できます。それに対してSlackは多彩な連携機能を備えており、連携アプリ数は300種以上を超えているためビジネスチャットだけにとどまらない活用が可能です。そのため、どちらもコストパフォーマンスに優れたツールだといえます。

また、無料トライアルや無料プランを利用することで、どちらが便利か検証していくのも良いでしょう。

Microsoft Teams Slack
サービス内容ビジネスチャット他、オンラインストレージや通話機能つきビジネスチャット、300種以上のアプリ連携
初期費用
利用料
月額/ユーザー599円〜(年間契約時)925円〜
無料トライアル×
無料プラン×

SlackとMicrosoft Teamsの詳しい特徴

SlackとMicrosoft Teamsの共通点を含め、もう少し両者の違いを掘り下げてみましょう。

SlackとMicrosoft Teamsに共通する特徴

SlackとMicrosoft Teamsに共通している特徴を挙げると、次のようになります。

  • メール連携
  • ファイル添付
  • 検索
  • メンション

ファイル添付に関しては、Microsoft TeamsでSharePointやOneDriveの大容量ワークスペースが活用できるのが魅力です。他方、Slackならスタンダードプランで、ユーザーごとに10GB以上のワークスペースが利用できます。(無料プランはチームで5GB)

Slack

株式会社セールスフォース・ジャパン

Slack は、元々、オンラインゲーム開発時に使うコミュニケーションツールとして作ったものでした。それもあって、エンジニアの多いIT系の企業やスタートアップでは特に人気があります。

アプリでの利用が一般的ですが、ブラウザでの利用も可能です。これにより多くの場所でSlackを確認できます。また、ファイル共有の簡単にできたり、独自の絵文字を作成できたりします。

オリジナルのカスタマイズが豊富

独自の絵文字作成も可能ですが、SlackではオープンAPIを利用することで、独自のbotを開発、カスタマイズするのも可能です。

連携アプリの数は2,600以上。「Trello」や「@MUST-READ」との連携により、Slackだけでは不可能な「タスク管理」も行えます。

エンジニアライクなこと

IT企業やスタートアップで活用されやすいSlackでは、snippetという「プログラミング言語を投稿できる」機能があります。使いやすいシンプルなインターフェースを備えながら、エンジニア間のコミュニケーションも円滑にできる特徴を備えています。

こうしたエンジニアライクな特徴はファイル共有の容易さにも表れています。また、Slack内でファイル共有するときは、サムネイル表示されます。

さらにSlackについて知りたい方は、下から資料をDLするとより深く調べられます。ぜひご利用ください。

Microsoft Teams

Microsoft Teams は、Office 365を利用する企業が、チームワークを向上できるように開発されました。

月額599円からのBusiness Essentialsから利用可能です。Business、Business Puremiumであればデスクトップ版のOfficeも付属され、ローカル環境でも利用できます。これらはMicrosoftのサイトにて購入できます。

Windows PCもしくはMacの5デバイス、スマートフォンの5デバイス、タブレットの5デバイス、1ライセンスで計15台までのデバイスにインストールできます。

Office 365のアカウントで利用可能

デスクトップ版のOffice 365が付属しない、クラウド版のBusiness Essentialsでも「クラウド版Officeが利用」できます。つまり、法人向けのOffice 365を活用している企業は、無料でTeamsを使えます。

プランによっては、「HD画面での大規模会議」や、強固なセキュリティ環境も実現可能です。ただし、家庭版Office 365では「Teams」を利用できません。

タスク管理機能

すでに解説したように、Microsoft Teamsでのタスク管理機能はOutlookやPlanner、Slackでも利用可能なTrelloなどとの連携で実現されています。

しかし、使い勝手の良さはSlackを上回るでしょう。Microsoft Teamsでは、アプリ内で利用しているような感覚になれるため、メリットは大きいでしょう。

また、Microsoft Teamsにも、ワークスペースを拡張する、開発者用プラットフォームがあります。これにより、独自のボットを組み込んだ業務自動化、200以上のクラウドサービス連携などが可能です。

さらに詳しく知りたい方は下のリンクから、公式サイトへ飛べます。

SlackとMicrosoft Teamsの使い分け

どちらも多機能で利用者の多いSlackとMicrosoft Teamsですが、どちらをどのように使うべきでしょうか。

多人数のビデオ会議利用が多いなら、Microsoft Teams

多人数でのビデオ会議が多いなら、Microsoft Teamsがおすすめです。Slackは最大50人ですが、Microsoft Teamsの場合は300人まで参加可能です。大企業などで多人数でのビデオ会議開催の機会が多いなら、Microsoft Teamsをメインにしておくとよいでしょう。

テキストコミュニケーション重視なら、Slack

文字ベースのコミュニケーションを使うことが多いなら、Slackがおすすめです。Slackはカスタム絵文字をはじめとして、遊び心のあるコミュニケーションツールが揃っています。

とくにテレワークメインの業務なら、ちょっとした絵文字でのコミュニケーションも社員同士の交流につながります。社内SNSとして利用するのもおすすめですよ。

SlackとMicrosoft Teamsの評判・口コミを比較

SlackとMicrosoft Teamsの評判・口コミをそれぞれ紹介します。

Slackの評判・口コミ

総合評価
4.32
【Slack連携通知】
5/5
経理・財務部門
・他のSaaSツールとの連携ができるところが便利。
例)ジョブカン・マネーフォワードクラウド経費、など
・アンケート機能もありアンケート取りたい時活用できる
・スレッド機能がありなおかつチャンネルにも投稿できるので必要なメッセージがそこまで流れてしまわない
公開日: 2020/11/30
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機能が豊富なチャットアプリ
5/5
営業・販売部門
まずUIが非常に良いと感じます。初めて利用したときも非常にわかりやすく使いやすいチャットツールだと感じました。
またスタンプ機能などが豊富で、オリジナルのスタンプなども作ることができるので遊び心を持って使うこともできるのも魅力です。
公開日: 2020/11/28
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タスク管理にもっと特化を
4/5
営業・販売部門
組織内の情報伝達システムにおいて、これほど良いものはないが、まだ改善して欲しい点があるため4点とした。具体的にはタスク管理をやりやくする更なる高次の機能が欲しい。また使い方がはじめはわかりにくいので、説明するでもをもっと充実させたりいつでも見返せるようにして欲しい。
公開日: 2020/11/30
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スレッドとリアクション、連携サービスの多さが便利
4/5
情報システム部門
ほかのチャットサービスも利用していますが、スレッド機能、投稿へのリアクション機能と、連携できるサービスの多さやカスタマイズの多様性から、もっとも便利なビジネスチャットだと感じています。
公開日: 2020/11/24
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エンジニア特化型
3/5
BOXILが口コミ投稿に謝礼をお渡ししています
営業・販売部門
まずは物は試しということで、一度導入を致しました。
チーム間連携における操作のしやすさはSaas内でのトップクラスかと思いました。
ただやはり、TeamsやZoomに比べるとまだ導入している社外の方が少ない様に感じるので、導入を一度しましたが取りやめました。、
公開日: 2020/11/26
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Microsoft Teamsの評判・口コミ

総合評価
4.11
リモートワークには必須のコミュニケーションツール
5/5
BOXILが口コミ投稿に謝礼をお渡ししています
営業・販売部門
ビジネスチャットもビデオ会議システム機能も備わっているので、リモートワークの際に便利です。 特にコロナ禍で、クライアントとの対面での会議ができなくても、Microsoft Teamsはストレスなく会議することができました。
公開日: 2020/11/30
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ニューノーマル時代に必須。会議の設定も簡単。
5/5
BOXILが口コミ投稿に謝礼をお渡ししています
人事部門
office365との親和性が良いのはもちろんのこと、使いやすいUIです。コロナ禍で、ソーシャルディスタンスや、移動制限がかかるなか、取締役会などの開催時に大変役に立ちました。会議にも使えるし、外部の方も会議に招待できるし大変便利です。
公開日: 2020/11/28
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お客様に合わせて使用しています
4/5
BOXILが口コミ投稿に謝礼をお渡ししています
マーケティング部門
WEB会議の際には基本zoomを使用しておりますが、お客様によっては「Teamsで!!」という方が多くいらっしゃいます。Outlookとの相性がいいことからも、スケジュール共有において非常に便利です。
公開日: 2020/11/28
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カレンダーとの連動性が高い!
4/5
BOXILが口コミ投稿に謝礼をお渡ししています
人事部門
社内のデスクトップPCはWINDOWSなので、クライアントとOUTLOOKを使用してメールでやり取りをしている中メールから連動させてWEB商談の日程を予定することができる。いちいちカレンダーを立ち上げる必要がなくなった。
公開日: 2020/11/24
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フォルダ管理をしやすくして欲しい!
3/5
BOXILが口コミ投稿に謝礼をお渡ししています
情報システム部門
他社ユーザーともファイル共有をフォルダでできることはとても便利であるが、いくつか不便な点あり。•複数ダウンロードした際に、エクスプローラ経由でないと、正しく解凍できない。
•ファイルの移動を行いたい際、移動対象を複数指定できない。
•一度ダウンロードしないと、ファイルの修正がしにくい。
公開日: 2020/11/21
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ITライクなSlack、ビジネスライクなMicrosoft Teams

どちらもビジネスチャットの基本機能を兼ね備えながら、多数アプリとの連携が可能です。さらに、柔軟なカスタマイズや独自のアプリ開発もできるので、ビジネスコミュニケーションの中核として活用できるでしょう。

ITリテラシーの高いスタートアップやエンジニアに絶大な人気を誇るのがSlack。一般的なビジネスアプリとして、またOffice 365の連携アプリとして、幅広い企業に活用されそうなのがMicrosoft Teamsです。場合によっては使い分けてみるのもおすすめです。

無料プランやトライアルで試して、自社で実現したいコミュニケーションに即したビジネスチャットツールを導入しましょう。

Microsoft TeamsとLINE WORKSの選び方
カスタマイズ性や連携など機能性を重視するなら「Slack」がおすすめ
豊富なアプリやOfficeと連携するなら「Microsoft Teams」がおすすめ

次の記事では、Slack、Microsoft Teamsも含む20以上のチャットツールを紹介しています。

>> 【社内用】グループチャット・ビジネスチャットツール比較 はこちら

SlackとMicrosoft Teams以外のおすすめツール

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