国内BIツールの市場規模は?ビッグデータ・アナリティクス予測 | 注目ツールも紹介
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MotionBoard Cloud (モーションボードクラウド) | MicroStrategy 10 | Actionista!(アクショニスタ) |
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CRMやSFAとの連携 予算管理や営業のダッシュボードも |
BIの基本機能を網羅 モバイル端末に対応 |
初めて触る人でもわかりやすい画面 プログラミングなしでも分析可能 |
BIツールの中でも、ボクシルでとりわけ人気の高いサービスを厳選しました。
事前に知っておきたいBIとBAの違い
ビッグデータの重要性が注目され、さらなる情報化社会が進むなか、今後はデータの蓄積と活用に成功した企業が競争力を持つといわれています。
スマートフォンの普及やインターネットの発達で、データの蓄積は容易となりました。さらに、データ分析ツールやシステムの進化も著しいです。
データ分析分野では、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールの導入と活用が一般化していますが、近年ではBA(ビジネスアナリティクス)ツールがより注目を集めています。
BI(ビジネスインテリジェンス)とは
BI(ビジネスインテリジェンス)とは、組織内にあるデータを収集・蓄積・分析することで、企業経営するための意思決定に役立つ指標を得る手法や技術のことです。過去から現在までの状況を把握することが目的となります。
具体的には、KPI(主要業績評価指標)やKGI(重要目標達成指標)を設定し、ROI(投資対効果)を測定、PDCAサイクルを回すことによって利益拡大を目指します。
BA(ビジネスアナリティクス)とは
BA(ビジネスアナリティクス)とは、BIでの分析結果をベースにし、将来を予測して次に行うべきアクションを提案すること、もしくはそのためのデータ解析手法です。
データマイニングを核として予測結果を最適化することにより、意思決定の自動化を実現し、投資を最適化することを目指します。
BAはビッグデータ解析と同列とされることもありますが、具体的には数理計画法や機械学習が用いられる場合が多く、BIをより進化させたものと考えられます。
BIとBAの違い
BIもBAも蓄積されたデータを分析するのは同じです。しかし、「過去から現在の状況を明らかにするBI」と「データ分析を元に未来を予測するBA」という違いがあります。
BAでは、過去のデータ分析をベースに施策を講じたケースを演算によってシミュレーション、その結果から最適なものを選ぶ方法が用いられます。BIツールの導入に失敗しないために、本当にほしいのがBIなのかBAなのかは注意して見極めましょう。
セルフサービスBIの普及
BAのように、より進化した分析技術が注目される一方で、営業の最前線ではセルフサービスBIの導入・普及が大きく進んでいます。
セルフサービスBIとは
セルフサービスBIとは、業務部門がみずからの業務のために自身でデータを加工や分析を行い、レポートやダッシュボードに可視化できるツールを指します。
一般的なBIでは、企業のシステム部門がユーザーであるビジネス部門の要望を踏まえ、全社的にデータ分析・レポーティングをしています。さらに、現場は結果を外部データと組み合わせ、最適化されたデータ作成のための加工をExcelで行っていました。
この場合のExcelもセルフサービスBIといえます。近年これとは別に、グラフィカルな出力が可能なうえ簡単な操作で多彩な表現ができる、多彩なセルフサービスBIツールが次々登場し、広く活用されるようになりました。
セルフサービスBI普及の背景
セルフサービスBIが普及した理由は、蓄積されたビジネスデータと分析結果が信頼に値するものだという認識が浸透し、現場での活用が求められるようになったこと、クラウドサービスの普及により、部門単位での導入が容易になったことが挙げられます。
一方で、セルフサービスBIによって、重複したデータ分析が行われる可能性が高まり、企業の対応が課題です。
BA市場規模
それでは、セルフサービスBIを含むBIツールの市場、それを含むBAの市場規模を紹介します。これからBA市場がどれほどの成長を見込まれているか、ミック経済研究所のプレスリリースをもとに解説します。
BA市場規模推移予測
BA市場規模は、2018年度は2,978億円、2019年度では3,484億円と好調な推移を見せています。2020年度では、対前年度比114.2%の3,977億円の見通しです。2025年度には、7,368億円規模に拡大すると予測されています。
BAの市場規模が増加する要因として、コロナ禍による需要予測ニーズ増加や、テキスト・音声データ活用が注目されていることが考えられます。
BAツール用途別市場予測
BA市場を12分野に分けて集計、分析し、適用分野ごとに2018年度から2025年度までの市場規模を長期予測されています。
「CRM/O2O」や「マーケティングROI向上」は特に市場が伸びることが考えられます。BAはコロナ禍でのサービス形態・需要の変化や、DX化の流れで成長加速し、2025年度までの年率平均成長率は13.3%増になると予測されます。
クラウド型BAツールの増加
BAツールはオンプレミス型が主流でしたが、年々クラウド型が増えてきています。2024年には、クラウド型がオンプレミス型を抜くことが予測されています。
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市場規模の拡大を続けるBI市場の大きな要因であるBIツールのおすすめサービスを紹介していきます。
注目のBIツール、サービス資料まとめ
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DOMO(ドーモ)は、SQLの知識がなくても大量のデータにアクセスし、結合や変換できるBIツールです。データソースに直接接続して、大量のデータを素早く集められます。
専門知識がなくともデータ加工できるので、社内の誰もがデータを扱えるようになり、必要なデータにリアルタイムでアクセスできます。また、デバイスを問わずにアクセス可能で、いつでもどこからでも必要なデータにアクセスできるため、スムーズな意思決定が可能です。
Tableau - 株式会社セールスフォース・ジャパン(Tableau)
Tableauは、世界中のNPOやグローバル企業、個人に利用されているセルフBIツールです。接続するデータは、オンプレミス、クラウド問わず扱えます。ビッグデータを特許技術によって素早く視覚化し、データの理解をサポートしてくれます。
連携ツールや拡張機能が豊富で、ドラッグ&ドロップを中心とした操作で利用できるため、データサイエンティストからビジネスユーザーまで、業種や業界を問わず利用可能です。
MotionBoard - ウイングアーク1st株式会社
MotionBoard Cloud(モーションボードクラウド)は、さまざまな環境上に存在するデータを一元的に統合することで「価値ある情報」として可視化することを可能にする、クラウドベースの情報活用プラットフォーム/BIツールです。
さまざまなソースのデータをリアルタイムに分析し、豊富なチャート表現や地図機能などでオリジナルのダッシュボードを瞬時に作成、モバイル端末を利用して社外からでも時間や場所を問わない活用が可能となり、経営や現場の意思決定に役立てられます。
Excelによるデータ作成がそのままMotionBoard Cloudで可視化され、企業内に点在するデータを最大限活用可能です。
Dr.Sumは、散在するデータの統合や分析のための事前加工、大量データの処理などに対応したデータ分析基盤です。特許取得のカラム型データベースを搭載し、ハードディスクやSSDのデータを高速集計できるほか、億単位のデータもインメモリ集計できます。
ノンプログラミングでの設定、操作、ExcelやWebインターフェースでのデータ操作を行え、Python連携による需要予測といった機械学習も可能です。
LaKeel BIはすぐに利用できるテンプレートを多数搭載したデータの可視化・分析ができるBIツールです。
複数のシステムからデータを抽出・加工できるデータ統合機能やレポートの一括表示ができるダッシュボード機能など、オールインワンで提供されています。
Codatum - 株式会社CODATUM
Codatumは、コードファーストな環境により自由度の高い分析に対応できるBIツールです。データの準備から加工、分析、可視化まで一気通貫で対応可能です。データウェアハウスに直接接続するため、正確な最新データにアクセスできます。
クエリ間参照やデータ検索、複数人による同時編集に対応し、チームでのデータ分析に役立ちます。組織構造や役割に応じたアクセス制御により、社内外と必要な情報を共有可能です。
Qlik Sense - 株式会社デジタルスフィア
Qlik Senseは、ドラッグ&ドロップの簡単操作で、直感的な探索と発見を可能にする次世代のセルフサービス型データビジュアライゼーションBIツールです。
特別なスキルや専門家は不要で簡単にデータを視覚化できます。モバイルにも対応しているため、スマートフォンやタブレットなどすべてのデバイスでデータの視覚化が可能。
データベースを介さない独自設計で、面倒なデータベース運用を必要としません。データマネジャを使用すれば、複数データソースを統合して取り込めます。
Actionista! - 株式会社ジャストシステム
Actionista!は、だれでも簡単に本格的なデータ分析が行え、分析結果を組織内で自由に共有できるオールインワンのBIツールです。
データ取り込みから分析まで一連の分析操作をノンプログラミングで実現し、集計方法や分析手法を選択していくだけで簡単に高度な分析が可能なほか、1ライセンスの購入で企業内すべてのユーザーが利用でき、明快でリーズナブルな価格設定がされています。
国内で開発されているBIツールであるメリットを最大限生かした、手厚いサポートを受けられることも大きな魅力です。
Sisense - Sisense Japan 株式会社
Sisenseは、専門知識がなくても操作できるBIツールです。データの保管場所を問わず、簡単に複数のデータを集めて分析し、可視化します。
コーディングのような難しい操作をしなくても、分散したデータソースに接続して必要なデータをドラッグ&ドロップで収集可能です。目的に合わせたダッシュボードを作成し、AIが自動的にデータを分析します。操作は容易なため、データの可視化やレポート作成にかかる時間を削減できます。
独自の技術により、同時に多数のユーザーが使用しても高いパフォーマンスを保ち、大量データや複雑なデータも高速で処理が行えます。
Altair Monarch - アルテアエンジニアリング株式会社
Altair Monarchは、データ分析を始めるために必要なデータを準備するデータプレパレーションツールです。人的作業によるオペレーショナルリスクの軽減や、正確なデータ準備によって少ないリードタイムでビックデータの活用を実現します。Excelをはじめとする構造化データのほか、PDFやテキストファイルなどの非構造データ、クラウドベースデータ、ビッグデータを含む複数のデータソースに接続可能。あらゆるデータを抽出・集約・結合して分析精度を向上させます。
マウス操作のみでデータのクレンジング(整理)や変換、ブレンド、属性の付加が可能です。直感的に操作できるウィザードベースのインターフェースに加え、80以上の関数をあらかじめ搭載しているため、混雑なデータを分析用のデータセットに簡単に変換できます。ミスが生じやすい繰り返し作業を自動化することで、データ精度を向上し、信頼性のあるデータを準備できます。
ノバセルアナリティクス - ラクスル株式会社
ノバセルアナリティクスは、テレビCMの効果を可視化し、改善につなげるサービスです。売上を6年で30倍にしたノウハウ※をもとに、独自の効果分析ツールを開発しました。専門知識を持つ人材とともにCM効果を分析し、CVやCPAなど事業数値に紐づく指標で効果を測定できます。
測定結果は、クリエイティブ別、番組・放映枠・放送局別、エリア別などで数値化され、ダッシュボードに表示されます。ダッシュボードは簡単に設定でき、操作しやすいのが特徴です。CMの効果を最大にするサイクルでCM運用をサポートします。
※出典:ノバセル「ノバセル テレビCMデータ分析 | 運用型テレビCMの【ノバセル】」(2024年8月6日閲覧)
dataDiver - 株式会社データビークル
dataDiverは、統計に関する専門知識がほとんどなくても誰でも活用できるBIツールです。
経営課題を入力するだけで、社内に蓄積されたデータを分析用に自動生成します。専門知識不要で扱えるため、社外のコンサルタントに頼ることなく、社内情報に精通した社員による分析が可能です。また、膨大な仮説の中から統計的に有意なものだけを抽出できるため、分析にかける時間と労力の削減を目指せます。
dataFerry - 株式会社データビークル
dataFerryは、プログラミングの知識不要で、多様なデータソースから簡単にデータ加工できるデータプレパレーションツールです。
各種分析やAI開発、RPAなどといったあらゆるデータにおけるデータ加工の作業スピードを上げ、工数を大幅に削減します。社内データだけでなく、社外のデータも簡単に取り込み・結合できるので広範囲でデータの活用が可能です。異常値除外やグルーピング集計、フォーマットの統一といった、データ加工に必要な操作をワンクリックで実行します。
MicroStrategy 2021 - マイクロストラテジー・ジャパン株式会社
MicroStrategy 2020(マイクロストラテジー2020)は、ダッシュボード、ピクセルパーフェクトな定型帳票、ビジュアライゼーション、セルフサービスBI、高度分析/予測計算、多次元分析、アラート機能、配信機能、MS Officeとのダイナミックな連携など、すべての機能をカバーするBIツールであり、セルフサービスBIは無料で提供しています。
アナリティクス、セルフサービスBI、モビリティ、セキュリティを1つの統合プラットフォームでシームレスに提供し、ニーズに応じてクラウド/オンプレミスを問わない展開が可能です。
Alteryx Designer - アルテリックス・ジャパン合同会社
Alteryx Designerは、短時間でより多くの情報を分析や可視化できるBIツールです。膨大な情報を効率的に集めて分析、問題解決に向けて見やすいチャートを作成できます。プログラミング知識を要することの多い予測分析も、ドラッグ&ドロップで作成可能。Excelをはじめとした各種形式のファイルに、簡単に出力できます。
Panorama software BIシステム Necto - 株式会社 日本テクニクス
- シンプルかつ扱いやすい操作画面
- 洞察の自動生成
- 共同作業をスムーズに行える
Panorama software BIシステム Nectoは、Panorama Software社(パノラマソフトウェア社)が開発した、ソーシャル機能対応のBIツールです。ユーザーの振る舞いを学習し、予測・実績の差異や適切な洞察を自動生成し、分析の自動化を実現します。さらに、データ分析やダッシュボードの参照などを行う際に、他ユーザーと会話の開始、継続、履歴の参照ができ、共同作業を円滑に進められるでしょう。
BOARD Softwareは、シンプルで非常に効果的な方法で、組織が業績の単一の見方に達するように支援し、ビジネスインテリジェンス、業績管理、アナリティクス、データディスカバリーをシームレスに単一製品に統合するBIツールです。
さまざまな発生源から生じた情報は、組織全体で共有される仮想データリポジトリに統合されるため、カスタマイズされながらも単一の見方をユーザに提供し、セルフサービスのデータディスカバリー環境で容易に情報を検索し、直感的なデータのやり取りで詳細な分析を行えます。
Data Knowledge - 株式会社クロスキャット
Data Knowledgeは、多彩な分析レポートで経営を見える化してくれるBIツールです。各個人が必要なタイミングで必要な視点のデータ分析を行え、だれでも簡単にレポートの作成が可能です。
純国産のデータ活用ツールとして1987年に開発され30年もの間、現場の声を反映した本当に必要な機能を実装しています。純国産なので使い勝手も良く、BIツールを初めて使う方でも安心です。
GoodDataは、クラウド上のデジタルデータやソーシャルデータ、またマーケティングや販売データの豊富な解析体験を提供するクラウドベースのBIツールです。
デジタルマーケティングを加速したい場合有効な機能が多数実装されており、Salesforce、SugarCRM、Netsuite、Zendesk、Marketo、Google Analytics、Webtrends、Compuware-Gomez、Facebook、TwitterなどとのPreBuildコネクタが用意されています。
既存のSaaSソリューションに専門的な分析ツールや分析ノウハウおよび分析サービスを追加し、必要なビジネス解析の追加カスタマイズが簡単に実現可能です。
将来的なBI/BA統合を見据えたツール選定を
BIツールは大きな観点に立つと、すでにビジネスアナリティクスの一部として見られているといえるでしょう。
それはBAツールが、BIツールを一歩進化させたものである見方から判断できます。
膨大なデータを機械学習やAIによって瞬時に解析し、有用な将来予測を一気通貫で現場レベルまで落とし込む、そんな未来が、実は間近に迫っているのかもしれません。
もしかしたら、ツールの選定にも将来予測が必要になるかもしれません。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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