ROIの計算式とは?意味やROASとの違いを徹底解説

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ROIとは
ROIとは、Return On Investmentの略で、「投資利益率」と訳されます。
ROIは投資に対する利益の比率を表しています。投資額に対し、どれだけの収益を上げることができるかの数値で、ROIが高いほど投資効率が高いということができます。
ROIの計算式
ROIは、次のような式で求めることができます。
『売上ー売上原価』の値が投資額より小さくなると、当然ROIは100%を切ります。その場合、ビジネスは赤字となり失敗に終わる可能性が高くなります。
ROIが役に立つ場面
ビジネスにおいてROIが重視される場面は、2つあります。
まずはマーケティングにおいて事業への投資を考慮する場面、そして広告において費用対効果を測定する場面です。
それぞれ詳しく説明していきます。
マーケティングにおけるROI
マーケティング投資のROIを算出する場合には、『売上ー売上原価』の値からさらに販売実現のためにかかった費用を引きます。
これがマーケティング投資におけるROIの計算式です。
計算式の中にある販管費は投資額には含まないのが一般的です。販管費は商品を販売するために不可欠な金銭ですから、投資のリスクと比較するためのROIとは別物として扱います。
広告におけるROI
広告におけるROIでは、広告のために投資した額と広告を通じて得た利益を比較します。
計算式は次のようになります。
広告におけるROIにおいても、100%を切ると失敗と認識されます。
ROASとの違い
同じく広告の費用対効果を計測する指標として重要なものに、ROAS(広告費用対効果)があります。
ROASの計算式は次のようになります。
ROIとROAS、最大の違いはROIが利益のパフォーマンスを見る指標に対して、ROASは売上のパフォーマンスを見る指標であるということです。
ROASについてもっとよく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

次々と登場する新たな広告手法
時代が進むにつれて新たな広告手法が次々と登場し、一部の古い広告手法は淘汰されつつあります。
そんな中で、近年より注目を集めているのがYouTubeをはじめとする動画投稿サイトに広告掲載をする手法です。
たとえばYouTubeで動画広告を出そうと思ったら、動画を撮影してアップロードするだけで広告として利用できます。費用も予算に応じて調整することができ、1日100ドル(約1万円)の広告費で、2000回視聴されます。
また、広告料金は広告が視聴された場合にのみ発生します。30 秒未満で広告がスキップされた場合、費用は発生しません。
さらに、YouTubeはGoogleのアカウントでログインすると便利な機能が多く利用することができ、インターネットを利用するユーザーのほとんどはGoogleアカウントを持っているため、広告の対象を細かく限定して流すことも可能です。YouTubeアナリティクスを使えば、クリックされた回数や地域なども分析することができます。
YouTubeに動画を投稿してチャンネルの視聴回数が6倍になったという事例もあります。
近年注目を集める動画広告などの新たな広告手法、試してみてはいかがでしょうか。
費用対効果を最大化する
マーケティングにおいても、広告においても、最も重要なのは費用対効果を最大化することです。
費用対効果を最大にできるような良い投資、良い広告を目指しましょう。
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