エンゲージメント率とは?定義・計算方法 - Facebook・Instagram・X(旧Twitter)の違い

FacebookやInstagram、X(旧Twitter)といったSNSを活用したマーケティングでは「エンゲージメント」を意識する必要があります。
しかし、まだまだ「エンゲージメント」っていったい何?といった人も多いのではないでしょうか?これからSNSマーケティングを強化していきたい方、これからはじめたいと考えている方のために、エンゲージメントやエンゲージメント率、計算方法や高め方について説明していきます。
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- エンゲージメントとは?
- エンゲージメント率とは
- エンゲージメント・マーケティングとは
- エンゲージメント率が高いと露出のチャンスが増える
- エンゲージメント率は高くても成果が出ない場合もある
- SNS運用におけるエンゲージメント率の重要性
- 現状把握が可能になるため
- アカウント運用の成果につながるため
- エンゲージメント率を高める方法
- 適切なペルソナ設定
- ペルソナ像やタイミングに最適なコンテンツの用意
- ブランディングやストーリーに一貫性がある
- ユーザーとのコミュニケーションやリアクションをする
- 動画コンテンツも用いる
- Facebookでのエンゲージメントの定義
- Facebookでのエンゲージメント率の計算方法
- Instagramでのエンゲージメントの定義
- Instagramでのエンゲージメントの計算方法
- X(旧Twitter)でのエンゲージメントの定義
- Xでのエンゲージメントの計算方法
- 企業のSNS活用にはエンゲージメント率に注意を
- BOXILとは
エンゲージメントとは?
エンゲージメントは直訳すると「約束」「契約」などの意味があります。マーケティングにおいては、企業と消費者の結びつきや消費者のブランドに対する思い入れなど、消費者と企業の絆や深い関係性などを表す言葉です。
SNSの登場以降、エンゲージメントはSNSの効果測定の数値を表す指標としても使われています。SNS上では企業と消費者が対等な関係でやり取りできる部分があり、消費者からブランドへの積極的な関与がマーケティング用語としての「エンゲージメント」を表します。
エンゲージメント率とは
エンゲージメント率とは、ひとつの投稿に対して各SNSが定める「エンゲージメント」が発生した割合です。エンゲージメント率の値により、ひとつの投稿に対する閲覧者の反応の度合いを把握できます。また、企業と顧客のエンゲージメントを把握する目安となります。
エンゲージメント・マーケティングとは
エンゲージメント・マーケティングとは、商品やサービスをよりよくするための「共創活動」を推進していくマーケティング手法のことをいいます。企業やブランドが生活者との間でより深い関係性を築き、単なる商品やサービスの消費者としてだけでなく、商品やサービス・企業価値を「自分事」として捉えてもらい関係の強化を図ることで売り上げ向上を目指します。
エンゲージメント率が高いと露出のチャンスが増える
高いエンゲージメント率の投稿は、ユーザーから多くの関心や反応を得ていると推測できます。そのため、プラットフォームのアルゴリズムによって質の高い投稿と判断され、投稿やアカウントの露出を増やせる可能性が高まります。たとえば、Instagramのアルゴリズムでは、エンゲージメント率が表示順位や評価に影響する指標の一つです。
そのため、エンゲージメント率を高めることで、結果として、より多くのユーザーに閲覧される可能性を高める効果が期待できます。
エンゲージメント率は高くても成果が出ない場合もある
通常、エンゲージメント率は高いほど効果的な運用ができていると判断できますが、数値が高くても効果や成果につながらないケースもあります。
たとえば、エンゲージメント率の高さが、炎上のようなネガティブな要因によるものである場合が該当します。炎上によってある投稿のエンゲージメント率が高まっても、他の投稿でエンゲージメント率が低い場合は、ユーザーからの反応や共感が得られているとは言えないでしょう。
そのため、数値だけを見るのではなく、ユーザーがどのような反応をしたのかについても分析するする必要があります。
SNS運用におけるエンゲージメント率の重要性
SNSの運用では、エンゲージメント率は重要性の高い指標です。この理由として、次の2つが挙げられます。
- 現状把握が可能になるため
- アカウント運用の成果につながるため
現状把握が可能になるため
エンゲージメント率をSNS運用上の指標とすることで、適切な現状把握が可能になります。
SNS運用では、フォロワー数や表示回数などさまざまな指標があるものの、これらの指標では、アカウトの現状やフォロワーの傾向などを正しく把握できません。
たとえば、フォローバックを期待して関係の薄いアカウントをフォローしているフォロワーが多ければ、実際にはフォローだけして投稿を閲覧していない場合もあるでしょう。それでは、運用の成果を把握できないだけでなく、本来の運用目的である売り上げにもつながりにくくなります。
一方で、エンゲージメント率はフォロワー数のほか、いいね数やコメント数なども含め、投稿を通してどのくらいの反応があったかをより正しく把握できます。そのため、SNS運用においてエンゲージメント率は非常に重要な指標の一つです。
アカウント運用の成果につながるため
エンゲージメント率を高めることで、アカウント運用の成果につなげられます。
投稿のエンゲージメント率が高ければ、それだけ多くの反応があることを示すため、製品・サービスに関心のあるユーザーが多いと判断できます。そのため、エンゲージメント率の向上により、ファンの獲得や売り上げの増加につながりやすくなるでしょう。とくに、濃いファンの獲得や育成により、中長期的な売り上げ増加が期待できます。
そのため、ビジネスでSNSを活用し、新規顧客の獲得や売り上げの増加などにつなげるためには、エンゲージメント率を意識して運用を行うことが重要です。
エンゲージメント率を高める方法
エンゲージメント率を上げるには、次の5つのポイントに取り組みましょう。
適切なペルソナ設定
投稿する記事の内容について、読み手の人物像(=ペルソナ)の設定を行います。想定する読み手の、性別や年齢層・嗜好・ライフスタイルなどを設定し、どのような方に読んでもらいたいのかを明確にします。
ペルソナ像やタイミングに最適なコンテンツの用意
想定する読み手の人物像が明確になると、それに合わせた記事を作成し、最適なタイミングで記事の投稿を行います。たとえば、ペルソナとして「50代男性、中堅企業の管理職、朝7時には朝礼で話すネタ探しにSNSを開く」といった設定をします。そして、この人物像の好みに合いそうな記事を作成し、もっとも多くSNSにアクセスする時間帯に投稿を行いましょう。
ブランディングやストーリーに一貫性がある
記事の投稿内容については、ブランディングやストーリーに一貫性が求められます。これらの面で一貫性のない投稿内容になると、固定のファンがつきにくくなり、エンゲージメント率を高められなくなります。
ユーザーとのコミュニケーションやリアクションをする
SNSはユーザーと直接的なコミュニケーションをとれます。そこでユーザーとコミュニケーションをとったり、ユーザーからの反応にコメントを返したりすることによって、ユーザーとの「つながり」をより強められます。
動画コンテンツも用いる
投稿内容では、文章や写真だけのコンテンツではなく、動画コンテンツも含めるとよいでしょう。最近は誰でもスマートフォンを使って簡単に動画撮影ができ、動画の編集も簡単にできるようになりました。動画コンテンツを含めることによって、より「伝わりやすい」コンテンツを発信できます。
Facebookでのエンゲージメントの定義
Facebookでのエンゲージメントの定義は、「投稿がリーチし、投稿に関していいね・コメント・シェア、またはクリックした人の数」となります。つまり、エンゲージメントとしてカウントされているのは「投稿に対するいいね、コメント、シェア、投稿のクリック」です。
投稿に対していいねやコメント、シェアをすると友だちから見えてしまうため、人によってはとくに密かな趣味の情報はクリックするのみにとどまる場合もあります。このようなケースでも、ユーザーと投稿の間にはエンゲージメントが発生していると言えるため、クリックについてもエンゲージメントの対象として計算されます。
Facebookでのエンゲージメント率の計算方法
Facebookでのエンゲージメントの定義をもとにエンゲージメント率の計算方法を求めると、次のような計算式になります。
エンゲージメント率=(投稿にいいね・コメント・シェアまたはクリックをした人数)÷投稿のリーチ数×100
投稿にいいね・コメント・シェアまたはクリックをした人数については、ユニークユーザーの数値を使用します。投稿に対してこれらのアクションをした人数の割合をエンゲージメント率として計算するため、総数ではなくユニークユーザー数を使用して正確な数値を計算します。
Facebookにおけるエンゲージメント率の目安は、0.5%〜2.0%程度です。Facebookページ左メニューの「インサイト」から投稿を選択し、公開済みの投稿のエンゲージメントを確認できます。
Instagramでのエンゲージメントの定義
Instagramでのエンゲージメントの定義は、ユーザーが投稿とどれくらいの関わりを持ったかを示す指標で、主に次のようなアクションを含みます。
- いいね:ユーザーが投稿に対して好意的な反応を示すアクション。
- コメント:投稿に対してユーザーがフィードバックや意見を投稿すること。
- シェア:ユーザーが投稿を他の人にシェアする行為。
- 保存:ユーザーが投稿を自分の保存リストに追加すること。
- インタラクション: ストーリーズでのリアクションやDM(ダイレクトメッセージ)でのやり取りもエンゲージメントに含まれます。
これらのアクションは、フォロワーとのつながりを示し、投稿のリーチや影響力を測るための指標として利用されます。エンゲージメント率は、投稿のインタラクション数をフォロワー数で割ることで算出され、ブランドのアカウントの人気や投稿内容の反響を示す重要な指標となります。
Instagramでのエンゲージメントの計算方法
Instagramのアナリティクスには「エンゲージメント率」の項目はありません。そのため、「エンゲージメント」の数値をもとに、エンゲージメント率を計算する必要があります。
Instagramのエンゲージメント率を計算する際、分母になり得る項目は、「フォロワー」、「インプレッション数」、「リーチ」の3つが考えられます。ただし、Instagramでは「フォロワー」を基準に考えることが一般的なため、分母を「フォロワー」と定義しましょう。そうするとInstagramのエンゲージメント率は次のような計算式となります。
エンゲージメント率=((いいね+コメント+シェア+保存)÷フォロワー)×100
Instagramのエンゲージメント率の目安は、業界やアカウントの規模によって異なりますが、エンゲージメント率目安は、1%〜6%程度となります。投稿ごとのエンゲージメント数の調べ方は、プロアカウントの投稿をクリックして表示される「インサイトを見る」を選択することで確認できます。
X(旧Twitter)でのエンゲージメントの定義
X(旧Twitter)でのエンゲージメントは、ユーザーが投稿に対してどれだけ反応したかを示す指標です。これには、さまざまなアクションが含まれますが、主に次のものが一般的なエンゲージメントとされます。
- いいね:投稿に対して「いいね」を押した数。
- リツイート:他のユーザーが投稿を再共有した数。
- 返信:投稿に対して行われた返信の数。
- リンククリック: 投稿内のリンクがクリックされた回数。
- メディアのクリック:画像や動画がクリックされた回数。
- プロフィールクリック:投稿主のプロフィールがクリックされた回数。
- フォロー:投稿を見たユーザーがフォローした回数。
Xの場合は、アクションを行った人数ではなくアクションの総数で計算されます。
Xでのエンゲージメントの計算方法
Xのエンゲージメント率は、エンゲージメントの数をインプレッションの合計数で割って算出すると定義されています。インプレッションはユーザーがXでツイートを見た数と定義されています。このインプレッションの合計数は「ユニーク数」ではなく、「総数」を使用する点に注意しましょう。
Xのエンゲージメント率は次のような計算式となります。
エンゲージメント率=(1ツイートのクリック、リツイート、返信、フォロー・いいねの総数)÷インプレッションの合計数×100
Xのエンゲージメント率目安は、0.03%〜1.0%程度です。投稿ごとのエンゲージメント数は、投稿下部にある棒グラフのアイコンをクリックして確認できます。アカウント全体の数値については、XのPremiumプランに加入している場合に利用できる、アナリティクスで確認できます。
企業のSNS活用にはエンゲージメント率に注意を
以上のように、SNSによってエンゲージメントやエンゲージメント率の定義が異なります。
FacebookやInstagramの場合は、ページに対して「どれだけのファンが行動したか」を重要視します。
Xの場合は、投稿に対して「どれだけ反応されたか」と「総数」をとにかく重要視している点に注意が必要です。このような各SNSの特徴を把握したうえでアカウントの運用設計を考え、実行していきましょう。
BOXILとは
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